記録ID: 6613915
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雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜
暴風の唐松岳と滑落
2024年04月01日(月) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:56
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,133m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:51
距離 9.4km
登り 1,134m
下り 1,133m
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
8:25 最初の乗り物;ゴンドラ「アダム」 上までの往復をいっぺんに買おうとしたが、「強風でやってるか分からないから」と、適宜買う羽目に。登山計画書は電子で出してれば見せなくてもよかった。今回は、ヤマレコ越しのコンパス提出。
11:02 丸山ケルン かなり強い風が吹いて、大声あげないと聞こえないくらいだった。先行の人も近くになるまで気づかなかった。「行ける所まで行ってみたら」と言われ、頑張ってみる事に。
13:04 視界は少し見えるんだけど、岩の上を登ったのか?でも、雪山の本では左をトラバースして登り上げると書いてあった筈。岩につかまりながら足を下に出した途端に落ちた。足を降ろした先に、地面の感覚は一切無かった。私は岩から飛び降りたみたいになったのだろうか。。
途中、傾斜が緩やかな所もあり、何度も「止まって」と思ったが、止まらず。十数秒の後、何故か止まった。携帯は飛んでいた。そのままでは、風が吹いてまた落ちるか、低体温で死ぬしかない、と思ったので登り返した。
1時間登り返した所で携帯が見つかった。電池残量残20%。場所を確認した。
元の所に登り返すのは難しそうなので、右に進んで登山道と合流する事にした。
1時間登り返した所で携帯が見つかった。電池残量残20%。場所を確認した。
元の所に登り返すのは難しそうなので、右に進んで登山道と合流する事にした。
14:30 岩で休憩 視界は少し開けて、こんな状況でも下の景色は綺麗だった
14:50 合流できた所で電源が切れた。強風は変わらず、時折耐風体制で様子を見ながら歩いた。誰も居なかった。
17:00 八方池山荘へ到着
14:50 合流できた所で電源が切れた。強風は変わらず、時折耐風体制で様子を見ながら歩いた。誰も居なかった。
17:00 八方池山荘へ到着
事情を説明し、泊めて頂く事に。肋骨部分が痛かったがそれ以外の外傷は無いと思った。が、ハードシェルと冬パンツが切れて、赤いものがのぞいていた。右太腿が切れていた。山荘のスタッフさんに協力してもらい、水で傷口を洗浄し、圧迫止血・ガーゼで覆った。
撮影機器:
感想
1人で冬山を登山するからこそ、下調べをきちんとして登る。無理をしない。そんな事をスポーンと忘れ、数日前に出た勤務表の日程から、この日しか冬山登山難しい、登りたい。という欲望で登り始めた唐松岳。暴風も、いつもなのだろう、みたいな感覚でつっこんでいき、道が分からないのに早く帰りたいというので不用意な1歩で滑落しました。今思えば恐怖と不安が頂点ぐらいに達していたのだろうとも思いますが、そんな自分の気持ちを冷静に見る事も出来なかったのだと思います。下調べも不十分と思われる点、甘さを感じる点も多々ありました。今回助かったのは宝くじ以上のラッキーが重なっただけで、どのタイミングで命が吹っ飛んでいてもおかしくなかったのだと思います。初心者おすすめと言われる唐松岳ですが、決して甘くない。まだ現実感がなく、ふわふわ生きている気がします。。滑落の反省はまた後日。
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無事帰還できてよかったけど、何かあってからでは遅いんだからね!!!
反省しなはれ。
本当だね。。1人のリスクとか山の事とか、あんまり考えず、登りたい、って気持ちが先行してしまったです。。心配かけてごめんね。ありがとう。
てか、落ちたんだ😳
無事でなによりです
1人だとなおさら心細かったでしょう
今回のことを経験にして次はこうしようって勉強ですね
そうです。落ちたんです。しかも多分1番注意が必要なとこで、不用意に足をだして落ちました。自力で上がってこれたのは、ただラッキーだっただけで。生きてるだけでありがたいですが、暫く生気が抜けてました。。。。
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