天孫降臨の地、高千穂峰へ
- GPS
- 03:33
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 631m
- 下り
- 613m
コースタイム
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 3:31
天候 | 晴れ 気温は朝の麓で0℃ほど、日中の山で8度ほどまで上がりました。 朝晩はかなり冷えるのでしっかりとした防寒着で臨みましょう。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日1/4キャンプ地の霧島緑の村から、登山口あるの「高千穂河原」まで約11分 駐車料金500円です。 【帰り】 霧島神宮温泉エリアで入浴後、宮崎道「小林I.C.」から九州道で福岡まで約3時間30分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆高千穂河原の登山口、トイレ前にポストあり ◆トイレは山頂部の避難小屋そばに「携帯トイレブース」がありました。携帯トイレは持参が必要です。 |
その他周辺情報 | 【現地調達】 霧島神宮手前のスーパー「Aコープ霧島店」で食糧調達 【キャンプ地】 ◆霧島緑の村 https://kirishima-midori.com/reserve-camp/ 【入浴】 ◆皇子原(おうじばる)温泉健康村 https://oujibaruonsen.com/ |
写真
感想
2024新春、南九州の旅は早くも最終日です。
前日は開聞岳から霧島市内へ移動、緑の村でささやかにキャンプをして、高千穂河原から登山開始です。
ちょうど四年前の年始に同じ霧島連山の韓国岳へ登った際、噴煙上がる新燃岳の縦走路が続く先にひと際先鋭な山を見つけました。
まるで天に向かって刃を突き立てたようなその山こそが高千穂峰(たかちほのみね)。長らくその時に見た山容が忘れれず、次に南九州へ来たときは必ず登ろうと心に誓っていました。
九州に住んでいたころは現・霧島神宮を訪れたことはありましたが、今回起点となる高千穂河原には霧島神宮の古宮跡が残されており、噴火による災害以前はこちらが元来の霧島神宮だったのだと知りました。
スタートした高千穂河原は標高970mということもあり、早朝は少々冷え込みが強く、歩き始めはまだ手足がかなり冷たい中での出発となりました。
序盤は石段があり歩きやすかったですが、徐々に火山らしく大小さまざまな石が足元に転がり始めます。大きな火口である御鉢の縁にたどり着いた後は、馬の背と呼ばれる細尾根道です。
この日が風が弱かったですが、強風や濃霧時はかなり慎重さを要する道だなと感じました。
御鉢を過ぎれば鞍部に鳥居が置かれた背門丘(せたお)から山頂まで最後の登り。
背の高い植物は無く、最後まで火山らしい荒涼とした道でしたが、山頂部は一転、四周に遮るものは無く、素晴らしい展望地でした。
調べたところ、日本三奇の一つとされる「天ノ逆鉾(あめのさかほこ)」は想像以上に神聖な雰囲気があり、物理的にも規制線が張られているとはいえ、何だか近寄りがたい様相で山頂部に突き立てられていました。
日本神話によるところの神器のひとつということで、その形から逆鉾は男性器をモチーフとしているともいわれています…天孫降臨神話っていうだけでも色々なエピソードがあり、山岳信仰という点ではとても興味を惹かれるものでした。
さて、山頂から見える景色は最高で、鹿児島のシンボル桜島や開聞岳はもちろん、宮崎方面は市街地につづく日向灘、北は大分方面の市房山や祖母・傾連山、さらに北西方面は、遠く長崎の雲仙普賢岳まで望むことができました。
晴天に恵まれ、四年越しに登ることが出来た高千穂峰は忘れられない山行となりました。
下山後は東側山麓の皇子原温泉で汗を流し、帰宅の途に就きます。
九州の山は背丈こそ低い山が多いですが、各地にある豊富な温泉や、地の新鮮食材など、登山と絡めた楽しみ方が豊富なのが良いところ。
次に九州を訪れた際はどの山を目指そうかと、今から考える楽しみが増えた気がします。付き合ってくれた息子には感謝ですね。
〔おやこ山行324 by sekihiro〕
【前日レコ】
2024年01月04日:登り初めは薩摩の富士・開聞岳へ!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6336348.html
【関連レコ】
2020年01月01日レコ:霧島山〔韓国岳・獅子戸岳〕
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2162617.html
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