記録ID: 629220
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山
剱岳 早月尾根〜平蔵谷〜剱沢〜室堂
2015年05月02日(土) 〜
2015年05月04日(月)
- GPS
- 46:52
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 3,133m
- 下り
- 1,451m
コースタイム
5月2日 幕営
馬場島10:40 - 早月小屋16:30
行動時間5時間50分(休憩含む)
5月3日 幕営
早月小屋6:10 - 9:31剱岳10:30 - 11:04平蔵のコル11:10 -
12:04平蔵谷出合13:05 - 剱沢テン場14:23
行動時間8時間13分(休憩含む)
※平蔵谷でデジカメを落とし捜索のため少し登り返した
幸い後続の方が拾ってくれ、事なきを得た
5月4日
剱沢テン場6:50 - 7:30剱御前小舎7:45 - 室堂9:32
行動時間2時間42分(休憩含む)
馬場島10:40 - 早月小屋16:30
行動時間5時間50分(休憩含む)
5月3日 幕営
早月小屋6:10 - 9:31剱岳10:30 - 11:04平蔵のコル11:10 -
12:04平蔵谷出合13:05 - 剱沢テン場14:23
行動時間8時間13分(休憩含む)
※平蔵谷でデジカメを落とし捜索のため少し登り返した
幸い後続の方が拾ってくれ、事なきを得た
5月4日
剱沢テン場6:50 - 7:30剱御前小舎7:45 - 室堂9:32
行動時間2時間42分(休憩含む)
天候 | 5月2日 快晴 風は無し 5月3日 晴れのちくもり 風弱い、剱岳10℃ 5月4日 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
町田4:49 → 東神奈川5:17(横浜線) 東神奈川5:25 → 東京6:01(京浜東北線) 東京6:16 → 富山8:24(北陸新幹線 かがやき501号) 富山 → 上市(富山地方鉄道) 上市 → 馬場島10:10(タクシー) 5月4日 室堂10:15 → 扇沢12:21(立山黒部アルペンルート) 扇沢12:30 → 信濃大町13:05(路線バス) 信濃大町15:05 → 八王子18:01(中央線 あずさ26号) 八王子18:19 → 町田18:45(横浜線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【全般的に】 トレースは明瞭で雪がよく締まっていて踏み抜きはほとんど なかった。そういう意味で歩行自体は快適だった。 そうはいっても重荷を担いでの早月尾根はやはりキツかった。 水場はどこにもないので雪を溶かして作りましょう。 装備はアイゼン・ピッケル・ヘルメットは必須です。 ★早月尾根 夏道が出ている割合は2〜3割くらいか。 長い雪稜歩きがメイン。トレースは明瞭。 下部の松尾平は広い斜面でトレースがないと迷う可能性も。 赤い目印を見逃さないこと。 早月小屋から上部ではあまりにも急すぎて雪壁を登れず、 強引にハイマツ帯を登ることもあった。 雪の消えた岩場の歩行もあった。 別山尾根合流点へのルンゼはまったく雪がなかった。 少し風邪気味ということもあって小屋までゆっくり登り、 6時間近くもかかってしまった。 ★早月小屋 GWは5月5日で営業終了。夏は7月11日から。 幕営料500円。10張りほど張れる。 外のトイレが使用出来た。 ★別山尾根(山頂〜平蔵のコル) 平蔵のコルまでの岩稜帯はまったく雪がついていない。 「カニのよこばい」も同様。 ★平蔵谷(平蔵のコル〜平蔵谷出合) 雪はたっぷり。上部は急斜面だがトレースばっちりで問題なく 下降出来た。 ★平蔵谷出合〜剱沢 テン場への登り返し。緩斜面をひたすら登る。 雪がほどよく締まっていて踏み抜きもなく歩きやすかった。 ★剱沢テン場 この日は約40張りほどだった。 トイレは掘り起こされており使用出来た。 夜中、少し風が強かった。 ★剱沢〜雷鳥平 剱御前小舎までピンクの目印がある。視界不良時は助かる。 雷鳥平へは雷鳥沢を避けて雪の大斜面を下る。 |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
行動食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|
感想
剱岳残雪期3度目の登頂。
今回は北陸新幹線で行くことにこだわった。
少し風邪気味で体調面に不安があったが結果的には問題なかった。
早月尾根は長い雪稜歩きが特徴。
それほど難しい箇所もなく快適な登高が出来たと思う。
山頂は360°の大展望。
快晴とはいかないけどこの展望を
演出してくれるには十分のお天気だ。
素晴らしい!
何も言葉はいらない。ただ飽きることなく眺め続けた。
下降は別山尾根で下りるか、平蔵谷で下りるかの判断。
昨年同様、リスクの低い平蔵谷を選択した。
やはり前剱の下降はリスク高いからね。
平蔵谷でいいと思う。
剱の山頂で感じたこと。
源次郎や、長次郎などから登ってきた人達で賑わっていた。
みんなパーティーだ。
自然と会話が耳に入る。
そのなかでの自分。
重荷で早月を登ってきた自負と満足感はある。
でも・・・。
もう早月尾根や別山尾根は卒業したい。
バリエーションで自分を試したい、楽しみたい。
このままではダメだ。
単独行の限界か・・・。
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siriusu さん
お久です、
相変わらず素晴らしい山行ですね
ハードな登攀に素晴らしい記録写真!!
自分も参加してるような臨場感を味わいました
平蔵のコルのショットは最高ですね
これからもガシガシと御安全に、、、
有難うございました
daidabooさん、こんばんは。
お久しぶりです。
黒戸尾根と双璧をなす早月尾根。
残雪期は2度目ですが、テントを担いで
この時期に登頂するのは格別です。
満足感、達成感でいっぱいです。
平蔵のコル。
背後のトレースのついた雪壁。
滑降の準備をするスキーヤー。
絵になりますね。
臨場感を味わっていただけたのなら幸いです。
見ている人にそう思ってもらえるような写真を撮りたいです。
これからも安全登山でガンガン行きます。
siriusさん、こんにちは。
この時期ならではの展望の数々、本当に素晴らしいですね。
剱岳ももちろんですが、個人的には地元ということもあって、毛勝三山がすごく気になっています。
昨年毛勝山と猫又山には登ったのですが、天気がイマイチでしたので、近いうちに捲土重来を期したいと考えています。
おかげさまでスイッチが入りました
ありがとうございます。
写真22は「イワウチワ」ですね。
どんなに寒くとも春には可憐な姿を見せるその強さとしなやかさにあやかりたいものです
lynx1218さん、こんばんは。
そうですよね、昨年登られてましたね。
私も今年こそはと思っているところです。
毛勝三山を眺めながらその思いを強くしました。
北方稜線はまだ小窓までしか歩いていません。
その先を少しずつ繋げていきたいのです。
好天のもと再訪できるといいですね。
お花の名前、ありがとうございます。
雪深い早月尾根に咲くんだからきっと強い花なんでしょうね。
私も是非、その強さにあやかりたいです。
ごめんなさい、今頃になって拝見させて頂きました。
最高♪羨まし!
天気にも恵まれ、この景色。
達成感もあるでしょうね!!
しかし、
ここから先は単独では限界だと思います。今は早く雪よ溶けてほしい〜
お疲れ様でした!
このところ、体調不良で
返信遅くなりました。
前穂北尾根と源次郎は単独で
やれると思ってるんですよ。(無雪期は)
ただし、懸垂下降があるけどね。
あとはその技術が必要です。
考えてます。
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