塩見岳〜小さな秋を探しに・三伏峠から


- GPS
- 33:29
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,471m
- 下り
- 2,476m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:31
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 11:37
天候 | 19日:晴れ 20日:晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鳥倉林道は全面舗装ですが落石が有り注意が必要です。駐車場までは中央道松川インターから1時間以上かかります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■鳥倉林道駐車場(ゲート)〜鳥倉登山口 舗装された林道を淡々と歩きます。自転車持参で入る方もいるようで、登山口には数台の自転車がデポされていました。 ■鳥倉登山口〜三伏峠 登り始め豊口山のコルまでは急登ですが、その後は比較的歩きやすい樹林帯の道が続きます。水場(ほとけの清水)はこの日は十分出ていました。水場を過ぎると木の桟道やはしごが有ります。滑りやすいので注意が必要です。登山口から三伏峠まで1/10の標識が有りますので、気分的に楽です。 ■三伏峠〜塩見小屋(工事中) 峠から一登りで三伏山、展望が開けます。三伏山から一旦下ってコル。以前は三伏小屋への分岐でしたが今は廃道でほとんど痕跡もわかりません。コルから一登りで本谷山、仙丈岳や塩見岳など大展望です。また少し下って深い樹林帯を緩やかに登り、最後の急登を終えると塩見小屋。今年は工事中で泊まれませんが来年7月には新築オープンです。今年も売店とトイレは営業しています。 ■塩見小屋〜塩見岳 森林限界を超えた岩とハイマツの世界です。最初に見えるのは山頂では無く天狗岩です。天狗岩を超え一旦下って山頂にとりつきます。はしごや鎖は有りませんが、やや急な岩場で浮き石が多く落石には最大限の注意が必要です。登り付いた山頂は三角点の有る西峰、ちょっと高い東峰まではほんの数分です。 |
その他周辺情報 | 登山後の温泉は松川インターそばの町営清流苑。天然温泉、内湯、露天風呂有り400円と格安。食事もメニュー豊富で価格も安めでおすすめです。 |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
ことごとく雨にたたられた今年の夏。
結局何処の山も登れず8月は過ぎ、9月も後半になってしまいました。
連休は何処に行っても混むし、なかなか家を空けられない「大人の事情」も有るのでいつもは山は封印なのですが、今年はそんなことも言っていられなくなってしまいました。
この機会を逃すと8月に続いて9月も何処にも登れずに終わってしまいそうです。
と言うことで、連休の初日を使って1泊2日で南ア南部の雄、塩見岳に行ってきました。
今回山を選ぶに当たって、
1.連休でも比較的空いていること。
2.登って楽しい、登り甲斐の有ること。
3.テント泊。でもテン場までは比較的近いこと。
以上、なかなか難しい注文で色々検討した結果、久々に塩見岳に行こう、との結論になりました。
最近は日帰りで登る方も多くヤマレコでも時々目にして気になっていたのですが、埼玉からはアプローチが悪く、小屋も比較的短期間しか営業していないため気がつけばもう7〜8年は登っていませんでした。
私の中では三伏峠と言えば塩川から。それが今では通行止めでこのまま廃道?何とも寂しい限りです。
今回、鳥倉ルートは初めて登りました。
普段小屋泊まりの軽い荷物しか背負っていないため、天泊の重装備(笑)で不安でしたが、鳥倉ルートは最初がキツいだけで後は比較的緩やかな登りが続き、体力不足の私にはちょうど良いルートでした。
塩川ルートが再開してもこっちが良いかな?何とも節操の無い考えが浮かんできました(笑)
さて久々の塩見岳。
まず最初の関門は駐車場の確保。金曜日会社から戻ってすぐに出発、午前1時過ぎに到着すると何とか数台分の空きがあり、無事駐車場確保。安心してゆっくり車中泊しました。
次の関門は三伏峠のテント場の確保。三伏峠までは4時間ほどなので、本来ならゆっくり起きて出発しても楽勝なのですが午前中に着かないとテン場が無くなる心配があるため、7時にスタート。
予定通り昼前に着くと、三伏峠のテント場も意外なほど空いておりあっけなく確保。
一休みして烏帽子岳でも行こうかな、と思っていたのですが、昼を食べてちょっと横になったら寝てしまい、結局初日の行動は午前中だけで終わってしまいました。
二日目、山頂アタック後テントを撤収して下山、行動時間は10時間超え、私にとっては相当タフな1日になりそうです。
3時半に起きて暗い中5時前には出発、期待した星空は曇っていてほとんど見えませんでした。
明るくなった三伏山からは塩見岳の勇姿が見られ気分は最高、テンションアップで元気に進みます。
緩やかなアップダウンを繰り返しながら高度を稼ぎ、森林限界を超えると塩見小屋。
天気は快晴で気分は最高潮、この夏の鬱憤をすべて晴らす事が出来ました。
久々の塩見岳は最高のシチュエーションで迎えてくれました。
連休とは言え人もまばらな山頂でゆっくりとした時間を過ごし、色々あったこの夏を思い返しました。
やっぱり山は良いな〜(^o^)心の底から思いました。
三伏峠まで戻って来て、もう1泊してゆっくりと山の時間を楽しみたい誘惑に駆られましたが、心を鬼にして(笑)テントを撤収、帰途につきました。
その後家までの長いドライブ、高速道路の渋滞に捕まり一気に現実に引き戻されました。
結局家に着いたのは日付が変わった午前0時過ぎ、最後の最後で連休の痛いシッペ返しにあいました。
yamayaさん、おはようございます。
SWも残すところ今日も含めてあと2日ですね、今朝ヤマレコを眺めていたらyamayaさんのレコ見つけちゃいました。
この連休中は天気も良いし、きっと歩かれているんだろうなと思ってました。
行かれたところは南アの南部塩見岳、レコを見と2日目は長丁場な山歩きだったようで、お疲れさまでした。感想の中から天気に恵まれ、楽しくも充実した山歩きの様子が伝わってきますよ〜
南アの南部の山々はまだ訪れたことはありませんが、yamayaさんが今回歩かれた塩見岳、赤石岳、聖岳、光岳と行ってみたいですね。
今年の紅葉は早そうな感じみたいですね、それよりもいくつの山に行くこと出来るのか課題ですね。
yamayaさんの次回は、10月の3連休あたりですね
opiroさんこんばんは。
大型連休は何処の山も混んでいるため、いつもなら行かないのですが、今年は8月からことごとく雨にやられて、この機会を逃すと9月もダメになってしまいそうだったので、意を決して行ってきました
読みがうまく当たり、天気は最高、連休とは思えないほど山は空いていて快適でした。
(帰りの高速では痛い目に遭いましたが・・・・。)
塩見岳、埼玉からちょっとアプローチが遠いですが(300Km位です)お勧めですよ。
南ア南部の山はなかなか手強い山ばかりですが、悪沢・赤石、聖・光に比べるとまだ塩見はお手軽な方だと思います。
雪が着くと頂上直下の雪壁が一人では登れなくなってしまいますが、それ以外の季節は特に危険な場所も無く、急な登りも少ないので行動時間の割には体力的にもそんなにキツく有りません。(日帰りの方もおりますので)
opiroさんは連休もお仕事ですか?
次のopiroさんの紅葉レコ楽しみに待っています
いつもコメントありがとうございま〜す
こんにちは(・ω・)ノ
天気の良い中、十分満喫できたようですね。
2年前に日帰りで行った記憶が蘇ってきます。
今となっては、そんな体力がないので、日帰り山行は出来ないことでしょう…(´・_・`)
それにしても、塩川ルートはまだ通れないのですか…
2年も経てば、そうとう荒廃してそうだ…
復活を祈るばかりです(-_-)
nurupoさんこんばんは。
やっとこの夏(もう秋?)最後に会心の山行が出来ました。
本当に山は天気次第ですね、つくづくそう思いました。
塩川ルート、そうなんですよ!まだ通行止めです。
もう直す気は無いのかな?
でも分岐から見たところそんなに草が生い茂っているわけでは無く、時々歩いている人がいるのかもしれませんね。
歴史の有るルートですから、廃道だけは避けてほしいですね。
南アルプスも、私が若い頃の思い出のテント場(大樺沢二股、雪投沢源頭、北荒川岳、三伏小屋・・・・。)が無くなってしまったり、趣の有る(ボロい?)小屋がどんどん新しく立派に建て変わったりして、何となく寂しく思っています。
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