北岳、テント泊(キツかった登り、百花繚乱のステキなトレイル)



- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,727m
- 下り
- 1,737m
コースタイム
天候 | ・11日(土)、快晴 ・12日(日)、快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・帰り、広河原より乗り合いタクシーにて芦安駐車場→温泉入浴→再びバスに途中乗車で甲府駅へ(※広河原発のバスに芦安より途中乗車すると混み具合によっては乗車できない可能性も) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・特筆する危険個所は無し |
写真
装備
個人装備 |
これからの季節
スパイラルダウンハガー2のシュラフ(モンベル)はやっぱり暑い?
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感想
今月は梅雨の気候で山に行けない日が続く。予報が良くても局所的に雨が降ったり、山選びにも難しい天候だ。今週末も山行を諦めていた時、ふと山の友人にメールをしてみた。すると、台風が去れば南アルプスの方、天気がいいらしい。久々に北岳に行ってみよと思っていたようで、思い切って参加させてもらった。
急遽決まったのこの企画。話を詰めていると、テント泊は大丈夫か?と聞かれる。そうそう、昨年の秋に編笠山へ初めてのテント泊をし、寒さや秋の何とも言えない雰囲気で、気分もすっかり盛り下がって帰ってきたのだった。
ただもう気候が暖かいのと、日照時間も長くかなり夕方まで明るい。ちょうど山友とも今年はテント泊で甲斐駒ケ岳に行って見ようなどと話していたところ。うん、やってみよう。すっかり頭にこびりついたテント苦手意識も、9ヶ月も経てば薄れるものだ。
広河原からは快晴のスタート。ちょっとばかし重いザックも何のその。お花畑もあると思うと心も躍る。だが二俣分岐点に着くころは汗もだくだく。肩も痛い。二俣からは更に急登の右俣ルート。たったの1キロほどで、630メートルも標高を稼ぐ。久々の重装備にだんだん脚が重くなり、何度もザックを投げ出したくなった。山歴一番のキツさに、ひたすら自分との戦いが続く。
もう駄目だと諦めそうになった時、友人が一言、声をかけてくれた。ふと辛いだけの気持ちが楽になる。もう少し頑張ってみると、次第にお花畑があらわれた。ああ、もう大丈夫だ。意外と単純なことで、私の気分は変るのだ(笑)
この右俣コース、本当につらかった。その反面、ここは百花繚乱のトレイル。黄色のシナノキンバイが斜面一面に咲いていた。ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、コイワカガミ…数え切れないほどの花々に、驚きと感動。
小太郎尾根分岐点より稜線に出た後も、また違った花々の道が続く。今度は岩と岩の間に咲くような種類のお花だ。そしてここまでやっと来た安堵感に、「私、よくくここまで登ってきたな…」と思わずつぶやいた。友人によると今日は約1500メートルも上がってきたとのこと。その後の荷物に対する友人の指摘は、大いに反省。それでも登りきったというか、やりきったという達成感は今までにないものだった。間もなく肩の小屋について、テントを張ってお待ちかねの夕食。長いようで短い一日だった。
朝は空身でご来光を見に山頂へ向かう。間ノ岳方面へ少し下りたところで行ってみた。朝食の後はテント撤収。名残惜しく下山。
二日間とも思いがけず最高の天気に恵まれ、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、八ヶ岳、富士山、中央アルプスに、北アルプスまで見渡せて、何とも爽快な展望を堪能。今までで一番キツかった山登り、でも最高に素晴らしい山旅だった。
テント泊苦手意識克服の先には、どんなシーンが待ってるだろう。
どうもありがとうございました!
16キロのザックを背負い辛い山行でしたね。
ただ夕日や朝日そして花々たちはとても綺麗でした。
テン泊してみたいなと思いました。
こんにちは!
まだテント泊は2回目で初心者です
テント泊は大変な事もありますが、本格的な山登りをしている充実感も大きかったです。ただ、私は寒さに弱いので夏期限定かも?(笑)
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