白谷雲水峡〜宮之浦岳〜淀川登山口(天候懸念で直前にルート変更・大成功♪)



- GPS
- 16:03
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,152m
- 下り
- 1,525m
コースタイム
- 山行
- 1:06
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 1:15
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 7:00
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:27
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:雨のち曇り 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
飛行機
12:19 屋久島港方面バス乗車(590円) 13:30くらい? タクシーで白谷雲水峡へ(3,660円) ーーー 10:45 紀元杉バス停→合庁前バス停(1,290円) 12:07 合庁前バス停→宮之浦港入口(860円くらい?うろ覚え) 13:30 フェリー屋久島2(6,000円) ーーー 鹿児島からの帰路 鹿児島中央駅からバス(1,400円) 帰りの飛行機(鹿児島空港→神戸空港 11,918円) 屋久島交通バス時刻表(2024.3.1〜) https://yakukan.jp/wp-content/uploads/2024/03/taneyakubus-timetable_20240301.pdf 行きは12時着の飛行機でも、どちらの登山口へバスを乗り継いでアクセス可能 (空港付近以外、一切寄り道しないならね) |
コース状況/ 危険箇所等 |
あんな森の奥までどうしてこんなに整備されているのという歩きやすい道 宮之浦岳は登山も下山も道に水が流れていたりぬかるんでいたりなので靴はズブ濡れになります。 天候の悪い中の下山は足元はジャバジャバで、かなり滑ったそう |
その他周辺情報 | ⚫︎屋久島港近くのスーパー http://www.yakushima-marche.com/cust-spot/5395/ ここでガス缶から行動食まで全て入手 ⚫︎荷物預け 屋久島観光センター1階奥に、有人の荷物預かりカウンターがあります。 1日300円、2泊預けで500円でした。 このカウンターでタクシーも呼んでもらいました。 2日目に下山はできたもののフェリーに間に合わなかった場合は 夕方のバスに間に合わなければ淀川小屋泊(元々の予定コースなら白谷山荘)、 バスに間に合えば、屋久島港近くの予約不要のキャンプ場に宿泊を考えていました。 屋久島オーシャンビューキャンプ場 https://www.yksm-t.com/ocean/ 飛行機で帰るなら、温泉も近いし空港近くのキャンプ場もいいなと思ってました。 もりときランタン https://www.nap-camp.com/kagoshima/15961 縄文の宿まんてん(日帰り入浴できる) https://www.arm-manten.co.jp/ |
写真
感想
4月30日は、完全に雨予報。小屋まで1〜2時間だからそこは我慢するとして…
5月1日は、概ね雨っぽい。
5月2日はなんとか晴れそう…
ーーーー
[1日目]
行きの飛行機でコースと天気を確認しながら、
宮之浦岳アタックを1日にするか2日にするか、悩みに悩みました。
もし雨だったら登頂はキツいだろう…行っても楽しくなさそうだ…
その代わり、逆回りは上りが長いぃぃ〜
もろもろ、下調べも甘いぃぃ〜
そして結局、当初計画していた渋川スタートの2日目宮之浦岳登頂から3日目白谷雲水峡コースをやめ、スタートとゴールを逆に。
そこから慌ててバスやらタクシーやら、色々調べ直しました。
(しかし結果これが、大正解!)
空港からまず港のすぐ近くにある観光センターに向かい、主に着替えやお風呂セット、ipadなど山を降りた後に使う荷物を預け、ご飯を食べ、食料を買い込み、次のバス便だと到着が遅すぎるのでタクシーを手配。なんとか登山口に到着できてホッ。
荷物重たいなぁ・・・とゼーゼーしながらも、最初は弥生杉も回ってみたりと余裕をこいてしまい、1日目にしてバテバテ。
やっとのことで白谷山荘に着いたのが16時くらい。
なんと先客が1組(!)しかいなくて
「お二人だけですか!?」
「そうみたいなんですよ〜!」
お二人も少し心細かったらしく、すぐに打ち解けることができました。
お二人も私と同じく急遽コースを逆にしたらしく、明日は一緒に歩きましょう、と嬉しいお声がけ。ソロで不安だらけだったのが、登り出して2時間足らずで心強い同行者をゲットすることができました。
そのあとはポツポツと人が集まり始め、最終5組くらい?
日本人以外が2組いらっしゃったので、ちょっとした異文化交流をしました。
暗くなって就寝。スペースはゆったり。
夜中1時ごろ、ものすごい雨の音。
それが朝まで続き、もう不安しかない…小屋の前の川を渡れなかったら陸の孤島?
本当は6時くらいから行動するつもりが、7時くらいにやっと起きて、外を確認。
すると意外にもすでに雨は小降りで、ザァザァ音は、増水した川の音だったようです。
[2日目]
8時には目の前の川も余裕で渡れるほど落ち着き、一応レインウェアを着てスタート。しばらく歩くと完全に止んでしまい、なんなら晴れ間も覗いて来て、慌てて日焼け止めを塗りました。
雨も止んだし行ってみますか、と、ザックをデポって太鼓岩へ。
期待していなかったのに、ピカーンと晴れてて絶景。
天気予報、変わったのかしらと思ったけど、確認する術もなく。
楠川分れに着く頃には木漏れ日が綺麗な、でも湿気と汗で全身びちょびちょ。
目の前に突然現れたトロッコ道に感激!
すごい不思議な風景〜!とウキウキ歩き始めましたが、ゆる〜い上りと変わらない景色が1時間。
会話もなくなり…トロッコ道が終わった時の嬉しさと来たら!
トロッコ道とその先、ウィルソン株まではかなりすれ違いがありましたが、スタートがのんびりだったので、だんだん縄文杉日帰りの方たちが減ってきて、少し雨もポツポツしてきて、ちょっと心細いくらい。
ウィルソン株も順番待ちするほどのことはなく、縄文杉なんて独り占めでした。
しかし遠いね〜〜〜!見上げるのみ。
さてここで、タクシーの運ちゃん情報、この時期は混んでますよという高塚小屋に到着。中を覗くと、ひと組か2組ほどの荷物しかなく、外にテントのひと張りもなく。
さてここで、超バテバテの私はピークハントを諦め明日雲水峡に戻るプランが浮上。
(その方が全体に下りなのと、距離も短い)
もともと同行したお二人は、ルートを逆にした時点で帰りのバスに間に合わないので今回は宮之浦はパスする予定でした。
ここに泊まって、明日、一緒に戻りますか…という私の体力を慮った温かいお言葉に
「私は…宮之浦岳に行きます〜!」宣言。
1番の理由は「トロッコ道、もう歩きたくない」。例え今日歩いた道よりきつくても、知らない道の方が精神的にずっと楽。そして明日はきっと晴れる予想。
ここから一人かぁ…と覚悟を決めようとしたら、
「私たちも行っちゃう?」
結局3人揃って行くことに。
Mさんは一度登頂してるけど、Hさんは今回が私と同じく屋久島が初めて。
そしてMさんは前回、ガスガスで真っ白の山頂だったそうです。
地図を見ながら、明日の朝何時に出れば10時45分のバスに間に合うかをMさんが計算。「山と高原」地図上では8時間以上のようなので…スタート2時!?
いや、ヤマレコのルート作成ではおよそ6時間半…よってスタート3時半。
「最悪そのバスに間に合わなければ、3人でタクシー呼びましょう!で、空港近くの温泉に入って高速船乗りましょ!」と話がまとまり(そのプランもなかなか良い)2時起き、3時スタートに決め、高塚小屋に無事到着!
デッキにちらほらテントが並んでいたけど、小屋に入ってみるとまだまだ空きはありました。高塚小屋の人数を見て予想していた通りです。この日は人が少なかった!
小屋泊は、宮之浦岳から降りてきた人の方が多いかな?という印象。
外で夕ご飯を食べた時に隣にいたカップルに聞いたら、雨がすごくて足元ジャブジャブで滑りまくった、山頂は真っ白で風も強かった、とのこと。
やはり、ルートを変えて正解だったかも…。
[3日目]
そして予定通り2時起きの、3時10分出。
あまり眠れなかったけど、体をしっかり休めたので、昨日より断然元気。
真っ暗な中、ひたすら歩き続け…稜線に出た頃は、まだ月も星も綺麗。風も穏やかで涼しい。
徐々に徐々に明るんでいき、山頂の姿を捉えたと思ったら
「雲海だあぁ〜!」「すご!」
眼前に現れた朝焼けと雲海に、ワクワクが止まりません。
山頂までは、私が極端にペースを落とす階段が連続し、2人に数分遅れて到着。
同じ小屋に泊まっていた先人が2組、朝日を堪能されていました。
同じバスを目指していると聞いて、現実的なペース配分だったと少し安心しました。
休憩なしで行動すると言っていた割にはしっかりと山頂を堪能し、あとは一目散で下山です。
昨日に比べ、こっちの道はいつもの「山」って感じ。
湿気が纏わりつく苔の森のじっとり重い空気に比べて、なんて軽やかで清々しい。
アップダウンはそこそこあるものの、頑張って歩きます。
Mさんがチェックポイントごとの目標時間を設定してて下さったので、遅れている時は急ぎ、巻いていたらさらに巻いて、つまりはひたすら降りました。
山頂からの下りは、マップタイム5時間以上。
私たちは小休憩入れつつバス停まで4時間半。
うん、がんばりました!
バス停着が10:34で、45分のバスに滑り込んだぞと思ったら、バスがなんともまあのんびり出発。降りてくる登山客を待っててくれてるのかな?
ゆらゆら山道を降りて、合庁前で乗り換え、屋久島観光センターにバスが着いたのは12時50分くらいでした。フェリー出港まで40分、お腹空きました!
初日と同じく2階のレストランで定食と、下山ビール!
乾杯です!お疲れ様です。
いやまだ終わりません。ご飯をかき込んでビールを一気飲みし、フェリーに乗車するまでが今回の登山です!
港まで早足で駆け抜け、出港10分前に乗船できました。
フェリーの中でシャワーを浴び、ビールをもう一本。
今回の旅や過去の山の話をつまみに飲みました。
MさんHさんには2日間お世話になりっぱなしでした。
本当に、感謝しかない!
二人と会えなかったら、宮之浦岳には辛うじては登ったでしょうが、朝焼けや雲海を見られる時間に行動はできなかったし、ヒィヒィばてながらゆっくり歩き、山の中もしくはキャンプ場でもう一泊していたことと思います。
まさかここまでお世話になるとはお互い予想せず、きちんと自己紹介をしたのは2日目の半ば、その時に同年代ということも判明したという、不思議なパーティ。
ソロの女性も何人かすれ違い、その都度に「すごいなぁ」と思っていましたが、よくよく考えたら私もソロ(のつもり)でやって来たんでした。
多分、道中で会った人たちは私たちを普通に3人組だと思っていた…のではないかな?と思います。
そんなことないかな?調子乗りました。
かなりのお邪魔虫でした…
離島アクティビティらしいラグジュアリーさ、一切ナシ!ご飯ほぼ自炊で飲み物は湧水、屋久島滞在のほとんどの時間を山で過ごすというハードなものでしたが
天気と同行者さんに最高に恵まれ、とにかく、とても良かった山旅でした。
またどこか企画しよっと〜♪
コメント
この記録に関連する登山ルート

屋久島では大変お世話になりました。誘っていただかなかったら、登頂せずに下山してました。結果、ルート変更からの宮之浦岳登頂で、私のたいしたことのない山行経験のなかでもトップ3に入る雲海、朝日を拝むことができました。数日経った今でも余韻に浸れるほどです。
これも山の御縁として、また3人で、どこかの山でおあいしましょう!
おつかれマウンテンでした!!
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