谷川岳馬蹄形縦走(土合駅〜白毛門〜朝日岳〜谷川岳〜天神平)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,622m
- 下り
- 1,974m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:00
天候 | 5/2 晴れ 5/3 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
登山口の駐車場も全面除雪済みでした。 谷川岳ロープウェイ 天神平→谷川岳ベースプラザ 片道1350円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上の雪は半分以上は無い箇所ですが急な雪面の登降やトラバースなどもあるので、もう暫くはアイゼン、ピッケルは念のため持っておいた方がいいでしょう。 トイレ… 土合駅、蓬ヒュッテ、肩の小屋、天神平にあり。 水場… 朝日岳、清水峠、蓬ヒュッテの各水場はまだ雪に下です。 |
その他周辺情報 | 温泉… 仏岩温泉「鈴森の湯」650円(2時間) http://www6.wind.ne.jp/suzumori/ |
写真
感想
今年のGWは五連休。久々に遠征でもしようかと計画していたが、週間天気のよると候補地の連休中日は雨予報。せっかく高い交通費を払って行くのに雨ではNG。
しょうがないので目的地変更と相成ったが、帰りの渋滞を考えるとあまり遠くへ行く気力も湧かない。
その結果、土日で谷川岳馬蹄形縦走。下山後に翌日の天気と体調をみて、いけそうであれば帰りがてら近場の山を登ることに決定。
(5月2日)
前夜23時頃に家を出て、土合駅には1時半に到着。車はそんなに止まってなかったし、待合室で寝ていた人も5人ほど。行きの高速もそうだったが、ここも思ったより空いていた。
少し寝てから5時過ぎに出発。登山口の駐車場にも車は3台止まっているだけ。馬蹄形縦走をする時にはこちらに止めた方が少しだけ歩く距離が短くていいのですが、今回は場合によっては茂倉岳から土樽に下りて、そこから電車で土合まで戻ることも計画にあったので土合駅の方に止めておいた。
ここから白毛門へ登るのは三度目だが、この急登はいつきてもキツイ。加えて今日は気温も上がるとのことで稜線に出たら暑そうだ。
大汗垂らして樹林帯の急斜面を黙々と登り、2時間以上してようやく森林限界に。景色はよくなってテンションは上がるが、雪面からの照り返しの加えた直射日光が厳しい。
松ノ木沢ノ頭を過ぎ、白毛門への登りは急な雪面。念のためここでピッケルを手にする。山頂の手前からは斜度が増したのでアイゼンも履く。微妙に雪割れしているところもあり、どこから登ろうかやや迷ったがなんとか突破。
白毛門までの道中ですでにかなりバテていたので内心では心が折れかかっていたが、山頂に着くと更に先まで歩いてみようとなるから不思議なもの。明日も天気は良いし、テントも持っているので最悪行けるところまででもいいやという精神的なものも大きいでしょうね。
といっても相変わらずノロノロとした歩みで笠ヶ岳へ。ここから見る朝日岳への道は間に聳える小烏帽子、大烏帽子にうへぇぇ〜となってしまうがとにかく行くしかない。
ジリジリとした日差しの中、時折吹く風に癒されながら朝日岳に到着。ここまで来てかなり気分的に楽になった。
今日は蓬峠まで行こうかと思っているけど駄目だったら清水峠まででもいい。それならあと2時間だ。少しすると若い男性2人がやってきた。聞けば巻機を越えて尾瀬まで抜けるとのこと。かなり雪解けも進んでいるから結構藪が酷そうだけど無事縦走できたのかな?
その巻機山への分岐となるジャンクションピークを過ぎるとガレザレの足もと不安定な下りになるが、一昨年の秋に来た時より悪くなっているような気がした。
そこを過ぎると長い雪稜の下りとなった。正直ここまで夏道歩きが予想以上に多くてやや物足りなく思っていたので、この景色を見てニンマリ。
ホントに雪の下りは楽ですよね。あっという間にひと下り。更に下ると広い雪原に出た。ここが地図にある池ノ窪辺りでしょうか。
今までの消化不良をここでチャラにして清水峠にやっと到着。時間はまだ14時過ぎ。蓬峠まであと2時間だから充分行けそうだけど風も出てきたのでテントを張るのがめんどくさくなってきた。ここなら避難小屋があるし。
加えてこの日差しの中、小屋裏の芝生に寝転んでビールを飲むのも悪くないなと思ってしまい、そうなるともう足が進みませんでした(笑)
今日は貸切かなと思っていたけど1時間くらいして横浜の山岳会の3人組がやってきた。夕方になると男性2人組の2パーティーもやってきて(うち1パーティーはテン泊)結局この夜は私を含めて8人となった。
(5月3日)
この日は小屋に泊まった全員4時起き。別に物音で目が覚めたとか起こしてしまったとかではなく、偶然にも起きる時間がみんな同じだったというわけです。
5時過ぎに横浜の3人組が天神平へ向かって行った。テン泊組は白毛門方向へ。私も少し遅れて出発。ここから蓬峠までは比較的なだらかな稜線が続くが朝一ではチョットした登りでもキツく感じる。
小屋からひと登りした先に広がる雪面歩きが昨日のジャンクションピークから先の雪稜と合わせて個人的には今回のハイライトだった。
蓬峠の小屋は開いていたが、どうやら管理人さんはまだ常駐していなかった。こちらのほうがきれいだし泊まれるんだったら昨日ここまで歩いても良かったな(笑)ちなみに昨日の宿泊者は6名とのこと。
さてここから茂倉岳までがキツイところ。まずは武能岳。上を見ながら歩いても気持ちが萎えそうだったので下を向いてゆっくりゆっくりと一定のリズムで登って行った。その効果か、時間は詰められなかったがほぼワンピッチで山頂まで行けた。
武能岳からは笹平までぐっと下ってから茂倉岳へ長〜い登り。ここも武能岳への登りと同じ感じで登っていったがいかんせん長いし、途中のピークっぽい所を山頂かと期待してしまったため、違うと分かった時点で疲れも倍加(><)あとももう喘ぎ喘ぎで茂倉岳へ。
茂倉岳には10時着。ここから土樽駅まではCTで3時間。電車の発車時刻は12時20分。それを逃すと次は15時24分発。いくら下りメインとはいえどもここまででかなり疲弊していたので、下りでも時間はかかりそうに思えた。結局長い時間の電車待ちはイヤだな〜と思い、天神平から下山することにした。
それにしても茂倉岳への登りは暑さもあって想像以上に堪えたのだろう。ここから先の歩きが長く感じたことといったらなかった。登山道から数歩上がるだけのオキとトマの山頂に立つ気も起きず、肩の小屋へ。
ここで甘い行動食のパンは食べる気にはならず、カップラーメンとオレンジジュースを購入。その後昼寝してようやく楽になってきた。
1時間休んで天神平へと下山。いやぁ〜ホントにキツかった!
下山後に温泉に入り、ご飯を食べたらかなり落ち着いた。
天気をチェックすると明日もなんとかもちそう。
そうなると元来の貧乏性が顔をのぞかせ、明日もう一日頑張るかー!となり、車を走らせた。
コメント
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この時期のお花も奇麗ですね。そしてやはり白毛門からの谷川岳は絶景。
巻機山から尾瀬まで縦走なんて羨ましい方々がいらっしゃたのですね。
そのまま付いてっちゃえば良かったのに
>見るとワクワク、登るとヘトヘトの茂倉岳への稜線
これ、まさにその通りですね(笑)
白崩避難小屋、私も泊まりましたよ〜
ネズミは大丈夫でした?
まあ〜困った時の谷川岳ということで
雪は期待したほどはなかったけど、やっぱりこの縦走路はイイね!
尾瀬はともかく、巻機までは行きたいね。いや、絶対行くけど
白崩避難小屋のネズミのことはrokuさんから聞いていたからもちろん気をつけて、食料は全部ザックに入れて寝たよ
結局その気配すらなかったけど…
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