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Yamareco

記録ID: 6508253
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿

高峰山《近畿百名山》

2015年05月04日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:31
距離
22.8km
登り
1,391m
下り
1,386m
歩くペース
とても速い
0.10.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:44
休憩
0:47
合計
6:31
5:07
5:07
61
南谷橋
6:08
6:08
51
6:59
7:05
51
7:56
8:04
26
川原小屋の峰
8:30
8:54
22
9:16
9:16
38
川原小屋の峰
9:54
9:56
40
10:36
10:41
47
11:28
11:30
8
南谷橋
天候 小雨
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾鷲市の国道42号線矢ノ川橋袂に駐車
その他周辺情報 尾鷲市向井の夢古道の湯\600
国道の分岐付近の駐車地点
2015年05月04日 11:42撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 11:42
国道の分岐付近の駐車地点
矢ノ川旧国道入口に通行止めの看板
2015年05月04日 11:41撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 11:41
矢ノ川旧国道入口に通行止めの看板
2015年05月04日 11:29撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 11:29
南谷
地形図にはこの谷の奥に登山道の跡が途切れ途切れに描かれているが道形は見られない
2015年05月04日 11:28撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 11:28
南谷
地形図にはこの谷の奥に登山道の跡が途切れ途切れに描かれているが道形は見られない
2015年05月04日 11:03撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 11:03
旧国道から矢ノ川支流の滝が幾つも見られる
2015年05月04日 11:01撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 11:01
旧国道から矢ノ川支流の滝が幾つも見られる
旧国道の矢ノ川隧道を抜けると八十谷林道が分岐する
2015年05月04日 10:37撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 10:37
旧国道の矢ノ川隧道を抜けると八十谷林道が分岐する
矢ノ川峠の岩の中に石仏が安置されている
2015年05月04日 09:55撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 9:55
矢ノ川峠の岩の中に石仏が安置されている
矢ノ川峠標識
2015年05月04日 07:02撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 7:02
矢ノ川峠標識
矢ノ川峠は嘗て国道42号線だった
此の何処かに茶店があった白い看板から登山道が始まる
2015年05月04日 07:02撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 7:02
矢ノ川峠は嘗て国道42号線だった
此の何処かに茶店があった白い看板から登山道が始まる
川原小屋の峰(1,030m)山頂
2015年05月04日 07:58撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 7:58
川原小屋の峰(1,030m)山頂
川原小屋の峰山頂の大木
2015年05月04日 07:59撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 7:59
川原小屋の峰山頂の大木
高峰山(1,045m)山頂
2015年05月04日 08:50撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 8:50
高峰山(1,045m)山頂
高峰山(1,045m)山頂
1等三角点「高小屋山」
2015年05月04日 08:51撮影 by  SLT-A57, SONY
5/4 8:51
高峰山(1,045m)山頂
1等三角点「高小屋山」
撮影機器:

感想

 夜から雨になった。小降りだが今日は一日雨の予報だ。林道歩きが途轍もなく長いので雨具は下だけ着て傘を差して行くことにした。明るくなり出した頃出発したが樹林と崖に挟まれた林道は暗い。矢ノ川峠(やのことうげ)への道は荒れ方が酷く到る処に落石があり路面の岩が露出し普通車ではとても走れる状態ではない。今はこのような状態だが嘗ては国道42号線で昭和11年に開通した歴とした国道だった。そして国鉄紀勢本線が全線開通する昭和34年7月までは国鉄バスが此の道を走っていたと云う。その当時矢ノ川峠には茶店がありバスの乗客・運転士が休息していたそうだ。そして昭和43年に矢ノ川トンネンルが開通すると国道42号線は新道に移り旧道は捨てられた。
 その旧国道を歩き南谷橋に差しかかると2.5万図に南谷の奥に途切れ途切れに点線道が描かれているので登山道があるのかと探してみるが橋からは何の痕跡も見いだせなかった。矢ノ川峠に到るまで旧国道は大きく迂回するので短絡路がないかと注意しながら進んで行くがそれらしいものは全く無く斜面は断崖が続いていた。
素掘りのトンネルが数本かあり、最長のトンネルは矢ノ川隧道で立派な扁額が上がり国道だった頃の風格を残していた。トンネルを抜けると八十谷林道が南東に分岐して行った。矢ノ川旧道はループ状にトンネル上部を乗り越え進行方向を南西に変えた。電波塔への道が分岐すると直ぐに送電線が上空を通っている筈だがガスで全く見えないままだった。3等三角点「中山」(680m)が南側の斜面の上にあるがこの天気では稜線を歩く気にはなれない。林道を忠実に進み送電線が絡み付いている筈だがやはり見えない。P818の稜線に登山道が描かれているが此れもパスした。
 矢ノ川峠(やのことうげ)は標高808m、広い峠で10台以上駐車できそうだ。此処の何処かに嘗ての茶店があったと云う。旧道入口には「一般車通行止」の看板があるだけでゲートは無かったので車で進入することはできそうだ。しかも実際此処まで車で入った記録をネットで見ることがある。しかしRV車でないと路面で腹を擦り大変だろう。国道でなくなってから全く整備されていないのだろうか。旧道は峠を越えて熊野市側に続いているが更に状態は悪く、途中で橋が崩落し全く通行できなくなっていると云う。峠付近の岩の隙間に石仏があり峠を越える旅人の安全を願っていたようだ。
 北に続く尾根に登山道があり電波塔へと登って行く。傾斜の緩いジグザグ道と直登の踏み跡があり直登路を辿った。NTTと国土交通省の電波塔があり峠から車道は無く徒歩で辿り着くようだ。南谷と大又川の源頭部で瘦尾根が続いている。川原小屋の峰(1,030m)へは巻道と稜線道が2.5万図に描かれているが巻道は全く分からなかった。山頂は樹林帯で広く橅の大木が存在感を示していた。北西方向に流れる古川の源頭でもあり「古川山」と云う別名もあるようだ。
 高峰山へは北に進路を変えて120〜130mのアップダウンがある。鞍部で西側の古川林道からの登山道が合流している。此の道なら最短距離で登頂できそうだ。山頂に近づくと岩場となり高峰山(1,045m)に乗り上がった。やはり岩場で三角点の位置より標高のある岩があり山岳標高はあと1〜2mは高くなりそうだが1等三角点「高小屋山」に敬意を表して三角点標高(1,045.03m)を尊重した。傘の下で栄養補給をしてコーヒーで寛いだ。天気が良ければ尾鷲湾等が展望できるそうだがガスの中で如何ともし難い。
 20分ほど山頂に滞在し来た道を戻った。電波塔からの下りは登りに使った直登路を避けジグザグ道を通り峠の登山口と5m程離れた所に飛び出した。後は只管林道を下るだけ。嘗ての国道だけあって勾配は緩い。ずっと下りなので速歩で歩け登り1時間50分だった道も下りは写真を撮りながらでも1時間40分で歩けた。枝沢を流れ落ちる滝が見事なものもあり、楽しみながら下った。車道と云っても幅の広い登山道のイメージで苦痛なく歩くことができた。
 下山後は尾鷲市街地に入り、海産施設“おとと”でまぐろ丼(\1,500)を頂くと余りのマグロの多さに食べきれず四苦八苦してしまった。同じく市街地にある夢古道の湯(入浴\600)に立寄りさっぱりして最終日の白猪山登山口に向かった。紀勢道は熊野大泊ICまで開通しているが尾鷲北ICと尾鷲南ICの間は未開通、尾鷲北ICから入るが紀伊長島ICまでは無料区間でお得感がある。もうこれで今山行はお仕舞にしようかとも考えたが明日は晴れそうなので白猪山に行くことにした。2年前に参加した伊勢迄歩講で松阪市大石に差し掛かった時に見たムカデランのある不動院が気になっていたので立ち寄った。その後伊勢本街道の櫃坂峠に自転車をデポし、茶倉道の駅で車中泊をした。

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