薬師岳(ハイジ尾根)ワンディ

2023年12月10日(日) [日帰り]

• GPS: 18:35
• 距離: 53.8km
• 登り: 3,174m
• 下り: 3,176m

コースタイム

日帰り

• 山行: 17:12
• 休憩: 0:30
• 合計: 17:42

0:01 亀谷ゲート
1:42 1:42 猪根山散歩道 有峰ハウス口
1:49 1:50 有峰ビジターセンター
3:37 3:37 折立
3:52 3:52 十三重之塔 慰霊碑
5:12 5:12 太郎坂
6:12 6:12 青淵
6:33 6:33 積雪深計測ポール
7:16 7:17 ベンチ
10:42 10:54 薬師岳山荘
11:28 11:29 薬師岳避難小屋跡
11:48 11:48 薬師岳
12:12 12:12 薬師岳避難小屋跡
12:17 12:18 薬師岳山荘
13:37 13:41 五光岩ベンチ
13:47 13:47 ベンチ
14:13 14:13 積雪深計測ポール
14:21 14:30 青淵
14:49 14:49 太郎坂
15:24 15:24 十三重之塔 慰霊碑
15:31 15:32 折立
16:56 16:56 有峰ビジターセンター
17:06 17:06 猪根山散歩道 有峰ハウス口
17:43 亀谷ゲート

天候

晴れのち曇り

コース状況／危険箇所等

標高800m辺りから凍結や雪が路面に現れる。押し歩きを交えながらアリミネンコまでチャリる。

アリミネンコから折立までスキー歩行

折立から三角点まで登山道スキー歩行

三角点から山頂まではほぼ自由

写真

12/10 0:45

ゲートをスタートして順調にチャリを漕ぐが800mくらいから凍結道さらに雪道となり何度も押し歩きをさせられた。帰りは乗れるだろうと何とかアリミネンコまでチャリで進んだ。重荷もあり既にお腹いっぱい

12/10 1:48

有峰湖のビジターハウスでチャリをデポしてここから折立までスキー歩行

12/10 2:22

導水管脇の通路を使ってショートカット

12/10 2:45

導水管脇を最初ツボ足ラッセル、キツくなるとスキーで

12/10 2:56

先生の狙いどおり薮なし快適

12/10 2:59

雪はフアフアで帰りも楽しめそう

12/10 3:18

林道に合流
だいぶカットした

12/10 3:37

折立到着、既にスタートから4時間、やっとスタートライン

12/10 3:53

折立まで4時間、休憩

12/10 5:44

樹林帯の重雪ラッセルが辛かった

12/10 6:13

標高1900の三角点で白んできた。ここまでの樹林帯はほんまに辛かった

12/10 6:26

トワイライト

12/10 6:32

1900で60cmと雪は少なかった

12/10 7:22

鍬崎山にも陽があたる

12/10 7:26

広い雪原を鍬崎山をバックに進む

12/10 7:34

どこでも歩ける

12/10 7:43

ルート工作

12/10 7:58

ハイジ尾根が見えた、むむ雪は下までつながっている、スキーヤーなら行くしかないとなる。

12/10 7:59

もう日が登ると春のような陽気だ

12/10 8:06

Morning has come

12/10 8:15

岩井谷の下降はシールで降りてトレースを作る

12/10 8:17

渡渉もOK

12/10 8:25

標高を100m落として岩井谷からハイジ尾根に

12/10 8:36

ハイジ尾根へ登り上げる

12/10 8:45

登り上げた

12/10 8:49

ハイジ尾根も雪原であった

12/10 8:49

ハイジ尾根は展望も良く最高の登下降路

12/10 8:51

ここは日当たりが良く風も強いので雪も硬くサクサク歩ける

12/10 8:51

山スキーヤーはハイジしてなんぼ！

12/10 8:55

素晴らしい、たまランチ

12/10 9:04

下降点が見える
奥に白山

12/10 9:12

ハイジ尾根の主稜線が見える

12/10 9:21

上部のポコは右巻きで鞍部に抜ける

12/10 9:21

薬師岳　スンバラしい

12/10 9:23

やっとピークが見えてきた
ひこうき雲も

12/10 9:47

右巻き中

12/10 9:56

2500mの鞍部にドンピシャ　ここから見る薬師岳は圧巻である

12/10 9:56

薬師岳を見ながらルンルン

12/10 10:08

シュカブラと薬師岳

12/10 10:10

剱岳も見える

12/10 10:19

絵になる景色

12/10 10:31

右に薬師岳山荘がちょこっと見える

12/10 10:36

夏道に合流すると北ノ俣岳がドン

12/10 10:36

槍さんもドン

12/10 10:36

五郎さんもドン

12/10 10:36

もうこの辺りは厳冬期の様相

12/10 10:38

先生と白山

12/10 10:42

先生と槍

12/10 10:42

2700mの薬師岳山荘まできた

12/10 10:53

さあもうひと頑張り

12/10 11:02

帰りは雪庇右のふかふか斜面を頂く

12/10 11:06

小屋からが遠いです

12/10 11:11

Kと北ノ俣岳

12/10 11:11

シュカブラとK

12/10 11:11

槍とK

12/10 11:32

ようやく山頂を捉えた

12/10 11:38

とらえた

12/10 11:38

カール

12/10 11:49

最後の巻きは右側が急だけどやわらかい
2月に左側いったらカチカチだった

12/10 11:45

ゴールが見えた

12/10 11:54

遠かった

12/10 11:49

Kゴール　スタートから何と13時間　今季最長

12/10 11:55

先生ゴール

12/10 11:54

右は剱

12/10 11:56

赤牛は遠いです

12/10 12:00

山頂からの大展望

12/10 12:01

劔立山方面

12/10 12:01

山頂の祠

12/10 12:06

新築です

12/10 12:04

夏道は凍っているので帰りも来た道で

12/10 12:04

カールを見ながら飛び込む

12/10 12:09

帰りましょう

12/10 12:12

しばらくは尾根上をいきます

12/10 12:13

避難小屋跡から快適クルージング

12/10 12:15

ここの斜面最高です

12/10 12:15

飛ばすK

12/10 12:16

雪も良くて楽しい

12/10 12:16

下は薬師沢右俣

12/10 12:20

東側の斜面が快適

12/10 12:20

重めのパウ

12/10 12:21

快適

12/10 12:21

落としすぎないように気をつかう

12/10 12:21

帰りは早い

12/10 12:22

春みたいな雪質と天気

12/10 12:22

今日はファットで十分だった

12/10 12:22

帰りは小屋まですぐ

12/10 12:18

薬師岳山荘からハイジ方面へ

12/10 12:26

ハイジ尾根へ

12/10 12:18

ハイジ方面は大ゲレンデ

12/10 12:26

ゴー

12/10 12:30

薬師岳をバックに

12/10 12:37

さっきまであそこにいた

12/10 12:38

行きに作ったルート利用する

12/10 12:33

ポコは巻いてハイジ第二段

12/10 12:33

北ノ俣岳を見ながら

12/10 12:33

ハイジめちゃ快適

12/10 12:33

ここも最高のゲレンデ

12/10 12:34

薬師をバックに

12/10 12:34

めちゃ楽しい

12/10 12:36

これがハイジ尾根

12/10 12:36

どこまでも落ちて行く

12/10 12:37

ハイジ尾根どこでも滑れます

12/10 12:42

ハイジ尾根の展望

12/10 12:39

シュプールが見える

12/10 12:39

岩井谷手前

12/10 12:42

薬師岳また来ます

12/10 12:46

岩井谷へ降りる

12/10 12:55

岩井谷2100mまで山頂から800mあっという間でした

12/10 12:59

岩井谷はブリッジもあるけど穴も多い

12/10 13:04

岩井谷へ登り返しは行きに作ったルート工作利用

12/10 13:11

登り返しはトレースを使う

12/10 13:19

登り返しでハイジ尾根を振り返る

12/10 13:19

登り返しは100mなので薬師峠と変わらない

12/10 13:22

稜線に出た

12/10 14:11

稜線に出るとガスって来た。後光岩ベンチからガスの中下って三角点まで登り返し、雪少なくてルート工作は無理

12/10 14:48

折立まで登山道滑走

12/10 14:54

雪はモサモサなので滑りはむずくない

12/10 15:31

折立到着

12/10 15:33

キャンプ場トイレ

12/10 15:37

帰りましょう、、導水管尾根を下っても良いが、時間が押し迫って来たので早く降りれる道路で下山

12/10 16:21

九十九折りの入り口まで戻ってきた

12/10 16:22

もう夕暮れになる

12/10 16:36

朝は左の導水管伝いを歩いた

12/10 16:49

本日最後の登り

12/10 16:57

ようやく自転車まで戻った

12/10 17:04

もうヘッデンの時間

12/10 17:32

飛ばせるのはトンネルだけ

12/10 17:43

疲れた18時間の戦い

12/10 17:51

無事ゲート着

撮影機器：

EOS Kiss X4 CANON

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

iPhone 15 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

YSHR

厳冬期の薬師岳ワンディはめちゃ大変、過去に2月に二度成功しているがいずれも岐阜県側の山の村から今日は記録が無いであろう12月のワンディに富山側から挑戦する。

もう冬季閉鎖の亀谷ゲートを深夜0時フライングスタート、チャリミネンコはスキーを担いで兼用靴でギコギコしてこそナンボである。ずっしり肩に腰にくる、スピードは夏のロードの半分しか出ない。

予想通り600辺りから道路脇に雪が、800から凍結さらに雪も増え日当たりが悪い場所は雪が多くて押し歩き、日当たりが良いと溶けてて自転車で、何度も繰り返すので時間はめちゃかかる。

根性で有峰湖ビジターハウスまでチャリで侵入してデポとした。ここからスキーで歩行、夏の道路九十九折りは長いので導水管脇でカット、ツボとスキーで無事最短距離で進めた。

折立で積雪50cm、雪は多いのでスキーで夏道を辿る。樹林帯は雪がもっさりの重いラッセルとなりかなり足を使う。おまけにKはシールに団子が付いてかなり辛そうだった。

三角点まで来ると早くも白んできた。大幅に時間超過、薬師岳ドンに救われた。この時期のダラダラ尾根は真っ白な雪原これが見たかった。どこでも歩けて、どこでも滑れる。

ハイジ尾根も真っ白、山スキーヤーなら行くしかない、五光岩ベンチからシールのまま帰りのことを考えてルートを作成して岩井谷へ降りた。滝もあるがブリッジ豊富で簡単にハイジ尾根に登り上げた。

ハイジ尾根は大展望を見ながらのサクサク登行ようやくペースは上がり薬師岳を見ながらの快適な歩行であった。モチは上がる。夏道に合流すると槍穂の展望が素晴らしかった。

薬師岳山荘から凍った斜面を避けながら進む。避難小屋跡まで登れば山頂が目の前、うまくルートを作り無事山頂へスタートから13時間かなり時間はかかったが感無量であった。

しばし大展望に酔いしれて既に時間は12時帰りも長い、凍った斜面に気を付けて山頂からテイクオフ、快適スキー、スキーはめちゃ早くて楽しい、薬師岳の大展望をなん度も振り返りながらハイジ尾根に入ればあっという間に岩井谷まで標高差800のクルージングだ。

貸切の大ゲレンデをKと二人で縦横無尽にシュプールを描く、もうこれ以上の快楽はない。岩井谷から100登り返して折立まで問題なく滑り込んだ。

あとは時間との戦いになる。チャリデポで日が暮れてチャリミネンコは傍から出てきた大きな猪との競争になった。間近で猪の爆走を見えた。帰りは霧雨となり視界が悪くて気を遣ったが無事夕方6時前にゴール、18時間の戦いであった。

もう全身疲労でクタクタの完全燃焼であった。

YamaKeI

昨日槍下山後亀谷ゲートへ移動
今日はあったかいので上下タイツでチャリスタート
途中から日当たりの悪いところで雪が出てきて押し歩き。どこまでチャリを粘るかは判断するのは非常に難しい、押し歩きを含めて折立まで4時間遠かった

樹林帯は気温が高くて雪が重いしシールが団子になってだいぶ辛かった
三角点からはモナカになって解放された
ポール付近で積雪調査したけど60cmしかなくここまでは登山道しか歩けない感じで時間はかかる
この雪の量なのでハイジは無理かなあと思っていたけど渡渉も岩井谷付近の急斜面にもしっかり雪がついてて無事にハイジ尾根に乗っかることができた
山スキーはその日の条件でルートどりを考える必要がある。先生はそういう判断を正確にしてくれて難しいところは前に出てくれる、自分はラッセルをがんばる、そういう感じの役割分担

でも2500あたりから昨日の疲れが出てきて足が重くなる、、小屋が遠かった。ここから最後の詰めをがんばってやっと山頂へ、風も弱くて天国
滑りはあっという間で春みたいな雪を滑ってハイジ尾根へ、開放感が素晴らしい今日は2人で貸し切り

登り返しはトレースがあるので楽々、三角点も登山道通り登り返してあとは滑るだけ
折立までの登山道滑走をこなして帰りは導水管は担ぎがでてきて面倒ということで林道をそのままいった、序盤はストップスノーで手漕ぎが必要だったがだんだん固い雪になってきて自動運転
チャリデポしたビジターセンターには17時前着、日が短いしもう薄暗くなってきた。あとは集中して降りるだけ
途中林道でイノシシに抜かされたのはめちゃびっくりして変な声が出たけどこっちに突進してこないで良かった。しばらく並走してどこかへ消えていった
無事亀谷ゴール、今週末よく遊びました、山スキーはしばらく遠慮してもいいかと思っているけど一晩寝たらまた行きたくなっていそうです。