厳冬期アルプス3000m級 西穂高岳



- GPS
- 13:53
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,964m
- 下り
- 1,970m
コースタイム
- 山行
- 2:32
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 3:26
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 8:52
天候 | 1日目 風雪あり 2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
※GPSのロープウェイ部分 修正しま〜す
(インスタから転載)
冬季の西穂独標をめざす方へ
登山メモ
#北アルプス
#雪山登山
#厳冬期
2024.1.13-14
冬の北アルプスに登る――
憧れる人は多いはず。
どこ登る?ってなったとき、
ロープウェイと山荘がある西穂(独標)は
まず候補に挙がるだろう
西穂高岳の場合(積雪期)
・丸山までは、スノーハイク
・西穂独標までは、本格的な積雪期登山
・西穂高岳山頂までは、一般向けとは言えない積雪期登山
という感じだった。
*******
冬は刻々と雪面の状況が変わり
それを想像して対応することが求められる
たとえば…
【時期】冬でも12月〜3月で大きく異なる
【直前の気象】降雪量や雪質、トレースの有無などが異なる
【当日の気象】気温、風、視界の有無、雪質が異なる
【入山者数】当たり前だが天気がいいほうが人も多い など
こんな条件に加えて、
自分の力量と、パーティ全体の力量(人数)
リーダーの実力などが行動を左右するのでは。
簡単にメモしておきます。
●丸山まで
軽アイゼン、ストックでOKだけど
山荘までの登山道が意外と急で、前爪ないと苦労するかも
人が多く、わかん/スノーシューが必要な日は多くなさそう
狭い間隔でリボンのついた目印の棒が立ち、導いてくれる
●西穂独標まで
丸山から広めの斜面をジグザグと登り、
岩稜むきだしのリッジを登下降し
やはり岩がむきだしとなった急斜面より登頂する。
前爪のある10本爪以上のアイゼンと
ピッケル、ヘルメットが必要。
リスクに感じたのは、人が多いこと!!!
ツアーやガイド登山の人がかなり多い印象で
前後にいる登山者が「めっちゃ初心者」の可能性も!?!?
独標の直下の斜面は、人が雪崩になって落ちてくる、
誰かのピッケルが落ちてくる
不安定な場所で順番待ちする
そうした状況が普通にありそうだから
十分注意したい
※ちなみに日本人以外も多い
風が強い稜線は、雪が常に飛ばされて
真っ白な「ただの雪稜」にはならない。
岩場がむきだしで、
冬も夏と同じルート取りをするようだ。
冬季のクライミング技術があれば何ら問題ないけど
岩への慣れ、雪斜面への慣れ、岩場でのアイゼンワーク、
どれか不安があるなら
技術あるリーダーのもと行きましょ。
●西穂山頂まで
登山者がぐっと減るが、思ったより人はいた。
絶好のアタック日和だった私の登山日は、15人以上登頂。
独標から先は数段難しく
アップダウンあり、行程も長い。
冬の西穂アタックでいちばん思ったのは
《天気が悪い日に登る山じゃない》ってこと!
理由
→ずっと細いリッジ通しで進むので
視界があることは安全を求めるなら絶対条件
→下りで尾根を間違う、トレースを外す
雪庇を踏み抜くなど危険が増す
→ただでさえ風が強い山域でラッセルもトレースも消失
→悪天時は入山者も少ないのでルーファイ必須
→太陽があれば、光が体を温めて気持ちも前向きに
その点でも悪天はマイナス要素
逆に、天気がよければ、成功率はぐんと上がる!
そういう山だと思った
※西穂独標までは迷いやすい部分は少ないので
経験者はよほど大丈夫と思う。
西穂山頂までの行程は、
また別で投稿してもいいかな〜。
行ってみたい人はいそう🤔
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