梅雨明け10日の白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳(蓮華温泉より)

2015年07月25日(土) 〜 2015年07月27日(月)

• GPS: 31:21
• 距離: 35.3km
• 登り: 3,306m
• 下り: 3,307m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:30
• 休憩: 1:25
• 合計: 9:55

距離 10.9km 登り 1,653m 下り 404m

6:00 蓮華温泉
7:55 8:14 天狗ノ庭
9:57 10:35 白馬大池山荘
11:26 11:31 船越ノ頭
12:44 13:07 小蓮華山
15:08 白馬岳
15:30 白馬山荘
15:55 白馬岳頂上宿舎

2日目

• 山行: 10:21
• 休憩: 2:38
• 合計: 12:59

距離 12.9km 登り 973m 下り 1,554m

4:31 白馬岳頂上宿舎
4:44 4:48 丸山
5:14 5:15 白馬山荘
5:34 5:40 白馬岳
6:18 6:33 三国境
7:00 7:20 鉱山道分岐
8:16 8:43 雪倉岳避難小屋
9:36 10:28 雪倉岳
12:59 13:00 小桜ヶ原
16:05 16:37 朝日岳
17:19 水谷のコル
17:30 朝日小屋

3日目

• 山行: 7:13
• 休憩: 0:40
• 合計: 7:53

距離 11.6km 登り 685m 下り 1,372m

4:28 朝日小屋
4:33 水谷のコル
5:27 5:45 朝日岳
6:08 吹上のコル
8:19 8:20 五輪高原
9:24 9:45 白高地沢橋
9:47 ヒョウタン池
12:21 蓮華温泉

天候

3日とも快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場：蓮華温泉に70台
4時半に到着時点、空きはありましたが、5時半には満車になっていました。

コース状況／危険箇所等

■登山届提出先：蓮華温泉ロッジ
■注意箇所(7月25日〜27日の状況)
注意箇所はたくさんありますが、特に気になった箇所は下記です。
・三国境〜鉱山道分岐：ガレ場、転倒・滑落注意
・鉢ヶ岳トラバース、吹上のコル〜五輪の森：雪渓歩き有。吹上のコル〜五輪の森の残雪は登下降になるので、転倒・滑落注意。
・雪倉岳→水平道分岐点：ガレ場注意での転倒、滑落注意。また標高をかなり下がりかなり暑くなるので、熱中症注意
・水平道：通行禁止(7月30日は通行可能になったようです)

その他周辺情報

温泉：蓮華温泉ロッジ(内湯＆外湯800円、外湯500円)
外湯はロッジから15分ほど歩きます。今回は残念ながら、入湯を断念しました。

写真

7/25 5:55

登山口は蓮華温泉ロッジ裏です。
登山届はロッジ受付で出すことができます。
早くも下山後の温泉が楽しみです。

7/25 6:00

ロッジ裏から登山開始です。

7/25 6:46

樹林の中をひたすら登ります。

7/25 7:35

ギョリンソウ

7/25 7:55

天狗の庭に到着

7/25 7:55

翌日に歩く雪倉岳〜朝日岳

7/25 8:24

ゴゼンタチバナ(天狗の庭の先の樹林の中)

7/25 9:42

天狗の庭の先も樹林の中を登ります

7/25 9:54

白馬大池に到着
ここのテン場は気持が良さそうです。

7/25 9:59

チングルマ

7/25 10:28

タテヤマリンドウ

7/25 10:30

長居し過ぎました、小蓮華山を目指します

7/25 11:09

コマクサとイワツメクサ

7/25 11:29

後立山連峰(白馬岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳)

7/25 11:34

船越ノ頭から小蓮華山(新潟県最高峰)へ

7/25 12:09

ミヤマアズマギク

7/25 12:13

白馬大雪渓

7/25 12:22

ハクサンイチゲ

7/25 12:29

ヨツバシオガマ

7/25 12:39

コバイケイソウ

7/25 12:58

小蓮華山(2766M、新潟県最高峰)登頂
写真奥は鉢ヶ岳〜雪倉岳

7/25 13:33

小蓮華山〜三国境(さんごくざかい)

7/25 13:53

三国境到着
翌日は白馬岳からここまで下り、雪倉岳、朝日岳を目指します

7/25 14:10

白馬岳を目指す

7/25 14:11

タカネツメクサ

7/25 14:36

ウルップソウ

7/25 14:47

7/25 14:51

7/25 15:05

間もなく白馬岳

7/25 15:13

白馬岳登頂
ガスなので、テン場へ急ぎます

7/25 15:27

白馬岳から15分ほどで白馬山荘

7/25 15:34

白馬山荘から白馬岳頂上宿舎へ
ガスで展望はありません。

7/25 15:52

白馬岳頂上宿舎

7/25 18:05

テン場は混雑しています。強風が吹いていて、テントが煽られます。
(幕営料1,000円、水場あり、トイレあり)

7/25 17:51

ハクサンフウロ(白馬岳頂上宿舎下にて)

7/26 4:42

登山2日目
テン場を撤収して、離山へご来光を拝みに行きます

7/26 4:50

日の出
今日も天気が良さそうです

7/26 4:54

高妻山、戸隠山方面

7/26 5:18

白馬山荘は富山・長野県境に立地

7/26 5:19

白馬山荘から白馬岳へ
ご来光を拝んだ登山者が、小屋に戻っていきます。
写真では伝わりませんが、日本海側から強風が吹いていました。飛ばされないよう慎重に登りました。

7/26 5:41

白馬山荘から20分かけて、白馬岳登頂

7/26 5:40

白馬岳からの浅間山、四阿山、志賀高原方面

7/26 5:40

白馬岳からの南アルプス、富士山、八ヶ岳、奥秩父方面

7/26 5:41

白馬岳からの剱・立山

7/26 5:42

白馬岳からの日本海(黒部方面)

7/26 5:45

強風のため、山頂ではザックを下しての休憩は取らず、すぐに三国境を目指します。
眼前には雪倉岳、朝日岳

7/26 6:11

ミヤマキンポウゲ

7/26 6:18

三国境に到着

7/26 6:28

三国境からの鉢ヶ岳〜雪倉岳〜朝日岳

7/26 6:33

三国境から鉱山道分岐への下りはガレているので、スリップ、転倒注意

7/26 6:38

果穂のチングルマ

7/26 6:45

マツムシソウ
鉱山道分岐辺りはマツムシソウの群生地

7/26 7:18

鉱山道分岐からの鉢ヶ岳
数か所、雪渓のトラバースがあるのがわかります

7/26 7:49

雪渓のトラバース
雪は適度な柔らかさだったので、アイゼンはしませんでしたが、状況によってはアイゼンが必要です。

7/26 7:54

この雪渓は登ります
トラバースでも対岸に渡れそうですが、青い氷の箇所に不安があり、人がいるところから入って、登りました。

7/26 8:02

リンドウ

7/26 8:05

雪渓を抜けると、雪倉岳避難小屋が見えます

7/26 8:06

クルマユリ

7/26 8:15

カライトソウ

7/26 8:15

タカネナデシコ

7/26 8:16

雪倉岳避難小屋
緊急避難用の利用に限るとのことです

7/26 9:06

ミヤマダイコンソウ

7/26 9:26

まもなく雪倉岳

7/26 9:35

雪倉岳山頂(日本二百名山)

7/26 9:39

雪倉岳からの大パノラマ
(白馬大池〜白馬岳〜立山〜剱岳)

7/26 9:36

雪倉岳からの妙高、火打、雨飾方面

7/26 9:40

白馬岳〜雪倉岳までのルートを振り返る

7/26 9:40

雪倉岳からの剱、立山

7/26 9:43

雪倉岳から白山遠望

7/26 9:44

雪倉岳からの日本海(黒部方面)

7/26 10:35

雪倉岳を1時間ほど満喫したら、朝日岳へ進みます

7/26 11:21

ガレ場
かなり下ります、標高が一気に下がるので暑くなります

7/26 11:42

ウスユキソウ

7/26 11:58

7/26 12:01

ここで30分程休憩
ここはかなり暑かったです。ここでの休憩でかえって疲れたかもしれません。

7/26 12:02

休憩中に見た雪倉岳
かなり下りました。
白馬岳方面から見るのと違い、荒々しい山に見えます

7/26 12:41

ツバメ岩

7/26 13:04

小桜ヶ原

7/26 13:27

水平道分岐
この日は通行禁止なので、朝日小屋へは旭岳に登るほか道はありません。(7月30日より通行可能)
水平道といっても、いわゆる朝日岳の巻道ではなく、アップダウンがあるとのこと

7/26 13:42

雪倉岳から一気に下って、暑くなってので、かなりばててますが、のんびりしていられないので、出発です。

7/26 13:46

まずは樹林の中を登ります

7/26 15:50

シロウマアサツキ

7/26 15:55

樹林を抜けるとこんな素晴らしい景色
登ってきたルートを振り返ります。

7/26 16:00

木道になると、もうすぐ朝日岳です

7/26 16:06

朝日岳登頂(日本三百名山)
休み休みでしたが、何とかたどり着けました

7/26 16:09

朝日岳から眺める白馬岳
テント泊は8か月ぶりなので、かなり疲れました。

7/26 16:41

朝日小屋へ下ります

7/26 16:55

途中、雪渓を下ります

7/26 17:10

朝日小屋が見えました。
標高2150mなのに、かなりの残雪。

7/26 17:33

朝日小屋
テントの受付は小屋の受付へ

7/26 17:32

朝日小屋のテン場
平らです、サイト場適地が多数
(幕営料700円、水場あり、トイレもきれいです)

7/26 17:32

朝日小屋からの白馬岳、雪倉岳

7/26 19:13

能登半島に沈む夕日

7/27 4:32

登山3日目
昼過ぎまでに蓮華温泉に到着予定
まずは朝日岳に登り返します

7/27 4:48

朝日小屋と富山湾と能登半島
黒部川河口も見えます

7/27 4:57

キヌガサソウ

7/27 4:58

雪解け水でルートが沢のようになっています

7/27 4:59

7/27 5:00

アオノツガザクラ

7/27 5:06

雪渓を登る

7/27 5:17

道がなだらかになると、もうすぐ朝日岳

7/27 5:27

朝日岳登頂
はじめは誰もいませんでした

7/27 5:30

朝日岳からの白馬岳、雪倉岳

7/27 5:30

朝日岳からの立山・剱岳、毛勝三山

7/27 6:06

吹上のコル手前からの白高地の雪渓

7/27 6:07

吹上のコル手前からの富山湾と能登半島
新幹線の高架のようなものも見えました。ここで富山湾の眺めともお別れです。

7/27 6:10

吹上のコル
蓮華温泉方面に進みます
ここから栂海新道で2日かければ、日本海に出られます

7/27 6:13

白高地の雪渓
下ります。鉢ヶ岳の雪渓のトラバースより危険だと思いました。

7/27 6:31

シラネアオイ

7/27 6:48

大雨での増水時、このルートはかなり危険です

7/27 6:55

白高地の雪渓のあとも、何度か雪の上を歩きます

7/27 6:57

ミズバショウ

7/27 6:58

ハクサンコザクラ

7/27 7:04

水場
ここの水は水量豊富でおいしかったです。余裕があれが、持ち帰りたかったです。

7/27 7:42

五輪の森
蓮華温泉まで9km(・・;)

7/27 7:49

五輪高原
高山植物が豊富です

7/27 7:56

7/27 8:20

ワタスゲ

7/27 8:21

7/27 8:30

白高地沢の橋はかなり下です(・・;)

7/27 8:43

五輪高原の次は、樹林帯です

7/27 9:24

白高地沢橋、立派な橋です
右の日陰で休憩します

7/27 9:45

白高地沢

7/27 10:15

白高地沢橋を渡ると樹林歩き

7/27 10:36

瀬戸川橋
この橋を過ぎると登り返しです

7/27 10:42

標高差300mの登り返し

7/27 11:29

1時間ほどの登り返しで兵馬の平へ
ここから蓮華温泉へは遊歩道です

7/27 12:21

蓮華温泉に到着
荷物を片づけてから、入浴しました。ただし、外湯は歩いて15分なので、今回は断念

7/27 14:04

国道148号線までは狭隘な道路
何度かすれ違いをしました。路線バスが登ってきて、すれ違いができず、退避場所までバックで登りました。SUVがカーブでミラーも見ずに、猛スピードで突っ込んできました。カーブではスピードを落とす、カーブミラーを見る等、安全に気をつけましょう。

撮影機器：

TG-830 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

tk95

梅雨明け10日、有給消化が重なったので、一度歩きたいと思っていた白馬岳〜朝日岳を歩きました(飯豊再訪＆ヒメサユリもいいかと思いましたが)。

高山植物、山々の展望、富山平野、富山湾、能登半島の展望が楽しめました。片道280kmでしたが、遠出した甲斐がありました。

【蓮華温泉〜白馬大池】
天狗の庭からの景色が素晴らしかったです。

【白馬大池】
ここのテン場は一度、泊まってみたいですが、登山口からそう遠くはないので、なかなか機会に恵まれません。

【白馬大池〜白馬岳】
この区間は、大雪渓→白馬岳→栂池を歩いた時、下りで歩きました。後立山、浅間山、八ヶ岳、富士山、南アルプスのパノラマを楽しみながら歩きました。高山植物も豊富でした。午後になると、ガスが上がってきてしましましたが、これは仕方ありま線。風が強まってきました。

【白馬頂上宿舎のテン場】
混雑していました。なかなかサイト場適地が見つかりませんでした。強風でテントが煽られ、夜はほとんど寝られませんでした。

【白馬岳〜三国境】
白馬岳は日本海側からの強風で、油断していると、体ごと飛ばされそうでした。ということで、白馬岳にはほとんど滞在しませんでした。三国境まではこれから歩く雪倉岳〜朝日岳、前日に歩いた小蓮華山を眺めながら歩きました。

【三国境〜雪倉岳】
高山植物、日本海の展望を楽しみながら歩けました。

【雪倉岳〜水平道分岐】
標高が一気に下がるので暑くなりました。暑さで体が疲れました。

【水平道分岐〜朝日岳】
暑さに疲れた体で登るのがかなり大変でしたが、朝日岳からの北アルプスや富山湾の眺めを見て、疲れが吹っ飛びました。

【朝日岳〜朝日小屋】
富山湾の眺め、高山植物を楽しみながら、下りました。

【朝日小屋のテン場】
広々したテン場でした。水も豊富で、トイレもきれいでした。能登半島に沈む夕日、夜景がきれいでした。機会があれば、時期を変えて、再訪したいです。

【朝日小屋〜朝日岳】
高山植物を楽しみながら登りました。朝日岳からの北アルプスは素晴らしかったです。

【朝日岳〜五輪の森】
雪渓など危険個所があるので、注意しながら下りました。一度、足を滑らせそうになりました。使うかどうかは別として、軽アイゼンは必要と思います。

【五輪高原】
ワタスゲ、ニッコウキスゲ、あやめがきれいでした。

【五輪高原〜蓮華温泉】
瀬戸川橋からの300mの登り返しが大変でした。