羅臼岳(岩尾別登山口)
- GPS
- 09:29
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,477m
コースタイム
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:21
天候 | 雨〜暴風雨〜曇り晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大沢から羅臼平間に雪渓があり、状況によっては、アイゼンが必要。 今回は雪渓を避けるコースをとれた。 |
その他周辺情報 | 宿泊した木下小屋に混浴の露天風呂・ホテル知の涯に日帰り温泉・ウトロの高台にキャンプ場があり、近くに2件の温泉がある。 |
写真
感想
知床登山の計画当初は、羅臼岳〜硫黄山への連山の縦走を考えていたが、北海道の日本百名山への登頂は残すところ、羅臼岳と斜里岳、そして利尻山、幌尻岳となっていた。
いろいろと迷ったが、今回は北海道の日本百名山踏破をまず考えて、羅臼岳と斜里岳のそれぞれ二座を登ることにした。
20日早朝に自宅を出て、約8時間半をかけて、やっとの思いでウトロにたどり着いた。
ウトロのラーメン店「波飛沫」で腹ごしらえを済ませ、シャトルバスでカムイワッカ湯の滝への観光をし、帰りしな近くで熊を発見し盛り上がった。
夕方、予約しておいた岩尾別温泉の木下小屋に到着し、管理人の方とお酒を酌み交わし団欒をさせてもらった。
明日の天候は、思ったより良くない情報だったが、願いを込めて明日の羅臼岳登山に備えた。
登山当日は案の定雨模様となり、少しテンションは下がったが、やはり山頂へ登りたい思いは強かった。
途中、登山道が沢のようになり阻まれながらの山行きとなっていった、数人の登山者がリタイヤしていくなか、何とか私たちはその状況がクリアーされる地点までたどり着いたが、そのころには強風が吹き上げて視界も悪くなっていった。
大沢での2か所の雪渓も滑りやすくなっていて、できる限り避けながら進んだ。
羅臼平付近では、登山道に大きな熊のフンがあったし、それを過ぎるころからはさらに風の勢いも増し不安が募るばかりだったが、山頂直下の岩場付近では幸いにその強風は断崖に阻まれて無風になっていて意外と楽に進むことができた。
山頂付近では風の唸る音が聞こえだし、山頂ではまともに立っていられないくらいの強風が吹き荒れていた。
レンズのくもりを気にしながら、数枚の写真を無我夢中で切り取り、山頂標識を挨拶代わりに2度小突いて下界へとおりた。
5合目付近から下は、何事もないように静まり返っていて、そのギャップに唖然とした。
本当は羅臼岳の頂に立って、知床半島の景色を眺めてみたかったが、残念ながら叶うことはできなかった。
しかし、今回は自然の驚異と触れあい肌で感じた、それもまた一つの登山だろう。
いつの日かまた、素晴らしい景色と巡り合える事を願いながら、再びこの山に挑戦したいと思っている。
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