富士山富士吉田口[富士山御来光登頂決行][14]


- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,492m
コースタイム
6:15自宅発-8:15育樹祭近辺駐車場-8:45育樹祭バス停-9:25富士吉田口五合目-
10:15富士吉田口五合目発-10:48六合目-11:45七合目-休憩-12:30発-13:55八合目-休憩-14:50発-16:20本八合目トモエ館チェックイン-17:00食事(カレーライス)-18:00就寝
8月14日(土)
0:30起床-2:00本八合目トモエ館-4:45久須志神社山頂-ご来光なし(ガスの為)-食事-5:30下山開始-9:50富士吉田口五合目-食事-10:40バス乗車
-11:20育樹祭バス停-11:50育樹祭近辺駐車場発-13:30自宅着
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
育樹祭バス停より富士吉田口五合目までバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 高山病に注意。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今回は富士山(富士吉田口) 他メンバー1人 これまでの山行の集大成となる山行である。
ザック重量約11Kg。(ザック10Kg+カメラ機材1Kg)
富士吉田口はマイカー規制期間であったため、育樹祭バス停近くの駐車場に停めて富士吉田口五合目へ。
今回は本八合目(ほんはちごうめ)トモエ館に泊まる予定なのでゆっくりめの計画である。
富士山(富士吉田口からの)山行の道のりは大したことないのだが、敵は高山病である。
前回(須走口)に高山病になったので、今回は高山病にならずに山行を楽しむことが出来るかが一番の気がかりだった。
(ご来光が見れることよりも。)
高山病対策としてとった手段は以下のとおり
・五合目でなるべく滞在時間を設ける
・七合目でなるべく滞在時間を設ける
・八合目でなるべく滞在時間を設ける
・食べる酸素持参(各合目で食す)
・アスピリン配合頭痛薬持参
・呼吸法の徹底
・登頂速度を出来るだけゆっくりとする
・空腹を避け、休憩時にはエネルギーとなるものを食す
結果は如何に?
七合目で予兆あり。徐々に頭が重くなってきた。
本八合目で全開。前回と同様、下記症状発症。
○頭痛
○食欲がない
○吐き気がある
○目眩がする
頭痛はアスピリン配合頭痛薬が効いてなんとか耐えることが可能。
但し、吐き気と目眩はどうにもならない。
もう少し具体的に・・・。(症状は人により若干異なるので注意。)
・七合目あたり:頭にドクドクと心拍数を感じるようになった。
・八合目あたり:歩くと目眩を感じるようになった。吐き気も若干出てきた。
・本八合目:トモエ館前に、頭痛が凄まじい痛さを伴って襲ってきた。
食事をするとき終始、吐き気を伴い、騙し騙しカレーライスを食す。
・就寝中:動いていないので頭痛までの痛さはなかったが、頭にドクドクと心拍数を感じ、心拍数が上がっていることを感じた。夜中に時々起きて食べる酸素を食すと症状は和らいだ。0時に起床したときには頭痛はなかった。高山病になっていないかのような状態にまでなった。
・本八合目-山頂まで:歩き始めるとすぐに高山病症状に襲われた。渋滞しているのでゆっくりの山行の中、気を紛らしながら歩きなんとかやり過ごすがかなり辛い。一番辛いのは吐き気と目眩。(頭痛は薬が効果あり。)
・山頂から八合目(下山時):吐き気と目眩を感じながら徐々に高度を下げた。前回の須走編ではなかった症状だった。下山時にも高山病は容赦なく登山者を襲う。
二日目、本八合目から山頂までは、ご来光目的の人で山頂まで渋滞状態であった。
通常なら1:40程度で到着することが出来るところを3:15ほど掛かった。
年一番の渋滞時期おそるべし・・・。
ただ、そのおかげで高山病の症状は最小限で山頂まで辿りつくことができた。
今回とった対策と渋滞のおかげでいくらかは高山病を緩和出来たわけだ。
ただ、3週間前にも富士山に登り、多少の耐性は出来ているかと思っていたが全くもって関係ないようである。
高山病に耐え、なんとか日の出時間に到着したにも関わらず、濃いガスに囲まれ太陽を見ることはできなかった。こればかりがどうしようもない。
次回の楽しみとしよう。(その前に高山病を克服したいものである。)
山頂に到着し、高山病が和らいだ一瞬の隙に、山頂の店で豚汁とトモエ館から出た朝食弁当を食べた。登山者の体を労ってのことかやや塩分が効いた豚汁は絶品だった。(値は少々張るが富士山頂ということを考えると仕方ないであろう。)
須走編と同じく、山頂で記念バッチ購入。(今年二つ目)
山行に徹してしまった為、写真もあまり撮ることが出来なかった。まぁ仕方なし。
ご来光も見れず、高山病に苦しめられ、山頂滞在時間も短く、淡々と歩いた山行となってしまったが、取り敢えず登頂は果たしたので良しとしよう。
これにて、富士山予行訓練と富士山登頂決行は終わり。
富士山登山について
富士山登山とその他の山の登山とは根本的に楽しみ方が異なるように思う。
登ること自体が主体となり易く、過程はやはり蔑ろになり易い。
富士山登山自体、ほぼ高山病との戦いと言える。
あまりに軽装の人が多いように思う。登山自体に興味はなく、日本一なので登っておこうという人が多いのであろう。そのせいかマナーもいかがなものかなという気がする。
二回の山行を経て、私は他の山から富士山を観望する方が好きな事を実感。
(先にも書いたが、私も日本一の山なので登りたいとは思うが、山登りの魅力としてはそれ程ではない。遠くから美しい姿を見るほうがいいかな。)
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