大遠見山・雲海と鹿島槍五竜の大眺望🌈ブロッケンと白虹現る
- GPS
- 06:59
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 813m
- 下り
- 808m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 6:59
天候 | 薄曇り アルプス平から小遠見山は濃霧 標高2000m以上は快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・テレキャビン往復2700円。登山者は改札でチケットを購入、QR決済可。稼働は8:15〜16:30。スキーでの下山の際は片道1500円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・アルプス平駅〜登山口:ゲレンデの端を歩く。このスキー場は滑り止め装着でのゲレンデ歩行(不可の所もある)が認められている。リフト沿いを歩いて行くと分かりやすい。2度ゲレンデを横断するので、滑走者との接触注意。 ・当日はパノラマコースとグランプリコース間の連絡通路が整備されていないので、斜面をトラバースするか、地蔵の頭へ直登して登山口へ向かう。 https://www.hakubaescal.com/winter/common/pdf/gelande/gelandemap2022.pdf ・登山口〜一ノ背髪:夏季は見返坂の樹林帯を直登。一ノ背髪の標はほぼ埋もれていた。その手前は急登。 ・一ノ背髪〜二ノ背髪:細い尾根歩き。急登は北側へ転落しないように。二ノ背髪の標は西側を向いている。 ・二ノ背髪〜小遠見山:東に雪庇がせり出す尾根歩き。五竜岳や鹿島槍ヶ岳の景色を眺めて歩く。山頂からは五竜岳まで続く遠見尾根を一望できる。白馬三山、北信五岳頚城山塊、槍ヶ岳も見える。 ・参考に夏道のハイキングマップ。 https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/trekking/kotoomi/ ・小遠見山〜中遠見山:コルまで急下り後、登り返して中遠見山。山頂標はある。小遠見山山頂を巻く道にトレースはなかった。鹿島槍ヶ岳北壁とカクネ里氷河の美しい景色。 ・中遠見山〜大遠見山:尾根伝いに下って登り返す。ニセピークが多く、山頂標は夏道にあるので積雪期はGPSで確認する。五竜岳武田菱の大迫力。 |
その他周辺情報 | ・白馬八方温泉「みみずくの湯」大人700円。強アルカリ源泉ph11.2で湧き出し温度49.7℃のアルカリ性低張性高温泉。ぬるっとしたお湯で肌がすべすべで芯まで温まる。 https://hakuba-happo-onsen.jp/dayuse/ |
写真
感想
2月如月、梅の香りが庭先に漂う立春。先週予想した通り、南岸低気圧が伊豆沖を通り気温も下がり大雪。今もしきりに降っている。雪が水分を多く含んでいるので重い雪。ただ深夜に気温が下がると、軽い細かい雪になるので積雪量は増える。明日は雪かきで早起きだな。
今日5日は山へは行かないかったが、5時に起きてウォーキングしてきた。曇天だが東の空は朝焼けが真っ赤できれいだった。大雪対策で車の燃料を満タン、9時にスーパーで買い出し。煮物と鍋物を作っておけば、残り物を温めるだけで食べられる。しかも食費も抑えられる。
ちなみに我が家のカレーは24人前。カレールー2箱、肉は1kg使う。それが4〜5日間かけてカツカレー、焼き野菜乗せ、焼きチーズカレーなど、品と味を変えて楽しむのが我が家流。最後はおでんだし入れてカレーうどんが超美味。他に何も入れなくても肉と野菜の味がするのだ。ちなみに私と愚息の2人家族なので、通常家庭とは食う次元が違う。そういえば「痩せろ」と健康診断で言われたかな?忘れた。
4日立春は西吾妻山へスノーモンスターを見に行く予定だったが、寒気が下がりガスと強風模様。ロウバイとセツブンソウ見物かなと、SCWと気圧予想図を見ていたら、北アルプス主稜に青空ホールを見つけた。
唐松岳は正午から強風なので見合わせ、遠見尾根なら主稜の東側なので強風の影響が受けにくい。ただ下層雲がしつこく停滞するので、標高2000m以上の雲の上に行ってしまえば晴れは確実と予想。行く事にした。
4時にまみむさんと待ち合わせして前橋を出発。関越道から上信越道へ。長野のスキー場へ向かう首都圏ナンバーの車が飛ばしていく。八風山トンネルを越えると景色が一変した。雪が降っていた。佐久平からはまさに本降り。
ビビッて速度を落とす首都圏ナンバー車が、走行車線に数珠繋ぎ。面倒なのでいったん60km/hまで速度を落とし4WDへシフト。その後は追い越し車線に変更して爆走して、箱根駅伝山の神並みにごぼう抜き。坂城付近で雪が止んだ。
長野ICで下りて県道を経て19号へ。オリンピック道路は22時から6時まで無料。小川村周辺も雪が少ない。美麻を過ぎても北アルプスは見えないので、モルゲン観賞をやめてコンビニで買い出して、エイブル白馬五竜スキー場へ。
7時前でまだ空いていたが、SUV車は東側に停めさせられた。全長と後ドア開閉を考慮しているのだろう。エスカルプラザでトイレを借りて、支度して7時半に出発。曇天でそれほど混雑しておらず、とおみ駅に並ぶ人は10人ほどだった。
おしゃべりしながら淡々と待つ。8時を過ぎ列が長くなって気付いた。登山者が私たち以外に誰もいない。装備で分かる。例え曇り予報でも、休日で登山者が居ないのは珍しい。改札でチケットを購入。QR購入はスマホがあれば良いので快適。
8人乗りのテレキャビンは、八方尾根スキー場のアダムの倍の定員で、空間が広いが始発はおひとり様が乗りフル乗車。アルプス平駅は標高を上げるとやはりガスガス。分かっていたので、スノーシューを装備して出発。
ゲレンデの脇を歩く。スキー場によっては、滑り止め装着してのゲレンデ歩行禁止の所もある。我が群馬県だと川場スキー場など。視界不良でリフト脇を歩く。ゲレンデを横断しないとならないので、山側を見て滑走者に注意しながら歩いた。
青空は無いが霧氷が美しいゲレンデ。パノラマコースを最上まで行くが、五竜岳フォトスポットは何も見えず。その先のグランプリコース間の連絡通路が整備されておらず斜面をトラバース。地蔵の頭へ直登も良いが、また下るのでお勧めしない。
登山口から取り付き。樹林帯内にトレースがあり追随して行く。クロベの巨木が目印。気温マイナス4℃だが、無風で急登を行くとかなり暑かった。一ノ背髪でフィンランドから来たBC三名と遭遇。小遠見山までほぼ一緒だった。これがこの山行で会った最後の人たちだった。
標高2000mを越え10時過ぎれば晴れる予想だったが、二ノ背髪で薄く青空と景色見えた程度で、小遠見山山頂でも少し見える程度だった。晴れ予想を信じて中遠見山へ。予想より1時間遅れて11時に快晴。雲海に浮かぶ北アルプス主稜の美しい景色が目の前に。
その絶景を眺めながら下って再び登り返す。真っ青な快晴の青空。ダケカンバの霧氷が連なっていた。ニセピークを経て大遠見山山頂へ。尾根南側の夏道に山頂標があるので、GPSで現地確認が必要。
爺ヶ岳北峰と中峰、鹿島槍ヶ岳の北壁とカクネ里氷河、五竜岳武田菱へと続く白い遠見尾根。素晴らしい雪景色。しかも私たち以外に誰もいない尾根、貸し切りの北アルプス展望台。ここで昼食。絶景を眺めゆったり過ごした。
名残惜しいが時間があるので下山。尾根の地理的形状と太陽の位置、ガスの様子から好条件が揃うので、ブロッケン現象が期待大。それをまみむさんには歩きながら話したら、まさに予想通りでブロッケン祭り開催。白虹も現れてさらに足が進まない。
ブロッケンと白虹を北側に見ながらしばらく歩くなんて、すごい貴重で贅沢。私も谷川岳や守門岳で経験したけど、これだけ長く続くのは始めての経験。二人で写真撮りながら歩いた。その先は雲海に浮かぶ鹿島槍ヶ岳も現れた。これが絶景で言葉に出来ないほど。自然の美しさはかなわない。
小遠見山からは2000m以下なのでガスガス。分かっていたが視界不良で、こんな尾根伝い歩きでも、下りは道迷いしやすいので注意が必要と思った。登山口から先はさらに視界不良。ゲレンデ歩きは5m先も見えなかった。
素晴らしい景色と自然現象の観賞撮影で遅くなり、15時半にアルプス平駅に到着。2時間の休憩時間が物語る(笑)。下りテレキャビンは16時半までなので余裕だ。行きと違いひと気のない下り乗車。まみむさんと今日の山行きの事を楽しく話した。
駐車場に戻り直ぐ移動。八方の湯は混むのでみみずくの湯へ。ちょうど隙間時間で直ぐに入れた。それでも外国人のマナーが悪くて弊害があった。個人や家族の権利が強い傾向があり、人を思いやる気持ちが欠如していると思った。「縁」を理解する日本人の幼児がいたのでほっこりした。
17時に出発し、オリンピック道路、高速道は渋滞もなく順調に19時半には前橋に到着した。翌日は降雪予報なので、自宅引きこもり予定。今回の山行きは、素晴らしい景色をまみむさんと二人だけで見られて、本当に贅沢の極みで、一生に残る想い出になった。自分を信じることだけでなく、人を信じることも大切。
3年ぶりの遠見尾根です。
どんより曇り空の中スタート。果たしてどうなることかと思いましたが、狙い通り標高2000mを抜けると快晴となりました。
ぐろさん天気予報またも的中です。
BCの3人組に小遠見山で会っただけで、登山者はなく、二人占めで絶景を満喫しました。
今回は大遠見山まで。3年前は西遠見山まで楽々行けたのに…🤔
北アルプスの絶景を堪能して引き返し。帰りはブロッケン祭りです。
よく見ると、自分の影の周りの虹だけでなく、その外に何重も虹が出るのですね。そしてさらに外側に白い虹が出ています。すごい景色を見られました。
3年前も快晴無風の中歩けていい思い出になりましたが、今年は雲のお陰でまた違った素晴らしい景色を見ることができました。記憶に残る山行になることでしょう。
ぐろさん連れてきてくれてありがとう。
出だしはホワイトガスの中遠見尾根、ガス晴れだし青空の下の稜線歩き、途中で時間調整が功を奏して快適な二人だけの中遠見尾根歩き、本当に信じられませんよここに登山者がいないって事が、貸し切り雪の稜線歩き満喫ですね、時間調整があったので西まで行かなかったようですね、これだけの真っ白稜線といかつく岩山の眺めを貸し切り劇場で見られ良かったですね。
お疲れ様でした。
前回の八甲田山では残念な天気でしたが、今回はご褒美山行でした。
雲と空の境目を越えると晴天に大雲海に北アルプスの大パノラマ。しかも誰もいないなんて信じられなかったです。
後半のブロッケンと白虹祭りには、こんなにいいことが続いてしまっていいのかと思ってしまうほどでしたよ。貧乏性の性ですね笑。
西遠見山まで行くのは、体力も以前のようにはないしロープウェイの時間制限がありますので無理でしたが、その分ゆっくり時間をかけて歩けました。
こんなご褒美があるから山はやめられないですね。自然にも、連れてきてくれたぐろさんにも感謝感謝の一日でした。
行きの上信越道佐久平の降雪から波乱万丈の始まりでした。前が見えないほどの雪で、青森行きを思い出しました。早朝の白馬村は曇天で小雪。風も無いので、下界は一日ダメだなと思いました。
アルプス平駅に下りたらさらに濃霧でしたが、上まで行けば晴れると確信して歩きました。この天気だったので登山者はおらず、フィンランド人BC3名だけでした。前日のトレースもありましたが、小遠見山から先は薄く、中遠見山から先はほとんど無かったです。大遠見山では貸し切りでしたからね、贅沢でしたよ。何度も来てますが誰もいないのは初めてですね、西遠見山ならありますけどね。天気が安定してきたので、北アや東北の山々も行きやすくなりました。
西吾妻山予定でしたが、寒気南下で終日ガス模様なので、金曜に行先を探し始めました。何気に後立山のこの辺りに青空ホールが出来るので、気圧図で前線と風向きを見て予想しました。これは遠見尾根行けると。
夏季に行かれたのならよく分かると思いますが、西遠見山から白岳の鎖場と岩場、大遠見山から中遠見山は北側に断崖がいくつかあります。積雪期の大遠見山付近は、夏道ではなく尾根歩きになりますので、さらに北側の断崖やヤセオネのような所もあります。しかも鹿島槍側から強風が吹き付けることもあります。
晴れることは二日前に予想していましたが、ブロッケンと白虹は、下山に好条件(1.太陽が南で入射角度が40〜50度にある。2.尾根歩きで北側が切れ込んでいる。3.ガスが北側の沢に停滞。)となり見られるかもと現地で判断しました。まさしくブロッケンと白虹祭り開催でした。1時間近く見られたね。尾瀬ヶ原の平地で白虹だけですが、ここは山岳地ですからブロッケンも伴いました。素晴らしい景色と自然現象でした。
恵方巻はJAファーマーズ朝倉店で19時過ぎに行き、本マグロ巻き1480円を半額で買いました。さすがに一本は食べられないので、半分夕飯で食べて半分持ってきました。
カレーですが、圧力鍋のデカいので作ります。24人前ですからね。水を2.5ℓと缶詰のカットトマトを入れます。人参玉ねぎじゃがいもも入れます。毎日火を入れて、保存は冷蔵庫に入れます。カレーは案外傷みやすいですからね、しかも傷んでも味が濃いので分かりにくい。愚息は会社へ昼食として持って行くこともあります。4日目くらいになると、肉以外は全て溶けてしまい、まさに「カレーは飲み物」状態です(爆)
遠見尾根は比較的手軽に冬の北アルプスを楽しめるいいスポットですね。
ただ、やはり北アルプス、条件が悪い時はかなりシビアだそうです。ホワイトアウトと強風の中で切れ落ちた斜面を歩くのは想像するだけで恐ろしいです。そういえば私も3年前に最初に行ったときにロープウェイが風のため運休で登山口まで行けなかったのを思い出しました。
春先のほうが天気も安定し雪が締まっていていいのでしょうが、今回はぐろさんの天気読みの力と幸運も重なり、また花粉で汚れていないきれいな雪を見られて良かったです。
雲海を見下ろしていると、自分が神様の世界に来ているような気分になりますね。昔の人はブロッケン現象を見て阿弥陀如来様が現れたように感じたそうですが、まさにそんな気分でした。
素晴らしい体験ができました。
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