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Yamareco

記録ID: 7011024
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

泥流地帯の源は十勝岳

2024年07月10日(水) [日帰り]
 - 拍手
nobunaga288 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:34
距離
10.4km
登り
1,133m
下り
1,137m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:21
休憩
0:10
合計
5:31
距離 10.4km 登り 1,133m 下り 1,137m
5:34
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36
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21
11:08
0
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ゴール地点
天候 曇り後晴れましたが、山頂到着時は霧と強風でした。
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
望岳台の駐車場は整備されトイレもきれいで無料です。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありませんが、雨だと火山性の粘土がかなり滑るのではないでしょうか。溶岩地帯は登山道がわかりにくいので霧が出ると慎重さが必要だと思います。
その他周辺情報 十勝岳温泉カミホロ荘に後泊しました。温泉と美味しい食事に大満足。なお素晴らしいのはラウンジの無料生ビール飲み放題。ハイボールもあります。
望岳台の駐車場から出発です。十勝岳は雲の中。
2024年07月10日 05:32撮影 by  Pixel 6a, Google
2
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望岳台の駐車場から出発です。十勝岳は雲の中。
歩き始めは平坦な道です。
2024年07月10日 05:36撮影 by  Pixel 6a, Google
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歩き始めは平坦な道です。
さあ頑張ってね。
2024年07月10日 05:37撮影 by  Pixel 6a, Google
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さあ頑張ってね。
荒れ地に健気に咲くお花たちの可憐な姿に癒されます。
2024年07月10日 05:38撮影 by  Pixel 6a, Google
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荒れ地に健気に咲くお花たちの可憐な姿に癒されます。
2024年07月10日 05:42撮影 by  Pixel 6a, Google
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2024年07月10日 05:43撮影 by  Pixel 6a, Google
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荒涼とした風景が広がっています。大正時代に大噴火を起こして麓の美瑛や上富良野の街を飲み込んだ泥流のあとでしょうか。
2024年07月10日 06:21撮影 by  Pixel 6a, Google
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荒涼とした風景が広がっています。大正時代に大噴火を起こして麓の美瑛や上富良野の街を飲み込んだ泥流のあとでしょうか。
避難小屋が見えてきました。
2024年07月10日 06:36撮影 by  Pixel 6a, Google
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避難小屋が見えてきました。
ここからは火山特有の溶岩地帯。登山道がわかりにくいので要注意です。
2024年07月10日 07:02撮影 by  Pixel 6a, Google
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ここからは火山特有の溶岩地帯。登山道がわかりにくいので要注意です。
晴れてきました。火口から立ち上る噴煙の凄まじさに目を奪われます。
2024年07月10日 07:03撮影 by  Pixel 6a, Google
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晴れてきました。火口から立ち上る噴煙の凄まじさに目を奪われます。
歩くにつれて見え方が変わるのが楽しく飽きません。
2024年07月10日 07:19撮影 by  Pixel 6a, Google
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7/10 7:19
歩くにつれて見え方が変わるのが楽しく飽きません。
昭和火口の縁まで上がると十勝岳が姿を現しました。
2024年07月10日 07:44撮影 by  Pixel 6a, Google
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昭和火口の縁まで上がると十勝岳が姿を現しました。
美瑛岳もカッコいい。
2024年07月10日 07:51撮影 by  Pixel 6a, Google
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美瑛岳もカッコいい。
遠くには昨日登った大雪山が霞んでいます。同定できませんが旭岳もあるはず。
2024年07月10日 07:56撮影 by  Pixel 6a, Google
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遠くには昨日登った大雪山が霞んでいます。同定できませんが旭岳もあるはず。
風が強くなってきました。霧と噴煙が混ざって吹き抜けます。
2024年07月10日 08:13撮影 by  Pixel 6a, Google
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7/10 8:13
風が強くなってきました。霧と噴煙が混ざって吹き抜けます。
頑張れ!もう少しで山頂です。
2024年07月10日 08:32撮影 by  Pixel 6a, Google
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7/10 8:32
頑張れ!もう少しで山頂です。
到着しました!
2024年07月10日 08:51撮影 by  Pixel 6a, Google
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7/10 8:51
到着しました!
お疲れ様でした。やっと登ったのに霧と強風で長くは居られません。写真を撮り合ったご夫婦共々早々に下山します。
2024年07月10日 08:53撮影 by  Pixel 6a, Google
7
7/10 8:53
お疲れ様でした。やっと登ったのに霧と強風で長くは居られません。写真を撮り合ったご夫婦共々早々に下山します。
ここまで下りればもう安心です。麓の美瑛や富良野の美しいパッチワークの丘も見えます。
2024年07月10日 09:31撮影 by  Pixel 6a, Google
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7/10 9:31
ここまで下りればもう安心です。麓の美瑛や富良野の美しいパッチワークの丘も見えます。
望岳台まで下りて来て振り返ります。晴れていますが山頂は微妙に雲の中です。
2024年07月10日 11:06撮影 by  Pixel 6a, Google
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7/10 11:06
望岳台まで下りて来て振り返ります。晴れていますが山頂は微妙に雲の中です。
思ったよりも早く下山したので、青い池にやってきました。とても綺麗なんだけど人気の観光地で外国人も多くすごい人。駐車場も大渋滞です。
2024年07月10日 14:11撮影 by  Pixel 6a, Google
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7/10 14:11
思ったよりも早く下山したので、青い池にやってきました。とても綺麗なんだけど人気の観光地で外国人も多くすごい人。駐車場も大渋滞です。
青い池を前景に噴煙を上げる十勝岳が綺麗に見えます。
2024年07月10日 14:23撮影 by  Pixel 6a, Google
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7/10 14:23
青い池を前景に噴煙を上げる十勝岳が綺麗に見えます。
撮影機器:

感想

 北海道遠征3座目のはずが、初日まさかの大雨で羊蹄山を途中で断念したので、昨日の旭岳に続く実質2座目となったのが今日の十勝岳です。
 本テーマはもちろん山頂到達ですが、この登山の裏テーマは私の愛読書の一つである三浦綾子の「泥流地帯」の舞台として描かれた場所をこの目で確かめることです。
 大正時代に十勝岳が大噴火を起こしその後の泥流が麓の美瑛や上富良野の街を襲って多くの犠牲者を出したのですが、この大惨事は決して過去のこととして片付ける事のできない多くの教訓を現代の我々に与えてくれます。
 御嶽山の噴火もほんのちょっと前の事なのに、火山国日本の住民は地震や噴火に対する耐性が強いのか、どうしても喉元過ぎれば容易に熱さを忘れるようです。
 今の美瑛も富良野もとても豊かで美しく、明治時代の厳しく苦しい開拓の歴史も泥流に飲み込まれた過去も表面的には何も見ることはできず、毎日多くの観光客で賑わっています。しかしその影には大惨事からの復興のための大変な苦労があり、その人々のエネルギーがあってこその今の豊かさなのです。
 山も同じで、遠くから見るとても美しい姿なのですが、その影には、噴火や泥流、火砕流などで多くの災害をもたらして来た過去が隠されています。
 あの美しい「青い池」も、実は自然の産物ではなく十勝岳の泥流の被害を防ぐための堰堤に火山性物質を含む水が溜って青く見えるのだそうです。
 下山後に上富良野開拓記念館に行ってきましたが、先人の開拓の苦労と災害復興の努力がよくわかります。お時間があれば十勝岳の後に訪れる事をお勧めします。
 あと十勝岳に登られる前に「泥流地帯」をご一読いただくと一層楽しめると思います。「続泥流地帯」もどうぞ!

(追記)
 翌日に十勝岳火山砂防情報センター(ヴォルガ)を訪問しました。十勝岳で繰り返し起こってきた火山災害である噴火や泥流の恐ろしさとその観測や対策についての学習ができます。

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