雁坂小屋でシシ鍋 初冬の奥秩父縦走


- GPS
- 13:43
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 2,427m
- 下り
- 2,228m
コースタイム
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 3:43
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 9:27
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
塩山駅〜西沢渓谷入口 バス ■復路 梓山バス停〜信濃川上駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■全体を通して顕著な危険箇所はなし。標高2000mくらいから若干の積雪あり。 |
その他周辺情報 | ■温泉 甲斐大泉温泉 パノラマの湯 https://www.panoramanoyu-izumisou.com/panoramanoyu |
写真
感想
■1日目 西沢渓谷入口〜雁坂小屋
塩山駅からバスに乗り西沢渓谷入口へ。国道140号線を少し南下して、道の駅みとみで熊肉の缶詰を買う。雁坂峠登山道に入り、しばらくアスファルトの道を進んだ。道には落ち葉の絨毯ができている。沓切沢橋をすぎるとようやく登山道らしくなり、峠沢沿いに歩いた。他には1,2組ほどしか登山者に会わず、奥秩父らしい静けさに嬉しくなる。
渡渉地点で峠沢の左岸に渡り、しばらく進むと急なつづら折りが始まる。12時半、雁坂峠に到着。快晴で富士山が良く見える。雁坂嶺の方向には、奥秩父特有の立ち枯れの稜線が続いている。ここで小休止を済ませてから、10分ほど下り雁坂小屋へ。すでに小屋前では、ビール片手にシシ鍋の宴が始まっている。自分も早く食べたい。
受付を済ませて急いでテントを設営した。シシ鍋の日だからか混んでいて、奥の方まで歩く必要があった。小屋前に行き、シシ鍋とビールをいただく。シシ肉のクセもなく、七味が良く効いていて美味い。冷えた体に染み渡るようだった。口が辛くなったらビールで流しこんだ。最高の組み合わせだ。1杯だけでは物足りなかったので、2杯目をおかわりした。
その後は雁坂峠で夕陽を眺めたり、夕飯には熊肉入りのカレー飯を食べたりして過ごした。夜は−5℃くらいの予報が出ていたので、マットは2枚重ね、シュラフは3シーズンにエスケープヴィヴィを重ねるなど最大限の寒さ対策をして床についた。
結果として底冷えはなかったけれど、エスケープヴィヴィの内側がひどく結露した。次第に結露でシュラフが濡れて冷えてきたので、時々ヴィヴィの内側を拭く羽目に。2時間に一度くらいは起きて拭いたので、まともに眠れない夜を過ごした。
■2日目 雁坂小屋〜甲武信ヶ岳〜梓山バス停
3時半ごろに起床。朝食と撤収を済ませて5時に出発。吐息が白く、もう冬の寒さだった。
再び雁坂峠に登り、ヘッデンを頼りに雁坂嶺に向かう。明るい月光に立ち枯れの木々が照らされ神秘的だ。雁坂嶺を越え、次第に空がオレンジ色に染まり、6時半ごろに日の出を迎えた。水を飲もうとナルゲンを持つと、水がシャーベット状に凍っていて驚いた。ザックにも霜が降りていた。
きつい登りを経て東破風山、西破風山を通過。西破風山から再び下り避難小屋へ。下りの途中で見える甲武信岳はさすがの存在感だった。避難小屋から登り返し、甲武信小屋に到着。小屋前には雪が積もっていて寒い。売店でパンを買ってすぐに発ち、少し登って甲武信ヶ岳へ。3回目の登頂だ。国師ヶ岳に向けて伸びやかに信州尾根が続き、うっすらと雪化粧した八ヶ岳も良く見える。
景色を十分堪能したので下山を開始。途中で三宝山に立ち寄った。元埼玉県民として一度は最高峰を踏んでおきたいと行ってみたけど、噂通りの地味ピークだった。
十文字小屋を経由し、毛木平に下山。人も少なくて静かないいルートだった。毛木平からさらに1時間くらいアスファルトを歩き、梓山バス停から信濃川上駅へ。下山風呂は甲斐大泉駅前のパノラマの湯に入った。その名の通り、露天風呂から南アが良く見えた。入浴後、食堂でいただいた豚丼も最高に美味しかった。
再び甲斐大泉駅から電車に乗り、小淵沢であずさに乗り換えて東京に帰った。
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