飛龍山・雲取山
埼玉県
東京都
山梨県
宮寺光生
体力度について
- GPS
- 17:01
- 距離
- 44.4km
- 登り
- 3,940m
- 下り
- 3,968m
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鴨沢7:40〜お祭8:10〜ゲート8:45〜塩沢橋9:15〜ゲート(不明)〜林道終点10:05〜三条の湯10:30/11:25〜カンバ谷12:30/12:35〜沢12:50〜北天のタル13:15/13:20〜巻道取付点13:40〜飛龍権現神社(+禿岩)13:50/14:05〜飛龍山14:25〜巻道取付点14:30〜北天のタル14:45〜沢14:55〜カンバ谷15:05〜三条の湯15:35 (テン泊)
【2日目】7月12日(日)
三条の湯6:55〜青岩鍾乳洞分岐7:20/7:25〜開けた尾根7:50〜岩のカーブ8:05〜三条ダルミ9:00/9:05〜雲取山9:35/9:50〜東巻分岐10:00〜小雲取山10:05〜富田新道分岐10:20〜奥多摩小屋10:30〜ブナ坂10:55〜七ッ石山11:10〜赤指尾根分岐11:35〜鷹ノ巣山避難小屋12:20/12:35〜鷹ノ巣山13:00〜榧ノ木分岐13:15〜水根分岐13:30〜分岐13:35〜東屋13:50〜沢14:15/14:20〜木橋14:30〜分岐15:10 (〜六ッ石山分岐15:20〜分岐15:30)〜水根バス停15:45〜奥多摩湖バス停15:50
| 天候 | 【1日目】7月11日(土) 晴れ/曇り 【2日目】7月12日(日) 曇り/晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
相原4:49〜奥多摩駅6:52 (電車850円) 奥多摩駅7:00〜鴨沢7:35 (バス630円) 【帰り】 奥多摩湖〜奥多摩駅 (バス) 奥多摩駅〜相原 (電車) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
特に危険な場所はありませんでした。 ただし後山林道はダンプカーに注意が必要。 雲取山荘〜三条ダルミ(西巻)は、廃道になりました。 青岩鍾乳洞への道は、通行止です。 |
| その他周辺情報 | 鴨沢→トイレあり、水あり、自販機あり、売店(営業時間不明)あり。 鴨沢西→何もないので用事は鴨沢で済ませましょう。 水根→何もないので奥多摩湖まで歩きましょう。 奥多摩湖→トイレあり、水あり、自販機あり。 (水と緑のふれあい館3階にレストラン・売店あり。17時閉店) |
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感想
最近、疲労感がヒドく、仕事でもミスを連発 (*_*)
山には行きたいけど、ハードな山行は無理そうです……
どこかに、まったり出来る場所はないものかと考えて、思い付いたのが三条の湯でした。
三条の湯なら、ゆっくり静養出来るはず ( ´ ▽ ` )ノ
【三条の湯】
始発で奥多摩駅に到着すると、丁度良い時間にバスが出発します。
バスは、座席が全部埋まるくらいのハイカー達を乗せて、鴨沢方面へと向かって行きます。奥多摩湖辺りから、一人二人と降り始めましたが、結局、七割のハイカーは鴨沢で降りました。私も鴨沢で降ります。
お祭までは道沿いを歩くので、終点の鴨沢西まで行った方が近いのですが、以前歩いた鴨沢までと、今回のコースを繋げてしまうために、あえて鴨沢から出発です。(道繋ぎ)
国道411号線を丹波山方面へ歩いて行くと、やがて何もない折り返し地点がありました。どうやら、ここが終点の鴨沢西のようです。どうせここまで折り返しが出来ないので、ここを終点にしたのでしょう。ちなみに本数は減りますが、この先にも丹波山方面へバスの路線は続きます。
鴨沢西から更に西へ行くと、鴨沢同様、雲取山登山者には馴染みのある地名「お祭」に着きます。食堂の様な、居酒屋の様な、カラオケボックスの様な山小屋が営業しています。
お祭を過ぎて、急カーブを曲がり切った所に三条の湯方面へ向かう林道の入口がありました。
三条の湯まで、歩いて3時間とある。ここからは、ひたすら林道歩きです。
この林道は修復工事中らしく、ダンプカーが往来し、とても怖いです。次々にやってくるダンプカーに道を譲りながら歩いて行きます。で、今度は、さっき行ったダンプカーが前から戻って来ました。工事現場を通り過ぎるとやっと落ち着いて歩ける様になります。事前の調べでは、林道の終点まで、車で入れるようなイメージだったのですが、ダンプカーとのすれ違いが不可能である事、林道の終点に駐車禁止とある事から、現在は車での乗り入れは出来ない様です。
三条の湯の運営に影響が出ていないのかな？？お客さんは、一体どこから来るのでしょうか？？
とりあえず私は、歩いて三条の湯へやって来ました ( ´ ▽ ` )ノ
さて受付で、声を張り上げてみましたが、誰も出て来ません。
それをいい事に、色んな所を覗いて見ます（￣+ー￣）
部屋は全て開け放たれ、布団などが干されています。久しぶりの晴れ間ですもんね。覗いて見ると、正に民宿の一室と言った感じ。ただし個室は無いとの事なので、宿泊者が複数居れば、相部屋になる様です。
食堂には、いくつもテーブルが並べてある。外から来た人向けの食堂ではなさそう。きっと宿泊者がここで食事をするのでしょう。
他には水場があり、トイレがある。水場には洗濯機まで！トイレは洋式 ��(゜Д゜)
本当にここは山小屋なのか！？
いいえ、ここはホテルなのです。
山と高原の地図「奥多摩」には、通年営業小屋のマークが付いているのですが、山と高原の地図「雲取山・両神山」には［H］とあるのです。
まぁ、どっちでも良いんですけどね……
一通り覗き終えると、待っていたかの様に、ご主人が出て来ました。
テン泊したい旨を伝え、料金を払います。テン泊600円+風呂300円でした。
今後のルートを聞かれたので「今日飛龍へ、明日雲取山を越えて帰ります」と答えました。
実は以前、奥秩父を縦走した際、飛龍山のピークを踏めなかったのです。ここまで来たからには、行かない訳には行かないのです。
ゆっくりまったりは、どこへ行ったのやら……(・・;)！
【飛龍山】
と言う事で、飛龍山へ向かいます。
先にテントを張って、荷物はある程度置いて行きました。
北天のタルまでは、急登とトラバースを繰り返しながら、登って行くのですが、地図で見立てたイメージとは、だいぶ違っていました。若干コースが変わったのかな？？
空荷にも関わらず、結構キツかったです。
北天のタルが近付いてくると、以前縦走した時の記憶が、鮮明に蘇って来ました。この手前で、木が頭に突き刺さり流血。気絶しそうになりながら北天のタルで休憩したのです。
懐かしい思い出 (・・;)？
北天のタルからは、ほぼ平坦の道を飛龍権現神社まで歩きます。
三条のご主人が、禿岩からの展望が良いと教えてくれたので立ち寄って見ます。
なるほど、奥秩父の山々が連なっているのを見渡せて美しい。
季節によっては富士山も見えるらしいです。
飛龍山のピークは展望もなく、こじんまりとした感じです。それがこの山が300名山にも入っていない理由なのでしょう。同じく展望のない御正体山は、その姿・信仰から200名山に入っているのに……
雲取山の稜線から見た飛龍山は、とても雄々しく名山の名を与えられるに相応しい山なのです。
そうだ400名山に認定しよう*\(^o^)/*
(400じゃ、不服でしょうけど……)
と言う事で、400名山プロジェクト始動！！
(……もう誰かやっているとは思いますが)
話が逸れました(・・;)
飛龍山から三条の湯に戻ります。
空荷のおかげでだいぶ巻けました。
予定より1時間早く、15時半に下山出来ました。
後は、お楽しみのお風呂が待っています ( ´ ▽ ` )ノ
【(再び)三条の湯】
さぁ、お風呂に入ります。
今日は、男湯・女湯ともに沸かしているようです。後で知ったのですが、男女7人のグループが泊まっていたため、両方沸かしたようです。お客さんが少ないと片方の風呂を時間で男女入れ替えにするそうです。
風呂場には、洗い場が1つ。シャワーはありませんでした。洗い場と言っても石けん・シャンプーは使えません。泉質は分かりませんが、肌と触れ合った時に少しヌルッとします。あがり湯も同じくお湯を使うしかないので、気になる方は入らない方が良いかも知れません。
私はと言うと、気持ちが良くて長湯し過ぎました。
あえなくダウン(・・;)
脱衣所で横になりました。
ホントにこれは民宿にでもいる様な気分でした。
テント場は、小屋の下の沢筋にあります。
沢が増水した時、大丈夫なんかい！！と思いましたが、先週までの長雨の後でこの水量なら、まぁ大丈夫なのでしょう。
ただし沢の水音が気になる方は、ここでのテン泊は避けた方が良いかも知れません。
テン泊も悪くないけど、今度は、ぜひぜひ泊まってみたい。
そんな三条の湯でした ( ´ ▽ ` )ノ
【雲取山】
2日目。毎度の事ながら寝坊しました。今回は沢の音のせいでアラームに全然気付かなかったのです。……と言う事にしておきます。
この寝坊によって、ルートの変更をしました。石尾根を下り奥多摩駅まで行くつもりでしたが、手前の水根沢を下りる事にします。考えてみたらこの方が未踏の道を歩けるので良いのではないか。
転んでもタダでは起きないのであります (￣▽￣)
もうみんな出発してしまっただろうと思っていたら、誰も出発していませんでした。どう言う事？？
一人の方と話す機会がありました。
何でも、山には登らず帰るとの事。テン泊の練習と言う事らしいのです。
その方は熟練者のようでしたから、多分連れの方の練習と言う事なんだと思います。
なるほど、私みたく欲張らないのが吉ですね (^^)
雲取山方面へ歩き始めて最初のポイントである青岩鍾乳洞への分岐らしき場所には、通行止の看板がありました。どうやら廃道になってしまった様ですね。と言う訳で鍾乳洞にも入れません。多分。
さて、ここから今回唯一の荷物を持っての登りなのです。覚悟はしていましたが、やっぱり辛い (ーー;)
上の稜線が見え始めてから、合流するまでも、かなり焦らされます。
三条ダルミに着いて、ようやく一息付けました。三条ダルミは、広々していて休憩にはもってこいです。最後の急登に備えて、しっかり休憩して置くのが良いみたいです。
三条ダルミから雲取山荘に抜ける西巻道は廃道になっていました。
最後の急登を登り切ると、雲取山です ( ´ ▽ ` )ノ
富士山は見えませんでしたが、雲取山からの景色は「南へどこまでも続いて行く道」が最高なのです。
素晴らしい！！
でもこの道って、遠くから見てもすぐにそれと分かるくらい開けていますが、防火線か何かなのかな？？
だとすると人工物って事になりますね (・・;)苦笑
その道をひたすら南下して行くと、七ッ石山に至ります。
途中で、小雲取山に初登頂！！
(分岐から2分ほど笹草をかき分けて進むと地面に小さな道標あり)
ブナ坂からは七ッ石山に登って行きます。登り道を見上げながら「このまま鴨沢に下りちゃおうかなぁ〜」と頭を過ぎりましたが、未踏の道を踏むためには、この登りを登らなければならないのです。
と言うか「山男が登りを恐れてどうするんだ！！」……辛い時の魔法の言葉。
歯を食いしばって七ッ石山に到着。……子供が駆け回っている。どっから来たのん (・・;)？
七ッ石山からの縦走路。全て巻道を選択。……未踏の巻道歩き！！←完全に開き直る。
高丸山を巻いて、日蔭名栗山を巻いて、鷹ノ巣山避難小屋だ〜！！
あっ、でもこの道、巻いてしまう人の方が多いんですよ。ピークを踏む道の方が若干廃道化しています。
【鷹ノ巣山】
鷹ノ巣山はとても人気のある山です。
それだけに出会いも多い。
今回は何と、自転車を押して上がって行く3人組が ��(゜Д゜)
何でも「奥(浅間尾根)って所から上がって来て榧ノ木尾根を下る」んだそうです。
山頂にも沢山の人が思い思いに楽しんでいました。
やっぱり子供がいて「三頭山に登りたいよ〜」と言っていました。
お父さんが「三頭山なんて直ぐに登れちゃう山には行かない」と言うと「だって300名山なんだよ〜」
父「それがどうした、行かないものは行かない」
……何だかすごい親子です (・・;)！！
水根山下の分岐を経て、榧ノ木尾根を歩いていると、さっきの自転車3人組が、さっそうと通り過ぎて行きました。楽しそう！！でも超怖そうです(・・;)！！
私は歩きでいいや……
で、歩いて水根沢を下って行きます。
麓の集落まで下りると、道標が「奥多摩あっち」と再び山道の方を指しています。登りです。
しばらく歩いて何かがおかしいと気付き写真で道標を見返して見ると
「奥多摩駅」とある。奥多摩湖じゃないの(O_O)！
さすがに今から奥多摩駅まで歩くのは無理があります。
泣く泣く引き返しました。
明日からも仕事でミスしそうです(T ^ T)
30分くらい無駄にして、水根、そして奥多摩湖に到着。
一応、無事終了と言う事にして起きます。
ところで下界がやたらに暑い……何が起きたのでしょうか (・・;)？
さて、今回は「未踏の道」と「再訪の道」とで半々くらいでした。
「未踏の道」は色々な発見があって楽しいし「再訪の道」は、以前来た時を思い出しながら歩き、また新しい発見があったりして楽しいですね。
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