【北アルプスの光と影と】餓鬼岳・燕岳 ↑中房川 ↓合戦尾根

2024年09月04日(水) 〜 2024年09月05日(木)

• GPS: 35:00
• 距離: 25.6km
• 登り: 2,763m
• 下り: 2,762m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:18
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:28

距離 11.5km 登り 1,667m 下り 452m

5:16 有明荘
5:31 5:32 中房温泉バス停
5:36 5:37 中房温泉
7:11 7:20 奥馬羅尾沢出合
7:37 7:41 北燕沢出合
8:27 8:36 西大ホラ沢出合
9:34 9:53 東沢乗越
10:46 11:09 東沢岳
12:23 12:27 2508ピーク
14:44 餓鬼岳小屋

2日目

• 山行: 9:01
• 休憩: 1:33
• 合計: 10:34

距離 14.1km 登り 1,082m 下り 2,309m

5:34 餓鬼岳小屋
5:37 5:40 餓鬼岳
5:46 5:47 餓鬼岳小屋
8:32 8:33 2508ピーク
9:23 9:53 東沢岳
10:21 10:25 東沢乗越
11:34 11:39 平
12:28 北燕岳
12:41 12:48 燕岳
12:50 12:51 めがね岩
13:01 いるか岩
13:07 13:43 燕山荘
14:06 14:07 合戦山
14:19 14:21 合戦小屋
14:38 富士見ベンチ
14:59 15:00 第３ベンチ
15:19 第２ベンチ
15:36 第１ベンチ
15:56 15:57 中房温泉登山口
16:08 有明荘

天候

9/4 ガス時々はれ
9/5 はれ後ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往復：三才山トンネル～安曇野～中房温泉
駐車場：午前1時半到着で第3駐車場が残り7～8台
4時半には満車になっていたらしい

コース状況／危険箇所等

⚫︎中房川～東沢乗越
笹に覆われているが沢沿いにきちんとピンクテープを追っていけば道は明瞭。
渡渉は2回ほどしたが岩を使えば問題ないレベル。
ラストの急登で刈られた笹が滑ってなかなか難儀した。

⚫︎東沢乗越～餓鬼小屋
笹が深い。剣ズリの下を大きく巻く。
剣ズリ付近は岩場についた梯子や木道を慎重にわたる。

⚫︎餓鬼岳小屋
テント泊2000円、水1リットル200円、キリンラガー350ml 600円。
トイレも小屋も古いが、とても掃除が行き届いている感じ。

⚫︎東沢乗越～燕山荘
少し薮は濃いが歩きやすい登山道。
こちらも北燕岳の下を大きく巻く。

⚫︎燕山荘
もはや観光地。綺麗な小屋と生ビール。
富士山とまでは行かないが人気のお山ですなあ。サッポロ黒ラベル350ml 700円。お水1リットル200円。

⚫︎合戦尾根
高速道路。

その他周辺情報

コンビニはセブンイレブン穂高富田店とファミマ穂高有明店。

▪️しゃくなげの湯
登山口から30分ほど、中房温泉の湯を引いた温浴施設。
大人600円。サウナ、水風呂、マッサージバス、露天風呂。ドライヤー有料。

▪️テンホウカインズ豊科店
堀金店が鶏そば専門店になっていたのでこちらまで下ってバンチー餃子。

▪️シャトレーゼ安曇野店
食後のチョコバッキー。

写真

9/4 1:49

1時半に到着。何とか第三駐車場に滑り込めてひと安心。星空眺めながら一杯飲って少し仮眠。

9/4 4:59

起きると満車。何とか今回の核心部はクリア出来たみたい。

9/4 5:19

登山届を提出。

9/4 5:20

今日はここはスルーして。

9/4 5:23

突き当たりの中房温泉本館へ。

9/4 5:24

人懐っこい看板犬レオくんを心ゆくまで撫でまわしてから。

9/4 5:24

建物の前。右にある階段を一旦下る。

9/4 5:26

中房の温泉がジャバジャバと流れている。

9/4 5:28

さらに奥にも湯があるみたい。

9/4 5:56

しっかりとした吊り橋を渡る。

9/4 5:57

前日の雨の影響もあまりなさそうな水量。

9/4 6:08

サラシナショウマにょろり。

9/4 6:13

熊が怖いので鈴に加えて時々ホイッスル。後ろからULな女性が来てしばしおしゃべり後に抜き去られた。

9/4 6:18

シシウドが満開。

9/4 6:38

ブナ平は想像とちょっと違った。おにぎり休憩。

9/4 7:10

2日間きのこだらけな登山道だったな。

9/4 7:30

シシウド花火。真夏のピークが去った。

9/4 7:30

渡渉もこんなもの。

9/4 7:47

ムシカリの赤い実に紛れてピンクテープ。

9/4 8:05

ホタルブクロを見る度に古田足日先生の児童書「大きな一年生と小さな二年生」を思い出す。

9/4 8:15

スジグロチョウかしら？

9/4 8:17

急登の始まりでエネルギーチャージ。諏訪に移住してきたという若者と抜きつ抜かれつ。

9/4 8:25

トゲトゲ針々なオヤマボクチ。

9/4 8:33

ツバメオモトの実。

9/4 8:44

有明山かしら？

9/4 8:48

センジュガンピ。

9/4 9:14

一番キツい辺りで太陽まで出てきて滝汗。ソロの女性が1人下山して行った。

9/4 9:27

乗越に餓鬼。ここまでもそこそこ厳しかったけどな。

9/4 9:51

爆ぜた赤い実。マユミかな？

9/4 9:59

オヤマリンドウはまだつぼみ。

9/4 10:00

秋と夏。ナナカマドふた色。

9/4 10:14

ゴゼタチの実がかわええ。

9/4 10:26

川瀬ダムチラリ。山頂が全部隠れていて何処が何の山やら。

9/4 10:54

東沢岳直下でご夫婦とおしゃべり。山頂はスルー。

9/4 10:55

焦らずに行こう。

9/4 12:17

ガスって来てこんな岩があると。

9/4 12:24

一瞬あいつかなと身構えてしまう。グエーグエー。

9/4 12:35

大きなザレを渡る。

9/4 12:36

翌日振り返ったらかなり長いザレだった。

9/4 12:45

ちょいちょい出てくる餓鬼アドバイス。

9/4 13:14

シラタマノキもふた色。実を摘んでサロンパスの匂いを嗅ぐ。

9/4 13:16

何処が剣ズリやら判らぬまま進む。

9/4 13:17

ダム湖の辺りに何かある。

9/4 13:23

上空は晴れるも景色は見えず。

9/4 13:38

こんなハシゴを何箇所か越えて。

9/4 14:11

この距離まで来てやっと餓鬼岳を目視確認。

9/4 14:41

ラストアドバイス。

9/4 14:41

小屋に到着。

9/4 14:45

なんとラガーが売っていた。わーい。

9/4 16:11

サッサと幕営済ませ飲酒タイム。

9/4 18:07

程よく飲んだところでサクッと山頂。

9/4 17:52

今夜の撮影場所を下見してテントで爆睡。

9/5 1:04

風なし月なし最高コンディション。

9/5 1:15

大町。安曇野。松本。奥には長野市の灯りも見えた。

9/5 2:09

夏の大三角形もくっきり。流星もビュンビュン。

9/5 1:31

安曇野上空。牡牛座とオリオン。

9/5 2:20

小さく槍。燕山荘の灯りも見えた。

9/5 4:58

テント場は4張り。皆さんいい人ばかり。

9/5 5:05

さてスタンバイ。

9/5 5:05

浅間山。

9/5 5:06

ピンクベルトに横たわるは。

9/5 5:06

八ヶ岳。

9/5 5:06

富士山。

9/5 5:06

南アルプス。

9/5 5:08

四阿山の脇からライジング。

9/5 5:10

地球の自転を可視化するひと時。

9/5 5:15

小屋にて本日分のお水を1リットル購入。

9/5 5:15

次回は白沢口から登ってみよう。

9/5 5:21

すっかりライジンサン。

9/5 5:21

朝も登っておきますか。

9/5 5:24

正面に爺と鹿島槍。

9/5 5:24

針ノ木蓮華。奥に立山劔。

9/5 5:25

次回は唐沢岳まで歩きたい。

9/5 5:25

朝のお参り。

9/5 5:25

槍キターー！

9/5 5:28

餓鬼の影。

9/5 5:28

小屋泊テン泊みんな勢揃いでニヤニヤする時間。

9/5 5:29

有明山 a.k.a 信濃富士。

9/5 5:29

本日歩く尾根。

9/5 5:39

だいぶのんびりしちゃった。撤収して出発。

9/5 6:21

槍に向けての優勝ロード。

9/5 6:29

昨日は見えなかった稜線もくっきりと見える。

9/5 6:29

烏帽子岳と南沢岳。

9/5 6:44

唐沢岳の奥には立山劔。

9/5 6:44

劔にズーム。針ノ木もかっこいいなあ。

9/5 6:44

立山。左には大日岳も。

9/5 6:49

今回の山行で一番の美人きのこ。

9/5 6:53

前方に小屋泊の女性。彼女を追い抜かないように気をつけながら進んだ。

9/5 7:16

野口五郎の奥には先週行けなかった双六鷲羽水晶方面。来週は行けるといいな。

9/5 7:16

笠ヶ岳と双六岳。

9/5 7:16

真砂岳。奥にちょこんと黒部五郎。

9/5 7:19

昨日とは打って変わっての絶景。

9/5 8:10

餓鬼岳振り返り。

9/5 8:19

東沢岳までが意外と長い。

9/5 8:20

真砂岳。野口五郎岳。三ツ岳。

9/5 8:20

昨日とは湖面の色も全然違って見える。

9/5 9:10

東沢岳山頂。東餓鬼岳までの踏み跡もあった。

9/5 9:13

北アルプスの光と。

9/5 9:13

北アルプスの影と。

9/5 9:13

いつか湯股経由でぐるりと歩きたい稜線。

9/5 9:54

秋の気配をひしひしと感じつつ。

9/5 10:08

乗越まで来た。250m下って500m上がる修行ロード。

9/5 11:22

他はみんなは既にこの形態。

9/5 11:30

なるほど。安曇野側から雲が上がってきている。

9/5 11:49

雲間からひょっこりと槍様。

9/5 11:55

北燕岳の下を大きく巻く。

9/5 11:56

この辺りはお花畑。ウメバチソウ。

9/5 11:57

ヤマハハコ。

9/5 12:05

淡い色のトリカブト。

9/5 12:12

有名なカツオ岩とシャチ岩（嘘）。

9/5 12:13

コゴメクサの群生。かわええ。

9/5 12:16

北燕はスルー。

9/5 12:18

ラスボス感出してくるねー。

9/5 12:23

コマクサの咲き残りも発見。

9/5 12:42

山頂ついたらちょうど人が居なくなった。自撮る。

9/5 12:38

めがね。

9/5 12:48

いるか。ここでやっと前を歩いていた小屋泊女性を抜く。

9/5 12:49

湯股を覗き込む。

9/5 12:52

大賑わいの燕山荘。

9/5 13:01

人懐っこいイワヒバリが小屋前に居座っていた。テーブルでのんびりしてたら酔客に絡まれる。居酒屋か。

9/5 13:29

北燕手前で2リットルを飲み切ってしまった。燕山荘でもう1リットル購入。この後もどんどん人が上がってきた。

9/5 14:05

一気に合戦小屋まで。

9/5 15:42

ノンストップで下山。15時半に第一ベンチで若者3名パーティとすれ違った。小屋泊かと尋ねたら「ヤバいっすかねー」と聞かれたので「晩ご飯は抜きかもね」と脅かしておいた。

9/5 15:51

しかし第一駐車場に停めてる人たちってどういう感じで行動しているのかしら？

9/5 15:56

無事下山。未だ代車生活中。第三駐車場では何やら測量作業をしていた。

9/5 16:57

そのまましゃくなげ。サウナ4セット。

9/5 19:32

テンホウカインズ豊科店にて下山後の儀式。

9/5 19:48

某ラジオで話題になったチョコバッキー。これで81円とは恐れいった。

撮影機器：

PENTAX KP RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

iPhone XS Apple

感想

otkme

遅めの夏休みの4連休。例ののんびり台風に全ての予定を狂わされて、何処にも行けないまま悶々と過ごす。

まあ、こればっかりはどうしようもない。次の連休はどうしようかな、なんて地図を眺める。

一ノ沢は通行止めだし、なんて少し北に目向けた。そういえば餓鬼岳はまだ未到だったな。

---
中房温泉の駐車場が大変な事になっているというのは噂に聞いていたので、夜のうちに移動。第三駐車場に滑り込み、この山行の核心部を見事にクリア。

せっかくなので燕岳も踏んでの赤線繋ぎと思い中房川を詰め、東沢乗越。あまり人の入らないルート。沢筋では鈴とホイッスルで熊対策。

長いルートのご褒美か、静かな餓鬼岳小屋で美味しい酒を飲み、無風、月なしの最高の山頂で、満天の星空を楽しむ。

---
燕山荘が近づくにつれ、今までの静けさが嘘みたいに人が増えはじめる。山荘前は小屋泊の受付で人がごった返していた。

美味しい食事、綺麗な山小屋、生ビール、酔客に若者の団体。皆それぞれに楽しそうだ。

「夜しか泳げない魚は　影を連れて歩けない　だけど光だけが光じゃない事だけは　太陽より知ってる」

古い歌を口ずさみながら、早足で合戦尾根を下る。北アルプスの光と影と、両方を楽しめた良き山行。

コメント

take-4

餓鬼おつかれー！
行ってみたいけど、結構辛そうでウチはなかなか手がでないお山。。
けど人も少なくて山にどっぷり浸かれそうで良いね！
来年チャレンジしてみようかな。

対比するような燕の混雑ぶり。
合戦尾根。イラついてしまうのでウチの奥様は大層苦手としております。

otkme

take-4さん

東沢乗越を境に、同じ山域とは思えないくらい地味な雰囲気。

しかしながら高瀬ダムの向こうに見える北ア北部の山々は圧倒的な存在感は見事なものでしたよ。

合戦尾根。どうせすれ違いと追い抜きでストレスあるだろうかと、しばしのんびりしてから下ったのだけれど、まあ中々のものでした。