松尾山~笹尾山まで激走…関ヶ原古戦場主要陣地全制覇!…低山293mも雪山は侮れない(>_<)


- GPS
- 05:11
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 369m
- 下り
- 367m
コースタイム
天候 | 曇り~時々雪が舞う…のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標識があって分かりやすい!たまに遠回りするのは地元の方の要望だろう… 松尾山は、整備されて歩きやすいが雪山の時は滑るのて要注意⚠️ |
その他周辺情報 | 古戦場記念館のお土産屋さんは、必見!たぶん、ここにしかない関ヶ原グッズが豊富!特に関ヶ原主要陣地の御朱印は実際に現地を訪れないと買えないほどのマニアックぶり(^^)…ゆえに松尾山は貴重! |
写真
感想
随分前から自分の足で制覇してみたかった「関ヶ原古戦場」巡り&登山…諸事情から今回、思わぬ機会に念願の関ヶ原古戦場主要陣地巡りが実現できた。もちろん!一番の目的は小早川秀明が陣地、「松尾山」…折しもこの冬最大の寒波で293メートルの低山も初雪山となっていた!
三連休を控えた金曜日…名古屋でも朝から雪が積もる大寒波…それでも日曜日の「八曽山」は雪も溶け、八曽の滝も凍っておらず低山はひとまず安心と関ケ原に乗り込む。劇寒の三連休をテントキャンプで過ごした温泉地を後にしての遠征…しかし、関ケ原インターを降りると雪が深くなり…駐車場の古戦場記念館へたどり着くと真上の空は雪雲に覆われ風は極寒!古戦場巡るには厳しい気候となっていた。
それでも気力を奮い立たせてスタート!一枚余分にダウンと靴下を重ねての出発となったが、歩くうちに次第に体も温まり関ケ原の気候に身体も慣れて来た。まずは東軍の陣地を巡る~井伊直政、本多忠勝、藤堂高虎に福島正則といずれも平地ばかりで歩くだけの行軍となる。新幹線・高速を潜って松尾山登山口へ。新幹線、東海道線、名神高速…日本の交通の中枢といっていい、この3つのルートが全てここを通過しており、京へ上る東海道と北陸街道へ上がる接点が交わるここ関ケ原…いまでも交通の要所のこの地は当時ではもっと重要で、ここが戦場となったのは良く理解できるものだった。
そんな中でも古戦場跡としては、1時間余り登山しないとたどり着けない松尾山は、確かに関ケ原を見渡せるものの出陣するのは遠すぎるし、ここに陣取る意味はイマイチ理解できなかった。山登りは得意でも、この日の気候と予想外の雪の深さに手こずる💦それなりに登山道を登ってようやく着いた山頂は北側の視界が開けて絶景!まさに関ケ原が一望できた。雪はゆうべまた降ったようで15センチくらい…293mの標高でしかも名古屋から近郊地のここで、正に今シーズン初の雪山を経験するに至ったわけだ!
戦国武将の気持ちになって関ケ原を臨む…小早川秀明はいったい何を思いこの景色を見ていたのだろう?…想像するだけで、可哀想になって来た。前方の山は陽光を浴び晴れているが、ここは日陰…寒さがジワジワと込み上げてくるが、せっかくベンチもあるので、お湯を沸かしてあったかいカップ麺を喰らった。寒冷地仕様ではないボンベ、ストーブはなかなか沸騰せず苦労したが、腹が減っては戦にならぬ…と、昼食に集中した。暖かくて美味かった!
…雪山でこんなに寒いのだが、やっぱり有名な天王山を決定付けた松尾山!下りも含め4~5組の人たちとすれ違った。しかし、自分のように全て歩いて回っている人はいなさそうだった。下って次に訪れたのは…松尾山の小早川秀明の裏切りを誰よりも早く目撃し、そのせいで落胆し自害した「義の志士」大谷吉継陣地跡と墓地…ここからは松尾山が見渡せて動かない小早川を見上げていた吉継の歯がゆい気分が伝わって来そうだった。この後、渓流を経て宇喜多秀家、小西行長の天満山から島津義弘陣地まで山道を進む…ここから開戦地、決戦地~石田三成の笹尾山はすぐ…笹尾山からは、先ほどの松尾山も含め関ケ原を全て一望できる位置にあり…攻勢の具合が手に取るようにわかるのは納得。ここで今回の行程はおしまい。主要陣地を全て自分の足で巡ることができ大満足!ただ…自分が石田三成なら最後の砦としては、やはり松尾山城を陣地にすると現地を訪れ確信できた。
…笹尾山は、13キロも歩いて来て…ヘトヘトに疲れた自分ですら、駆け上がれば3分もあれば登れる。一方松尾山は、奥深いし…かつて実際に城があったように、山容が自然の堀や石垣となって強固な砦を擁する要塞となっている。関ケ原は数時間で勝敗を決したようだが、最悪ここで籠城すれば数日~数ヶ月は持ち堪えられたハズだ。更に、西軍はこの松尾山を始め天満山など東軍を待ち受けるために主要な山地を抑えていたのに…決戦は討って出てみんな平地で負けている…正に作戦ミスではなかったのか?そんな、疑問すら浮かぶ山行であった。是非、関ケ原の映画でも見てから、またゆっくり記念館を再訪し検証してみたいものだ。
最後に、下山して記念館で御朱印を買うのだが、実際に現地に訪れないと買えない仕組みはなかなか、マニアック歴男を刺激するもので感心したので付け加えておく!(^^)!
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