夏の北陸遠征2 白山 今年の夏の目標の一つ。
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,517m
- 下り
- 1,537m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:00
天候 | 快晴 涼しい 風なし しかし北アルプスには一部雲が・・・。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝5:00から30分ごとに別当出合向けに登山バスが出ている。私は、3台目に乗り込めた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に、どこも整備してあって標高差はあるが登りやすい。 行きはとにかく渋滞であった。7月末の土曜日、かなりの人が入山していたはずだ。ツアーも多かった。 |
その他周辺情報 | 白山恐竜博物館 ううむ・・・。 白根温泉総湯 素晴らしい。650円でとても気持ちが良い湯に入れる。 |
写真
感想
どうも、7月8月は「百名山登りたい病」「アルプスに行きたい病」に侵されてしまっているaideieiです。しかし、予定していた前日に一の瀬駐車場までたどり着けなく、白山をあきらめ医王山をはじめとする観光地に出向いた。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-686054.html
(夏の北陸遠征1 医王山 紆余曲折あって・・・)
その後、18時台には一の瀬駐車場に車を入れ、20時ごろには眠りについた。慣れてしまえば、車の中でも十分寝られる、今回の旅行で、昨年11月に5年目の車検を迎えた車が70000kmを突破した。通勤に車を使用しておらず、すべてレジャーで使用というから自分でも恐れ入る・・・。
夜中に水分補給をしたくて駐車場を散策するのだが、24時間体制で監視員さんがいることに驚いた。
朝は、4:30頃に起きればいいやと思い目覚ましをかけるが、目覚ましが鳴って起きたらもうバス停に行列を作って並んでいる。これは、5:00のバスに乗れないかもと、慌てて準備を済ませ、列に並ぶ。
どうやら3台目のバスに乗り込めそうだ。バスは3台しか着ていなかった。3台目に乗れなかった人は5:30の2便まで待ったのであろうか・・・。
白山は、宿泊スタイルでも日帰りスタイルでも楽しめる山だ。存分に楽しみたい人は小屋迫やテント泊ができるし、気軽に楽しみたい人は朝早くのバスであれば日帰りが十分可能である。どんな人でも悠然と受け止めてくれる優しい山だと思う。小学生からベテランさんまでとにかくみんな登っている。累積標高差は1500ほど、結構本格的だが、登山道が整備されているので浮石も少なく、ステップも小さく、歩きやすい。
また、「ハクサン○○○」と名の付く植物は14種類、「ゴゼン○○○」などや、「ハクサン○○○」とつく動物を入れると20種類以上の独自の生物相を誇る。そう、私がこの山に登ってみたいと思っていたのはその独自の植物相からである。
別当出合からは砂防新道と観光新道という2本の道が出ている、黒ボコ岩で再度合流するのだが、砂防新道のほうが道は歩きやすい、しかし植物は観光新道のほうが良いそうだ(帰りのバスで地元の方に教えていただいた。)また、混む季節は砂防新道は渋滞することが多く、コースタイム通りに歩けないことが多い。登りに観光新道を使い、戻りに砂防新道を使うのが一番効果的だ、とその地元の方は言っていたが、私はすでに両方とも砂防新道で往復してしまっていた。
実際に歩いていると、確かに足に全く負担はかからない。忍者のように音も立てないで、足に力をかけないことに意識を集中させ登る。渋滞なので気軽に休憩もとれる。この時には、山口県から来たグループの後方にいたのでその方と少しおしゃべりをしながら登る。普段は寡黙でも、山に来ると饒舌になる人っていますよねえ。私もそうだったりします。しかし、なぜかいつも相手はベテランさんばっかり。山ガールに自分から話しかけることはまずない・・・。
この山口県のベテランさんから、足の置き方などの基本的な歩き方などをレクチャーされながら登る。しかし、別当覗きで山口県のグループさんは休憩ということで、私は先に進ませていただく。
その後は、近くの人たちとわいわい言いながら登る。白山は、優しい山だ。みんなに笑顔を振りまいてくれる山だ。
その後、順調に黒ボコ岩までの急登をこなしたら、高層湿原になって、白山全貌が見える。これは感動だ。思わず声を上げている人たちがかなりいた。そして、大好きだけど今年まだ会えていないチングルマ、今年も会えたよう・・・。登山を再開することを決めた大雪山旭岳の大群落、これをみてチングルマは私にとって特別な花になったのでした。
コマクサ、コイワカガミ、チングルマの花、アサギマダラには今年も出合えた。まだ、今年(だけではなく今まで一度も)会えていないライチョウに出会えたら、大満足なんだよなあ。
室堂は少々休憩で、最後の登りに向かう。花いっぱいなので辛くはない。そして、2702m、白山御前峰だ。アルプス、八ヶ岳を除いては2700という高度はここしかない。
眺望は70点ほどだろうか。ただ、普段東から見ている日本アルプスがすべて逆に見えるところが面白い。入笠山、霧ケ峰、道の駅雷電の里などから北アルプスを見たことがあるが、その向きがすべて逆なのである。そして、御嶽の煙ももくもくと出ている。剱、立山、穂高、写真ではかすんでしまったが甲斐駒、八ヶ岳、南のほうに目を向けると、能郷白山と経ヶ岳の雄姿が誇らしげにしている。そして経ヶ岳の後ろにあるので見えないのが日本百名山荒島岳だ。いや、荒島岳から白山が見えるのであるが、本当は見えているのであろうが、正直目立たなかった。
その後、室堂で昼食をとることは決めていたのである。白山堅豆腐カレーごはん大盛りを食べる。まったく辛くないが、疲れた体に滋味あふれる味だ。
その後は、一気に下りる。渋滞していたので登りで花の写真はあらかた撮り終えている(今年度さんざん出た花は最初から撮っていない、シシウドなど)ので、時間を稼ぐ。恐竜博物館にも行きたいし温泉にも入りたいのだ。
そして2:24に別当出合に到着、2:40のバスのチケットを買う。最初ガラガラかなと思ったが、時間ぎりぎりになって続々と人が乗り込み、結局ぎゅうぎゅう詰めでバスは出発した。
私の隣には、地元ベテランさんが座っており、ひそひそ話で山談義をした。その中で私が「明日もう一座登りたい。」という話になると。「ここまで来たんだったら荒島岳に登らないといけないでしょう。あまり頻繁に来れないんだから少々無理してでも荒島に行きなさい。」と言われた。
私は「経ヶ岳、能郷白山」を考えていて、いずれもコースは荒島よりも楽だ。
バスの中、恐竜博物館で、温泉に入りながら、結局次の日にどうするかを考え、準備をすまし荒島岳登山口近くの道の駅にピットインしたのである。そして、これが悪夢の始まりだったのである。
aideiei さん
百名山登りたい病、私にもその菌が伝染したかもしれません。
でもまだ潜伏期間のようです
なんとも朝5時から登山バスが出るとは驚きです。
お花もいっぱい、山頂からの景色も素敵な山ですが、私には縁がなさそうです。
おみくじの小吉は、バス中でベテランさんに荒島を教わったことですか
それが悪夢になるとは、続編にゾクゾクします。
hamburg
渋描隊長、ご来訪ありがとうございます。深田さんが決めた百名山なんですけど、今のところ「こりゃああかんよ」という山には一つも出会っておりません。それぞれ地方地方の名士に挨拶をしていくような気持なのでしょうか。「おお、よく来てくれたね。遊んでいきなさい。」「はぁ。そうさせていただきます。ありがとうございます。」という感じでしょうか。
深田氏の百名山は、それを活用にして自分独自の百名山を作る基盤になることも考慮して作られています(深田氏自体が10座程度の入れ替えを予定していたということなので。)だからこそ、一つの基準として、みなさん取り上げて登るのでしょうかと思います。
白山、素晴らしい山でしたよ、いつかこの山にも出会ってほしいと思います。
地元の人では、「荒島は1度登ればいいけど、白山は何度登ってもよいから誘ってくれ。」という人が多いそうです。
荒島岳の悪夢については、木曜夜から金曜日にかけてじっくり時間をかけて書きたいと思います。そのせいで、金曜日有休をとって土曜と合わせて連休としたのにどこにも行けないことになったのですから・・・。書いても過去レコでしょうか・・・。
週末はまた、奥武蔵でしょうか。楽しい記録を読みたいと切望しております。
aideieiさん、お久しぶりです_(._.)_
前日の顛末があっての白山登頂、嬉しかったんでしょうね そしてなによりもいっぱいの や景色が見られてなによりです。
登山道が整備されていて登りやすい山…でも自分にとってはスタート地点の 4の吊り橋が最難関かも…
さぁて、悪夢の荒島岳も楽しみに拝見させて頂きます
mamepapa
mamepapaさん、久しぶりの来訪ありがとうございます。お仕事のほうの忙しさで・・・と話して追われましたが、その後山に行けるような休日はとれそうですか?復活を切に望みます。
さて、白山、いい山ですねえ。しみじみ思います。しみじみいいなあと思えるものって本当にいいものですよね。今回は一つのコースをピストン下だけでしたが、それはどうやらもったいないという意見を頂戴しました。ほかのコースにはまだまだ撮影していない花も咲いているよ、別山もいいし御池めぐりもいいし、1泊を5回ぐらい平気で楽しめるな・・・と。
近かったらそうするんですけどね・・・。そういう山を近くで見つけるとよいのでしょうかねえ。しかし、関東はどこに行っても山々、いろいろなコースをいろいろ歩くのがそれにあたるのかもしれませんね。
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