早池峰山 見たかったウスユキソウに会えました！

2015年07月18日(土) [日帰り]

• GPS: 05:53
• 距離: 5.3km
• 登り: 667m
• 下り: 668m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:48
• 休憩: 1:04
• 合計: 5:52

5:56 小田越
6:31 6:35 御門口
7:48 7:59 御金蔵
8:15 8:20 天狗の滑り岩
8:33 8:34 剣ヶ峰分岐
8:45 8:46 門馬コース分岐
8:56 9:31 早池峰山頂避難小屋
9:45 9:46 門馬コース分岐
9:51 9:51 剣ヶ峰分岐
10:10 10:11 天狗の滑り岩
10:25 10:30 御金蔵
11:22 11:22 御門口
11:48 11:48 小田越
11:48 ゴール地点

天候

曇りちょっとだけ雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

8/2までの土日祝日は午前5時〜午後1時の間は普通車は岳駐車場から江繋まで通行規制となりますので周辺の駐車場に停めてシャトルバスを利用します。
岳駐車場：90台ほど
シャトルバス：岳駐車場〜小田越　往復￥1,400
※シャトルバス利用券売り場は岳駐車場にあります。

コース状況／危険箇所等

小田越登山口
登山ポスト：あり
簡易トイレ：あり
携帯トイレ販売：あり
携帯トイレ：1個　￥400　3個で￥1,000
（早池峰山域にはトイレはありません）

小田越登山口〜2合目
始め少しだけ木道を歩き、続いて樹林帯を進みます。少しずつ木々の背丈が低くなり、視界が開け岩場に着いたら2合目です。

2合目〜早池峰山山頂
急な岩場が続きます。岩は蛇紋岩で滑りやすいです。5合目付近は勾配が緩やかな道となり、フウロがたくさん咲いています。ここで息を整えてから目の前に見える急な岩場に挑んで行きます。途中にはしごがあります。頂上に進むにつれてミネウスユキソウとハヤチネウスユキソウが見られます。尾根沿いは勾配が緩やかでお花畑が広がっています。

その他周辺情報

近くに道の駅はやちねがあります。

写真

7/18 5:22

岳駐車場に到着です。空はどんよりと曇っています。

7/18 5:25

シャトルバス利用券売り場があります。往復券を購入しました。

7/18 5:25

岩手県ではおなじみの白に緑で縁取られたバスで登山口まで移動します。

7/18 5:25

こちらがバス往復券と時刻表

7/18 5:52

小田越山頂に簡易トイレがあります。

7/18 5:53

簡易トイレ販売所もあります。山頂も含め登山道中トイレがありませんので念のため3個パックを買いました。

7/18 5:53

そうこうしている間に山頂の雲が取れてきました。

7/18 5:55

登山者名簿を記入しいざ出発！

7/18 5:56

始めは木道を歩きますが、一瞬で終わります。

7/18 5:57

明け方に小雨が降っていましたので湿気がすごいです。

7/18 5:59

モミジカラマツ

7/18 6:04

シラネニンジン

7/18 6:05

オオバタケシマランの実

7/18 6:17

ミヤマカラマツ

7/18 6:22

トリアシショウマ

7/18 6:25

マイヅルソウ

7/18 6:27

ミヤマトウバナ

7/18 6:28

マルバシモツケ

7/18 6:31

コメツヅジ

7/18 6:33

遠野盆地は雲に覆われているようですね。

7/18 6:33

2合目から視界が開けます。これからは蛇紋岩の上を歩きますので滑らないように気をつけながら進みます。

7/18 6:38

これは！
・・・ミネウスユキソウでした。

7/18 6:40

ホソバイワベンケイの雌花

7/18 6:40

ミヤマハンショウヅル

7/18 6:41

タカネイブキボウフウ

7/18 6:42

ハクサンサイコ

7/18 6:43

イブキジャコウソウ

7/18 6:43

オヤマソバ

7/18 6:44

キンロバイ

7/18 6:44

ミネウスユキソウ

7/18 6:45

アキノキリンソウ

7/18 6:46

ナンブトウウチソウ

7/18 6:49

キンロバイの咲き終わり

7/18 6:50

タカネナデシコ

7/18 6:50

コバノツメクサ

7/18 6:50

コウメバチソウ

7/18 6:52

ミネウスユキソウ

7/18 6:56

内陸から雲が流れて小田越で消滅します。不思議な景色です。

7/18 6:56

対面する薬師岳

7/18 7:00

ハクサンシャジン

7/18 7:07

蛇紋岩の岩場が続きます。

7/18 7:10

ナンブトウウチソウ

7/18 7:13

先に見えるのは五合目です。まだまだ序ノ口です。

7/18 7:18

ミネウスユキソウ

7/18 7:19

ハヤチネウスユキソウ！

7/18 7:21

コバノツメクサ

7/18 7:31

ミヤマオダマキ

7/18 7:40

イブキジャコウソウ

7/18 7:41

チシマフウロ

7/18 7:41

チシマフウロ

7/18 7:42

五合目到着

7/18 7:42

サマニヨモギ

7/18 7:44

チシマフウロ

7/18 7:44

御金蔵。ここに祈願すれば富が授かるという言い伝えは下山後に知りました。成金の夢、ここに終す。

7/18 7:45

竜ヶ馬場。荒天時は風雨がまるで竜のように吹き荒れることから。

7/18 7:53

サマニヨモギ

7/18 7:57

クモマニガナ

7/18 8:03

ミヤマアズマギク

7/18 8:03

ミヤマキンバイ

7/18 8:05

チシマフウロ

7/18 8:09

ホソバイワベンケイ

7/18 8:10

ハヤチネウスユキソウ

7/18 8:16

ミネウスユキソウ

7/18 8:16

ハヤチネウスユキソウ
やはりミネウスユキソウと比べるとフワフワ感が違いますね

7/18 8:18

そろそろ対面の薬師岳山頂に目線が並びました

7/18 8:19

蛇紋岩の岩をはしごで登ります。

7/18 8:19

ハヤ・・・ミネウスユキソウ！
ミネウスユキソウがかなり多いです。

7/18 8:26

尾根取り付きに向けて最後のがんばり！

7/18 8:33

尾根につきました。余裕があったら剣ヶ峰にも寄ってみたいですが今回はスルーします。

7/18 8:33

山頂の避難小屋が見えます。ここから山頂までお花畑があります。

7/18 8:34

マルバシモツケ

7/18 8:35

ヨツバシオガマ

7/18 8:39

ミヤマカラマツの群生

7/18 8:40

コバイケイソウ

7/18 8:40

ミヤマカラマツ

7/18 8:40

ハクサンチドリ

7/18 8:41

ミヤマシオガマ

7/18 8:44

マルバシモツケ（ピンク色）

7/18 8:47

コバイケイソウのアップ

7/18 8:49

コバイケイソウが立ち並びます

7/18 8:49

下界を望むコバイケイソウ

7/18 8:51

コイワカガミ

7/18 8:51

アオノツガザクラ

7/18 8:52

ミツバオウレン

7/18 8:54

一等三角点

7/18 8:55

早池峰山到着！

7/18 8:59

岩場に立って記念撮影

7/18 9:26

タカネアオヤギソウ

7/18 9:29

ミネウスユキソウ

7/18 9:29

山頂岩場に安置されている十一面尊

7/18 9:31

ヤマガラシ

7/18 9:31

薬師岳方向。雲の流れがよくわかります。

7/18 9:34

下山します。左上のピークは剣ヶ峰でしょうか。

7/18 9:40

チングルマ

7/18 9:42

ネバリノギラン

7/18 9:50

小田越登山口が雲の通り道になっています。このあとときどき雨が下から降ってきました。

7/18 9:53

ハヤチネウスユキソウ

7/18 9:53

ナンブトラノオとハヤチネウスユキソウの固有種共演

7/18 9:54

ハヤチネウスユキソウ

7/18 9:55

コバノツメクサ

7/18 10:01

はしごを見下ろします。

7/18 10:13

ハヤチネウスユキソウ

7/18 10:17

これから下る道がよくわかります。

7/18 10:26

タカネサギソウ

7/18 10:50

ナンブトラノオ

7/18 11:07

タカネナデシコ

7/18 11:09

キンロバイ

撮影機器：

EOS 50D CANON

iPhone 5s Apple

感想

560

7月中に早池峰山に登りハヤチネウスユキソウを見たいと思っていたところ、今日の午前中は天気が良さそうだったので朝早くに登って昼までに下りてくる予定で出発。台風崩れが東北に近づいてきているようで、駐車場に着いてもどんよりとした曇り空。それでも岳駐車場には10台ほどの車が有り朝一番のバスで20人くらいの方々と共に早池峰山山頂に向かいました。途中、半分くらいの登山客が河原の坊で降りていきました。当方は初めての早池峰山ということもあり小田越の往復を選択。岳駐車場から小田越登山口まで30分ほどで着きました。

小田越登山口では今後も使う機会があるかもしれないということで携帯トイレを3つ購入（結局、今回の登山では使いませんでしたが）しました。始めの樹林帯ではこれから咲くであろうオサバグサのつぼみがそこら中にありました。二合目に到着する頃には視界が開けここから尾根取り付きまではひらすら岩場を歩きます。歩き磨かれた蛇紋岩が非常に滑りやすかったです。勾配は結構、急ですが、展望の効く登山道で終始お花を撮りながら歩きましたので気分的には非常にラクでした。

早池峰山固有種のハヤチネウスユキソウを始め、ナンブトウウチソウ、ナンブトラノオも見ることが出来ました。他にもそこら中の岩の間にコバノツメクサやイブキジャコウソウの群生、ミヤマオダマキが咲いていました。五合目付近はチシマフウロの群生、フウロは今回の登山で初めて見ました。頂上付近の雪田地帯はガラッと品種が変わり、ミヤマカラマツ、コバイケイソウ、ミヤマシオガマ、ヨツバシオガマ、ハクサンチドリなどが見られました。

山頂からの眺望はガスに霞んだ岩手山が何とか望めましたが、眼下には内陸地域を覆う雨雲がありました。雨が降るまえに下山と決めていたので山頂の空中庭園を少しだけ楽しんで下山開始。途中で少しだけ雨がパラつく機会がありましたが何とか登山口まで天候が持ってくれました。

初めての早池峰山は岩稜歩きに、固有種を含むたくさんの花に出会えて非常に満足でした。また、登りたくなる魅力を感じされてくれる山行となりました。