三ノ峠山（↑赤道コース↓ブナ平ルート）

2025年03月08日(土) 〜 2025年03月09日(日)

• GPS: 07:25
• 距離: 8.2km
• 登り: 553m
• 下り: 558m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:32
• 休憩: 0:16
• 合計: 2:48

距離 4.0km 登り 416m 下り 116m

9:38 スタート地点
11:22 11:23 三ノ峠山
11:55 12:10 観鋸台
12:26 三ノ峠分岐

2日目

• 山行: 3:33
• 休憩: 0:45
• 合計: 4:18

距離 4.2km 登り 137m 下り 442m

8:12 三ノ峠分岐
8:35 9:20 観鋸台
9:45 三ノ峠山
12:30 ゴール地点

天候

【8日】曇 夜は雪 【9日】明け方雪 後曇/晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

現在『長岡市東山ふれあい農業公園』の駐車場は積雪があって除雪されていないので使えません。
この時期は赤木コマランド脇の除雪最終地点の手前スペースとなります。
道路脇の少し広く除雪されている部分、おそらく各所含めキャパ30台程度で、この日は1泊予定なので遅く到着したらギリギリ1台分にねじ込んだ格好です。
除雪最終地点まで進んでしまうと除雪車の排雪作業が出来なくなるので注意が必要です。
長岡市営スキー場方面からは途中未除雪道路があるので、赤城コマランド方面には辿り着けません。『長岡市 一般廃棄物最終処分場』側からのアクセスとなります。

コース状況／危険箇所等

【往路】
人気の登山道、赤道コースで特に積雪期でも危険箇所はありません。強いて言えば山頂手前の少し細い急登部分20m程度。
【復路】
途中かなり急な、おおげさに言うと20mくらいの雪壁があり、雪質によってはスノーシューのまま降りるのは危険です。よく沈む深雪なら適当に降りて行けますが、今回のように固い雪の上に腐ったシャーベット状の雪が乗っていると、登りはともかく降りはスノーシューやアイゼンでも歯は効きません。
滑り出すと止まらない勾配で、下部樹林帯の杉に高確率で激突するので慎重に。

写真

3/8 9:34

(ka)今日はここから！

どうも！カスティーナです！

(S)登る人がここ数年で激増した印象であります。

(ka)SNSの力なのかしらね。
車のショールームみたいに美しく駐車されてる。

3/8 9:41

(S)ここが除雪最終地点ですが、ここは駐車禁止。排雪場所と幼稚園バス駐車場を兼ねています。知らずにここに停めると除雪業者にクソミソ言われます。表示が小さいし、朝早く初めてくる人は見逃し易いと思いますので注意しましょう。
表示を大きくすればいいのになと毎年思っています。

(ka)除雪最終地点あるある、か(´・ω・｀)

3/8 9:42

(S)荷物は重いけどいざ行かん！

(ka)しあわせがたくさん詰まったザックは重いのだー！

3/8 9:47

(S)ナゾの引き返しをした哺乳類がいたらしい。

(ka)東山にミステリーサークル現る。

3/8 10:01

(S)本来ここが三ノ峠山赤道登山道の駐車場。現在除雪がされていないので車でここまで来れません。いや、あの除雪雪壁を乗り越えて40〜50cmの積雪上を走破可能な車を所有されている方ならだいじょうぶ。

(ka)本来の赤道コースの入口にトレース皆無なのが雪国の民の心意気を感じる。

3/8 10:02

(S)ひとまず目指すは三角山。雪山ならではの、真っすぐ向かう爽快感。

(ka)無駄に縦走を楽しむのです。

3/8 10:06

(ka)真っ白な雪原の向こうに長岡市。にやにやが止まらないのである。

3/8 10:10

(S)妙に高山感のある写真ではないか。

(ka)SMセンセイ、今日は調子いいね。
わたし、いきなりリフター上げたのよ‎( ꒪⌓꒪)

3/8 10:12

(S)三角山がもうすぐそこ。

(ka)あんなちっちゃいピークでもうれしいぞ♪

3/8 10:22

(S)よし、ひとまずはピークに到着です。

(ka)やったー！三角山。

3/8 10:22

(S)振り返ると信濃川と長岡市街地が一望可能。冬はまるで見えない日も多いけど。

(ka)自由人のトレースいっぱい！

3/8 10:37

(S)いつもの樹林帯を進みます。この様子じゃ雪割草はまだまだ先かな。

(ka)さっき写真ではうまく撮れなかったマンサクは確認できたけどねー。

3/8 10:43

(S)トレースがバッチリでスノーシューはなくてもOK。担ぐより履こう、程度の理由であります。

(ka)担いでても重いけど、履いてもとうぜん重い(; - ω - `A)

3/8 11:18

(S)山頂手前のちょっと細い、ちょっと急な登り。でも落ちると厄介です。

(ka)そしてこんなところでばっかり団体さんとスライド。

道を譲るフリして休憩する良いタイミングとなる。

3/8 11:22

(S)お地蔵さまこんにちは。

(ka)お地蔵さん、眼鏡かけておしゃれしてる。

3/8 11:22

(S)本日の積雪量は220cm前後でした。

(ka)三角点は埋まったまま。

3/8 11:29

(S)ホップのようなドライフラワーだねぇ。調べるとクマシデというみたい。

(ka)トレースないとこを自由自在に歩くのだけどもこういう樹木のあるとこはズボりそうでちょっとこわい。笑。

3/8 11:29

(S)山頂を後にして先に進みます。

(ka)車のわりにスライドする人が少ない気がする、うれしい誤算( ◜ω◝و(و "

3/8 11:43

(S)鋸山が見える場所はそこそこある。

(ka)冬ならではの景色だねー。

3/8 11:53

(S)ベンチもある観鋸台。数名の団体様が休憩中でした。
三ノ峠山なのに大荷物、テントマット外付けしているので、出会う人に「どこまで行くんです？」と聞かれること数度。

(ka)なんと答えていいのやら。

3/8 12:20

(S)さらに進んで宿泊予定地を目指します。

(ka)夏はものすごくえぐれてて歩きにくい道だけど雪が詰まるとこれまた自由自在♡

3/8 12:24

(S)そうそう、ここだね！
無雪期に、ここ冬にいいテン場になりそうと話していた場所。

(ka)ここで雪中泊したくて厳冬期用シュラフを買ったようなもの。

3/8 14:04

(S)カスティーナ博士、テントを張り終えてハンモックでくつろぐの図。ボクは本日500mlビール2本。先回1本だけにしたら足りなくて悲しかった(泣)

(ka)やっぱり山にハンモックは欠かせない(*´艸`*)

夏になったらハンモック泊もしたいなー。

3/8 14:22

(S)ハンモックの下にはかもしーのトレース。

(ka)会いたいです、カモシカパイセン！

3/8 14:29

(S)今日はやたらとたくさんいたセッケイカワゲラ。尾根登ってるけどだいじょうぶなのかな？沢で産卵する昆虫だと思うんだけど。手のひらに乗せるだけで死んでしまうほどの、寒さ特化の虫。

(ka)儚い虫さん(´；ω；｀)

3/8 14:35

(S)今日はラグジュアリーテントではなく、普通に山岳用テントです。

(ka)ソロの頃はツェルト泊してたわたしにとっては豪邸です。

3/8 18:10

(S)夜は焼き肉とする！

(ka)牛肉の焼いたけど、こないだ虜になった妻有ポークが美味しすぎた！

3/8 18:45

(S)樹林があってアレですが、外に出てみれば長岡市の夜景も見えておもしろい。

(ka)高い山では味わえない贅沢な景色✧*。٩(ˊωˋ*)و✧*。

3/8 18:54

(S)夜景の光がぼんやり浮かび上がらせる樹木の枝が幻想的。

(ka)わけもなく外に出て何度も眺めてしまう。

3/9 6:00

(S)そして朝。コーヒーがしあわせ。

(ka)爆寝に爆寝を重ね、いつもの朝よりものんびり起きるしあわせ。

3/9 6:13

(S)夜、カサカサと音がしていたから降ってるんだと気づいてはいたけど、外は銀世界に変わっていた。

(ka)テントを開けてびっくり銀世界o(>∀<*)o

3/9 6:16

(S)たいした量ではなかったらしく、かもしートレースはまだはっきりと残っています。

(ka)誰も遊びにきてくれなかったね。

3/9 6:22

(S)気温が低いからかまるで重さを感じない、吹けば飛ぶような雪。

(ka)これぞ里山パウダー！

3/9 7:59

(S)青空も少しだけ、長岡市街地も見えています。

(ka)本日のテン場から一段上がってみたらさらなる絶景ポイントだったー。

3/9 8:05

(S)南蛮山の急峻な壁も白い世界に変わっていました。

(ka)昨日は雪崩跡で真っ黒だったのにね。

3/9 8:03

(S)太陽が出ると一瞬で暖かくなる。

(ka)♡しあ(´。✪ω✪。 ` )わせ♡

3/9 8:07

(S)風防壁をぶっ壊し、埋め戻して下山の儀。

(ka)この瞬間がいつもさみしい(⸝⸝o̴̶̷᷄ ·̭ o̴̶̷̥᷅⸝⸝)♡

3/9 8:10

(S)お日さまは本当にうれしい！

(ka)雪に映る影は越後ハイカーの定番ショットね。稀だから。

3/9 8:13

(S)青空に向かって帰ろう。

(ka)きもちー！きもちー！しか言葉が出ないのよ。

3/9 8:16

(S)途中で見つけたマンサクのつぼみ、もう間もなく咲きそうだね。

(ka)とってもかわいい。

3/9 8:30

(S)何度か登り返しがある。とてもつらい(笑)

(ka)昨夜、焼肉パーティで盛り上がり過ぎたから腹ごなしよ！

3/9 8:48

(S)途中、観鋸台で朝ごはん。
「トレースなかったよ？どこから来たの！？」と興味津々に聞かれること3度。
皆、この山中で一泊するという奇特な人間がいるとは思ってもいないのだろう(笑)

(ka)オカリナ演奏してくれた粋なお姉さまがやってきて優雅なブレックファーストとなりました。

3/9 9:33

(S)もうそろそろ青空の頻度が上がってきてもいい季節になりました。

(ka)春なんだねー。

3/9 9:37

(S)がんばらざるを得ない登り返し中。

(ka)意地でもヒトのトレースは使わないっ！

3/9 9:50

(S)昨日通過した三ノ峠山山頂を通過。さすがにこの時間になると出会う人も多くなってきました。

(ka)いや、たぶんね、これからたくさん上がってくるよ。お昼ごはん食べにくるハイカーさんがさ。

3/9 9:51

(S)下山ルートを変更し、市営スキー場方面へ。

(ka)トレースがない方へ吸い込まれちゃうんだよなあ。

3/9 9:52

(S)こっちは確か、そこそこな斜面があったなー。

(ka)分かっちゃいるけど挑戦したい(((;・ω・;;;)))

3/9 9:54

(S)カラスにしては小さい巣跡。冬枯れはおもしろい発見があっていいよね。

(ka)熊棚ではないようだ。

3/9 9:59

(S)もうひとつの観鋸台から鋸山方面。山頂付近はすっかりガスの中。

(ka)誰かさんが滑ってないか確認中。

3/9 9:59

(S)さてこの先がいよいよ激下りなはず。

(ka)ダメなら赤道コースに引き返すか！？

3/9 10:20

(S)見降ろすととてもスノーシューで降れる雪質ではなかったので、途中で脱いでつぼ足の蹴込みでステップを作りながら。

(ka)前日のものか、登りのトレースはあったけど、シビれる下りになった:( ;´꒳`;)

3/9 10:25

(S)写真では伝わらない勾配。無雪期はロープ+九十九折になっている場所。

(ka)いつもながら、こういうヤバいとこはSMセンセイ頼りになっちゃうんだよなあ(´-`).。oO

3/9 10:26

(S)スノーシューってのは着脱がまことにめんどくさい。脱いだ後は履きたくない。平坦地点までこのまま行こうってことにしたのはいいけど、すごく踏み抜くワケです。気温が上がって湿雪の極み、足を抜くのがひと苦労。

(ka)ロシアンルーレットみたいなズボりが、苦しいやらおもしろいやら。

3/9 10:39

(S)あの道はあそこへ行く道だね、っていう会話が成り立つほどよく見えています。

(ka)おうちも見えてる！？

3/9 10:43

(S)今日はなぜか二人してことごとくピントが合わなかったマンサク。ここはマンサクの木がとても多かった。

(ka)マンサク尾根って名付けたいくらい。

3/9 10:54

(S)この期に及んでまだ登り返すか(笑)

(ka)下りは飛ぶように歩けるのに登りは雪が重すぎてつらい( ᐪ꒳ᐪ )

3/9 11:08

(S)調べるとサクラグモ科のなにからしい。雪の上のクモはあまり見なかったので珍しいと思っていたけど、よく探せばけっこういるらしい。わざわざ探すこともしないけど。

(ka)寒くないんですか？

3/9 11:27

(S)けっこう降ってきた。途中からこの尾根を降ってすぐ前の尾根を登り返そうという作戦。このまま真っすぐ降ってしまうと車までけっこうな距離ノートレースの車道を登るハメになるのだ。

(ka)以前、登りで使った道の分岐を見逃しちゃったけど、なんとなかるっしょ！

3/9 11:36

(S)地図を頼りに、見慣れた沢を渡る橋に行きつく。

(ka)懸念は遊歩道の側壁だったけど、問題ナシ！

3/9 11:39

(S)『瞑想の池』の脇を通って、ここからが本日の核心部となる。

(ka)写真、撮り忘れちゃったけど、雪が割れすぎてて斜面はズタボロだった……

3/9 11:50

(S)激登りの途中、不覚にもスノーシューが外れる。踵部の締付不足だったようです。こんなの初めてだったけど、よりによってこんなところで。

(ka)割れた雪の下にはニラみたいな草とちょろちょろ流れる水。

雪ごと落ちたら全層雪崩になりそうって焦ってるのに、下を見るとこの有様((((；゜Д゜))))

3/9 12:10

(S)無事いつもの雪原に戻ってきた！

(ka)テン泊装備で無駄にアドベンチャーな下山を完遂。

感無量であります。

3/9 12:24

(S)もうヘロヘロであります(笑)

(ka)いやー、三ノ峠、良い山だなー・:*:・(*˘︶˘*).。*♡・:*:・

3/9 12:27

(S)この段差降りるのもツライ。

(ka)ただいまー！

SMセンセイ、今日もわたしの無茶な山行のサポート、ありがとうございました(≧∇≦*)

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

iPhone XS Apple

感想

SM100C

最近の三ノ峠山は登山者が多い。
だから今回、駐車スペースに車を置いて一泊すると、「この車の人、遭難していないのだろうか」と思われないか心配ではあった。
「普通は」この山、山の状態がよければ日帰りはおろか、2〜3時間もあれば余裕で山頂ピストン出来る山なのである。


それから、普通は必要に迫られないと山中で宿泊しないものなのだろうか。

「その装備なら鋸山にも行けるね」などと会話中にも言われたが、我々は別に遠いところまで行くつもりはハナからないわけで、むしろ停滞時間を増やしてのんびりすることを目的としている。

雪山は寒いから、今までテントによる宿泊を避けてきたが、やってみるととても風情があってすばらしいし、寒い中あたたかい食べ物を食べるありがたさ、荘厳な夜の景色など、急いで次に向かうとか、急いで下山するなど、そっちの方がもったいないと思うようになった。

もちろん遠いところまで行くことが出来るというのもすばらしいことなのだが、何かこう、せかせかとやる山は日常の忙しさと被るイメージがあってアレだ。
この辺りの考え方は性格によるものなのか、早く歩けるようになりたいとは思うものの、いざ早く歩けるようになっても多分そうはしないんじゃないか(笑)

「地元の人なのにめずらしいね、ここで一泊なんて」
まぁ普通はそう思うよね。
それが「普通」の山登りのイメージでしょう。

kastin52

山に入るようになって、最初に思案したことは「いかに長く山にいるか」だった。

知識も体力も何もかも足りなかったから、一生懸命毎週歩き回って、今の自分にできる山歩きを模索した。

ちょっとずつだけども歩ける距離、標高差が分かってきた頃から山にこもる理由をたくさん作った。

花探し。
ロングルート。
山ごはん。
バリエーションルート。
ハンモック。
未知、未記録のエリアの探索。

いくら理由を並べてみても、これはみんな日帰り山行で事足りるわけで、それでもそれらの山行を泊まりで決行する憧れは募るばかりだ。

ツエルトを担いで山へ出かけるようになったのは、山を始めて数年後。

クライミングを始めたり、沢に入るようになったりしたことで、山で宿泊することは手段のうちのひとつにはなったけども、手段ではなくそれを目的とする山行はなんと贅沢なことか。

山頂を目指すだけが登山じゃない、なんてフレーズもどこかで見かけたけども、それもちょっとどうだろう。

やっぱり山は苦しみに行くところだもの、重いテン泊装備を担いだら山頂くらいは踏んで、シビれるルートも歩いておきたいよね。

標高は469mだけどさ。

コメント

yamaonse

おふたりさま、こんばんは。雪上キャンプ、お疲れさまでした。里近い山とはいえ山は山、急な斜面は腰まで雪がありそうだし、夜景もきれいですね。虫たちが元気に活動しているのはビックリ、花も何もないかと思いきやマンサク。木に咲く花は雪解け、関係ないんですね。あと１か月もすればここもカタクリ天国になるのかな。春先の陽気も気になりますね。

SM100C

yamaonseさんこんにちは！
返信遅くなりました、すみません。
なんだか今日は気温が高くいいお天気で、仕事なんかしてられない、どこかに様子を見に行きたくてソワソワしていました（＾ω＾;）
三寒四温の季節で、定期的に寒の戻りがあるようですが、着実にこちらでも春が近づいてきているようです。
とりあえず今週末、楽しみにしていますよー！

kastin52

やまおんせさん、おはようございます。

マンサクはやっぱり「まず咲く」花。
雪景色の中、見るのが至高ですね、こちらでは。

雪が割れてるとこにはショウジョウバカマやユキワリソウの花芽がスタンバイしてて歩くのが楽しいです♪

三寒四温とはよく言ったもので、お天気が良いと気温も急上昇。
が、天気予報もあんまり安定しなくて週末のお天気が危ぶまれる感じでひやひやしてます。