甲斐駒ヶ岳 <自分達の 黒戸尾根 日向八丁尾根> 七丈小屋泊周回


- GPS
- 33:50
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 3,055m
- 下り
- 3,042m
コースタイム
1、累計距離はGPS元データで読むと 直線で約26.3km、沿面で約28.3km
2、地図上のスタート、ゴールは合っていますが
グラフ上のスタート地点が七丈小屋近辺になっています、ゴールが
行きのランチ場所になっています。グラフ化の判断設定がおかしいのかな?
(2016 1/14追記)
7/12
尾白渓谷駐車場7:30
8:50笹の平分岐9:10
10:15ランチ場所10:38
刃渡り10:47
11:48五合目小屋跡11:52
七丈小屋12:53
7/13
七丈小屋4:17
4:53御来迎場4:57
6:09甲斐駒ヶ岳6:34
7:40六合石室避難小屋近く7:55
三ツ頭8:27
8:44烏帽子岳8:54
10:37ランチ場所10:50
大岩山11:52
13:00鞍掛山分岐13:25
14:53日向山15:05
16:05矢立岩16:20
尾白渓谷駐車場16:55
天候 | 7/12晴れ、暑い 7/13晴れ雲多し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<黒戸尾根> アルプス有数のハードな急登ロングルート <甲斐駒西側稜線> 破線ルート 整備の手は入っていますが 石嶺部のルートは 下りだと分かりずらい所がそれなりにあります。 <日向八丁尾根> 大岩山−三ツ頭区間は破線にもなっていないマイナールート 整備の手は入っていますが コースタイムを地元商工課に問い合わせたら 一般道でないので案内できないと言われた 黒戸尾根以上にワイルドロングで 山深くアップダウンも多く 戻る以外エスケープも 取り悔いため 侵入には それなりの準備・装備・判断・体力等が必要です。 <七丈小屋> マイペースで かなり個性的 食事は できるか事前確認必要 3時頃に小屋番さんは 降りてしまいました アルコール等の確保は お早目に 枕は ありません |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
甲斐駒には 北沢峠から二度登った
しかし 口の悪い(失礼)ヤマレコの強者達に言わせると
黒戸尾根で登らなければ 登った事にならないらしい。
日向八丁尾根 このルート名を知ったのは数年前だが
山歩きを始めた頃 駒ケ根神社から周回で登れないか調べると
どこかの山岳会がテント泊&懸垂で歩かれている素晴らしい記録を見た
懸垂なんて 我々には無理だから 大岩山からのルートは消えた
しかし おととし日向八丁に整備の手が入ったレコを見た
甲斐駒から眺めた鋸岳に続く稜線 いつも魅惑的だった
黒戸尾根は 前泊すれば不可能ではないかもしれないが
日帰りは厳しい我々
それではと 考えだした山中一泊周回
それでも 余裕があるわけではないし ちょうどいい所に小屋はない
我々レベルの記録があまりなく
日向八丁尾根のコースタイムが全くわからない
どっち廻りか、、
黒戸尾根は登りで歩いて見たかった
仕事空けの初日の超早出は厳しい
山頂は朝がいい
以上によって 今回の周回に決まった。
<黒戸尾根>
台風の影響か 暑い
七丈小屋の荷上げが7月上旬と聞いていたのに
荷上げが遅れ 食事は提供できないと2日前に知り
泣く泣く 2日分の食事を詰め込むはめに陥ったリュックは
我々にとても重かった。
汗だくだくになり 平坦部に助けられながらこれが黒戸尾根か、、
すでに足攣り気味
連れ合いは 明日ピストンで降りると言い出す
それでも 七丈小屋に13時前に到着
偵察に 行く元気もなく 1時半頃から
ベンチのないテラスで 今宵の同宿となる山岳部OB仲間の2名
会津からの御夫婦の方と 鳳凰三山みながら歓談・宴会となる
次の日3時半に 起きるつもりだったが
それでは遅いと言われる
ほぼ七丈小屋から上が 森林限界越え
岩多くなりダケカンバの緑、展望 素晴らしい雰囲気だが
鎖が多くなり 腕力を使った
今日の読めない行程を考慮して早出したが
寝不足のためか ピッチは上がらず
しかし どこでも寝られる連れ合いは 回復したようで
ずり落ち気味の新品レギンスを直している間に置いていかれる
しかし 頂上の祠が見えた時
計画通り日向八丁尾根に行く決断をする。
<甲斐駒>
6:10 誰もいない頂上に立つ
雲多く 北岳方面は雲だが まずまずかな、、
雲は徐々に変化していたが
長居ができる時間がないので
半過ぎに 安易に入るなの看板を横目でみながら
ガスがかかる初めての西側の稜線に入った
<甲斐駒西側の稜線>
下りだと ルートが分かりずらい所がそれなりにあり
ガス時なだ右往左往し 時間がかかるかもしれないが
しばらくは素敵な白ザレ稜線 振り返れば 甲斐駒がカッコよく聳え
横に 北岳が見えだした
下りだと 足場が分かりずらい結構厳しい鎖場もあり
楽しみながらも慎重に進む事になる
六合石室以降は 森と石峰の稜線 アップダウンもあるが
これも悪くありません。
<日向八丁尾根>
出だしの踏み跡は 思いの外 はっきりしていた。
烏帽子岳近くなるとハイ松で さすがにやや分かりずらくなるが
時々 ガスがなくなる甲斐駒や鋸を鑑賞しながら
この角度からの 甲斐駒を見られる優越感?に浸る事ができた
大岩山に向かう尾根に入ってもしばらくは岩々もあり
山深い事を忘れる上質のマイナールート。
しかし 中々大岩山が近づいてくれない事に 疲労と
不安が横切ります。
やがて そそり立つ大岩山の絶壁に近い斜面に梯子が見え
梯子はともかく 恐ろしく沢山の長いロープ(主にビニール被膜ワイヤ)が
足場がズルズル部が多く 高度感もあり厳しい
これを登れば あとは何とかと思い鞭打って登るが
ビニール被膜は 滑りますし
雨等で緩んでいる時などは 正直来たくない。
一歩一歩登り なんとか大岩山
大岩山以降は 特段の難所はなく
主に立派なトレイルが森の中を行くが
ベンチがほしかった
非常に長く 日向山が中々近づきませんでしたが
時々見える 周りの景色で誤魔化す。
個人的には 途中林道にエスケープしたかったが
連れ合いが 5年前のリベンジというので日向山に向かい
白ザレの急登で完全にグロッキー
連れ合いに 矢立石で待っていれば 車とってくると言われ
ひとりが空身でが 効率的なのは分かっていたが
休み休みで駐車場に辿り着きました。
完封では ありませんが 完登です
正直 我々には
この先日向八丁尾根はもう無理かもしれない
今 行って良かったし
行程も これしかなかったと感じました。
想い出の山行を頂けた事を深く感謝します
其れでは また!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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甲斐駒黒戸尾根に大岩山〜日向山の右周回、何と二日間の食糧歩荷の重荷で距離42.8km、累積標高(上り)4367m 、累積標高(下り)4632m とは
凄いって言葉は煽るようで余り使いたくないけど、、月並みやけどやっぱ凄いです
連れ合いさんの5年後のリベンジも素晴らしく、比較するつもりはないけど、デジャも6年目は流石に縁がなかったと諦めたクラシックルートがあって、心に響くものがありました。
完歩おめでとうございます!心に残るいい思い出ができましたね
dejavuさん こんばんは
コメント嬉しいです
ヤマレコや世の中には
いくらでもに我々の2倍も3倍も脚力持った方がいます。
だから 人から見れば大したレコではないのは分かっています
けれども
自分達でできる方法を
一生懸命考えて
気力で精一杯頑張ったつもりで
想い出の山行とさせていただきました
ちなみに
テント担いでの方から見れば
十分超軽量です
<<追記>>
ヤマレコの標高グラフデータがなぜかおかしいです
累計距離はGPS元データで読むと 直線で26.3km、沿面で28.3kmです
on-boroP
テントにも色々あるけど、私たち女性登攀者の仲間では「テントは軽い」で通ってます。
何が重いかって、ロープ、カム、ギア、そして水、食糧・燃料です。
だから、昔の装備ガイド本でも、有人小屋泊と、テン泊(小屋食ではなく自炊)又は避難小屋泊とは、ザックの大きさも違って、有人小屋泊の装備はお金をたくさん持って行く。と書かれてあったのには笑ってしまいましたよ
脚力もお金もないんで
27gのカラビナと5mmの線引きと60cmのスリングと
銀紙シートと木の葉のお札で行きました
ご丁寧にお知らせメッセージ有難うございます
竹宇駒神社〜黒戸尾根〜七丈小屋;累積標高+1797m-206
とありそこから更に甲斐駒〜烏帽子岳〜日向山を経由してアレンジしたのには敬服です。
数字で片づけられては勿体ないし、数字でなんか表現できない自分たちだけの満足と感動の山行だったことが伝わってきましたよっ
お心遣いありがとうございます
dejaveさんのレコ 気長に〜〜気長に〜〜
お待ちしています
on-boroP
boroPさん、やっちまいましたネ
アルプスでもバリルート
しかも、この長丁場の最後に、奥様の日向山リベンジ宣言で、初志貫徹!
いや、脱帽です 。
甲斐駒登ったことになってない
こりゃ、小生も気合を入れ直さなくちゃ
お疲れ様でした。
PS GPS軌跡、なんだか変ですネ。以前のレコでも拝見したことがあるかと思いますが。GPXファイルをちょっと拝見すると、休憩等で一旦トラックを切られてて、計4つのトラックに分かれてますが、トラックの順番が入れ替わっているようです。休憩後のトラック名称が休憩前の時刻のまま(1)を加えたものになっていますが、この辺が原因なのかな。
odaxさん こんにちは!
コメントありがとうございます
いつも ユルハイカーなんて言って
人を欺いていますが
自分を欺くのは難しいじゃないですかね〜
ピストン嫌いのodaxさんなら 鋸岳から黒戸尾根回って
鋸岳から登らなければ 甲斐駒登ったことにならないと
ぜひ呟いてください
GPSログ ご指摘の通り 途中で電源落として
複数ファイルから書き出している事が一因と思っていますが
写真選別と感想のヤマレコアップだけでヒーヒー言っているので
いつも面倒くさくなって(力つきて)
ほったらかしになって すいませんね
今度 確認します
累計距離も GPS元データで読むと 直線で26.3km、沿面で28.3kmです
原因は いつか 調べます
on-boroP
甲斐駒ケ岳の、黒戸尾根、ふだん、西側から
この山を望む僕には、なかなか見る機会が
なかったのですが、数年前、奥秩父から
初めて見たときに、なんとも険しそうで
異様な姿、でも、その尾根の頂点である
小さな三角の山頂が、より一層
気高く感じました。
さらに険しそうな、日向尾根での下山
大変お疲れ様でした。
この充実感は、素晴らしいことでしょう。
ところで、GPSは、ガーミンでしょうか。
ガーミンでしたら、2泊3日、72時間まで
捕捉できますので、電源は切らず、
念のため、就寝前に、ログを一日ごとに
保存する使い方をしています。
そうしますと、日ごとの分割保存と
のちのちの、連結が
できますし、最終日のログは
トータルデーターになるはずなので
最終日のログが、ヘンな場合は、
データーを、追記しつつ
ヤマレコ上で、時間を再計算で。
今のところ、バグりは、ありません。
komakiさん こんばんは!
もし もっともっと若く 山知っていたら
もっと違った登り方をしていたかもしれませんが、、
脚力的に厳しい所の優先順位が 結構高くなっちゃいます
だから 色々の山行きたいけど
また腰引けていましたが
今回のルートもずーっと気になっていました
天候も体調も今一でしたが
自分達にとっては 達成感ある山旅でした
GPSはetrex30Eです
(kmzからjnxに変換して 地理院地図を強引に入れて使っています)
ログ 皆さんに心配かけてすいません
山とヤマレコアップで気力つかい果たして、、御免なさい
電源offにしなければ
または カシミール上で一本に編集してから書き出せば
多分大丈夫なのはわかっているのですが
ライト等すべて 単三に揃えて
極力予備の電池持たないようにしているので
クセで電源切っています
一応 元技術屋なので
頑張ります
on-boroP
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