爺ヶ岳でイグルー泊（東尾根から三峰巡り）

2024年02月17日(土) 〜 2024年02月18日(日)

• GPS: 09:38
• 距離: 13.9km
• 登り: 1,937m
• 下り: 1,940m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:03
• 休憩: 0:03
• 合計: 5:06

9:37 鹿島山荘
11:40 11:43 ジャンクションピーク
12:20 12:21 ピーク3
13:04 13:05 ピーク２
13:44 13:44 矢沢の頭
13:49 13:49 ピーク１
14:44 爺ヶ岳中峰

2日目

• 山行: 3:49
• 休憩: 0:38
• 合計: 4:27

14:44 爺ヶ岳中峰
7:42 7:46 爺ヶ岳南峰
8:00 8:04 爺ヶ岳中峰
8:26 8:39 爺ヶ岳北峰
9:05 9:21 爺ヶ岳中峰
9:37 9:38 ピーク１
10:03 10:03 ピーク２
10:28 10:29 ピーク3
10:52 10:52 ジャンクションピーク
11:52 11:52 鹿島山荘
11:53 ゴール地点

写真

この辺りから視界が開ける。右は飯綱山、左は黒姫山か。

爺ヶ岳も見えたがまだ遠い。中峰と北峰。

右手に鹿島槍を眺めながら歩く

春山のような暖かさ。ここまで手袋も帽子も全部外し、ベースレイヤ一枚で。1800mを超え木々が少なくなると風が出てきて、一枚だけ羽織る。

ピーク3はテント村になってました

フタコブラクダの背のような急登を前に、ヘルメットを被り、ピッケルに持ち替え。

中々の急斜面だが、前大日の直登の時ほどは恐怖感を感じなかった

ここから細い尾根が続く。山頂までのルートを目で辿り、雪庇の張り出し具合を確認しておく。

爺さん三兄弟

一瞬ガスに巻かれた。ガスの切れ間から南峰。

山頂でイグルー作成、適地は西斜面。地形も風向きも確認していたのに、景色に見惚れ、うっかり西側（風上）に出入口を向けてしまう凡ミス。

翌朝も日の出に合わせてピーク３から登ってこられた猛者。人物が入ると写真が引き締まる気がする。

太陽の沈む方向を見てようやく西斜面だった事を思い出した。

大町の夜景

ライトアップイグルー

マジックアワーの南峰とイグルー

イグルー内は広々、ヘッドライトを上に向ければ壁面全体が反射してとても明るかった。

針ノ木岳方面の夜景

鹿島槍方面の夜景

剱岳の夜景

満天の星空に負けじと輝くイグルー

安曇野方面の雲海

剱岳

妙高方面の雲海

水墨画のような白沢天狗山

ビーナスベルトと剱岳

鹿島槍の空はほのかなピンク色

イグルーと針ノ木岳方面

日の出

モルゲンロートに染まる剱岳

モルゲンロートの南峰と左に蓮華岳・針ノ木岳

鹿島槍もピンクに染まった

太陽が上り黄金色に輝く雲海

南峰から中峰・北峰を望む

南峰から種池小屋と立山剱岳方面

南峰から針ノ木岳方面。眼下には扇沢駅。

南峰から鹿島槍

おどろおどろしい雪庇

風の芸術シュカブラ

北峰から中峰

見る方向によって表情が異なる中峰

さらばイグルー

感想

swkzm

晴天予報の北アルプス爺ヶ岳へ。厳冬期の北アルプス冬期バリルートだなんて意気込んだが、春山のような暖かさと、予想以上の人出で雪は踏み固められ、ちょっと肩透かし。でも抜群の天気にも恵まれ、北アルプス北部の壮麗な景色を堪能できたので大満足。
イグルー泊は3年6回目、製作は10個目。節目の今回、作ったのは180x160cmのほぼ円形で立つこともできる、私にとっては過去最大級。大きいことに加え、鉱脈を見つけるまでに時間がかかり、製作時間2時間オーバーの苦戦を強いられましたが、かつてなく広い豪邸は快適でした。

▪️重量
19kg、余裕

▪️イグルーメモ
・２段目以降に小さいブロックを乗せてはダメ。崩壊の元。分かってはいるがもったいない精神を捨てきれない。
・３段目で入口の梁をかけて、螺旋状に屋根をかけていくとスムーズだった。三角ブロックを切り出す技術がなく、外からブロックを運び入れるため後回しにしていたが、荷重配分が悪くなり崩壊の原因になっていた。多少搬入が面倒でも、梁をかけてバランスよく積み上げた方が、結果的に早かった。
・イグルスキー米山さんのノウハウは多分正しい。技術不足だったり面倒くさがって省略したところが崩壊の原因になっている。真摯に学ぶべし。