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Yamareco

記録ID: 7155163
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

栂海新道 1982 夏(Old Records)

1982年08月12日(木) 〜 1982年08月15日(日)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
80:00
距離
44.0km
登り
3,883m
下り
5,126m

コースタイム

1日目
山行
5:20
休憩
0:55
合計
6:15
7:45
60
8:45
9:00
140
白馬尻
11:20
11:50
40
葱平
12:30
12:40
80
小雪渓
2日目
山行
8:20
休憩
1:00
合計
9:20
6:00
0:00
135
8:15
8:30
40
9:10
9:30
120
11:30
11:40
125
13:45
14:00
40
14:40
3日目
山行
10:05
休憩
0:50
合計
10:55
5:10
55
6:05
6:15
0
6:15
0
6:15
45
7:00
7:10
185
長栂第一湿原
10:15
10:35
45
11:20
115
13:15
13:25
155
16:00
5
16:05
4日目
山行
9:50
休憩
0:50
合計
10:40
6:30
100
8:10
8:20
25
8:45
8:55
115
10:50
11:00
70
12:10
12:20
85
13:45
13:55
70
15:05
0:00
125
送電線
17:10
0:00
0
親不知(日本海)
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
入道山から親不知まで
 今は、入道山から親不知までの登山道がしっかり整備されているようですが、当時は、尻高山を過ぎ、二本松峠から先のルートが、何回か変更されていたようです。昭和54年版のアルパインガイド27白馬岳・後立山連峰では、二本松峠から入道山に登らず、風波川沿いに下って海岸に出るルートが掲載されていました。昭和57年(1982年)では、入道山を登るルートでしたが、現在と違い下りの最後は風波川に下るルートとなっていました。マムシが出ると言うことで変更されていたようです。
猿倉荘
 今も建物は変わっていないようです。
猿倉荘
 今も建物は変わっていないようです。
白馬尻小屋
 チューリップハットの登山者に、時代を感じます。 
白馬尻小屋
 チューリップハットの登山者に、時代を感じます。 
大雪渓スタート
稜線が見えてきました。
稜線が見えてきました。
大雪渓を登り切り葱平?で休憩
大雪渓を登り切り葱平?で休憩
葱平?を登っていきます。
葱平?を登っていきます。
小雪渓のトラバース
小雪渓のトラバース
ウスユキソウ
白馬岳の朝
剱・立山
イワギキヨウとコマクサ
イワギキヨウとコマクサ
三国境北2512ピークより?
白馬岳と旭岳か?
三国境北2512ピークより?
白馬岳と旭岳か?
雪倉岳南面のお花畑
雪倉岳南面のお花畑
雪倉岳山頂
雪倉岳北面のお花畑
雪倉岳北面のお花畑
小桜ヶ原
小桜ヶ原のミズバショウ
小桜ヶ原のミズバショウ
朝日岳キャンプ場から見る夕焼け
朝日岳キャンプ場から見る夕焼け
朝日岳山頂の朝 長栂山方面
朝日岳山頂の朝 長栂山方面
朝日岳山頂の朝 妙高方面
朝日岳山頂の朝 妙高方面
長栂山南の湿原より望む朝日岳
長栂山南の湿原より望む朝日岳
照葉の池と白馬岳
照葉の池と白馬岳
長栂山の山頂
この先、アヤメ平
この先、アヤメ平
アヤメ平
アヤメ平の池塘
アヤメ平の北端
黒岩平が見えてきました。
黒岩平が見えてきました。
黒岩山の池塘
黒岩山からの犬ヶ岳
 今日の幕営地が遠くに見えます。日本海に向けて下っているのに、なぜか犬ヶ岳は高い位置に感じます。
黒岩山からの犬ヶ岳
 今日の幕営地が遠くに見えます。日本海に向けて下っているのに、なぜか犬ヶ岳は高い位置に感じます。
やっとたどり着いた犬ヶ岳
やっとたどり着いた犬ヶ岳
坂田峠のお地蔵様
坂田峠のお地蔵様
入道山下り鉄塔付近からの日本海
入道山下り鉄塔付近からの日本海
蓮華温泉からの朝日岳
蓮華温泉からの朝日岳
蓮華温泉
蓮華温泉 
仙気ノ湯でのんびり
蓮華温泉 
仙気ノ湯でのんびり

感想

 1982年夏に縦走した栂海新道の記録とフィルムが出てきたので、レコにアップしてみました。
 1982年は、大学を卒業し、社会人一年目の年でした。夏休みが取れ、山へ行けることになり、念願の栂海新道を縦走することにしました。栂海新道は標高約3000mの白馬岳から0mの日本海までの縦走路です。このロマンあふれるルートは、登山雑誌にも紹介され、いつか行ってみようと思っていました。
 今なら自動車で白馬か親不知まで行くところですが、高校、大学と山へ行くときは、電車とバスという先入観があったので、前日、松本まで行き、駅で仮眠し、翌日の始発で白馬、バスで猿倉まで行きました。群馬から白馬へは、高速で行っても、長野から一山越えるので時間がかかりますが、高速のない時代はさらに時間がかかります。電車でも、信越線から篠ノ井線に乗り換え、スイッチバックして松本へ、大糸線に乗り換えて白馬へ着くので、ほんとうに時間がかかりました。東京へ出て、特急で松本に行った方が早いと思いますが、運賃の差は大きいことでしょう。
 わずかな給料なので、小屋泊まりは、まったく考えていませんでした。若いから可能なテント泊の縦走です。朝日岳では、荷の重さを考えず、力任せに登ったので、右膝を痛めてしまいました。朝日岳以降は、右膝をかばいつつ、左膝も痛めないようにペースを落としての縦走となりました。北又の水場で給水し、重くなったポリタンを背負って登った犬ヶ岳が、一番キツかったことを思い出します。栂海山荘では、山荘に泊まった人から、一緒に小屋に泊まろうと言われましたが、テント泊にこだわってしまいました。
 朝日岳からしばらくは、天候にも恵まれ、池塘やお花畑がつづき、雲上の楽園でした。きれいな写真をいっぱい撮ってきたかと思って、探してみると、写真は24枚撮りポジフィルム2本分でした。デジカメで枚数を気にすることなく撮影できる今とは違い、現像やプリントにお金がかかったとは言え、もっと撮影しておけばと思いました。特に悔やまれるのは、親不知の海岸の写真がなかったことです。蓮華温泉で露天風呂にビールを飲みながらゆったりつかる写真より、雨と汗でずぶ濡れの状態でたどり着いた親不知で、疲れた体を海水にひたす写真を、なぜ撮らなかったのでしょうか。他にも四角く小さな栂海山荘や危険なトイレ、水場や各ピークなど・・・

※ コースタイムの最終のGマークに「栂海新道日本海起点」が表示されていますが、ルート作成の手動入力で、うまく記入できなかった結果です。実際は、風波川の河口に近い場所に着きました。

メモ書きの山行記録より
1982.08.11(水)
両毛線国定駅17:11発の電車に乗車(白馬まで3,300円)
横川駅で「釜飯」700円を買い、夕食にする。
松本駅22:38着、松本駅にて仮眠。

08.12(木)
松本駅5:18発
猿倉7:45着
村営小屋のキャンプサイトで幕営。幕営料500円、夜半まで雨が続く。

08.13(金)
3:45起床、西方をのぞき晴れていて、星が見られる。
朝食をすませ、出発する。白馬岳では雲海が広がり、眺望良好。
雪倉岳9:10で昼食、まわりは雲、水がほしい。
水平道分岐から山頂までの間、にわか雨に降られる。
山頂間際の登りで右膝を痛める。
朝日小屋14:40到着、幕営料200円、夕日が美しい。

08.14(土)
3:00起床、右膝の痛みは回復せず。以降、悪化しないよう気を遣いながらペースを落として山行を続ける。
朝日岳から黒岩平あたりまでが、このルートのハイライト。
北又の水場で給水、重くなったポリタンが犬ヶ岳の登りをキツくする。
栂海山荘の前に幕営する。

08.15(日)
6:30出発、雨
8:00頃、雨があがる。
真夏の低山の山行
入道山から先、マムシが出るのでルートが変更されている。
17:10親不知の海岸に、雨と汗でずぶ濡れの状態で到着。
海岸にテントを張り、シャワー(800円)を浴びる。
あまり食欲なし

08.16(月)
朝のうち雨
7:00頃起床、グズグズしている。
親不知駅11:37発のバスで、糸魚川へ
糸魚川13:57発の大糸線で平岩駅14:36着
平岩駅16:45発のバスで蓮華温泉へ
18:00頃、蓮華温泉に到着、宿泊料5,000円


2024.08.30記載

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