初めての富士山（須走ルート） ・・・花も山も最高

2015年09月10日(木) 〜 2015年09月11日(金)

• GPS: 14:31
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,947m
• 下り: 1,930m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:04
• 休憩: 0:58
• 合計: 6:02

9:04 須走口 五合目
9:10 9:11 古御嶽神社
10:52 10:55 須走口登山道 六合目
11:24 11:37 須走口登山道 本六合目
13:17 13:51 須走口登山道 七合目
14:22 14:26 須走口登山道 本七合目
14:44 14:47 須走口登山道 八合目
15:06 須走口・吉田口登山道 本八合目

2日目

• 山行: 5:32
• 休憩: 1:48
• 合計: 7:20

3:37 須走口・吉田口登山道 本八合目
3:46 3:53 須走口・吉田口登山道 八合五尺
4:37 4:45 須走口・吉田口登山道 九合目
5:12 5:25 久須志神社
5:36 5:44 成就岳
5:51 5:52 伊豆岳
5:59 5:59 朝日岳
6:09 6:09 御殿場口頂上
6:12 6:13 富士宮口頂上
6:25 6:38 富士山
6:43 6:50 西安河原
6:55 6:56 雷岩
7:01 7:01 金明水
7:07 7:08 久須志岳
7:15 7:16 久須志神社
7:38 7:39 須走口・吉田口登山道 九合目
7:52 7:53 須走口・吉田口登山道 八合五尺
8:00 8:41 須走口・吉田口登山道 本八合目
9:04 9:05 須走口登山道 本七合目
9:20 9:20 須走口登山道 七合目
10:20 10:22 須走口下山道 砂払五合目
10:54 10:55 古御嶽神社
10:57 ゴール地点

天候

1日目　曇り　風：微風
2日目　快晴後一時曇り　風：弱風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き：御殿場ICからふじあざみラインを通って須走口へ
帰り：同じ道で御殿場ICまで

駐車場は200台。登山最後の平日なので、停まっていたのは50台以下
駐車場入口に案内書、トイレがあります。後は開いている山小屋に
あります。（維持管理金　￥200）

コース状況／危険箇所等

整備されており、迷う場所や危険な所はありません。
但し、山頂までの溶岩でガレた道や下山路はそれなりに注意は必要
です。
入口に茶店があり、キノコ茶を頂きました。このルートは登り道の
結構上まで樹林帯が続き、色んな花が楽しめます。
下山道は砂走りで、砂に埋れながら下ります。
今回は混雑を避け、シーズン最後にしたので、富士吉田口との合流
地点（本八合目）までは人が少なく、又、翌日の山頂までもそれ程
人が多くなく問題ありませんでしたが、混雑時の落石は要注意でし
ょう。（下山時にヘルメットを着けていたのは私位。私が過剰？）
砂走りで、スパッツを着けていない方がおられて、靴の中に小石が
入り、大変そうでした。

登山ポストは茶店を抜けた入口にあります。そのちょっと手前で協
力金￥1000を払います。

写真

9/10 8:28

須走登山口五合目駐車場から富士山。7時台には綺麗に見えていましたが、ガスがかかり始めています。車も少ないです。

9/10 9:03

入口の茶店の方にお茶も頂きました。

9/10 9:27

前半は樹林帯が続きます。

9/10 9:32

オンタデの向こうに、まだ山頂方面が見えています。

9/10 9:36

とっても大きなフジアザミ

9/10 9:38

綺麗に並んだオンタデの花

9/10 9:40

トリカブトも多いです。

9/10 9:44

ノコンギクかと思いますが、そんなにありません。

9/10 9:45

別な葉のなかから頭だけ出しているアキノキリンソウ。この花もあちこちに見られます。

9/10 9:53

鹿さん、あんまり食べないで。

9/10 10:09

これも良く見かけるトモエシオガマ

9/10 10:18

ムラサキモメンヅルのようです。

9/10 10:18

黄色く色づいたオンタデ。上はガスがかかってきました。

9/10 10:32

並んだアキノキリンソウ

9/10 10:52

長田山荘に到着。人が少ないとはいえ、そこそこいらっしゃるので、撮って頂けます。

9/10 10:58

もうすぐ秋だなあ。

9/10 11:15

並んだトリカブト

9/10 11:16

これが一番自然に撮れたヤマホタルブクロ

9/10 11:21

これは何だっけ。どこかで見たような。もうちょっと調べてみます。

9/10 12:00

樹林帯も過ぎ、ガスも出てきました。

9/10 12:18

イワツメグサのちいさな花をアップに

9/10 12:21

岩の間から赤っぽい花のオンタデが。

9/10 12:41

太陽館（看板には3090mと書いてあります）に到着。この後少し登ったら相棒に異変が。高山病のようで足が動きません。もう一度ここまで戻って相談し、結局、相棒はここに泊り、翌日下山時に合流する事にしました。

9/10 14:17

見晴館が見えてきました。

9/10 14:35

雨で削れたのでしょうか。登山道がえぐれています。

9/10 14:47

下江戸屋。最後の釘打ちをされていました。

9/10 14:57

赤土の向こうに本六合目の小屋が見えてきます。1日目のゴール地点です。

9/10 15:11

本日の宿泊所、胸突江戸屋に到着。

9/10 16:01

小屋で手続きを済ませ、少し休んでから外に出てみます。翌日登る頂上方面。

9/10 16:11

本六合目の石碑

9/10 16:15

箱根方面に見えた虹

9/10 16:18

散乱している下の雲。下は曇時々晴れかな？

9/10 16:37

御殿場に富士山の影が大きく写っています。

9/10 18:19

もうすぐ日も沈む時間の雲海

9/11 3:35

2日目。眠れなかったので、予定を変えて暗い内に頂上を目指す為に出発。

9/11 3:53

御来光館に到着。ここでも登山の準備をしている方が多数。

9/11 4:09

振返ると、登って来る方のヘッドランプと街の灯りが綺麗。上は満天の星空です。オリオン座がくっきりと。

9/11 4:24

街の灯と空には三日月と大きな星（金星？）が見えます。

9/11 4:42

少し明るくなってきた空と九合目看板

9/11 4:57

もうすぐ夜明け。山中湖と丹沢向こうの空。

9/11 5:03

もうすぐ頂上です。たくさんの人が見えます。

9/11 5:12

頂上の石碑。人で一杯です。

9/11 5:24

日の出の時間は過ぎています。御正体山の向こうの空は赤くなっています。

9/11 5:27

まだまだ人が登ってきます。

9/11 5:43

奥秩父方面の雲海。手前の山は雲が流れてくるように見えます。

9/11 5:44

ようやく、相模湾、横浜方面から太陽が顔を出してきました。

9/11 5:48

さて、お鉢めぐりに向かいます。

9/11 5:48

火口の反対側に見える赤く染まった剣ヶ峰

9/11 5:53

火口を廻る道

9/11 5:57

日影で暗い火口と白山岳

9/11 6:01

愛鷹山塊の向こうには駿河湾と伊豆の山々が見えます。

9/11 6:06

銀明水と御殿場口。もうロープが張ってあり、閉山です。

9/11 6:07

富士山の大きな火口

9/11 6:09

浅間大社奥宮

9/11 6:09

箱根山。朝の光と靄が微妙な色合いを見せてくれます。

9/11 6:12

凍った水溜り。山頂は0℃位です。

9/11 6:16

剣ヶ峰に登るザレ道

9/11 6:24

山頂の気象観測所

9/11 6:26

山頂で記念撮影。殆ど待たずに撮って頂きました。

9/11 6:35

御殿場口を見下ろすと、又箱根山が綺麗。

9/11 6:37

剣ヶ峰を下りて、お鉢めぐりを続けます。

9/11 6:48

くっきり映る富士山の影。遠くは南アルプスの山々です。

9/11 6:48

赤石岳方面をアップ

9/11 6:50

お鉢めぐりの道

9/11 6:53

左の甲斐駒ケ岳の向こう側には北アルプスも見えています。

9/11 6:50

八ヶ岳も

9/11 6:56

白山岳の麓から見る剣ヶ峰

9/11 7:10

雲海に浮かぶ奥秩父の山々。奥には浅間山も。

9/11 7:10

ぐるっと一周、山中湖と御正体山から丹沢の山々まで明るく見えています。

9/11 7:11

人が大分減った登り口に戻ってきました。

9/11 7:13

朝の光に照らされた相模湾

9/11 7:23

登る時に撮れなかった鳥居の前にて

9/11 7:26

御来光館目指して下ります。

9/11 7:37

振返ると登る方たちが。大分少ないです。

9/11 7:48

河口湖と黒岳方面

9/11 7:56

胸突江戸屋が見えてきます。ここで登ってきた相棒と合流できました。この後、荷物を整理し、一緒に下り始める事になります。

9/11 8:46

本八合目から下りる前に、先日遭難しかかった十二ヶ岳と西湖を見てきます。

9/11 8:47

下り始めるとブルドーザが通って行きました。

9/11 9:22

砂走りスタート前に完全防備の記念写真。人が少ないのでヘルメットは必要なかったかも知れませんが、着用していたのは私位かも。

9/11 9:31

砂走り下山路を元気に走る相棒

9/11 10:17

親子のようなヤマホタルブクロ

9/11 10:26

オンタデの間から出ているフジアザミ。本当に大きい。

9/11 10:53

もうすぐ登山道入り口です。

9/11 11:15

茶店でソフトクリームを食べた後、駐車場に戻ってきました。大分車が増えています。

撮影機器：

PENTAX K-30 ペンタックス

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

nino33

前日までの台風の影響で、どうするか迷いましたが、富士山の山小
屋も9/13までに殆ど閉まってしまうのと前日の天気予報が9/11には
回復となっていたので、今年最後の機会と思い、相棒を誘って行っ
て来ました。

ルートは1日目がそれ程良くもない予報だったので、花が楽しめそ
うな須走ルートにしました。
マイカー規制も終わり、閉山前の一瞬のチャンスです。

期待通り、樹林帯では色んな花が楽しめました。
高山病対策で、花を撮りながらゆっくり歩きましたが、樹林帯を
抜け、3000mを越えた太陽館のちょっと上で相棒に異変、歩けなく
なってしまいました。

高山病です。足が震え、登れそうもないとの事。　取り敢えず、
太陽館まで戻り、相談したら、それ程重症でもありませんが、見
晴館（標高 3200m）まで行くのは無理のようです。

ただ、休んでいれば大丈夫そうだったので、相棒は太陽館泊、私
は計画通り、本八合目の胸突江戸屋まで行く事としました。

着いてから、心配だったので携帯や小屋に電話しても中々繋がり
ません。ようやくメールが来て、3時間程で回復したとの事。一安
心で、私は翌日登頂する事にしました。
相棒とは下山時に太陽館で落ち合う約束です。

翌日の登山道や小屋周辺でも体調不良らしい方をたくさん見かけ、
恐さを思い知らされました。

小屋は宿泊客が10数人程度。高山病が怖かったのでアルコールを
控えましたが、何故か殆ど眠れず。本当は小屋周辺で日の出を見
てから、混む時間を避けて登るつもりでしたが、どうせ眠れない
ので、暗い内に小屋を出発、頂上で日の出を見る事にします。

快晴で、夜景や夜の星はとても綺麗です。東の遠くに雲がかかっ
ていて綺麗なご来光とはいきませんでしたが、周辺の山が皆見え
て最高でした。（この時は前日に鬼怒川が氾濫し、かなりの方が
亡くなられたとは知る由もなく。合掌。）

お鉢めぐりでは、全方向の山が見えました。
富士山は見る山　とは良く聞きますが、登ってもいい山だと思い
ます。それにしても、外国の方が多いですね。半分位外国の方で、
すれ違いの挨拶に困りました。

帰りは、相棒が胸突江戸屋まで登って来ており合流。砂走りを駆
け下りましたが、さすがに1700mの下りは膝にきました。樹林帯
に入る手前からはかなりペースを落とし、ちょっと足を引きずる
格好になりましたが、何とか無事下山。
それにしても、ヤマレコ投稿者の方は日帰りが多いのに驚かされ
ます。若い人はすごいですね。

私は又少し休養を入れますが、多分大した事はないと思います。