ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 662114
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
アフリカ

絶景のアラブ♡北アフリカ最高峰ツブカル4167m 花満開

2015年06月11日(木) 〜 2015年06月12日(金)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
28.1km
登り
3,580m
下り
3,566m

コースタイム

1日目
山行
6:30
休憩
2:00
合計
8:30
8:50
140
Imlil
11:10
11:30
150
Sidi Chamarouch
14:00
14:40
60
Refuge du Toubkal
15:40
16:40
40
3500m
17:20
Refuge du Toubkal
2日目
山行
7:40
休憩
2:10
合計
9:50
6:00
150
Refuge du Toubkal
8:30
9:30
130
Toubkal 4167m
11:40
12:10
70
Refuge du Toubkal
13:20
14:00
110
Sidi Chamarouch
15:50
Imlil
天候 6/11 霧のち晴れ 10℃(1700m)/ 4℃(3100m)
6/12 山頂:快晴・強風 -5℃(4100m)/ マラケシュ:快晴 35℃

〜はじめに〜
本レコは2015年6月上旬の渡航に基づく参考情報で、安全が保証されるというものではありません。計画される際は最新の国際情勢をご自身でお調べの上、情報収集や安全対策に努めてください。http://www.anzen.mofa.go.jp

〜どこにあるの?〜
モロッコ中部を北東〜南西に貫くオートアトラス"Haut Atlas"山脈の主峰で、北アフリカ(サハラ砂漠以北)の最高峰。マラケシュという大都市から割と近し。

〜登山シーズン〜
1年を通じて登山は可能で、入山料徴収や入山制限はありません。無雪期は6〜10月、積雪期は11〜5月で、積雪期には12本アイゼンとピッケルが必須。アフリカでは珍しく、冬の積雪が遅くまで残ります。高山植物の見頃は6〜7月ですが、7〜9月はマラケシュで日中40℃を超える炎暑となるため、あまりお勧めしません。

〜天候と晴天率〜
無雪期の晴天率は80%を超えます。但し7〜9月は日によって午後雷雲が発達し崩れるとのこと。気候区分では地中海性気候と砂漠気候の境界にあたり、湿度は5〜50%(天候により変化)。乾燥した空気と強烈な日差しへの対策は必須です。
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 飛行機
〜モロッコ王国まで〜
エールフランス航空(AF)の羽田発22:55でパリに4:30、接続便でマドリードに飛び1回外に出て、そこから格安LCCのRyanairにてマラケシュへ13:35着。帰路も同様、LCCでヨーロッパ内に飛んでそこからAF復路便で羽田に6:00着。そのまま仕事に直行しました(涙

パリ〜マラケシュ便が上手く見つかった場合はそれに越したことはないですが、シャルル・ド・ゴールからオルリー空港まで市内移動が必要となり、意外と複雑です。

〜山へのアプローチ〜
イミリルという、マラケシュから南に60kmほどの村が登山口。道路は舗装済みですが観光メインルートから外れており、公共交通を使ったアクセスは不可能。一般ルートは登山口からのピストンとなります。山脈横断は可能ですが、下山口は砂漠となりアクセスがありません。

行き … マラケシュMedinaのエルフナ広場よりプティタクシー"Petit Taxi"を拾い「イミリル"Imlil"へ行くグランタクシー"Grand Taxi"に乗りたい」と交渉し、着いた駐車場でグランタクシーに乗換えました。イミリルへは片道80分で1台250MAD(要交渉)。5人集まれば1人あたり50MADでお得です。

帰り … イミリル〜アスニー(Asni)間を地元の乗合ワゴンに便乗させてもらい10MAD。アスニー〜マラケシュはグランタクシーを捕まえて1台60MAD。安さと引換えに冒険的な要素があります。

100MAD≒9ユーロ≒1200円(2015/6現在)
コース状況/
危険箇所等
〜コース概要〜
山中1泊2日〜2泊3日で組めます。
1日目:
イミリル"Imlil"1700m〜ツブカル小屋 "Refuge du Toubkal"3200mは谷底に沿った緩い登りで12.5km、休憩含め登り4:30〜6:00。内9割は樹木がなく高山砂漠に近いイメージです。

最初、イミリルの集落を抜けて高台のダート道に出るまでは樹林帯の中、住宅の裏手を右往左往する区間があり、ひたすら村人に尋ね回って歩きました。日本人の顔を見ればツブカルに登るのは一目瞭然ですので、手で指し示してくれることでしょう。

ダート道に出た後はそれを終点まで辿ります。アルメド村を過ぎ、広大な河原に出たところで対岸に見える建物(売店)を目標に定め、斜め左に直進する形で河原を横断。対岸へ近づいたら国立公園の看板を確認し、そこから取付きました。取付点から先、ツブカル小屋までの道は明瞭でとても歩き易いです。

2日目:
ツブカル小屋に1泊した後、山頂4167mへはカール状地形のザレ場を急登します。この標高差970mは"zig-zag trails on scree"等と紹介されるボロボロに風化したザレで、登り2:30-4:30。下りの時間を極力多めに見積もって下さい。少しトレースを外すと岩屑雪崩を起こしてしまう為、注意深く踏み跡を辿りました。サウスコルと呼ばれる鞍部より、稜線に出てからは絶景です ♬

小屋に戻った後、イミリルへは下りのみ3:00〜4:30ですので、早立ちすれば同日に下山することが出来ます。同日マラケシュまで戻る場合、イミリル〜マラケシュ間のグランタクシーは18時を過ぎると期待できませんので注意。山頂往復に要する時間は休憩を考慮せずに4:30-8:00。小屋番の話でも、高所順応の度合いとザレ登降の得手・不得手によってコースタイムが大きく変わるとのことでした。もう1泊小屋で刻んで3日目にイミリルへ下る手もあります。

〜登山地図の入手〜
amazon.com にて1:50000の登山地図が売られています。
http://www.amazon.com/Toubkal-Marrakech-000-Hiking-Map/dp/8493560006

スマートフォンをお持ちの方はGPSをオンにし、OpenStreetMapをアプリ「MAPS.ME」にダウンロードしてオフラインで使用、GPSと重ね合わせることで道案内として使用できます。登山道には一部ズレあるものの、かなり正確です。
https://www.openstreetmap.org/#map=16/31.0596/-7.9252
http://maps.me/download

機内モードONのままですとGPSは機能しませんので、現地に着いたら必ず解除して下さい。ローミングOFFにすればパケット通信料は発生しません。

〜全体を通して〜
整備された道標や赤布はないため、誰かによって岩に描かれたアラビア文字のグラフィティ(落書き)と積み石(小さなケルン)が唯一の目印です。広い河原や岩礫帯では必ずと言って良いほど踏み跡が錯綜します。迷いそうになったら通行人に尋ねたり、周囲を見渡してグラフィティや積み石の位置を確認し、よく踏まれたトレースを探し出して早めに修正するのが得策です。ガイド希望の方はイミリルのCAFオフィスで雇えますが、インターネットで事前に探した方が安全。

現地ではアラビア語とフランス語が主に通じます。実際はカタコト英語さえ出来れば問題なく、むしろネットでの事前情報収集が鍵を握ります。
その他周辺情報 〜ツブカル小屋 "Refuge du Toubkal" 3200m 〜
古い Louis Neltner du CAF 小屋、新しい Les Mouflons 小屋とテント場の3施設が隣接しています。小屋泊する場合は要予約。仏文または英文で一言メールを送れば大丈夫です。1泊2食付きの比較は Neltner 210MAD、Les Mouflon 316MAD、テント20MADでした。Les Mouflonは温水シャワー完備、個室あり、相部屋広し、夕食はスープ+野菜タジン鍋+デザートの3コースでしたので、個人的にはお勧めです☆
http://www.refugetoubkal.com/

〜アルメド村 "Armed" 1900m 〜
イミリルとツブカル小屋の間にはArmed(またはAround)とよばれる可愛らしいベルベル民俗村があり、安宿がたくさんありますので1泊刻めます。

〜マラケシュ〜
Booking.comで350MAD/泊(約4400円)のプチホテルを2泊予約。衛星TV、エアコン、冷蔵庫、バスシャワー付きダブルベッド、屋内プールあり、Medinaのエルフナ広場より徒歩3分でも、相場的にはこんな感じです。

〜マラケシュ周辺の観光地〜
グラディエーターやアラビアのロレンス、話題の Game of Thrones ロケ地として知られるワルザザート+アイトベンハットゥへは足を延ばしたいところ。出来れば1泊以上されることをお勧めします。現地発ツアーに参加するか、マラケシュMedinaからCTMバスが利用可能。
3泊6日、いざマラケシュへ。
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3泊6日、いざマラケシュへ。
75%OFFで予約したダブルルームがカップル向けとは知らず(笑)部屋で凍り付く山男1人。チーン(合掌
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75%OFFで予約したダブルルームがカップル向けとは知らず(笑)部屋で凍り付く山男1人。チーン(合掌
街の食堂でタジン250円頼んだら、野菜だけのヘルシー鍋が登場。味はあっさりですが異国の香りがします。
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街の食堂でタジン250円頼んだら、野菜だけのヘルシー鍋が登場。味はあっさりですが異国の香りがします。
一緒に付いてきたのはチュニジア名物ハリッサ。味はご想像にお任せ ^^;
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一緒に付いてきたのはチュニジア名物ハリッサ。味はご想像にお任せ ^^;
翌朝は曇り空。グランタクシーで飛ばしていくと急に空が明るくなり…
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翌朝は曇り空。グランタクシーで飛ばしていくと急に空が明るくなり…
雲間からラピュタの城が浮かんできそうな予感 ^^♪
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雲間からラピュタの城が浮かんできそうな予感 ^^♪
彼方から現れたのは馬に乗ったベルベル人男性。どこかの映画で見たような風景が眼前に広がります♪
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彼方から現れたのは馬に乗ったベルベル人男性。どこかの映画で見たような風景が眼前に広がります♪
神々しい。モスクからコーランの音色が流れてきた時には、エキゾチックこの上なし★
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神々しい。モスクからコーランの音色が流れてきた時には、エキゾチックこの上なし★
イミリルから徒歩20分で見下ろした街。ここまで歩くだけでも十分来る価値ありますよね(^^)/
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イミリルから徒歩20分で見下ろした街。ここまで歩くだけでも十分来る価値ありますよね(^^)/
絨毯屋。プリミティブなデザインが特徴のベルベル絨毯、いかが?
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絨毯屋。プリミティブなデザインが特徴のベルベル絨毯、いかが?
さらに、断崖絶壁に付けられた道を辿ります。左斜面にいくつか建物が見えます…。
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さらに、断崖絶壁に付けられた道を辿ります。左斜面にいくつか建物が見えます…。
その正体はアルメド村。LEGOのような可愛らしい家々。
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その正体はアルメド村。LEGOのような可愛らしい家々。
メルヘンな絵本の世界は実在するものなんです。
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メルヘンな絵本の世界は実在するものなんです。
切り立った斜面にひしめく建物。文明に置き忘れられたような、秘境という表現がしっくりくる村でした。
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切り立った斜面にひしめく建物。文明に置き忘れられたような、秘境という表現がしっくりくる村でした。
雲がとれて顔を出したツブカル4167m。存在感は抜群です。
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雲がとれて顔を出したツブカル4167m。存在感は抜群です。
乾燥した山肌の尾根をバックに、仲良く草を食べる2頭の羊。気持ち良さそうだ (*´∀`
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乾燥した山肌の尾根をバックに、仲良く草を食べる2頭の羊。気持ち良さそうだ (*´∀`
谷が狭まってきたところでSidi Chamharouchが前方に。標高2300m、沢の水量が増します。
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谷が狭まってきたところでSidi Chamharouchが前方に。標高2300m、沢の水量が増します。
雪解け水。サハラ砂漠から近いツブカルですが、冬は山スキーで賑わうほどしっかり積もります ❆
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雪解け水。サハラ砂漠から近いツブカルですが、冬は山スキーで賑わうほどしっかり積もります ❆
この水は大西洋まで辿り着くのだろうか?
この水は大西洋まで辿り着くのだろうか?
白馬の王子様!?そんなはずもなく、お腹をすかせたミュール1頭がお出迎えしてくれました。
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白馬の王子様!?そんなはずもなく、お腹をすかせたミュール1頭がお出迎えしてくれました。
ミュールの背中にはフカフカの座布団が。飛び乗りたい衝動に駈られたのは言うまでもありません ( ´Д`;
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ミュールの背中にはフカフカの座布団が。飛び乗りたい衝動に駈られたのは言うまでもありません ( ´Д`;
沿道にあった売店でひと休み。店主はここぞとばかり、色々なモノを見せて案内してくれます(・∀・
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沿道にあった売店でひと休み。店主はここぞとばかり、色々なモノを見せて案内してくれます(・∀・
収益は村人へ還元されるとのこと。う〜ん店主さんホントに?値引き交渉は現地の習慣。
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収益は村人へ還元されるとのこと。う〜ん店主さんホントに?値引き交渉は現地の習慣。
交渉の末、大きなアメジストの原石をゲット。流石モロッコ、地下にこんなものが眠っているんです (゜Д゜
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交渉の末、大きなアメジストの原石をゲット。流石モロッコ、地下にこんなものが眠っているんです (゜Д゜
アメジスト色は石だけでなく、花も満開。赤紫のミヤマナズナです。園芸植物に似てますが自生です w
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アメジスト色は石だけでなく、花も満開。赤紫のミヤマナズナです。園芸植物に似てますが自生です w
学名 Hormathophylla spinosa。2700m付近にて初夏一斉に咲き、小さな花ながら斜面を埋め尽くします。
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学名 Hormathophylla spinosa。2700m付近にて初夏一斉に咲き、小さな花ながら斜面を埋め尽くします。
岩場で元気に咲くナデシコ。6月のツブカルは花の楽園\(^^)/
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岩場で元気に咲くナデシコ。6月のツブカルは花の楽園\(^^)/
野生のヒナゲシ。ヨーロッパ産が多いです。飛来したのかな?
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野生のヒナゲシ。ヨーロッパ産が多いです。飛来したのかな?
ヒトツバエニシダ、Dyer's Broom。黄色い染料に使われます。
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ヒトツバエニシダ、Dyer's Broom。黄色い染料に使われます。
山道を彩る別のマメ科植物。調べても名前はわからず m(_ _)m
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山道を彩る別のマメ科植物。調べても名前はわからず m(_ _)m
ひと登りしたところに別の売店。荒涼とした雰囲気は異国情緒たっぷりです♪
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ひと登りしたところに別の売店。荒涼とした雰囲気は異国情緒たっぷりです♪
とはいえ標高差1500mで13km登りは長い。椹島から千枚小屋みたいですが、砂漠地帯の直射日光は強烈 …!
とはいえ標高差1500mで13km登りは長い。椹島から千枚小屋みたいですが、砂漠地帯の直射日光は強烈 …!
トゲが痛そうなお化けアザミ。咲くとちょっと怖いかも ^^;
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トゲが痛そうなお化けアザミ。咲くとちょっと怖いかも ^^;
おっと、これは日本でお馴染み。湿地に生えるリュウキンカです。
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おっと、これは日本でお馴染み。湿地に生えるリュウキンカです。
まさかアフリカでも群生するとは。花弁が丸っこいのがなんとも可愛らしい (*゜ー゜
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まさかアフリカでも群生するとは。花弁が丸っこいのがなんとも可愛らしい (*゜ー゜
リュウキンカの群落と、脇を通過するラバの荷揚げ隊。
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リュウキンカの群落と、脇を通過するラバの荷揚げ隊。
星型のリンドウも咲いてました。春咲きのスプリング・ゲンティアン。
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星型のリンドウも咲いてました。春咲きのスプリング・ゲンティアン。
シロツメクサでしょうか。4つ葉のクローバーにそっくり。
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シロツメクサでしょうか。4つ葉のクローバーにそっくり。
ヤナギタンポポ。やはりアフリカでも咲くみたい。
2
ヤナギタンポポ。やはりアフリカでも咲くみたい。
リュウキンカとバターカップ(キンポウゲ)の饗宴。
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リュウキンカとバターカップ(キンポウゲ)の饗宴。
標高3000mを超えると高山砂漠に。
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標高3000mを超えると高山砂漠に。
Forget Me NOT!もちろんです。和名、勿忘草。
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Forget Me NOT!もちろんです。和名、勿忘草。
空がぐんぐん青くなってくる ^_^
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空がぐんぐん青くなってくる ^_^
ミミナグサにも出会いましたよ。学名 Cerastium arvense
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ミミナグサにも出会いましたよ。学名 Cerastium arvense
スミレと思われ。岩陰にひっそりと、でも力強く生きています。
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スミレと思われ。岩陰にひっそりと、でも力強く生きています。
ん?グロブラリアとおぼしき得体の知れない花。日本の西洋タンポポの如く、あちこちで咲いてますが…。
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ん?グロブラリアとおぼしき得体の知れない花。日本の西洋タンポポの如く、あちこちで咲いてますが…。
山小屋が見えた!地球上どこを歩いてもホッとする瞬間。U字谷の中央、周りには残雪がちらほらあります。
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山小屋が見えた!地球上どこを歩いてもホッとする瞬間。U字谷の中央、周りには残雪がちらほらあります。
アルプホルンが聞こえてきそうな風景ですが、行き交うポーターのラジオからはコーランが ^^;
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アルプホルンが聞こえてきそうな風景ですが、行き交うポーターのラジオからはコーランが ^^;
Les Mouflonは新しくて立派な山小屋、というよりはロッジです。シャワー付きなのが嬉しい限り♫
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Les Mouflonは新しくて立派な山小屋、というよりはロッジです。シャワー付きなのが嬉しい限り♫
相部屋はこんな感じ。ちなみに900MADほど払えばダブル・ツインルームの個室もあります。
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相部屋はこんな感じ。ちなみに900MADほど払えばダブル・ツインルームの個室もあります。
山頂へ上がる踏跡(写真右側)。急なザレ場をジグザグしていきます。この後の翌日、下山時は厄介な事に…。
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山頂へ上がる踏跡(写真右側)。急なザレ場をジグザグしていきます。この後の翌日、下山時は厄介な事に…。
ザレ場を経由しないと上流を高巻くのですが、こちらは危ういスノーブリッジ。
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ザレ場を経由しないと上流を高巻くのですが、こちらは危ういスノーブリッジ。
ひゃっはーアフリカの雪渓 \(^^)/
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ひゃっはーアフリカの雪渓 \(^^)/
やがて岩礫帯の急登。写真の人物を見て分かる通り、下りは傾斜に慣れないと結構辛いかもしれません (><"
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やがて岩礫帯の急登。写真の人物を見て分かる通り、下りは傾斜に慣れないと結構辛いかもしれません (><"
ザイテングラートみたい。山の雰囲気も穂高を大きくした感じですよね ^^
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ザイテングラートみたい。山の雰囲気も穂高を大きくした感じですよね ^^
夏山〜♪
雲がモクモク。上昇気流、眺めてるだけでも楽しいものです。
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雲がモクモク。上昇気流、眺めてるだけでも楽しいものです。
標高3500m地点でストップしてお昼寝た〜いむ。何故って、高所順応です。翌日の行程は12時間…。
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標高3500m地点でストップしてお昼寝た〜いむ。何故って、高所順応です。翌日の行程は12時間…。
小屋に戻って3コースディナー。ここでもタジン鍋。同日宿泊のモロッコ人グループと和気あいあいの夕食でした♪
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小屋に戻って3コースディナー。ここでもタジン鍋。同日宿泊のモロッコ人グループと和気あいあいの夕食でした♪
朝5時。今日のアタックは自分だけ。そのために1人分の朝食とハーブティーを用意してくれた小屋番に感謝!
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朝5時。今日のアタックは自分だけ。そのために1人分の朝食とハーブティーを用意してくれた小屋番に感謝!
早朝のグラデーションが空に現れます。〜Beautiful Twilight〜
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早朝のグラデーションが空に現れます。〜Beautiful Twilight〜
稜線に日が当たり始めました。
5
稜線に日が当たり始めました。
元々褐色肌のオートアトラス。山が朝日を受けると、ホントに赤く染まります。
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元々褐色肌のオートアトラス。山が朝日を受けると、ホントに赤く染まります。
火山のようにも見えますが、実はヒマラヤと同じ褶曲山脈。横縞が見えます。地震来ないで〜。
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火山のようにも見えますが、実はヒマラヤと同じ褶曲山脈。横縞が見えます。地震来ないで〜。
急峻な谷を詰めます。雪渓のある側の踏み跡は途中で雪に消えてしまい、反対側を辿りました。
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急峻な谷を詰めます。雪渓のある側の踏み跡は途中で雪に消えてしまい、反対側を辿りました。
前日に体を慣らしたおかげで一気に高度を稼ぎました。山頂まではあと50分足らず。
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前日に体を慣らしたおかげで一気に高度を稼ぎました。山頂まではあと50分足らず。
稜線に出るや否や、ビュウビュウ吹き荒ぶ風。背後に聳えるピークはOuanoukrim 4089m。
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稜線に出るや否や、ビュウビュウ吹き荒ぶ風。背後に聳えるピークはOuanoukrim 4089m。
うわぁ気持ち〜い雲海♪ただ風強烈!寒い!!風上では全く息が出来ません ><;
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うわぁ気持ち〜い雲海♪ただ風強烈!寒い!!風上では全く息が出来ません ><;
雲海の彼方には並行して浮かぶ山脈が。アンチアトラスと地図に書いてあります。アンチってあまりに露骨 w
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雲海の彼方には並行して浮かぶ山脈が。アンチアトラスと地図に書いてあります。アンチってあまりに露骨 w
サハラ砂漠側は完全に切り立っています。見事な非対称山稜。風は緩斜面の地中海側から。
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サハラ砂漠側は完全に切り立っています。見事な非対称山稜。風は緩斜面の地中海側から。
ワルザザートの方角。アノ地平線の先はサハラ。何千キロに及ぶ、地球最大の不毛地帯が広がっています。
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ワルザザートの方角。アノ地平線の先はサハラ。何千キロに及ぶ、地球最大の不毛地帯が広がっています。
ストックでバランスを取りながら慎重に進みます。道は強風の緩斜面を巻いていきます。鼻が凍りそう (;_;
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ストックでバランスを取りながら慎重に進みます。道は強風の緩斜面を巻いていきます。鼻が凍りそう (;_;
北東へ続くオートアトラス山脈の山々。総延長740kmって飛騨山脈の7倍の大きさ。凄い Σ(゜д゜
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北東へ続くオートアトラス山脈の山々。総延長740kmって飛騨山脈の7倍の大きさ。凄い Σ(゜д゜
着いたーー!!山頂の測量タワー、カッコ良すぎです☆
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着いたーー!!山頂の測量タワー、カッコ良すぎです☆
筆者記念撮影。急いでありったけの防寒着を着込み、小1時間まったりしました。
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筆者記念撮影。急いでありったけの防寒着を着込み、小1時間まったりしました。
5日間の会社休暇をわざわざ弾丸モロッコ登山に使う?!と聞かれた時、何と答えるか迷った最初の頃。
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5日間の会社休暇をわざわざ弾丸モロッコ登山に使う?!と聞かれた時、何と答えるか迷った最初の頃。
見たこともない風土、食べたことのない味。肌で感じる文化=リフレッシュ (^^♪
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見たこともない風土、食べたことのない味。肌で感じる文化=リフレッシュ (^^♪
と、ここまで来れば納得できるわけです。モロッコ弾丸旅行、タイムリミットまで残り40時間。
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と、ここまで来れば納得できるわけです。モロッコ弾丸旅行、タイムリミットまで残り40時間。
世界中の登山者が残したサイン。これが日本だと、建造物損壊で警察が動くのかな (・_・; 自国のある一面に気づく。
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世界中の登山者が残したサイン。これが日本だと、建造物損壊で警察が動くのかな (・_・; 自国のある一面に気づく。
さて下山開始。来た道を戻るべきなのですが、目印皆無の岩礫帯でかなり入り乱れています。
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さて下山開始。来た道を戻るべきなのですが、目印皆無の岩礫帯でかなり入り乱れています。
風びゅうびゅうの大斜面を下ります。口の筋肉が凍え、すれ違いざまの挨拶しか言葉にならない状態。
2
風びゅうびゅうの大斜面を下ります。口の筋肉が凍え、すれ違いざまの挨拶しか言葉にならない状態。
驚いたのは邦人登山ツアーに出会ったこと。某番組「こんなところに日本人」でした、お互いに ^^;
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驚いたのは邦人登山ツアーに出会ったこと。某番組「こんなところに日本人」でした、お互いに ^^;
この斜面、気を抜いた途端にずるっと滑ります。薄い踏み跡に入ったら、すぐ濃い方へトラバース修正。
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この斜面、気を抜いた途端にずるっと滑ります。薄い踏み跡に入ったら、すぐ濃い方へトラバース修正。
太い踏み跡。残雪量や年によってメインルートは変わるそうです。足も頭もフルに使います (;_;
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太い踏み跡。残雪量や年によってメインルートは変わるそうです。足も頭もフルに使います (;_;
登りのトレース直下降してきたら、下りには困難でした。滑る滑る 汗 気づくの遅すぎて泣けた
登りのトレース直下降してきたら、下りには困難でした。滑る滑る 汗 気づくの遅すぎて泣けた
迷った末決断。人生初、アフリカで4本爪アイゼン装着です w それも雪歩きではなく岩屑という 笑
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迷った末決断。人生初、アフリカで4本爪アイゼン装着です w それも雪歩きではなく岩屑という 笑
使った感想、4本爪最強でした。写真上部のようなザレ直下降に使えます。ズレてもプラシーボ効果は持続 w
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使った感想、4本爪最強でした。写真上部のようなザレ直下降に使えます。ズレてもプラシーボ効果は持続 w
小屋付近に戻ると、デイジーが暖かくお出迎え (*´∀`
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小屋付近に戻ると、デイジーが暖かくお出迎え (*´∀`
昨日渡った上流スノーブリッジが今日は崩壊。小屋裏手の飛び石経由で難を逃れました。
昨日渡った上流スノーブリッジが今日は崩壊。小屋裏手の飛び石経由で難を逃れました。
緩やかな山道をイミリルへ下ります。ミュールを尾行したら下り速っ!時速5kmノンストップ。
4
緩やかな山道をイミリルへ下ります。ミュールを尾行したら下り速っ!時速5kmノンストップ。
え、兄ちゃんもう下っちゃうの。また来いよ ヾ(・_・。
3
え、兄ちゃんもう下っちゃうの。また来いよ ヾ(・_・。
緑に出会うとホッとする。そんな感覚をアフリカに来て身につけました。水って大事です。
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緑に出会うとホッとする。そんな感覚をアフリカに来て身につけました。水って大事です。
アルメド村。この風景、実際に眺めていても本当に見飽きなかったです。
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アルメド村。この風景、実際に眺めていても本当に見飽きなかったです。
モスク、雑貨屋、住宅…。地図と対照させて見ると、生活に必要な全てが揃っています。
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モスク、雑貨屋、住宅…。地図と対照させて見ると、生活に必要な全てが揃っています。
今はガイドブックにもない場所。これが「○○の小さな村」のように紹介されると火が付く。TV恐るべし。
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今はガイドブックにもない場所。これが「○○の小さな村」のように紹介されると火が付く。TV恐るべし。
最後は崖っぷちの車道をのんびり歩きました。
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最後は崖っぷちの車道をのんびり歩きました。
イミリルに戻りました。この橙色の食堂から写真右奥へと続く道が登山口。
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イミリルに戻りました。この橙色の食堂から写真右奥へと続く道が登山口。
帰りは地元民の足、乗合バン(写真中央)を利用。ドアは閉まらない20人乗り。
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帰りは地元民の足、乗合バン(写真中央)を利用。ドアは閉まらない20人乗り。
アスニーよりモロッコの国旗と、背後にオートアトラスの山々。
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アスニーよりモロッコの国旗と、背後にオートアトラスの山々。
35℃、うだるような熱気のマラケシュにカムバック。1日で40℃の気温差は初体験でした。
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35℃、うだるような熱気のマラケシュにカムバック。1日で40℃の気温差は初体験でした。
山中より遭難が多発する迷路として名高いスーク。買い物袋を片手に数時間グルグル回る惨劇も。笑
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山中より遭難が多発する迷路として名高いスーク。買い物袋を片手に数時間グルグル回る惨劇も。笑
エルフナ広場で山旅は終了です☆ご覧いただき有難うございました。(以降おまけ)
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エルフナ広場で山旅は終了です☆ご覧いただき有難うございました。(以降おまけ)
21時夕暮れのエルフナ広場
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21時夕暮れのエルフナ広場
有名店 N°32 Chez Hassan
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有名店 N°32 Chez Hassan
翌日、日帰り観光ツアーに参加
翌日、日帰り観光ツアーに参加
あるベルベル人の村にて
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あるベルベル人の村にて
オートアトラス越えの車道
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オートアトラス越えの車道
主に山岳ドライブ
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主に山岳ドライブ
観光客を待つ商人
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観光客を待つ商人
観光用のラクダ
砂漠を流れるワジ
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砂漠を流れるワジ
要塞都市アイトベンハットゥ
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要塞都市アイトベンハットゥ
お土産屋台の陶芸品
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お土産屋台の陶芸品
オムレツとバスマティ米
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オムレツとバスマティ米
タウリルト・カスバ。ワルザザートにて
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タウリルト・カスバ。ワルザザートにて
ワルザザート市街地
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ワルザザート市街地
陶器市。ワルザザートにて
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陶器市。ワルザザートにて
名も無きオアシス
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名も無きオアシス
また別のオアシス
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また別のオアシス
オートアトラス山麓にて
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オートアトラス山麓にて

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ GORE-TEXジャケット ズボン 保温タイツ 靴下 グローブ 厚手フリース 薄手フリース ニット帽 登山靴 ザック30L 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーションパック レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 スマホGPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 世界時計 サングラス タオル サバイバルシート ストック カメラ 4本爪アイゼン ゲートル パスポート 現地通貨 ユーロ
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コメント

良いところですね
レコ見てて癒されました。
アルメド村、行ってみたい。
2015/6/21 10:57
Re: 良いところですね
tsuka-pon様

ご感想有難うございます。
アルメド含めて村々を繋ぐトレッキングも、GW頃に人気あるみたいです
2015/6/21 21:49
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