硫黄岳〜横岳〜赤岳（桜平からピストン）

2025年01月11日(土) [日帰り]

• GPS: 09:21
• 距離: 16.3km
• 登り: 1,579m
• 下り: 1,578m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:43
• 休憩: 1:39
• 合計: 9:22

距離 16.3km 登り 1,579m 下り 1,578m

6:01 桜平
6:22 夏沢鉱泉
7:02 7:03 オーレン小屋
7:25 ヒュッテ夏沢
7:25 7:26 夏沢峠
7:25 山びこ荘
7:33 7:41 山びこ荘
7:41 7:42 ヒュッテ夏沢
8:27 硫黄岳
8:40 硫黄岳山荘
9:09 台座ノ頭
9:31 9:54 横岳
10:00 横岳（無名峰）
10:06 三叉峰
10:11 10:13 石尊峰
10:17 10:18 鉾岳
10:22 10:24 日ノ岳
10:29 10:30 二十三夜峰
10:36 10:37 地蔵の頭
10:40 10:41 赤岳天望荘
11:07 赤岳頂上山荘
11:12 11:15 赤岳
11:20 11:45 赤岳頂上山荘
11:56 赤岳天望荘
12:00 地蔵の頭
12:05 12:06 二十三夜峰
12:16 12:19 日ノ岳
12:21 12:22 鉾岳
12:29 12:30 石尊峰
12:34 12:35 三叉峰
12:42 12:43 横岳（無名峰）
12:48 12:49 横岳
13:00 13:01 台座ノ頭
13:15 13:16 硫黄岳山荘
13:40 硫黄岳
14:10 14:23 山びこ荘
14:25 14:29 ヒュッテ夏沢
14:30 夏沢峠
14:41 14:42 オーレン小屋
15:05 夏沢鉱泉
15:22 桜平
15:22 ゴール地点

天候

晴れ、風もほとんどなく良い日だった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桜平駐車場（上）

コース状況／危険箇所等

積雪状況等は写真にて

写真

1/11 6:04

桜平から積雪あり、チェーンスパイクでスタート。

1/11 6:25

ほどなく夏沢鉱泉

1/11 6:35

夏沢鉱泉から先はこんな感じ。気温が低くて雪がサラサラなので、スパイクがあまり効かない。

1/11 6:48

橋の上から眺める渓谷もすっかり冬景色

1/11 7:00

静かな冬の朝

1/11 7:04

晴天を期待して

1/11 7:04

オーレン小屋

1/11 7:11

オーレン小屋の先はこんな感じ、よく踏まれていて歩きやすいです。

1/11 7:33

夏沢峠にてひと休み＆ピッケル、アイゼンに換装

1/11 7:57

西向きなのでなかなか陽が当たらず、凍て付いたような硫黄岳

1/11 7:59

こちらは朝陽が当たり始めた峰の松目

1/11 8:16

浅間山塊

1/11 8:19

東西天狗岳も連休は賑わうでしょう。

1/11 8:22

爆裂火口から朝陽が昇ってきました。

1/11 8:29

昨年11月に奥さんと来た以来の硫黄岳

1/11 8:29

南八ヶ岳オールスターズ

1/11 8:33

硫黄岳山荘前後は強風（爆風）エリアなので雪付きが薄いです。

1/11 8:33

これから進むルート

1/11 9:10

青空と太陽が嬉しい。

1/11 9:13

西を向くと中央アルプス

1/11 9:13

北アルプスは微妙に雲がかかっている。

1/11 9:14

台座の頭に乗り上げると、正面に富士山がお出迎え

1/11 9:15

アップで。

1/11 9:17

冬ならではの美しい稜線

1/11 9:22

カニの横ばいの手前（東向きの斜面）がまっさらの新雪で、誰も歩いていない状態でした。ラッセルするつもりで踏み込んだのですが、この後ピンチに（詳細は本文）

1/11 9:28

埋まりかけた雪から脱出したあと

1/11 9:30

「それならば」と、過去の経験から岩の上を進んでみましたが最後が怖くて降りられず・・・

1/11 9:58

とにかく何とか横岳に登頂

1/11 9:59

赤岳へと進みます。

1/11 10:03

赤岳と阿弥陀岳の間に南アルプス（北岳〜甲斐駒ヶ岳〜仙丈ヶ岳）

1/11 10:22

赤岳と富士山のツーショット

1/11 10:38

秩父の山もよく見えています。

1/11 10:43

赤岳展望荘は冬期営業中

1/11 10:45

青空の下、2年ぶりの冬季・赤岳へ。

1/11 11:07

ここまで歩いてきた稜線。左奥は蓼科山

1/11 11:13

登頂、シャッターありがとうございました。

1/11 11:14

権現岳とその向こうに南アルプス

1/11 11:14

阿弥陀岳

1/11 12:35

復路途中で見下ろした杣添尾根。今日は「杣添尾根を登ってきた」という方に何人も会いました。

1/11 12:55

朝埋まりかけたところ、帰りにはすっかり普通のトラバース路になっていました。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

yoisa

「猛烈な寒波」で各地の積雪量やアプローチの状況が読み切れず。今年最初の山行は地元・八ヶ岳にしました。
気温は低いものの風はほとんどなく、爆風地帯の硫黄岳山荘あたりも穏やかに通過。台座の頭に乗り上げると見事な富士山が迎えてくれ、ご機嫌で横岳に向かうもこのあとピンチに。

カニの横ばいの手前（東向きの斜面）を覗き込むと新雪が積もったまま、誰も歩いていない状態。「ならばラッセルするか」と気軽に踏み込んでしまいました。
クサリ伝いに降りていく間の雪は膝〜腿くらいで問題ない感じだったのですが、裏へ回り込んだ途端に深くなりました。「ん、深い？」「ん、ん？」「あ、マズイかも」と思ったときには胸まで埋まっていました。
「これはムリだ、戻ろう」と思うも、足元が緩く、雪から抜け出せません。身体が埋まっていること＆足元が緩いことで身動きが取れず焦りが募っていきます。どうすべきか色々考える中で「ピッケルは、不安定な雪の斜面でステップをつくる用途もある」というのを思い出しました（おそらくヤマレコYouTubeでまとやん社長が言っていた）。
目の前の雪をみな谷側に払い落し、腰くらいの高さになった雪を抑えて膝で乗り上げる → また雪を払い落し・・・を繰り返した結果、何とか元の場所に戻ることができました。

この場所は以前には冬道として岩の上を通過したこともあります。トラバースがダメなら岩を行くかと乗り上げて進んでみましたが、まだ雪付きが少なく、最後の降下が私の力量では難しい感じでした（降りられる自信がなかった）。さあどうしたものかと逡巡しているところで後ろから4人組のパーティーさん（男性2名、女性2名）が来られました。
私が状況を伝えると皆さんは岩に乗り上げて進みます。男性2名は岩場の降下もされましたが、女性2名は難しいということで私が埋まりかけたトラバースルートを行く選択になりました。女性2名は手前から、男性2名は奥から雪を払い落しながらルートをつくっていきます。見事にルートが通り、結果的に私はこの後を歩かせていただくことになりました。4人組パーティーさん、本当にありがとうございました。

横岳から先はよく歩かれており、雪のコンディションもよく、気持ちよく進めます。昨年は横岳までだったため、2年ぶりに冬季・赤岳へ。目の前の阿弥陀岳を眺めながらカップラーメンをすすり、来た道を桜平まで戻りました。

コメント

makimaki08

yoisaさん
明けましておめでとうございます。
素晴らしい八ヶ岳ブルーですね！

ここ数年と比べて今季は雪が多いらしいですね。
カニの横ばい手前からのくだり、読みながらドキドキしました。
無事脱出できて良かったです☺️

美しい景色を見せてくださり、ありがとうございました。
お疲れ様でした！

yoisa

makimaki08さん、明けましておめでとうございます。
新年早々に温かなメッセージをありがとうございます(^^)
makimaki08さんは年始から静岡山旅と精力的な年明けですね！

八ヶ岳自体の積雪が極端に多かったという訳でもないのでしょうが、雪が風に飛ばされる稜線とそうでない斜面ではまったく違うのだと改めて実感しました。特に傾斜部分に足を踏み入れる際にはもっと慎重に、（踏み入れる時点でもっと雪を払い落し・足元を確認しながら）でなくてはならなかったと、反省しきりです。

昨日は真っ青な空の下、美しい白い稜線を堪能することができました。
makimaki08さんもまた（息子さんのところ訪ねながらでも）お出かけくださいね
今年もよろしくお願いします。

Kgcm

yoisaさんこんばんは！
kgcmと申します。
レコはいつも拝見してますが、初コメです。

あの日に赤岳山頂山荘の脇で会話をしたのがyoisaさんだったとは！🤩
何気ないやりとりでしたが、満面の笑みを返していただいてyoisaさんのお人柄が伺えました。
黄色いジャケットで顔出しもされてるレコを拝見してたのに、なんで気付かなかったんだろう？と後悔してます😓

それにしても絶好のコンディションでしたね！（それと、ご無事で何よりでした）
また何処かでお目に掛かれたら、もう見逃しませんよー！😆
今後ともよろしくお願いいたします🙇🏻‍♂️

yoisa

Kgcmさん、こんばんは。
こちらこそ密度の濃い山行と素晴しい文才に溢れたレコをいつも楽しませていただいています(^^)

うー、そうだったのですか。あの日あの時いらっしゃったのが、お二方（Kgcmさん＆saku1214さん）だったとは。私も山で会った方とお話するのは好きなのですが、Kgcmさんから「素晴しい日ですね！」と声をかけていただいた後は、「お湯まだあったかいかなぁ」とか「パンは冷たいかなぁ」とか、あまりにお二人が仲良さそうだったので私はつい控えてしまいました（笑）。

本当に眺望も稜線も素晴しく、風も穏やかで、絶好のコンディションでしたね！
似たような場所を歩かれていることが多いので、またどちらかでお行き会いできそうですね。次回はゆっくりお話しましょう。楽しみにしています