八ヶ岳【杣添尾根-三叉峰-赤岳-横岳奥ノ院-杣添尾根】


- GPS
- 07:32
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,576m
- 下り
- 1,583m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:34
天候 | 晴れ時々曇り(ガス)のち雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
別荘地の道路には積雪 |
その他周辺情報 | たかねの湯(840円、サウナ広い、水風呂冷たすぎ) |
写真
装備
個人装備 |
ALPINE EXPERT2 GT(LOWA)
|
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感想
前月に茅野側の美濃戸口から赤岳に登った際は、赤岳のみで南八ヶ岳の主稜線はほとんど歩かなかったので、今回、主稜線を歩くことをテーマに設定し、主稜線にたどり着くまでにできるだけ体力を温存することを考え、杣添尾根ルートでの赤岳ピストンを計画しました。
杣添尾根登山口の駐車場に車を停め、身支度を整え、歩き出します。日の出前でしたが、空は明るく、歩くのにヘッドライトはいりません。日帰りの方の車が何台か停まっていて、もう歩き出している人もいました。
別荘地を抜け、林道に出ると、案内看板などがある登山口(こちらが本当の登山口)に到着します。シラビソの樹間から朝日が昇ってくるのがわかりました。
登山道に入ると沢を超えて尾根にとりつきますが、すぐに尾根の稜線上のルートをとり、どんどん標高を上げていきます。
木々が疎になり空が開けた場所をいくつか通過すると、樹高があきらかに低くなっていることがわかります。森林限界が近い兆しです。ここまで、ツボ足と両手ストックで登ってきたので、テラス的な平らな場所で、12本歯アイゼンを装着しました。(ストックはそのまま)
森林限界を超えると、横岳の一峰である三叉峰まで続く細い尾根の上に立ち、展望が一気に開けます。
風がところどころあったため、トレースが消えているところもあり、森林限界あたりで日帰り組のトップになっていたので、ちょっとしたラッセルをしながら、まっすぐ登っていきます。
三叉峰まで登りきると風もあったので、岩陰で装備を整え直します。ピッケル、ヘルメット、ゴーグルを装着し、完全に雪山モードです。ちなみに、グローブは三重です。
石尊峰、鉾岳、日ノ岳、二十三夜峰などの横岳の峰々を右に左に巻きながら下り、赤岳に向かいました。
地蔵ノ頭に向けての下りの斜面は、完全に雪に埋もれていて、夏道よりも上部をトラバース気味に下っていくルートになっていました。
慎重にステップを作りながらトラバースをして急所を下り、地蔵ノ頭に到着しました。地蔵ノ頭から、赤岳展望荘を経由して、赤岳の頂上を目指します。
地蔵ノ頭から見上げると、灰色の雲が立ち込め、展望は望めないことは確実でした。
赤岳の北稜の登山道は稜線を忠実にトレースし、まっすぐ頂上に向かって登っていきます。
脚の疲労も出てきていたので、歩いては休み、休んでは歩きを繰り返しながら、頂上を目指しました。
右手の西稜をクライミングしてきたパーティがいたり、この時期特定の光景を目にしたりしながら、北峰の頂上に到着しました。
頂上部には、北峰も南峰にも人はおらず、完全な貸し切り状態でした。ただ、展望はあまりよくなく、南アルプス方面は雲で覆われ、権現岳や阿弥陀岳もガスで見え隠れする状況でした。
頂上をあとにし、来た道を横岳三叉峰まで戻りましたが、硫黄岳はさすがに遠いし景色も望めなさそうだったので、奥ノ院まで行くことにしました。
三叉峰から、無名峰を越え、奥ノ院に到着です。
奥ノ院にも誰もおらず、とても静かな山頂をひととおり楽しみ、三叉峰に戻りました。
三叉峰からはトレースが風で消された杣添尾根を一直線に下り、森林限界を下って、12本歯アイゼンをチェーンアイゼンに、ピッケルをストックに換装して、あっという間に登山口まで戻りました。
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