3年ぶりの西穂独標へ


- GPS
- 04:07
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 687m
- 下り
- 403m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
西穂独標へは、3年前、まだ雪山を始めて数ヶ月という時に、山岳会のベテランの人に「大丈夫、行けるよ」と言われ、半ば強引に連れて行かれた。(今思えば、それはとても無謀だったと反省している)
その時の記憶は、独標直下の登り下り(特に下り)がとても怖くて、その怖かった事しか覚えていないくらい。
それから3年を経て、少しずつ雪山の経験を積んだ今なら、あの時よりは余裕を持って行けるかもと、友人たち4人と出かけて来た。
今回は、西穂山荘に一泊していくプランなので初日はゆっくり目のスタート。新穂高ロープウェイに乗り、カフェでランチを食べてから西穂山荘を目指す。
1日目はお天気も曇りだったが、山荘についてひとまずその先の丸山までは行ってみることにした。景色は真っ白だったが、翌日に向けてルートの確認などできた。
夕飯までの時間、山荘で友人たちとおしゃべりしながら過ごす。夕飯はハンバーグとコロッケなどおかずも多めで美味しかった。夕飯時、山荘のオーナーで気象予報士でもある粟津さんのお天気解説があり、それによると、翌日は快晴とのことで期待が高まる!
翌日、天気は粟津さんの予報通りで、朝は綺麗な雲海と青空!早速独標目指して登り始めた。風もそれほど強くなく、乗鞍、焼岳、霞沢岳など、雲海に浮かぶ北アルプスの山々の絶景に感動しながら歩く。
独標までの道は緊張するトラバースもあったが、登りは意外と簡単に登ることが出来、独標の山頂へ到着!素晴らしい景色と、三年前とは違う達成感に、しばし感慨に浸る。
しかし、大変だったのはやはり下り。クライムダウンの姿勢になり、ピッケルとアイゼンの前爪をしっかり雪に刺しながら、慎重に一歩一歩降りていく。足元を見なくてはいけないのだけれど、足元を見ると高度感に足がすくむ。それでも、頼もしいリーダーや周りの登山者さんの声掛けもあり、みんな無事に直下の岩場を降りることが出来た。
そこから山荘までの道はもう安心して歩けるルートで、写真を撮りながら歩く。3年前のことを思い出すと、今回の方がずっと楽しく歩くことが出来たなあと、友人たちに感謝。
難易度の高い雪山に行く前はドキドキして、無事に帰ってこられるのだろうかと不安の方が大きいのだけれど、下山してみるとやっぱり充実感に満たされ、また行きたくなる。
4年前、雪山どころか夏山の本格的な登山経験もほぼない時に、アイゼンやピッケルなど、初めて見る道具たちを揃えて、ベテランの先輩達に、雪山登山を一から教えて教えてもらった。その結果、今の素敵な仲間たちにも出会えて、更にたくさんの経験を積むことが出来た。そのことを本当に良かったなと思え、仲間に感謝したくなる、今回の山行だった。
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