雁坂峠から甲武信ヶ岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,892m
- 下り
- 1,887m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇りのち大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は無料で50台程度は可能か。トイレ有。近くに道の駅あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは全体的に危険な箇所もなく、わかり辛い所もない。 登山ポストには主要な登山口には全てあり。 西沢渓谷入口の駐車場は道の駅「みとみ」のすぐそば。雁坂峠登山口は道の駅の方が近い。 温泉は140号沿いにいくつかあったようだが、帰りが豪雨の中であったため詳細不明。 道の駅「まきおか」のそばに公衆浴場「花かげの湯」がある。 |
写真
感想
1:00に水戸を出発。北関東道-常磐道-首都高-中央道を経て勝沼I.C.から国道140号を使い4:50頃に西沢渓谷入口へ。「雁坂の道」を目印に車を走らせれば良いため道は分かり易い。駐車場は広く入口にはトイレもある。すぐ近くに道の駅「みとみ」もある。
この時点では快晴。一般の登山道がない山梨百名山の鶏冠山がきれいに見える。
5時出発の予定を少し遅れて準備完了し、行動開始。道の駅方面に戻り橋の手前の雁坂峠登山道入口から山に入る。ちょっとだけ舗装された林道をショートカットするが基本的に林道歩きが続く。1時間弱で山道の基点となる沓切沢橋につく。途中晴天の中聳える木賊山や東破風山を眺めながらの期待高まる林道歩きであった。
登山道も歩きやすい。地図では危険マークがつく渡渉箇所があるが、水も少なく問題ない。
沢沿いを高度を上げていくが道のわりに疲労が激しい。前日の早朝ランニングで脱水気味になったことが身体に影響を及ぼしている。恐るべし猛暑。
雁坂峠へは急斜面をジグザグに高度を上げる。普段であれば特に気にしない程度の登りのはずが、既にバテ気味の足取り。つらい登りではあるがここまでバテるとは思わなかった。
雁坂峠からは雲に浮かんで富士山が見えた。南西方面には南アルプスの山々がわずかに見える。非常に気持ちの良い歴史ある峠を誰にも邪魔されることなく満喫。
ここからは稜線歩き。天気が良ければ富士山、南アルプスを眺めながらの道となるはずであり期待大。しかし、雁坂嶺まで登ってみると西はガスに包まれている。かろうじて南方の富士山は雲の上に浮いているが、こちらもガスに包まれるのは時間の問題。体調もイマイチの中気分も沈み始める。そのまま稜線を歩き続けるが、体が重く東破風山の登りはかなり堪えた。
とりあえず目標として歩いてきた西破風山。ついてみたら木に囲まれた特徴のないピーク。ここを休憩箇所と思っていたためさらに気落ちする。前後には見晴らしの良い場所があるためこちらでの休憩をお勧めする。
急な下りを降りきると破風山避難小屋。小屋は綺麗だが裏側はゴミ捨て場状態。ひどい。
ガスの中、気持ち重く木賊山への登りに取り付く。本日2番目の急登は標高差250mを一気に登る。なぜかこの登りからバテ解消。いつものように登りが苦にならなくなる。とは言えかなりの急登。途中のガレが唯一の眺望ポイントだが、やはりガスっている。雨が降れば確実に水路になる抉れた道を登りを終えると緩やかな樹林帯の中ほどなく巻道分岐に到着。
当初は往復とも木賊山経由を考えていたが同じ道を通る必要もないため楽して巻道を行くことにした。高低差のない暗い巻道を10分ほど歩くと甲武信小屋が見えてきた。たぶん中にはいたのだと思うが、小屋周辺からはあまり人気を感じない。気づいてみると歩き始めて5時間以上経過しているのに一人も出会っていない。これは何を意味するのか。。。
とは言え、山頂は目の前。気を取り直し、最後の登りに取り掛かる。回復した体調をもってすれば苦にならずに登りきる。狭い山頂には大きすぎる山頂標識が聳え立っていた。
予定通り、山頂で昼食。わずかに見える西側の稜線を眺めていると、この日はじめて人が登ってきた。話してみると群馬から来たとのこと。どうやら千曲川の源流が稜線のすぐ下にあるらしい。それも山肌から湧き出ているところに源流標識があるらしい。昨年行った黒部源流はまだ上に沢があったが、こちらは本当に源流のようだ。日本最長の川の源流。機会があれば見に行ってみたい。
40分ほど長居したが、天気も回復しそうにないため下ることとした。回復しないどころか悪化しているのか。下りは戸渡尾根から徳ちゃん新道を通り、真直ぐ西沢渓谷に下る。快調に下り徳ちゃん新道入口付近に着いたところで小雨がパラつきだす。樹林帯のためあまり濡れないため、雨具の準備のみしてザックカバー装着し、しばらく下った。急な道だが悪い道ではなく、小幅に歩く分には非常に快適。特に危険な箇所もなく快調に下り続けると、雨が強くなる前に林道まで辿り着いた。
ここからは20分程度林道を歩くと駐車場。西沢渓谷はそれなりの観光地なのか、山中では4人しか見かけなかったのに、林道では数十人すれ違った。しかしこのころから雷鳴が聞こえ始め、不安に駆られて歩みが速くなる。駐車場がみえたところで、とうとう雨が強くなり、あと3分の距離のために雨具を全身装着。この雨の中渓谷に向かった人はどうなるのだろう。
帰り支度を済ませ、道の駅に買い物によると、最近流行のゲリラ豪雨ばりの雨が降り出した。仕方なく店で10分ほど時間をつぶし雨脚弱まったところで車に走った。
ゲリラ豪雨もどきは降り続け、運転していても前が見えづらい。途中で温泉に入りたかったが看板を探す余裕もなかった。15分ほど車を走らせるとようやく雨が止み、その先には青空が広がる。ここでようやく風呂を探し始めたところ、運良く花かげの湯がみつかった。地元の方向けのものらしく、山梨、甲府市民なら300円、外来でも500円と良心的。山の汚れを落とし気持ちよく帰宅の途についた。
最後に雨に降られたものの、山中では大変な目に会わず、とりあえず胸をなでおろしての帰宅道中だったが、落とし穴はこのあとだった。中央道から都心を抜け水戸へ向かえば、当然ながら渋滞にはまる。行きが休憩込みで4時間弱だったのに、帰りは6時間以上。小仏トンネルはやはり渋滞の名所だった。
コメント
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おはようございます。
山梨に住んでいるので、このコース
数度歩いています、、。
茨城ですとアプローチがやはり大変ですね、、。
運転も疲れますね。
往復10時間、
ちょっと真似できません。
私なんかは、道の駅みとみによく車を止めます。
Y-chan
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