石尾根〜雲取山〜長沢背稜、奥多摩満喫の旅。テント泊デビュー

2015年10月31日(土) 〜 2015年11月01日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 41.9km
• 登り: 3,168m
• 下り: 2,879m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:05

7:45 奥多摩駅
7:45 石尾根縦走路・六ツ石山登山口
9:59 六ッ石山分岐
10:05 六ツ石山
11:19 鷹ノ巣山
11:47 鷹巣山避難小屋
12:11 日蔭名栗山(日陰名栗峰)
12:32 高丸山
13:17 七ツ石山
13:27 ブナ坂
13:50 奥多摩小屋

2日目

• 山行: 7:43
• 休憩: 0:07
• 合計: 7:50

6:20 奥多摩小屋
7:00 7:07 雲取山
7:42 大ダワ
8:13 芋ノ木ドッケ
9:13 長沢山(桶木沢ノ頭)
9:58 滝谷の峰ヘリポート
10:29 行福ノタオ(コツ谷ノツメ)
10:29 酉谷山
12:08 ハナド岩
12:29 天目山(三ツドッケ)
12:47 一杯水避難小屋
14:10 東日原バス停

天候

曇り／晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

初日：奥多摩駅〜奥多摩小屋
2日目：奥多摩小屋〜東日原BS

コース状況／危険箇所等

・長沢山〜三ツドッケのトラバースは幅員の狭い箇所が多く、一部崩壊、橋が渡してあります。あまり崖側を踏まないように歩きました。
・小川谷林道は311の影響により当分の間通行禁止で、(エスケープするにできないことが予想できます。私は分岐に掛かっている注意書きを見るまで忘れており、コース状況の把握が疎かでした。

写真

10/31 7:45

いざ、出発！しばし林道を行きますが、ザック重量がこれまでとあまりに違い、本当に石尾根を歩ききれるか不安でしたが、それ以上に楽しみでした。

10/31 9:14

低い位置ではまだ紅葉が見ごろです。

10/31 9:29

10/31 9:47

落ち葉でふかふかのトレイル

10/31 9:59

六ッ石山分岐

10/31 10:05

鷹ノ巣山から下ったときは(去年12月)立ち寄らなかったので、立ち寄ってみました。なぜ荷物の軽い前回立ち寄らなかったし！

10/31 11:03

鷹ノ巣山へは尾根筋から上りました。まだ、積極的に巻きたいほど辛く感じていません。この尾根筋を歩いている最中に、霧がどんどん深くなってきました。

10/31 11:10

しかし、ザックの重量が足に効く。。鷹ノ巣山までこんな距離あったっけ？

10/31 11:19

ともあれ、無事に鷹ノ巣山頂！前回は稲村岩尾根経由でした。

10/31 11:30

ミックスナッツと黒糖コーティングのナッツを混ぜてもってきました。魚肉ソーセージで一息。

10/31 11:32

残念ながら、すべて霧に飲み込まれています。

12/28 10:04

参考までに、2014年12月28日登頂時の鷹ノ巣山。チェーンスパイクデビューの日でした。

10/31 11:47

鷹ノ巣山以降は未知の領域です。まず現れるのは鷹ノ巣山避難小屋。

10/31 12:04

日陰名栗山へ。。巻かない、負けない。

10/31 12:11

日陰名栗山登頂！

10/31 12:27

高丸山への登り。木の柵は土砂流出防止と思います。結構な急勾配です。柵の左手を上がります。

10/31 12:32

高丸山登頂！他の方のレコなど見ると、以前はここに「高丸山」標識があったようですが、、

10/31 12:35

Yの木、と名づけました

10/31 13:14

七ッ石神社。ここまでの無事とこれからの無事を祈願

10/31 13:18

七ッ石山登頂！

10/31 13:27

ブナ坂までやってきました。何度巻き道を選択しようとしたことか。。目指す奥多摩小屋はもうすぐ！

10/31 13:33

開けたひろーい道

10/31 13:47

ヘリポート

10/31 13:55

念願の！

10/31 14:32

張り終えました。設営はすごく簡単で、10分〜20分ほど。幼少期のアウトドア経験が役に立ちました。

10/31 14:57

水場。他を知らないのでなんともですが、水量は豊富だと感じました。体感 L／min. 以上出てる感じでした。

10/31 15:15

とりあえずお疲れの一杯。

10/31 15:52

ビールが終わったので日本酒とカレー。合わない。奥多摩小屋でビールだけ買ってくればよかった。。

10/31 16:43

大盛況。60張り以上ありました。

10/31 17:36

テント村の明かり。見たかった景色の一つ。満足したし、霧で星は見れそうにないので、明け方に期待して寝ます。

11/1 4:31

明け方。ちゃんと見えてくれました。月とオリオン座と冬の大三角形。見たかった景色の一つ。

11/1 4:43

結露。半分以上は凍っていました。

11/1 5:20

朝御飯はこれに、ママーの1分茹でパスタを足しました。パスタソースは粉末状なので、味はまぁ。ちょっと重量増えますが、生のパスタソースのほうがよかったなぁ。次回の参考にします。

11/1 6:17

テン場を朝日が照らす。片付けに手間取り、撤収には1時間以上かかりました。何より凍結したテントで指先がかじかんで、それが辛かったです。撤収の上手さや時間は、経験の差が如実に現れそうです。

11/1 6:47

行動を始めると、富士と大菩薩連峰が雲の上にひょっこり。キーンと張り詰めた空気。早朝ってすごい。見たかった景色の一つ。

11/1 6:47

飛龍山と秩父の山々。

11/1 6:47

飛龍山と南アルプスの山々。

11/1 6:53

雲取山頂が見えてきました。たくさんの方でにぎわいます。

11/1 6:57

山梨百名山、ということは山梨県の標識か。

11/1 6:58

朝日が海を照らす。右端にスカイツリーですかね。

11/1 6:59

吸い込まれるような景色。

11/1 7:01

しゃれた標識

11/1 7:02

南アルプス。飛龍山の山容もかっこいいですね。

11/1 7:17

富田鎌仙人レリーフ

11/1 7:27

田部重治レリーフ

11/1 7:27

んっ？この山容は！御荷鉾じゃないですか！奥には榛名山。群馬出身には嬉しい景色。一つ一つの山が特定できるほど鮮明に見えます。

11/1 7:28

左より子持山、上州武尊山、赤城鈴ヶ岳

11/1 7:29

雲取山荘。りっぱです。ホテルです。

11/1 7:30

雲取山荘のテント場にもいくつもテントがありました。

11/1 7:39

苔むす道を行き、

11/1 7:42

大ダワに。まだ先は長いので急ぎます

11/1 7:44

11/1 8:13

芋ノ木ドッケ

11/1 8:24

樺の木の尾根を歩きます。

11/1 8:35

酉谷山。標識はあるのになかなかそのピークがこない。芋ノ木ドッケからとにかく長い。長沢山含むいくつものピークを通過していきます。

11/1 8:43

杉の根でびっしり覆われた尾根筋を歩きます。歩きにくいので慎重に

11/1 9:02

ここで北アルプスが見えていることに気付く。東西南北、あらゆる景色が山行を楽しませてくれます。

11/1 9:02

浅間山と外輪山(黒斑や蛇骨)

11/1 9:02

御荷鉾に榛名。榛名富士と相馬岳の間に見えるのが千ノ倉や万太郎で、水沢の上辺りが谷川岳でしょうか。

11/1 9:13

ようやっと長沢山

11/1 9:35

直進すれば水松山だったのですが、一般ルートではないと思い、右に下りトラバースしました。地図を見るとちゃんとしたルートですね。。結果的にここは巻いてしまいました。

11/1 9:58

北アルプスがかなり見えるようになった

11/1 9:59

滝ノ峰ヘリポート

11/1 10:29

酉谷山。せっかくなので尾根筋から攻めます

11/1 10:50

大岳山と御前山かな

11/1 10:51

酉谷山登頂！

11/1 11:05

酉谷山避難小屋。屋根だけ見て先を急ぐ。

11/1 11:13

トラバース道は狭く、崩壊場所には橋が現れる。

11/1 11:46

勾配は小さいのに、ペースが落ち続ける。昨日からの疲労がだんだん現れてきました。

11/1 12:09

ハナド岩から石尾根。昨日、あちらから歩いてきた。感慨深いです。

11/1 12:21

最後のピーク、三ツドッケ。当然尾根筋から攻めますよ

11/1 12:29

登頂。すごく展望が良い山頂でした。冬の晴れた日にはさぞ素晴らしい景色が見られるでしょう。雪が降ったら来てみたい。

11/1 12:29

月曜日に天気が良ければ2泊3日で歩こうと考えていた蕎麦粒、日向沢ノ峰方面

11/1 12:29

だいぶ雲がかかり、翌日の雨を感じさせます

11/1 12:47

一杯水避難小屋。もう13:00になりますので、さっさと下ってしまいましょう。

11/1 12:48

蕎麦粒、日向沢ノ峰は未踏なので、その内川苔山方面からここまで来ますかね。

11/1 13:29

ヨコスズ尾根はトラバースで徐々に高度を下げます。とても歩きやすいのですが、足の疲労が激しく、ペースは上がりません。焦らず一歩一歩下ります。急斜面を九十九折に下ったら、

11/1 14:00

民家が見え、登山口に到着しました。お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 4 Apple

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

テント シュラフ シュラフカバー テントマット マット 長袖シャツ Tシャツ ロングTシャツ ズボン 靴下 グローブ ULダウン 雨具 靴 ザック 食料 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 携帯カメラ充電器(兼用) 熊鈴

備考

・濡れた荷物のを収納する袋。40L以上のごみ袋もいくつか持ってくれば良かったです。大小とも多めに持ちたいですね。
・パン(日持ちすれば何でも良い) コッヘルに着いたソースの1次掃除用に。最初からペーパーで拭こうとするより、絶対に効率的でごみも減らせる。腹も膨れる。
・ゼリー飲料。疲労困ぱい時にも手間取らずすっと飲める固形物。2日目の最後のほうは空腹を感じ、なぜかゼリー飲料が飲みたくてしかたなかったので。。

感想

miggy510

テン泊デビューは兼ねてより決めていた奥多摩小屋で！
雲取山は絶対に奥多摩小屋テン泊デビューに期して踏むと決め、敢えて避けてきた奥多摩の大ボス。
自分の能力で日帰りが困難な行程こそ、テン泊の醍醐味の一つと考え、石尾根〜長沢背稜を回る距離のある奥多摩周遊コースを選び、一般ルートは極力巻かずに行きました。
重いザックに思いをのせて、疲労と空腹と、そして達成感を持ち帰ってきました。あと、洗物と干さなきゃいけない道具と。。。
とにかく、星空も早朝の富士も魅力たっぷりです。重いザックを背負って歩くこと自体、新鮮ですごく楽しかったです。辛さを楽しむ人間なので、メンタル面の問題はまったくありませんでした。
もしこれからテン泊してみたい方がいればご参考に。ザック重量は13kgくらいだと思います。体重比で1/4〜1/3です。山で泊まること自体が初めての初心者です。
[1]歩き始めに(主に重量の面で)今までと勝手が違いすぎて心配になる、が徐々に慣れる
[2]前半に調子に乗ってピーク踏んでると、後半巻きたくなる
[3]テント内外の結露が想像以上
[4]山の環境下で、テントは持ってきたときほど小さく畳むのは困難
[5]2日目の行程には1日目の疲労が残り、思うようにペースが上がらない

コメント

1950aoyama

石尾根、長沢背稜ご苦労様
小生、年越しで貴殿の逆コースを行く予定です。
雲取でご来光の予定ですがツエルトが張れないと思うので、その時は鷹巣まで下り、お雑煮を食べ、奥多摩へ出ます。
夜中一人で歩くのも楽しいものです。
一度試されたら・・・・。

miggy510

Re: 石尾根、長沢背稜ご苦労様
コメントありがとうございます！
雪が積もると長沢背稜の狭いトラバース部分はさらに
歩きにくくなると思いますのでご注意下さい。
山で年越し羨ましいです。素敵なご来光が拝めることを祈っています
＞夜中一人で歩くのも楽しいものです。
ヘッデンはナイトハイクも考慮して選んだので、
まずは高尾山に都内の夜景を見に行こうと画策しています