記録ID: 740422
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
蓮華温泉〜白馬岳〜朝日岳縦走が、無念の撤退へ・・・
2015年10月10日(土) 〜
2015年10月11日(日)



体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 15:08
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,120m
- 下り
- 2,098m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:54
距離 19.7km
登り 2,076m
下り 1,166m
天候 | 10/10曇り時々晴れ、10/11雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・良く整備されており歩きやすかった。 ・登山ポストは、白馬岳蓮華温泉ロッジフロントへ ・当初、蓮華温泉〜親不知までの縦走を計画していたが、日程や季節等の条件を 検討、また、同伴者の意見から蓮華温泉〜白馬岳〜朝日岳〜蓮華温泉への 周回コースへ変更した。 ・1週間前辺りでは、10/10〜12の天候は良かったのですが日が近づくにつれ 天気予報が悪くなり10/11は雨を覚悟しないといけなくなった。 まあ、10/11は少し雨が降るが今年最後の北アルプステント泊なんだからと 山行決行となった。 ・集合場所は、県庁駐車場に0:30(東海自動車道⇒北陸自動車道の糸魚川IC経由で 蓮華温泉なのでもう少し早めに集合したかったが同伴者の仕事の都合により 深夜となった。) ・途中雨が降り出したが順調に北陸自動車道の糸魚川ICまで進み、旧国道148号 (現・新潟県道375号)(コンビニはIC近くしか無いので注意)を南下し JR平岩駅辺りで、新潟県道505号の山道へ入り約22kmの長い道のりで5:00ごろ に着いた。 ・暗い中準備していると出発前には、明るくなり雨もすっかり上がった。 今回、6人用テント持参のSさんは、なんと逆輸入の100Lザック (ポケットが何か所有るのか?後タワーのような大きさ)で山行参加、 泊まりの縦走で重い装備になるががんばってもらいます。 登山届は、登山ポストは無くロッジ前の看板に 「登山届は、白馬岳蓮華温泉ロッジフロントへ」と書いてあったのでフロント へ提出。 出発は、白馬岳蓮華温泉ロッジの前を通って登山口へ。 ・蓮華温泉〜天狗ノ庭は、硫黄の匂いがする露天風呂の傍を通って、九十九折れに だんだんと登っていく。 先頭のSさんが軽快に進んでいき気がつくとおいてかれてしまった。 途中下から声をかけ待ってもらって休憩をとり再スタートその後、右側の視界が 開けた左側の山が少し「縞枯れ現象」のような庭園風の「天狗ノ庭」に到着した。 あまり天気は良くなかったが、「天狗ノ庭」から見える山々の紅葉がもう少しで 見ごろとなりそうでとても綺麗だった。 ・天狗ノ庭〜白馬大池山荘は、また視界があまり無い石の多い登山道を進む。 だんだんと石が大きくなっていく道を更に登ると傾斜緩やかになって前方の視界が 開けだし、山荘が見えた。 白馬大池山荘に近づくとだんだんと後ろの白馬大池が大きく見えてきた。 山の上でこんなに大きい池を見るのは、御嶽山以外では無く水量もたぷり有る ようで暫し池を見て感動した。 暫く休憩して、出発しようとしたがなんとここでアクシデントが発生!! 軽快に飛ばしていたSさんが、足に違和感が有りゆっくり進みたいと発言。 それは今後心配だということで、6人テント等の荷物を他のメンバに分担で持つ ことになった。 体も今日の荷物の重さに慣れてきていたが、数kg増は少し堪えた… ・白馬大池〜小蓮華山を目指す、急な尾根沿いの少しガレた道を登っていく、 天気は良くなってきたが風が強く寒くなってきていた。 ジャージパンツで登っていた登山者にすれ違ったが撤退か? 数箇所有るピークに登る度に、風の強い中振り返り白馬大池の景色を見る、途中で、 「船越ノ頭」というところに至る。 「船越ノ頭」⇒「船越栄一郎??火曜サスペンスか…」名前の由来は解らず勝手に サスペンスドラマのロケ地とする… 船越ノ頭〜小蓮華山への稜線が、綺麗に延びておりどこかで見たなと思っていたら なんと「NHKドラマ「坂の上の雲」」のエンディングロールで使われていた稜線 だったのだ。 どおりで、風が強くて寒い中重い荷物を担いでいても何故か歩いていて 楽しかったはずだ!! そして更に、小蓮華山の手前辺りから右手奥の景色を見ると遠くに鹿島槍ヶ岳・ 五竜岳・白馬三山が見え右下には、昨年通った白馬大雪渓入り口と「白馬尻小屋」 が見えた。 この辺りから調子が悪いSさんが遅れだしたので状態を確認すると 「ゆっくりと進むので先に進んでくれ」との事。 この後、要所要所のピークで後ろを確認しながら進んで行くことになった。 また、この辺りですれ違ったパトロール隊の人から「大きな荷物を担いでいるが テント泊ですか?天気予報を見ましたか? 明日は”暴風雪”になるかもしれないので注意してください。」と御叱りとも思える 強めのアドバイスを頂いた。 んん…天気予報を見て明日は雨かな〜と思っていたが”暴風雪”とは!?… たしかに風は強く寒くなってきたが…テンションがさがりだした。 ・その後、小蓮華山(2,766m) に着いて雄大な景色に感動した後、 数年前に崩壊したガレ道を気を付けながら進む。 更に、風が激しくなり寒さも増してきたが、少し尾根から降った道を進み 「三国境」着いた。 ここから雪倉岳・朝日岳方面を確認した。 綺麗に延びた稜線は今は穏やかそうに見えるが、たしかに、暴風雪や風の強い雨の中 を進むのは危険が伴いそうだ。 後、三国境から白馬岳までは、登山道の片側が雪景色になっているところが有り、 標識や岩場に綺麗なえびの尻尾ができていた。 ・この後、いつものように先頭を進むMさんに先導され「白馬岳」へ進む。 因みに、あっしは「三国境」の標識を良く見ていなかったせいでまだ、 「三国境」を目指していると勘違いし先はまだ長いな〜とトボトボと後をついて いった。 尾根の先端らしきところを見ると何人かの人影が?あれ?山頂なんだと俄然元気が 出て山頂に到着した。 白馬岳(2932m)山頂で、記念撮影をして皆でこれからどうするかを相談、 取りあえず情報収集も兼ねて「白馬山荘」へ向かう。 「白馬山荘」で、明日の天候等を確認したところやはり明日は荒れるようだとの事。 今日の夕食等の予約をしているかもしれないのとテント場等の様子見に空身単独で、 「白馬岳頂上宿舎」まで降りる。 「白馬岳頂上宿舎」で、「予約していたらキャンセルお願いします」と告げると アルバイトの女の子が「わかりました」とあっさり回答、山小屋を予約して 利用したことが無いのでこんなんでいいんだ〜 わざわざキャンセルを言いにこなくてもよかったか? その後、テント場と受付を見に行くとテントは2〜3張られており受付に数名いた のでこれから増えるのかな〜と思った。 「白馬山荘」へ向かうと「白馬大雪渓」から登ってきた登山者数名とすれ違った、「白馬山荘」への登り返しを喘ぎながら登りきり ・白馬山荘では、Iさんだけが待ってくれており今日は、「白馬大池」まで戻って 1泊し明日下山することに決めたとの事。 Mさんは既に出発し、後からきているSさんと合流して「白馬大池」へ 先行したので追いかけて出発しようとの事、 疲れた体に鞭打って、再度「白馬岳」へ登り名残惜しげに風景を堪能した。 その後、先行の二人を追いかけるように転げるような勢いで降っていった。 二人の姿が「三国境」辺りに見えたので更にスピードアップ「三国境」では、 他の登山者が「雪倉岳」方面を見ながら何やら相談していた?今から向かうのか… 結局、「三国境」を過ぎた辺りで、二人に追いつきそのまま進むが、 Sさんはやはり足が攣りやすくなっているので自分のペースで後ろから追いかける との事。 よって、3名で先行したが何時も先行するMさんがスローダウン?? 訳を聞くと「お腹が空いて力が出ない!!」との事、そういえば行動食のみで 食事を取っていなかった?あれ? というわけで、「小蓮華山」にて休憩しながら行動食を食べる。 ・この辺りだったか白馬岳へ向かっていた単独のおじさんと天候の話をした後、 しばらくすると「明日、停滞するなら白馬大池まで戻ろう」と言って 引き返してきた。 「小蓮華山」で、食事をしたせいかMさんエネルギーチャージ完了で復活、 山小屋泊の軽装備の登山者たちをゴボウ抜きで「白馬大池」目指した。 登りでは景色に感動しながら進んだせいか降りなのに長い尾根歩きが堪えてきた ころやっと「船越ノ頭」へここでも少し休息し更に進むとやっと「白馬大池」が 見えてきた。 登りでは気が付かなかったがこの辺りは「雷鳥坂」と標識を確認した辺りで、 前の方で何かを見つけた模様。 そっと近づくと羽が白くなっているおそらくオスの雷鳥が2羽歩き回っていた。 「うわ〜綺麗だ!!あっ!!まずい天気が悪くなる(雷鳥を見ると雨が降る…)」 と思いながらも綺麗な雷鳥の姿を暫し追いかけていた。 その後、疲れた足を引きずるように「白馬大池山荘」に到着した。 ・「白馬大池山荘」で、明日の天候を確認したところ「麓の天気予報は、 午前中まで雨は降らない予報らしい、山の中はわからないが…」との事で、 リーダーIさんの決断により山小屋泊をせずテント泊に決定 (Mさんも山小屋の食事がダメなので皆賛成となった) よって、男性陣だけ山小屋の夕食をとることにしてテント代を払いテント設営へ。 Sさんの6人テントはモンベル製は初めて設営するので、独特なポール止めが 悴んだ手で処理するのに辛かった、設営しかけたころに持ち主のSさんが到着し 少し暗くなったころに設営完了。 6人テントということで4人で寝るには快適だったが荷物の移動は手こずった。 設営して着替えをすますとすっかり暗くなり男性陣は山荘へ食事を取りに、 「白馬大池山荘」の小屋メンバはあまり愛想が良くなく皆ももう少し愛想があって もいいのにな〜と言っていたが、夕食もカツカレー+フルーツ (定番メニューらしい)であまりおいしく なかったカレーはそこそこだったがカツがさめてていただけなかった¥1,800も とられるので一応おかわりはしたが… 下の廊下で行った「阿曽原小屋」のカレーはおいしかったのになあ〜 おいしくなかったがおかわりをしたのと、ビールも飲んだのでお腹一杯でも、 せっかくなのでテントで少し晩酌をした。 疲れていたが直距離移動後テント設営+夕食とバタバタしたせいか、何故か? 寝つけなかった。 しかし、1時間するかしない間に寝てしまった… ところが夜中の23時ごろかテントにパラパラからバチバチと音をたてて 雨が降ってきた。 明日雨が降ることは覚悟していたが早朝のテント撤収後を想定していたので、 「やられた!!くそ!!」と思ったがその後も雨は激しくなり風も合わせて激しく なっていったので、あきらめてじゅくり寝ることに決めた。 ・翌朝、雨の音に何度か目を覚ますがその都度再度寝ていたが、ここでも予期せぬ ことが小屋のバッテリが大音量で動くだした。 早めの起床を想定いたが、雨が小降りになるまで2度寝しょうと思っていたのに、「やられた!!くそ!!」。 仕方ないので、皆起床して朝食を食べ出した、その後、テント内で荷造りして 雨の中テント撤収へ。 テント撤収の為、外へ出ると外は水浸しになっていた、テントがよかったので 浸水は免れたがここは水捌けが良くないのか? このまま何日も雨が降り続くとテントも張れないぐらい水浸しになるのでは無いか と思われた。 幸いだったのは、テント撤収後荷物詰めを山荘の喫茶室でできたことぐらい だった。 ・準備を済ませ雨の中そそくさと下山していった、出だし川になっているような 箇所も有り慎重に石の多い道を進む。 その後、滑りやすい木の根のむき出た道等の少し急な降りを進み「天狗の庭」で 小休止し、雨の中に霞む紅葉を暫し眺めた。 ここからも降りは続くが、今日も先頭で突っ走るMさんに導かれ雨とカッパにより 視界が狭く同じような降り道に少しダレたころ「白馬岳蓮華温泉ロッジ」が 見えてきた。 「白馬岳蓮華温泉ロッジ」に2人を残し車を取りにいくが、入り口が工事で閉鎖 されており、荷物を降ろした後2人を迎えに戻る。カッパを脱いで温泉に入ろうと 考えたが、まだ、雨が降っていて「白馬岳蓮華温泉ロッジ」への行き帰りで 濡れてしまうので、 「白馬岳蓮華温泉ロッジ」の温泉は諦めて麓の温泉に入ることにした。 ・温泉は、長い県道を車で進み平岩駅近くの姫川温泉「瘡の湯(くさのゆ)」 に入った。 肌にやさしい「炭酸水素塩温泉」だそうでぽかぽかになった、この温泉は、 家族で運営しているようでアットホームで、湯上り後お茶と温泉卵サービスが有った これで\600は安い。 温泉卵を食べながらまだ時間が有るので、帰りは白馬方面から帰ろうという になった、温泉から出たころには雨も上がっていた。 ・ここからは、県道375号を一路白馬の登山ショップを目指して南下していった、 途中で、Sさんから松本までいけば「カモシカスポーツ」が品揃えもいいし 見ごたえがあると聞いて、白馬を越えて安曇野辺りの以前寄った「蕎麦屋」で お腹を見たし松本でも中心街で無い長閑な場所に有る「カモシカスポーツ」に 着いた。 たしかに、同じ商品の色違いも有り品揃えが良く思わず買ってしまいそうになり ながら長い時間店を歩き回った。 その後、一路岐阜目指して帰宅したが帰ってからGPSを整理していたところ 車での移動が綺麗な周遊になっていたのに驚いた。 山では周遊できなかったが車で周遊(岐阜〜糸魚川)してしまったか… まあ、無事下山できなによりだった。 |
その他周辺情報 | ・白馬岳蓮華温泉(内風呂\800、露天風呂のみ\500)⇒雨で入らず。 ・姫川温泉「瘡の湯(くさのゆ)」(\600、お茶・温泉卵サービス有り) ・時間が有り、中央自動車道で帰るので松本の「かもしかスポーツ」に寄って帰る。 |
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