塩見・蝙蝠・小河内(三伏峠テント泊)

2010年07月17日(土) 〜 2010年07月19日(月)

• GPS: 20:57
• 距離: 37.8km
• 登り: 3,587m
• 下り: 3,610m

コースタイム

7/17
鳥倉林道ゲート7:45==8:17鳥倉登山口==10:14豊口山分岐10:20==10:45三伏峠小屋(テント泊)

7/18
三伏峠テント場4:00==4:07三伏山==4;43本谷山4:52==6:03塩見小屋6:16==7:00塩見岳西峰7:07==7:11塩見岳東峰7:26==7:43北俣岳分岐7:54==9:13蝙蝠岳9:25==10:54北俣岳分岐11:00==11:28塩見岳東峰==11:32塩見岳西峰11:41==12:15塩見小屋12:30==13:30本谷山13:37==14:12三伏山==14:24三伏峠テント場(テント泊)

7/19
三伏峠テント場4:15==4:46烏帽子岳4:58==5:25前小河内岳==5:54小河内岳・避難小屋6:42==7:11前小河内岳==7:38烏帽子岳7:55==8:25三伏峠テント場(テント撤収)10:04==11:17鳥倉登山口==11:48鳥倉林道ゲート

天候

17日:鳥倉ゲートでは晴天だったが三伏峠は終日ガス
18日　晴天　しかし午後から時折ガス
19日　晴天
梅雨明けの晴天続き　三伏峠も寒くはなくテント泊も快適でした

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉林道ゲート前の駐車場(無料　20台ほどのスペースだが、3連休で満車)
このゲートを越えて登山口まで1日2便伊那バス運行あり

コース状況／危険箇所等

登山ポストはゲート脇・登山口脇にありました
帰りは松川IC近くの清流苑でお風呂と食事を堪能(露天風呂からは仙丈ケ岳・北岳・塩見岳が拝めます　食事処もメニュー豊富で美味しかったです)

コース状況等
・鳥倉林道ゲートから登山口までは30分強の舗装道路歩きです。
・三伏峠までの登山道は樹林帯が多いので、夏でも日光を遮ってくれます。一部分、崖に面した丸太の桟道がありますが、注意して歩けば問題ありません。梅雨明け直後だったこともあるかもしれませんが、途中の水場は水量豊富でおいしい。
・三伏峠小屋　ビール　600円(レギュラー)、800円(ロング)
・三伏峠のテント場は小屋の北側段々斜面にキチンとロープで区画分けしてあり、全部で50張りほどの広さです。初日は70張りほどだったため、夕方到着組はテント場に隣接した草地や、小屋軒下脇の狭いスペースまでテントで埋まりました。
(2日目は丁度50張り程度)
・三伏山はテント場から徒歩10分かからないところにある360度の展望台です。
・三伏峠水場へ降りる道の途中に柵で保護されたお花畑があります。
・本谷山から塩見小屋のルートは最後の小屋への直登部以外は緩やかなアップダウンの樹林帯の巻き道コースでコースタイムほど時間はかかりません。
・北俣岳分岐から蝙蝠岳のルートはあまり歩かれていないようですが、なかなかオススメな稜線眺望コースです。但し蝙蝠岳手前の二重山稜部はハイマツが繁りすぎて歩きづらい状況でした。
・三伏峠から小河内岳のルートは稜線西側はすべて崩落崖地で、数箇所注意すべきところがあります。
・小河内岳避難小屋は山頂直下のなだらかな台地上に建つキレイな小屋でした。目の前には荒川三山がドーンと望める好展望地です。
・崖地のへりを歩くところが数箇所ありますが、ハシゴ・クサリは一箇所もありません。
・ルート途中でお会いする方ともいろいろ話をしましたが、広い南アルプスを縦走する方が意外と多いように感じました。塩見近辺だと、広河原〜熊の平〜塩見〜蝙蝠〜二軒小屋や、広河原〜熊の平〜塩見〜三伏峠〜鳥倉林道、あるいは鳥倉林道〜小河内〜荒川前岳〜赤石〜椹島など、魅力的な縦走ルートを単独や二人行で満喫するスタイルが多いのかなという感じです。

写真

7/17 7:43

鳥倉林道ゲート前の駐車スペースはすでに満車

7/17 8:17

登山口

7/17 10:45

三伏峠

7/17 14:51

三伏峠のテント場

7/17 15:16

テント場から水場方面へ少し下ったところには広いお花畑

7/17 15:19

7/17 15:20

7/17 18:32

夕方　テント場から塩見の山頂が

7/17 19:16

この日のテント場は超満杯

7/18 4:09

2日目早朝

7/18 4:45

本谷山頂からの塩見岳

7/18 4:46

夜明けの雲海の向こうに北アルプス

7/18 4:51

7/18 6:03

塩見小屋

7/18 6:07

塩見小屋から見える塩見岳は天狗岩も山頂も尖って見えます

7/18 6:09

鳳凰雲って感じの上空

7/18 6:40

塩見小屋から塩見岳西峰へのルートはこの3日間で唯一の岩場ポイント

7/18 7:00

塩見岳西峰

7/18 7:00

7/18 7:02

伊那谷のすぐ向こうに中央アルプス

7/18 7:03

荒川三山

7/18 7:03

塩見双耳峰の東峰はすぐ近く

7/18 7:05

仙塩尾根の向こうは仙丈、甲斐駒、白峰三山

7/18 7:11

7/18 7:12

7/18 7:12

7/18 7:40

塩見岳から北俣岳分岐方面へ下るとバットレスがよく見えます

7/18 8:06

7/18 8:15

これから目指す蝙蝠岳へのなだらかな稜線と富士山

7/18 8:26

表銀座のガレた稜線を彷彿とさせる蝙蝠岳への稜線を進むほどに荒川三山が正面に大きくなります

7/18 8:26

幅広な二等辺三角形　蝙蝠岳

7/18 8:33

鉄兜には見えない、蝙蝠岳への稜線から見た塩見岳

7/18 9:13

悪沢岳から張り出す骨太な尾根

7/18 9:14

蝙蝠岳山頂

7/18 9:15

7/18 9:16

蝙蝠岳から見た塩見岳

7/18 9:17

7/18 9:17

7/18 9:17

笊ヶ岳から青薙山へと伸びる稜線

7/18 9:17

7/18 9:18

翌日に登る小河内岳の稜線

7/18 9:18

7/18 9:22

蝙蝠岳からぐるっと塩見岳へ戻る稜線　なんだか遠〜いなあ

7/18 10:37

ライチョウの親子発見

7/18 12:22

塩見小屋

7/18 14:07

鉄兜・塩見岳

7/18 15:20

7/19 4:19

3日目早朝

7/19 4:39

7/19 4:46

7/19 4:47

7/19 4:48

7/19 4:51

7/19 4:55

7/19 5:06

7/19 5:25

7/19 5:25

7/19 5:39

小河内岳山頂と避難小屋

7/19 5:53

小河内岳山頂

7/19 5:54

荒川三山はすぐ目の前に

7/19 5:54

7/19 5:56

7/19 5:58

7/19 6:10

キレイな小河内岳雛小屋

7/19 6:10

7/19 7:38

7/19 7:42

塩見岳と蝙蝠岳

7/19 7:53

烏帽子岳山頂から三伏峠小屋

7/19 8:17

7/19 9:51

お隣の親子4人テント
かわいいフウちゃん(娘)、テンテン(息子)とはすっかりお友達に

撮影機器：

CX2 リコー

感想

kaz

元々3連休は　便ヶ島から聖・上河内・茶臼・光をテント2泊で巡回縦走するつもりで出発しました。
しかし、梅雨明け前最後の大雨の影響で便ヶ島へは土砂崩れで通行禁止との情報を国道152号から15分ほど入った地点で戻ってきた車から聞いた時点で計画白紙状態に。

持参した山地図で他に登れて、テント泊できるところはと、急遽プラン変更してプランニングしたのが今回の塩見山行。
塩見は鳥倉からではなく広河原から熊の平を経由して、近い将来に予定を考えていたんですが、はるばる千葉から飯田の山奥まで遠征してきて、このまま帰るのはさすがにツライということで、テント2泊で満喫できる即興プランを組んでみました。

三伏峠テント場に2泊の定置テントからのピストン2発プランでしたが、なかなか行きづらい山だと見ていた蝙蝠岳まで登れたのは、うれしい誤算でした。
おまけに重い装備はテント場に残して軽量装備で行動できたので、想定以上に早いペースで行動出来ましたし、テント場では色々な出会い・親交を深めることもできた、とても思い出深い3日間でした。