黒部五郎岳~黒部源流~薬師岳
- GPS
- 29:49
- 距離
- 71.8km
- 登り
- 5,779m
- 下り
- 5,763m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:50
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 8:24
- 山行
- 11:51
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 12:34
天候 | 1日目晴 2日目晴 3日目晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
1日目
泊装備が重い。少し歩いて運動靴デポしてシール歩行開始。飛越新道はアップダウンが激しい。帰りの苦労は考えないことにして、巻けるところは巻いて淡々と登る。今日の目的は、昨シーズン見てから滑りたいと思っていた黒部五郎のカール滑走。稜線から見る黒部五郎の登りは夏に見たときより緩やかに見えた。
山頂に着いたらカールをぐるっと廻って斜面を観察。最も安全そうな北側からエントリー。縦溝に気を使いながら斜度のキツい箇所を通過したら、残りは小屋までの緩斜面。この斜面は雪質関係なく良いが今日は特に良かった。温い春の気温が緩めた雪はどこまでもスムースで、心地良い爽やかな風が頬を叩く空気は最高にメロウ。滑走で後傾になるのは良くないのは理解しているが、思わずレイドバックしたくなる溶ける様な滑走時間だった。
2日目
今日は気楽にノープランノールールで、昨日行きで通った稜線東側を適当に滑りつつ、下の沢の様子を見に行く。沢は思ったより割れていた。山スキーヤー×釣師の方は今すぐ向かわれたし。ユートピアがある。
3日目
薬師岳の3カールを滑る。泊装備をデポしたのでザックが軽くて最高。クラックに注意して問題無く山頂へ。
金作谷カール北側の凄まじい斜度にビビる。行く人は行くんだろう・・・凄えわ。
3日目ともなれば雪が緩む時間は把握している。エントリー出来そうな箇所から慎重に。緩んだ雪ならこんな自分でも何とかなる。滑走も素晴らしいが、滑り終わった後に底から見上げる稜線の風景がまた素晴らしい。
尾根を使って登り返したら次は中央カール。滑る直前に見覚えのあるウエアを着たスキーヤー3名が山頂から見えたのでとりあえず手を振ってご挨拶(後日記録にて地獄軍団の方々とわかりました。よく記録を参考にさせてもらっているので見覚えあるはずだ)。このカールも文句無し。斜度もキツすぎず1番おすすめ。
最後の南陵カールも雪、斜度、見上げる風景全てが良い。東南尾根に行きたいので雪庇の崩落が無さそうな斜面を登り返す。3カール転倒無く無事滑りきって大満足。一生残る記憶になった。
その後、東南尾根から薬師沢右俣に繋いで、程々に滑って夏道に登り返したかったが難しかった。ほぼ川の様相の下部をスキーのエッジを信じて岸をヘツりまくった。出合に出たら左岸ベタ付きでスノーブリッジを1つ渡り、夏道経由で太郎平小屋へ戻りデポ回収。
灼熱の稜線を歩き、最後のお楽しみの北ノ俣岳〜小屋までを堪能して、飛越新道のアップダウンに悶絶して林道に下山。行きとは別の正面向かって左側からトンネルを通過したが、スキーヤーは右からの方が良い。
デポしておいた運動靴が無くなっていたのでスキーブーツで和佐府橋まで歩いた。これでまた足の治りが遅くなる。ファッキンファックという言葉しか出てこない。
シーズン中盤から足の調子が今ひとつになり、ワンデイ完全燃焼系はキツくなった。雪の良い時間帯に意中の斜面を滑るには泊まりしか手段が無いが、山にいる時間が長いのは良い。来シーズンは足にピッタリのスキーブーツと竿やぬくぬくシュラフが積める50L程のザックが欲しい。
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