【自転車パスハン】ど〜なる? ど〜する!? 禁じられた出会い ★大磯から六本松峠を越えて小田原は曽我ー坂東5番・勝福寺（飯泉観音）へ

2015年09月27日(日) [日帰り]

コースタイム

✩チャリ区間
自宅ー8:00大磯10:30
松並木通り（旧東海道）、化粧井戸、文塚跡、延台寺等

✩パスハン区間（自転車峠越え）
11:00六本松峠11:35

✩峠からアルバイト登山
12:00高山（246m）曽我山、山彦山とも呼ばれる

✩チャリ区間
12:20JR東海・御殿場線・下曽我駅通過ー13:30坂東5番・勝福寺（飯泉観音）14:00ー自宅

曽我物語は、殺された父親の仇を討たんとす曽我兄弟の悲しい物語
800年前に存在した曽我兄弟（十郎祐成、 五郎時致）と、兄十郎の恋人で大磯住いの虎女を巡る散策です。

天候

虎が雨 のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自転車

全線自転車を使用

写真

8:00 雨ですがサクッと大磯の花水川までチャリできました。おんまさんが彫ってある馬頭観音さん、おはようございます

本日は秋の虎が雨!!ラッキー!! 旧東海道の化粧坂（けわいざか）松並木

9/27 8:35

ここは”虎女の化粧井戸”跡。十郎に会う前に己を整えたのでしょう

高麗山（こまやま）をバックに

”大磯・虎が雨”亡き兄弟を慎む虎女の涙雨。藁が積んであることから季節は秋と思われます（東海道五十三次・広重）

虎女（とらじょ）は大磯の富豪の家に生まれ遊女になり十郎と知り合った、、って風俗嬢と客の関係？　（高麗の山下BS近くの案内板）

高麗山の北側・高根集落を探索します。原風景というか

高根集落の鎮守さま。

集落の入口に江戸初期の双体道祖神。男女というか恋人同士のような感じです。集落に悪いものが入らないようにするのが主旨

これも古そうな地蔵群。地蔵は供養・鎮魂が主旨。過去に悲惨な事故があったのか？

虎女の文塚跡：亡き曽我十郎への思いを断ち切ろうと、送られた文（手紙）を焼いた場所であります。
おれさま：それって結婚が決まった殿方が、ヤヴァイ雑誌を焼却する”独りどんと焼き”みたいなもんか!?

9/27 18:58

桐乃：全然違う!! 一緒にすんな!!

俳句の名所・鴫立庵（しぎたつあん）は有料なのでスルーw

そして虎女が十郎戦死後に”妙恵尼”と名を改め開いた延台寺です。妙恵尼・・カトリックならマリアグラチア（恵みのマリア）みたいな

手ブレ失礼。延台寺には、虎御石（とらごいし）が保存してある。

十郎が襲われた時に身代わりになった石で刀の傷があるそうです

大磯宿の遊女の墓。悟りを開いた妙恵尼（虎女）が招いた?

龍神碑。虎女が開いた寺なので色々な想い出に触れることができます

この竜神に、虎女が十郎との恋の祈願をしたという。ここに移転されたものでしょう

10:00 国道1号の松並木です。ここから大磯を発ち、曽我さんの小田原に行きましょうか(・∀・)

1号・押切橋から内陸へ
県709号・坂路橋を左折して広域農道に入り六本松峠を目指します

農道途中でコスモスの群生に出逢う(・∀・)

六本松峠へ。なかなか渋いw

このようなトラップもありますので、チャリでのトレーニングはご遠慮下さい

11:20　十郎が何回も通った六本松峠(σ*・∀・)σゲッツ!!!! 松の木は明治末期に全て枯れてしまったようだ

北側の暗い坂から登ってきました

峠は複雑な五叉路ですが、基本十字路で尾根道と乗っ越しの構成になっています

芭蕉の句、ほととぎす鳴き鳴き飛ぶぞ、、そういや奴らが鳴きながら山脈越えていくのは三浦アで何回か見たw

六本松峠から”忍石”にアルバイト

仇討に発つ十郎が虎女に涙し別れを惜しんだ忍石

虎女の住む大磯には馬で通っていたようである

忍石から峠まで戻り国府津方面の稜線を行くと一本松と呼ばれるところ。枯れている

高山（別名：曽我山・山彦山）登山口を探す

あの鉄塔付近が山頂だろうと歩きで目指す

高山(σ*・∀・)σゲッツ!!!!

広々とした、、

みかん山ですね。ずっとこんな感じ

箱根と相模湾が展開している

兄弟が育った下曽我に降りる道。自転車なら楽勝

途中にあった古い塔。十郎にちなんだものですが実際のいわれは公式でも解らないらしい

麓に降りてくると宗我神社の9月恒例のお祭り日でしたー

右寄りの鞍部が六本松峠です

その南側に高山（曽我山・山彦山）

そして、坂東三十三の五番目をゲッツだぜ(↑▽↑)

13:30 坂東三十三の五番目・勝福寺（飯泉観音）にお参り。フルコンプする気はないですw　ここは曽我兄弟が仇討祈願したとか。さて大磯に戻りましょう

15:00 茅ヶ崎から江ノ島を望む。虎が雨はすっかりあがり、空には晴れ間がのぞいていた。

撮影機器：

FinePix A303 富士フイルム

装備

個人装備

丸石クロモリスポルティーフ＋サンツアー･シュバーブ SPDシューズ

感想

Honoca

閲覧ありがとうございました。
仇討ばかりがクローズアップされる曽我物語ですが、”回心し新たな自分に生きた”妙恵尼は、私を含め多くのつみびとを手招きしている模範でありました。

1175年に大磯の長者の元で生まれ、美貌と舞の名手、また遊女としての顔ももち、復讐に燃える十郎と出逢う。18歳の時、十郎は復讐を遂げ命を絶った。。虎は泣いた。
そして妙恵尼と改め仏門に入り祈りの生活の中・55歳で一生を終わりました。

回心した人が数百年も悔いているのは難しい。。
虎が雨は”涙雨”ではなく、時空を超えた妙恵尼からの歓迎の雨だったのだろう。


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