西穂高岳西尾根



- GPS
- 17:56
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,942m
- 下り
- 894m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 8:46
天候 | 1日目 曇りのち晴れ 2日目 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山は新穂高ロープウェイを利用 荷物料500円込みで片道2900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
穂高平までは踏み跡あり。聞いた話だと槍方面に数パーティ入っていたようです。 西尾根は全体を通して踏み跡なし。 雪の深さは平地で膝上ラッセルくらいでした。 ゴロゴロ岩付近は落とし穴多数で何度もハマりました。 第1岩峰以降も雪が多く踏み抜きに苦戦しました。 西穂高岳山頂から新穂高ロープウェイまでは踏み跡がしっかりでスイスイ降りられました。 元々の計画ではロープウェイを使わず下山予定でしたが、ルートに踏み跡がありませんでした。 |
写真
感想
冬期バリエーションルートの西穂高岳西尾根へ行ってきました。
おそらく登りはフルラッセルなことと自身初のアックスを使った登り込みとのことでワクワク半分不安半分でした。
1日目は予想通り先行者なし。ひたすらラッセルでしたが、思っていたよりも雪がしまっていて良いペースで高度を上げられました。
時間との勝負でしたが何とか最低限の1946ピークを過ぎて2200m付近で幕営。
2日目朝出発しようとしたところ、なんと日帰りの方が追いついてきました。朝2時から登ってきたようで、以降は3人でラッセルしながら進みます。即席のチームができるのも醍醐味ですね。
予定通り2時間で第1岩峰手前、2400m付近のコルに到着。ここでアイゼンに履き替えました。稜線も雪が多く、またキックステップが良くないのかかなりの頻度で踏み抜き、無駄なエネルギーを使ってしまいました。
かなりペースダウンしてしまい、Oリーダーを待たせてしまいながらも必死で登ります。それでも合間に見える景色は最高で歪んだ顔がほころんでました。特にジャンクションピーク付近の西穂高岳は綺麗なピラミッド型でとてもカッコよかったです。西側から見る機会があまりないので個人的に嬉しい発見でした。
リーダーのアドバイスを受けながら岩稜を登っていくと「着いた!」との声が。何とか山頂に辿り着きました。
体感では15時が近い位かと思ったらまだ13時!ロープウェイの終発に間に合いそうとのことで早々に下山。降りはあっという間で無事ロープウェイ駅に15時半頃に辿り着きました。
強風の北アルプス稜線上で急な岩稜を登るのは初めての体験だったのもあり、西穂山荘の屋根が見えた時の生きて戻って来れた実感が湧いてきた感覚は忘れられません。
ただ振り返ってみるとラッセルの達成感や、トラバースにナイフリッジに発達した雪庇と変化に富んでいて楽しいルートだなと思いました。今後はもっと楽しめるようになると良いな。
ここまで連れてきてくれたOリーダーには本当に感謝です。
反省点は色々あれどとても充実した楽しい山行でした。
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