ピンクとブルーのピーカン乗鞍岳BC



- GPS
- 13:21
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,136m
- 下り
- 1,543m
コースタイム
- 山行
- 2:21
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:36
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 10:29
天候 | DAY1 朝、スキー場へ向かう車からは驚くほどのピーカン☀️ 10:00頃には山頂あたりに一気に雲が湧きはじめ、ゲレンデトップからツアーコースに入りしばらくすると風、曇り、雪も降りはじめ、ツアーコースから位ヶ原山荘へ向かう分岐を過ぎ、強風🌀 山荘が見えたあたり、正面からもろにくらう風と雪が辛かった。 深夜までゴーゴー風が吹き荒れる。 この日は位ヶ原より上は爆風と視界不良で、登頂断念して下山される方もいらっしゃいました。 DAY2 天気予報通りではあったものの、本当にやばいくらいの好条件で、風はほぼなし。(通り道のところは少しありだけど弱め)快晴ドピーカン☀️下山するまでずっとスッキリ晴れていた。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
やまぼうし駐車場 お手洗い、更衣室、自販機あり リフト一回券700円×2枚 一本目のリフトに乗るのに初心者コース脇を少し登り、リフト2本乗り継いでゲレンデトップへ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◾️ツアーコース 最初が一番急。シールで登るの苦手な私ははじめからブンリンクトー(ブランコ付き)装着で登り始める。 急斜面難なく突破で感動🥹 ◾️位ヶ原山荘への分岐から山荘まで リボンや竿をこれでもかというくらい付けてくれています!ありがたい。少し歩いて木がばらけてくると風の通り道なのか、風が一気に強まる。その手前で身支度整える。 ◾️山荘から位ヶ原への登り 雪崩の通り道になってるところは避けて樹林の中を登っていきます。詳しくは山荘内談話室に写真付きで掲載されていますので要チェック。 ◾️位ヶ原より上部、視界不良になると方角がわからなくなります。スマホなどGPS頼りにならざるを得なくなるので絶対にバッテリーを落とさないよう対策を。 ◾️バス停まで行ってしまうと穂高の山並みが一旦見えなくなるので位ヶ原の真ん中あたりで日の出を狙う。 ◾️肩の小屋から朝日岳へ直登した。(朝日岳からのお鉢と剣ヶ峰の景色を見るため)多くの人は夏道と同じように朝日岳の山頂直下をトラバースするようなルートをとっていた。(下山時はそのルートを辿った。) 天気が良ければ朝日岳への寄り道はぜひオススメしたい。夏道で朝日岳と蚕玉岳の鞍部まで行き、そこから朝日岳へ行くのも大差はないと思う。 ◾️肩の小屋より上部はガリガリシュカブラ、シュカブラがエビの尻尾でパワーアップしたスーパーシュカブラ(?)などで滑って楽しいところは少ない。というか、まともに滑れないwので、また厳冬期に来るときは肩の小屋に板をデポすると心に決めた。 (前回は4月中旬、強風すぎて板をシートラできる状況じゃなかったので肩の小屋にデポしてた。今回はブンリンクトーパワーで朝日岳の途中までスキーで登ってしまったが、途中でやっぱり怖くなってシートラに変更。今回は朝日岳と蚕玉岳のコルにスキーはデポした。) ◾️通常は肩の小屋から先、強風なことが多い。 バス停や肩の小屋などで風を避けながら休憩。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
アイゼン
クトー
ウィペット
プローブ
ショベル
ビーコン
スキー
シール
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感想
日本の3000m峰21座のうち、最後に登ったのがこの乗鞍岳だった。
なぜ最後かというと、無雪期であればエコーラインやスカイラインでほぼ山頂まで行けてしまうので、どうも登りたいという気にならないまま残ってしまったのだ。
はじめから3000m峰21座コンプリートを目指していた訳ではないけれど、あと数座になってきたところで、ではコンプリートしてみようとなったのだが、バスで登ってそれで済ますのは自分としては嫌だったので、残雪期の4月中旬、スキー場の営業が終わった頃に休暇村から登った。
そのときは日帰りで、肩の小屋から先、シートラの板が強風で煽られるので、小屋に板をデポし、山頂まで登った。天気はそこそこ良かったけれど、当時はただただ登頂が目的のピークハントになっていたのだろう。景色に感動したとか、そういう記憶があまり残っていなかった。
あれから10年。
厳冬期に位ヶ原山荘に泊まってもう一度乗鞍へ行こうということになり、タイミングを見計らっていた。
深田久弥さんが『日本百名山』で『夏の頂上は繁華街のおもむきを呈しているようだが、バス道路くらいで通俗化するようなチッポケなマッスではない』、位ヶ原からの眺めを『日本で最もすぐれた山岳風景の一つ』と絶賛しているのを、今回の山行で痛感した。
歳を重ねて山との向き合い方、感じ方が変わってきているのはあるとは思うけれど、乗鞍がこんなにも素晴らしい山だと気がつくまでに時間を要してしまったのは非常に勿体無いことをした気分である。
また位ヶ原山荘もとても良い山小屋だった。
まず小屋番さんのおもてなし、心遣いがとても暖かく、ごはんもとてもおいしかった。
日帰りでも登れるが、敢えてここで泊まり、景色を楽しみながら時間に余裕をもって歩くのもまた贅沢な山歩きかと思う。
今冬、行きたい山がいくつかあったなかで、なかなか天気と休みが合わず、晴天率高めの八ヶ岳ばかりになっていたが、やっとひとつ、希望が果たせた。
先日の阿弥陀、赤岳のような激しい急峻な山もかっこいいけれど、『胸の透くように伸びてコセコセしたところがない』乗鞍のような山もまたとても魅力的なのだ。
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