ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 715805
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

初めての上高地・涸沢・奥穂高 テント泊ピストン

2015年09月11日(金) 〜 2015年09月13日(日)
 - 拍手
子連れ登山 harita53 その他1人
GPS
51:35
距離
37.5km
登り
1,786m
下り
1,781m

コースタイム

1日目
山行
4:46
休憩
1:07
合計
5:53
5:53
48
上高地バスターミナル
6:41
6:50
43
7:33
7:41
47
8:28
8:43
55
9:38
9:53
51
10:44
11:04
42
Sガレ
11:46
涸沢ヒュッテ
2日目
山行
6:32
休憩
2:38
合計
9:10
6:00
0
宿泊地
6:00
6:00
53
6:53
7:00
55
ザイテングラート取り付き
7:55
8:07
31
8:38
8:47
41
9:28
9:40
92
11:12
13:00
74
14:14
14:24
46
3日目
山行
2:23
休憩
0:50
合計
3:13
6:57
7:05
45
7:50
7:50
46
明神池
8:36
8:50
5
9:30
上高地バスターミナル
途中でGPSの電源が落ちて、なんと、それまでの記録が消えてしまっていました(またか…)。そのため、地図は手書きで入力しました。

今回は「落石を起こさない歩き方」の練習でもあったので、涸沢から上では、落石を起こさないように、転ばないように、いつもよりもずっとゆっくりと静かに歩きました。とくに下山時は、いつもと違って、私が前を歩きました。
天候 1日目:晴れ、2日目:晴れ、3日目:曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(往路)
新宿駅西口22:30発
 〜 さわやか信州号・夜行バス
上高地バスターミナル5:15頃着
http://sawayaka.alpico.co.jp

4列のスタンダードのバスですが、携帯電話を充電できるコンセントが各席についていました。しかしアダプターを持っておらず…。
背は高いものの飛行機のエコノミークラスでも眠れる自分には快適なバスでした。

(復路)
上高地バスターミナル10:05
 〜 新島々バスターミナル行きバス 〜松本駅 〜JR
http://www.kamikochi.or.jp/access/bus-timetable_3/

上高地からのバスは整理券順の乗車。お盆の頃など混雑期には、整理券がないと乗れないことがあるそうです。整理券はバスターミナルの窓口(午前5時OPEN)でもらえ、当日だけでなく事前にももらえるそうです(前々日くらいから?? 詳細は失念しました。すみません)
コース状況/
危険箇所等
上高地〜涸沢、涸沢〜ザイテングラード取り付きまでは特に危険な箇所なし。

ザイテングラードから奥穂高岳山頂までは手を使います。有名コースなので列挙しませんが、ヘルメット着用、ストックはしまう、など、涸沢ヒュッテの情報などを参考にしました。
http://www.karasawa-hyutte.com/登山道-積雪量/

涸沢からの帰路についてはアルペンルートも検討していましたが、長雨のせいか、9/12現在、まだ開通していませんでした。

登山届は上高地バスターミナルで提出しました。
その他周辺情報 上高地の公式サイトが下山時のお風呂を探すのにも便利でした。
http://www.kamikochi.or.jp/facilities/bathe/

私たちは朝7:30から入れる上高地アルペンホテルでお風呂を借りました。

松本駅前には信州そばのお店はたくさんありました。行列のできているお店も。
私たちが食べたのは、このお店(食べログと公式サイトをはっておきます):
http://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20018212/
http://ohtaki-gp.net/ogisoseimenjyo/matsumoto.php

駅周辺にはそばに限らず、おいしそうなレストランがたくさんありました。さすが避暑地ですね。
いきなりサルの群れに出会いました。人間を恐れなくなってきているそうです。よくないですね…
いきなりサルの群れに出会いました。人間を恐れなくなってきているそうです。よくないですね…
横尾大橋に到着。
1
横尾大橋に到着。
初めてみる屏風岩。
1
初めてみる屏風岩。
本谷橋で休憩。
涸沢に到着。赤いナナカマドの実がなり、夏の終わり、秋の訪れの気配。
1
涸沢に到着。赤いナナカマドの実がなり、夏の終わり、秋の訪れの気配。
涸沢ヒュッテにあった案内図。「獅子岩」「見晴らし岩」など、これで覚えた呼び名があとで役に立ちました。
涸沢ヒュッテにあった案内図。「獅子岩」「見晴らし岩」など、これで覚えた呼び名があとで役に立ちました。
モルゲンロート。
2
モルゲンロート。
奥穂への稜線をバックにザイテングラート。
1
奥穂への稜線をバックにザイテングラート。
ザイテングラートの核心部付近。登りは取り付きから約1時間。標高差で300mほど。息子は楽しんでいました。
2
ザイテングラートの核心部付近。登りは取り付きから約1時間。標高差で300mほど。息子は楽しんでいました。
奥穂高岳山頂。
奥穂高岳山頂から槍ヶ岳方面。
奥穂高岳山頂から槍ヶ岳方面。
ジャンダルム。
吊り尾根。
穂高岳山荘すぐ上の壁。登りの時間はすいていましたが、下りの時ははしごのすれ違いで渋滞がおきていました。
1
穂高岳山荘すぐ上の壁。登りの時間はすいていましたが、下りの時ははしごのすれ違いで渋滞がおきていました。
ザイテングラード。下から。
1
ザイテングラード。下から。
お花畑。
お花畑。チングルマ。
お花畑。チングルマ。
お花畑。
涸沢ヒュッテ。山奥という感じがしませんでした。
涸沢ヒュッテ。山奥という感じがしませんでした。
(おまけ)下山後、松本駅前で食べた立ち食いそば。立ち食いそばでもレベルが高いですね(^^)
1
(おまけ)下山後、松本駅前で食べた立ち食いそば。立ち食いそばでもレベルが高いですね(^^)
(おまけ)下山後、松本駅から歩いて松本城へ(片道20分ほど。駅のコインロッカーは今回も大型はすべて使用中につき荷物をかついで町中へ ^^;;)。
1
(おまけ)下山後、松本駅から歩いて松本城へ(片道20分ほど。駅のコインロッカーは今回も大型はすべて使用中につき荷物をかついで町中へ ^^;;)。
(おまけ)特急あずさも始発の松本駅から乗るので快適(韮崎・甲府あたりから混んできて自由席では立つ人も)。ビールを飲みながら帰京。
1
(おまけ)特急あずさも始発の松本駅から乗るので快適(韮崎・甲府あたりから混んできて自由席では立つ人も)。ビールを飲みながら帰京。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え サンダル 食器 コンパス ヘッドランプ 筆記用具 保険証 時計 タオル ストック テントマット シェラフ ヘルメット
共同装備
ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター 地図(地形図) 計画書 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー ウエットティッシュ 携帯 ナイフ カメラ ポール テント iPad
備考 iPadの星座表アプリが役に立ちました。ARモードで星空にむけて使用。
天の川の写真をとるのはコンデジでは無理。やはり一眼レフと三脚を持って行けばよかったです(次回以降の課題)。

感想

 息子と一緒に涸沢から奥穂高に登ってきました。息子にとっては山を始めて9年目、13歳での初穂高。
 私も山登りを初めて21年ですが、アルプスにはあまり登らない中途半端な山登りでしたので、初の上高地、涸沢、穂高となりました。初めてなので、いろいろとカルチャーショックも。たくさんのそれも様々な人が登っていること。本格的なクライマーもいるかと思えば、おしゃれな人々も。飲み物や食べ物が普通に売られ、展望テラスまである山小屋。トイレがたくさんあること、しかもロールペーパーが常備されていること。携帯が繋がらないことを除けば山奥とは思えない不思議な感覚でした(北海道の山に行かれるときはぜんぜん違いますよ、ご注意を…)。

 さて、今回は息子の岩登りデビュー。晴天に恵まれ楽しかったです。体力はあまり使いませんでしたが、初めての岩登りということで色々と緊張しました。前日の夜には、息子が事故を起こして私がひとり山小屋で事情聴取されているという夢まで見ました……苦笑。

 初日の涸沢までの登りはテント装備を担いでゆっくりと。食料はフリーズドライではなく、ひとつ豪華に、レトルトカレーやゼリーなど美味しいものを持っていくと、食事は充実しましたが、やはり重かったです。歩荷のトレーニングをしよう、と思いました。

 涸沢の夜は、ちょうど新月に近い月齢だったこともあり、天の川や流れ星がきれいに見えました。一眼レフと三脚がなくて夜空が撮れないのが残念だったので、次回は持ってあがりたいですね(やっぱり体力つけなきゃ)。
 そして、山の上はだいぶ寒くなってきました。夜は長袖Tシャツの上にフリースを羽織りました。

 翌朝はモルゲンロートを眺めてから出発。トラブルもなく、高度を稼いで奥穂高岳の山頂に到達。山頂の稜線は風が強く少し寒かったです。ジャンダルムや吊尾根、そして遠くに槍ヶ岳が見えました。
 当初、ここから先、吊尾根の往復で前穂まで行こうかとも検討しました(北穂、奥穂、そして、吊尾根を使って前穂まで検討しました)。しかし、結論としては次回以降に。初めての穂高である私たちには、ガイドブックなどに書かれている難易度も実感を持ってとらえるのが難しく、それは、ザイテングラートの登り下りを一回体験してからでいいんじゃないかな、ということです。吊尾根や槍ヶ岳は、この先、行ってみたいですね。

 無事に涸沢に戻り、昼食後に横尾大橋まで下山。土曜日なので登って来る人たちが多くいました。
 その夜もテントを出て、天の川と流れ星を見ながら30分ほど過ごしました(公衆トイレの明かりがあるので真っ暗ではありませんでしたが)。そして翌朝に上高地から下山しました。

 息子に感想を聞くと「ザイテングラートの手足を使った登りが楽しかった」ということ。今回の経験をいかして、しかし(天気など好条件に恵まれていましたから)過信もせずに、他の山々も楽しく登っていきたいです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2744人

コメント

うらやましいです。
初めまして。harita様。
私も今年、息子を初めて蝶が岳につれていきました。無難に登れました。
いつかは穂高をと思っています。私も穂高行ったことなく、予習で
今週末行く予定ですが、奥穂登るときの恰好はどんなですか?結構寒いですか?
Tシャツの上に、山シャツで登ろうと思り、防風着としてウィンドブレーカーを
もっていくつもりですが、装備や服装として十分すかね?
2015/9/14 12:46
Re: うらやましいです。
sizuka7様。初めまして。コメントありがとうございます。
息子さんとの穂高にむけて準備されているとのこと、そういう準備もまた楽しいですよね。

私もこの季節にどんな服装で行くか考えました。涸沢ヒュッテや槍ヶ岳山荘など、槍・穂高地域の山小屋のホームページやブログの写真なども参考になりました。
結局、行動中は暑いだろうから化繊の長袖Tシャツ、それにウインドブレーカー兼用のゴアのレインスーツ、そして防寒着としてダウンのジャケットやフリースを持ちました。

お天気が良かったので、ザイテングラートの上まで、私たちは、上半身は化繊の長袖Tシャツ1枚でした。暑くて腕をまくるくらいでしたよ。
そこからの稜線は風が強く、息子はダウンのジャケット(タウンユースのユニクロです)を着ていました。まわりを見ても、レインスーツの上着か、いわゆるソフトシェルというのでしょうか、風を避けられるものを着ている方が多かったですね。雨だともう一枚、おっしゃるように山シャツも必要かもしれません。
使わなければ穂高岳山荘に荷物はデポできますから、そこまでは余裕を持って防寒着を持って行かれた方が良いかと思います。

涸沢の夜は気温が低く、私は長袖Tシャツの上に普通のタウンユースのフリースを羽織っていました。息子は長袖Tシャツの上に山シャツ、その上に稜線で着ていたダウンのジャケットを羽織っていました。

この季節はぐんと寒くなりますし、昼と夜や雨と晴れで温度差も大きいですから、迷ったらもう一枚、軽くて温かいものをお持ちになるといいと思いますよ。
あと、暑さ寒さではありませんが、落石の事故も多いところですから、対策としてヘルメットも準備されるといいと思います。涸沢のヒュッテか小屋でも借りられたように思います。

息子さんとの山登りにむけて、楽しい山になるといいですね!
ご参考になれば幸いです。
2015/9/14 17:39
Re[2]: うらやましいです。
harita53様
ありがとうございました。非常に参考になりました。
やっぱり少し重くても、一枚多く持っていく!ですね。
ヘルメット着用率は高いと聞いていましたので用意しています。
2015/9/16 10:54
Re[3]: うらやましいです。
suzuka7様
ご丁寧にありがとうございます。
楽しんできてくださいね
2015/9/18 8:55
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら