【30/100】鳳凰三山周回〜オベリスクの上で待っていたのは…〜

2015年09月05日(土) [日帰り]

• GPS: 11:28
• 距離: 19.4km
• 登り: 2,281m
• 下り: 2,285m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:14
• 休憩: 2:04
• 合計: 11:18

4:54 青木鉱泉
6:07 6:12 南精進ヶ滝
7:27 7:36 白糸の滝
7:57 8:05 五色の滝
8:46 8:50 鳳凰小屋
9:36 10:34 地蔵ヶ岳
10:48 10:51 アカヌケ沢の頭
11:38 11:40 鳳凰小屋分岐
12:08 12:21 鳳凰山
12:38 12:42 薬師岳
12:49 12:52 薬師岳小屋
13:36 13:50 薬師岳
14:18 14:18 御座石
15:20 15:20 林道出合
15:42 15:43 中道ルート登山口
16:12 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

青木鉱泉の駐車場へ。一日750円。
駐車場へのルートで一部未舗装路あり。帰りに車体の底を擦って大変な目に遭いました。道中は落石も多い為注意が必要です。

コース状況／危険箇所等

【青木鉱泉〜南精進ヶ滝】
緩やかな勾配で樹林帯を登る。特に危険箇所なし。
【鳳凰の滝〜白糸の滝】
急登が長く続く。休憩適地も乏しいのでこの区間より前に休憩しておくとよい。
【白糸の滝〜五色ヶ滝】
引き続き急登。五色ヶ滝の直下へは、最初の分岐を山道方面に進み、二回目の分岐を滝方面に降りる。（最初の分岐を入ると荒れています）
【五色ヶ滝〜鳳凰小屋】
勾配がゆるむ。危険箇所なし。
【鳳凰小屋〜地蔵ヶ岳】
後半は砂地のザレ場登り。
【地蔵ヶ岳オベリスク】
オベリスク直下へのルートは設定されておらず、推奨ルートのマーキング、ペイントなどはない。登るかどうかも含めて慎重な判断が必要。
【地蔵ヶ岳〜観音岳〜薬師岳】
岩陵とハイマツ帯の中の稜線を歩く。観音岳までは登り返しが続くが、それ以降はなだらか。特に危険なし。休憩適地多数。
【薬師岳・薬師小屋〜中道】
薬師岳山頂と薬師小屋は5分程度の距離。
青木鉱泉へ下る中道分岐は薬師岳山頂から。
中道は急勾配の下りが続き、樹木の根や岩の表面に湿った泥が付いているとスリップしやすいので転倒注意。
【林道出合〜青木鉱泉】
未舗装の林道を歩く。青木鉱泉へは一旦青木橋まで行き過ぎて戻る必要あり。

その他周辺情報

道の駅はくしゅうに各種物産品の売店、レストランあり。道の駅はくしゅう付近に尾白の湯という日帰り入浴施設がある。下記HP参照。
http://www.verga.jp/?page_id=39

写真

9/5 4:49

4時前に起床するも、車の中でグダグダやってて結局5時出発。

9/5 4:50

青木鉱泉。とりあえず建物のある方へ。

9/5 4:54

まだ静まり返っています。

9/5 4:54

登山ポストと用紙はこちらに。
私はコンパスでオンライン提出済み。

9/5 4:54

ここから登山開始。

9/5 4:58

今日の計画は、ドンドコ→縦走→中道で周回の予定です。

9/5 5:04

少し進むと正面に観音岳かな？

9/5 5:06

崩落地の脇を通り抜けます。

9/5 5:08

堰堤がたくさん。

9/5 5:12

木の幹の赤ペイントを頼りに進む。

9/5 5:19

鬱蒼とした樹林帯。

9/5 5:20

ドンドコ沢というだけあって沢の近くを縫うように歩きます。

9/5 5:29

この辺りはまあまあ急登ですが、気温が高くないのでまだまだ余裕がありました。

9/5 5:37

時刻は5:37。山肌が朝日の色に染まります。

9/5 5:49

お〜でっかい岩だなあ。

9/5 5:49

えっと、これは…？よく見かける気はしますが。

9/5 5:50

これもよく見かけるトリカブト。キタダケトリカブトでしょうかね？

9/5 6:00

小さな滝。見とれて道を外れそうになった。

9/5 6:02

皆さん地蔵ヶ岳への近道を選択されてましたが、私は滝展望台経由のルートへ。

9/5 6:08

全体が写らなかったですが、展望台からの南精進ヶ滝。

9/5 6:06

滝の下の方。すごい迫力。

9/5 6:12

これは、、、調べないと判りません。

9/5 6:18

薄いグラデーションのトリカブト。これはこれで綺麗。

9/5 6:20

見事にポッキリいってますな。

9/5 6:25

鳳凰の滝分岐。皆パスしていく中で私だけ寄っていくw

9/5 6:26

サラシナショウマで合ってるかな？

9/5 6:37

鳳凰の滝遠いなあ。全貌見えないし。。。

9/5 6:38

右の滝が見たいけど見えん！

9/5 6:38

沢の水量もそこそこ多いので足元注意。

9/5 6:40

ホウオウシャジン？

9/5 6:40

どこかで見かけた気がしたら、伊吹山で見たツリガネニンジンの仲間なんですね。

9/5 6:52

空、いい天気！

9/5 6:58

おそろしいほどの巨岩。

9/5 7:01

白糸滝も当然見ていきますよ。

9/5 7:27

あれ？意外と控えめな滝でした。

9/5 7:38

キオンですね。

9/5 7:47

最初の五色ノ滝分岐。滝のふもとに行きたかったので谷側へ入りましたが、ここは山道を行くべきでした。山道を進んだ二回目の分岐から滝のところまではすぐです。

9/5 7:51

きれいな沢の水。

9/5 7:53

この道、難路です。

9/5 7:53

おまけにアザミの葉っぱのチクチク地獄を通ることに。

9/5 7:55

タカネビランジ？これまた鮮やかで目を引きます。

9/5 7:55

手前のはホタルブクロ。

9/5 7:58

ようやくたどり着いた五色ノ滝。これは近くで見る価値がありました！

9/5 7:59

落差も大きくて凄い迫力です。

9/5 7:59

滝壺には虹が。

9/5 8:00

しはし滝を眺めながら癒されます。

9/5 8:11

鳳凰小屋はもうすぐかな？

9/5 8:28

ここにきて地蔵ヶ岳のオベリスクと御対面。こないだ白峰三山から眺めた時もはっきり見えてました。

9/5 8:33

なだらかで広々した快適な沢沿いを歩いていくと、、、

9/5 8:45

鳳凰小屋に到着！

9/5 8:45

こちらが受付になります。

9/5 8:47

コタツがいい味出してるね。

9/5 8:48

おねえさんに山バッジを売っていただく。ここは地蔵ヶ岳単独の左を選びました。朝から万札使ってスミマセン<(_ _)>

9/5 8:50

小屋の前でくつろいでる人が大勢いました。冷たい水で喉を潤して出発します。

9/5 8:50

受付の建物は古くてこぢんまりしてるんですが、奥には新しくて綺麗な建屋もありました。

9/5 9:14

ああ、これが噂の最後の難所ですね。

9/5 9:14

砂地をひたすら登る。

9/5 9:21

登って振り返る。

9/5 9:21

すぐそこなのになかなか近づかない。。。

9/5 9:21

観音岳。後からいくから待っててね。

9/5 9:31

もうひとがんばり。

9/5 9:35

お地蔵さまに到着。

9/5 9:36

あちらこちらにお地蔵さま。

9/5 10:39

とりあえず地蔵ヶ岳登頂。さてオベリスク登れるかどうかわかりませんが近くにいって見てみよう。

9/5 10:31

う〜む、、、いけるかなあ？

9/5 9:47

裏に回り込むとこのプレート。
実はこの横から大岩のトンネルを潜ってロープのところにたどり着けるのですが、そんなことは知る由もなく。

9/5 9:55

トンネル使わずに表から岩を登ってロープの下に。一番下のスリングがどうにも心許ないが。。。

9/5 9:55

この高さ、ロープを信用して登るしかありません。万が一切れたら大怪我間違いなし。とても他の人にすすめられるものではありません。完全に自己責任です。

9/5 10:14

なんとか登りきると、岩の上には平らなスペースがありました。ここを独り占めして行動食食べながら一服。

9/5 10:14

もう一方の岩の上には。。。あれ？誰か居る！

9/5 9:59

ライチョウ、、、ではなく何故か鳩が！

9/5 10:04

横でゴソゴソやってても全く逃げない。まるでここが自分の家だといわんばかり。よく見ると足輪が付いています。どこから来たんだい？？

9/5 10:10

オベリスクの上からの眺め。この日は天気は良かったんですがガスが多くて甲斐駒、仙丈、北岳が部分的には見えるんですが全体がクリアに見えることはなかったです。。。

9/5 10:33

仙丈ヶ岳。この日これくらい見えたらいいほうでした。

9/5 10:14

休憩終わりで下ります。ちなみに登るときよりも降りるときの方が数倍怖いです。登ったはいいが怖くて降りられなくなるケースが絶対ありそう。左のほうにウェストン卿が打ったと言われる残置ハーケンが。

9/5 10:37

何とか降りて振り返る。すれ違う人にどうやって登ったのか聞かれて一応答えるけど、ヘルメットと確保がないなら止めておいたほうがいいと付け加える。

9/5 10:38

鞍部まで降りるとお地蔵さまが大勢。

9/5 10:39

いやホント無事に帰ってこれてよかった。。。

9/5 10:39

鳩くん元気でな！

9/5 10:49

アカヌケ沢の頭に登って、観音岳へ歩を進める。

9/5 10:49

ホウオウシャジンいっぱい！

9/5 11:05

縦走路上は白砂のビーチがたくさんあります。

9/5 11:40

鳳凰小屋から観音岳を直接目指す場合はここで合流します。

9/5 11:40

アップダウンはそれほどキツくないんだけど、オベリスクアタックで疲れ果ててドンガメの速度に。。。

9/5 11:49

観音岳はまだまだ遠いし。休み休み何とか進む。

9/5 12:03

一瞬見えた甲斐駒。

9/5 12:08

何とか観音岳に到着。

9/5 12:09

百名山30座目完登！

9/5 12:19

三角点は奥の岩の間に。
つか倒れてるやん。。。

9/5 12:19

なぜかもうひとつ。こっちも折れてる。

9/5 12:20

お約束のタッチ。折れてますけど。

9/5 12:37

観音岳から薬師岳は比較的楽な道のりです。

9/5 12:39

サクッと三座目。やった！あとは下るだけ！

9/5 12:42

薬師岳の山頂は広々してて、休憩スペースには事欠きません。

9/5 12:48

山頂から5分足らずで薬師小屋へ。

9/5 12:50

小さいけど賑やかな小屋です。

9/5 12:50

バッジはこの三種類。なんといっても今日の思い出はオベリスク！ということで1番をゲット。

9/5 12:50

アットホームな雰囲気できれいな小屋でしたよ。

9/5 12:52

立派なオーナメント。

9/5 12:52

熊出没注意の張り紙はよく見ますが、これは逆パターンww

9/5 12:54

キノコ。食べたら大きくなりそう。

9/5 13:10

比較的よく見えたほうの北岳。このあと完全にガスの中に。

9/5 13:15

薬師岳の山頂でお湯を沸かしてカップラーメン！いや最高です。

9/5 13:47

カンノンジゾウ方面ではなくて、中道で青木鉱泉に戻ります。

9/5 13:49

見所が少ないと巷で噂の中道へw

9/5 14:17

まったく写真撮る対象がなく、半分くらい下ったところにあった巨大岩。御座石？

9/5 14:17

白ホー会？ほーかい？

9/5 14:18

ぎょ、この時間、マジですか。。。

9/5 14:46

後半は笹原になります。
沢の音が聞こえ始めてから下りきるまでがメチャメチャ長い。。。

9/5 15:40

最後の最後にあった水場。冷たい水が美味しい。

9/5 15:42

林道出合にある廃屋。

9/5 15:42

ここからはひたすら林道歩き。

9/5 16:06

川が増水で渡れないので青木橋まで行きすぎてから渡って戻ります。

9/5 16:10

はい、今日も無事終了。
天気持ってくれてよかった！

9/6 22:33

本日の戦利品その1。地蔵岳単独でバッジがあったので、鳳凰小屋で購入。700円。

9/6 22:34

戦利品その2。鳳凰三山。どのデザインも魅力的でしたが、オベリスクに惹かれてこれにしました。薬師小屋で500円で購入。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル タイツ グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ポール

感想

tonzablow

夏休みに白峰三山縦走した時に向かいに見えていた鳳凰三山。それまで名前も知らなかったのですが、特徴的な地蔵ヶ岳のオベリスクが印象に残っていて気になっていたので今回行ってきました。ドンドコ沢と中道を使えば周回コースが組めるのも私好みです。甲斐駒は金曜移動の土曜日帰りは睡眠時間が確保出来ず、体力的にも厳しいと思われたので今回は見送りました。鳳凰三山の象徴のような地蔵ヶ岳のオベリスクで出会ったのは！？（詳しくは写真をご覧ください。）
なお青木鉱泉までのアクセス道はかなりの区間舗装されておらず、ゆっくり運転しないと車体損傷します。ご注意ください。