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Yamareco

記録ID: 7981368
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
丹沢

❄神ノ川から地蔵尾根>蛭ヶ岳>檜洞丸❄予想外の雪山

2025年04月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:20
距離
15.4km
登り
2,072m
下り
2,078m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:09
休憩
1:12
合計
13:21
距離 15.4km 登り 2,072m 下り 2,078m
4:55
3
ゲート前広場
5:42
5:50
25
6:15
54
7:09
7:19
88
8:47
8:54
39
9:33
12
9:45
9:47
26
10:13
29
10:42
23
11:05
11:34
45
12:19
65
13:24
40
14:04
14:05
4
14:09
58
15:07
15:08
8
15:16
15:24
31
15:55
15:56
129
18:05
18:06
10
天候 晴れのち曇り、稜線は時々強風
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
神ノ川ヒュッテ先のゲート前の広場の駐車禁止エリア外に駐車。
県道76号は自殺願望が強い鹿が多いのか、行きも帰りも車の前に飛び込んできた。
帰路ではわざわざガードレールを飛び越えて入ってきて、しばらく前を走ってからガードレールの外に戻った。何をしたかったんだ
コース状況/
危険箇所等
・地蔵尾根:標高1000mからチラホラ積雪、1100m以降完全に積雪。トレースなし
・地蔵平↑蛭ヶ岳:積雪
・蛭ヶ岳>臼ヶ岳:ほぼ無雪
・臼ヶ岳>檜洞丸>ヤタ尾根分岐:所々積雪
・ヤタ尾根:標高1100mまで積雪、トレースあり、杉林に入ったら雪ゼロ
5時スタート。孫右衛門谷ゲート先の土砂崩れは片づけられ、荒れ放題だった林道も整備され有難い。
登山者の為ではなく工事車両の為だろうけど。
2025年04月05日 05:15撮影 by  DSC-HX99, SONY
2
4/5 5:15
5時スタート。孫右衛門谷ゲート先の土砂崩れは片づけられ、荒れ放題だった林道も整備され有難い。
登山者の為ではなく工事車両の為だろうけど。
桧皮橋から
2025年04月05日 05:38撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 5:38
桧皮橋から
笠雲を被った蛭ヶ岳
2025年04月05日 05:38撮影 by  DSC-HX99, SONY
4
4/5 5:38
笠雲を被った蛭ヶ岳
林道から脇に入り
2025年04月05日 05:43撮影 by  DSC-HX99, SONY
4/5 5:43
林道から脇に入り
踏み跡を下って河原へ
2025年04月05日 05:43撮影 by  DSC-HX99, SONY
1
4/5 5:43
踏み跡を下って河原へ
右側に堰堤を見ながら
2025年04月05日 05:54撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 5:54
右側に堰堤を見ながら
河原を横切り、まっすぐ進むと
2025年04月05日 05:45撮影 by  DSC-HX99, SONY
4/5 5:45
河原を横切り、まっすぐ進むと
突き当りにあるステップを下る。
ここで後ろから犬連れのハイカーに声を掛けられる。
地蔵尾根経験者のようなので心強い(自分は初めて)。
自分と同様に蛭ヶ岳>檜洞丸を周回するとのこと
2025年04月05日 05:55撮影 by  DSC-HX99, SONY
3
4/5 5:55
突き当りにあるステップを下る。
ここで後ろから犬連れのハイカーに声を掛けられる。
地蔵尾根経験者のようなので心強い(自分は初めて)。
自分と同様に蛭ヶ岳>檜洞丸を周回するとのこと
河原に降りたら右へ。
先ほど渡った桧皮橋が見える
2025年04月05日 05:58撮影 by  DSC-HX99, SONY
4/5 5:58
河原に降りたら右へ。
先ほど渡った桧皮橋が見える
最初の渡渉。
2025年04月05日 06:00撮影 by  DSC-HX99, SONY
4/5 6:00
最初の渡渉。
河原をさかのぼる
2025年04月05日 06:05撮影 by  DSC-HX99, SONY
4/5 6:05
河原をさかのぼる
わんこ。
飼い主の方は私に断ってノーリードにしてます。
撮影、掲載承諾済み。
2025年04月05日 06:06撮影 by  DSC-HX99, SONY
8
4/5 6:06
わんこ。
飼い主の方は私に断ってノーリードにしてます。
撮影、掲載承諾済み。
名はあずきちゃん。レコで見たことがあるような?(飼い主の方はヤマレコユーザーでは無いとのこと)
渡渉は苦手のようで、岩では尻込みしていた姿が可愛かった。
飼い主さんに抱きかかえられて渡渉していた。これも可愛かった。
2025年04月05日 06:09撮影 by  DSC-HX99, SONY
8
4/5 6:09
名はあずきちゃん。レコで見たことがあるような?(飼い主の方はヤマレコユーザーでは無いとのこと)
渡渉は苦手のようで、岩では尻込みしていた姿が可愛かった。
飼い主さんに抱きかかえられて渡渉していた。これも可愛かった。
第2の渡渉。濡れた
2025年04月05日 06:12撮影 by  DSC-HX99, SONY
2
4/5 6:12
第2の渡渉。濡れた
左側に地蔵尾根の取り付きが写っているが、気づいていない。
この後飼い主さんが教えてくれた
2025年04月05日 06:18撮影 by  DSC-HX99, SONY
1
4/5 6:18
左側に地蔵尾根の取り付きが写っているが、気づいていない。
この後飼い主さんが教えてくれた
あそこ。
教えてもらえなかったら、探してウロウロしていたと思う
2025年04月05日 06:22撮影 by  DSC-HX99, SONY
1
4/5 6:22
あそこ。
教えてもらえなかったら、探してウロウロしていたと思う
第3の渡渉、濡れた。
2025年04月05日 06:25撮影 by  DSC-HX99, SONY
4/5 6:25
第3の渡渉、濡れた。
レコで見た奴。
倒れていたので起こして置いた。
アタック開始。
2025年04月05日 06:27撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 6:27
レコで見た奴。
倒れていたので起こして置いた。
アタック開始。
この岩場を登れと!?(違った。)
2025年04月05日 06:32撮影 by  DSC-HX99, SONY
1
4/5 6:32
この岩場を登れと!?(違った。)
右側に虎ロープあり。
しばらくロープがある急登が続く。
2025年04月05日 06:33撮影 by  DSC-HX99, SONY
1
4/5 6:33
右側に虎ロープあり。
しばらくロープがある急登が続く。
あと少しで切れそうなロープ。
体重を掛けると切れそう
2025年04月05日 06:38撮影 by  DSC-HX99, SONY
4/5 6:38
あと少しで切れそうなロープ。
体重を掛けると切れそう
切れたロープ
2025年04月05日 06:40撮影 by  DSC-HX99, SONY
4/5 6:40
切れたロープ
電線、針金もある。
細くて滑りやすいのであまり頼りにならない
2025年04月05日 07:05撮影 by  DSC-HX99, SONY
2
4/5 7:05
電線、針金もある。
細くて滑りやすいのであまり頼りにならない
平坦な尾根(あそらく馬酔木平)に到着しホッ。
2025年04月05日 07:10撮影 by  DSC-HX99, SONY
4/5 7:10
平坦な尾根(あそらく馬酔木平)に到着しホッ。
パンで休憩。
2025年04月05日 07:12撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 7:12
パンで休憩。
標高1000mを越えると断続的に積雪
2025年04月05日 07:33撮影 by  DSC-HX99, SONY
1
4/5 7:33
標高1000mを越えると断続的に積雪
この岩山を登ってしまったがルートでないと気づいて下った。
左側を巻けるが、積雪のトラバースでヤバそう。
2025年04月05日 07:52撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 7:52
この岩山を登ってしまったがルートでないと気づいて下った。
左側を巻けるが、積雪のトラバースでヤバそう。
チェーンスパイクを装着していたらあずきちゃんが来てワンワン!(怪しいオッサンがいるぞ!)さっき会ったじゃん
人間の1.5倍位のスピードで登れるとのこと。
軽快に上り下りしていた。羨ましい
2025年04月05日 07:59撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 7:59
チェーンスパイクを装着していたらあずきちゃんが来てワンワン!(怪しいオッサンがいるぞ!)さっき会ったじゃん
人間の1.5倍位のスピードで登れるとのこと。
軽快に上り下りしていた。羨ましい
レコで見た岩だ。1159P。
2025年04月05日 08:12撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 8:12
レコで見た岩だ。1159P。
おぉ、やっと会えた。
意外と小さい
2025年04月05日 08:16撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 8:16
おぉ、やっと会えた。
意外と小さい
戻して、山行の無事を祈願
2025年04月05日 08:17撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 8:17
戻して、山行の無事を祈願
進む。4月の丹沢でノートレースの雪を歩くとは思いもしなかった。
テープが豊富なのは助かった。なかったら「詰む」場所もあった。
2025年04月05日 08:22撮影 by  DSC-HX99, SONY
2
4/5 8:22
進む。4月の丹沢でノートレースの雪を歩くとは思いもしなかった。
テープが豊富なのは助かった。なかったら「詰む」場所もあった。
厳しめのルートが続く。
2025年04月05日 08:31撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 8:31
厳しめのルートが続く。
この先の右側が厳しかった。
どこも何とか3点支持できたが、滑落(と言っても数m)を覚悟した場所もあった。雪があるので難易度増加。
Sさんのレコにもあったが掴める立木はすべて利用。
2025年04月05日 08:36撮影 by  DSC-HX99, SONY
5
4/5 8:36
この先の右側が厳しかった。
どこも何とか3点支持できたが、滑落(と言っても数m)を覚悟した場所もあった。雪があるので難易度増加。
Sさんのレコにもあったが掴める立木はすべて利用。
雪が乗った痩せ尾根。おっかなびっくり進んだ。
早く一般コースに合流したい…。
2025年04月05日 08:51撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 8:51
雪が乗った痩せ尾根。おっかなびっくり進んだ。
早く一般コースに合流したい…。
鹿柵に当たって右折。
この手前であずきちゃん達に追いつかれたので先に行ってもらいトレースを作ってもらったので楽になった。
2025年04月05日 09:34撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 9:34
鹿柵に当たって右折。
この手前であずきちゃん達に追いつかれたので先に行ってもらいトレースを作ってもらったので楽になった。
地蔵平から一般コースに合流してホッ。
ここからは安心安全だ。でも楽ではないことはわかってる。
2025年04月05日 09:42撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 9:42
地蔵平から一般コースに合流してホッ。
ここからは安心安全だ。でも楽ではないことはわかってる。
振り返る。🗻ドーン!な場所だが見えない。
午前中は晴れの予報だったんだけどなぁ
2025年04月05日 10:32撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 10:32
振り返る。🗻ドーン!な場所だが見えない。
午前中は晴れの予報だったんだけどなぁ
登頂。右奥にあずきちゃん達がいるので、隣で昼食。
2025年04月05日 11:05撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 11:05
登頂。右奥にあずきちゃん達がいるので、隣で昼食。
可愛い…
他人には塩対応ではないが甘えはしない。
2025年04月05日 11:09撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 11:09
可愛い…
他人には塩対応ではないが甘えはしない。
あずきちゃんと呼んでも目を合わせてくれないので「あずき!」と呼んだら目線くれた。
山好きなのかと尋ねたら、リードを付けるとテンション下がるとのこと。なるほど、地蔵尾根では生き生きしていた。
2025年04月05日 11:25撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 11:25
あずきちゃんと呼んでも目を合わせてくれないので「あずき!」と呼んだら目線くれた。
山好きなのかと尋ねたら、リードを付けるとテンション下がるとのこと。なるほど、地蔵尾根では生き生きしていた。
主脈線の丹沢山、塔ノ岳方面の登山道はそれほど雪が無いように見える。
2025年04月05日 11:28撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 11:28
主脈線の丹沢山、塔ノ岳方面の登山道はそれほど雪が無いように見える。
計画より45分遅れているので長居せず進む。11:34。
この時は「いくら何でも15時には檜洞丸に登頂するだろう」と思っていた
2025年04月05日 11:34撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 11:34
計画より45分遅れているので長居せず進む。11:34。
この時は「いくら何でも15時には檜洞丸に登頂するだろう」と思っていた
臼ヶ岳に向かう途中、右下に小さく桧皮橋が見えた
2025年04月05日 12:35撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 12:35
臼ヶ岳に向かう途中、右下に小さく桧皮橋が見えた
ズーム
2025年04月05日 12:36撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 12:36
ズーム
どっしり蛭ヶ岳。
臼ヶ岳までは無雪だったのでチェーンスパイクを外した
2025年04月05日 12:51撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 12:51
どっしり蛭ヶ岳。
臼ヶ岳までは無雪だったのでチェーンスパイクを外した
臼ヶ岳から先は断続的に積雪していたのでまた装着。
2025年04月05日 13:04撮影 by  DSC-HX99, SONY
1
4/5 13:04
臼ヶ岳から先は断続的に積雪していたのでまた装着。
檜洞丸、まだまだ遠い。自分のペースだと15時に登頂できそうになく、焦り始めてペースを速める。
2025年04月05日 13:56撮影 by  DSC-HX99, SONY
2
4/5 13:56
檜洞丸、まだまだ遠い。自分のペースだと15時に登頂できそうになく、焦り始めてペースを速める。
再会したあずきちゃん達は檜洞丸に登頂せず源蔵尾根から下山するとのこと。おそらくあずきちゃんを自由に歩かせたいのと、この天気では檜洞丸からの眺めは期待できないからだろう。
2025年04月05日 14:10撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 14:10
再会したあずきちゃん達は檜洞丸に登頂せず源蔵尾根から下山するとのこと。おそらくあずきちゃんを自由に歩かせたいのと、この天気では檜洞丸からの眺めは期待できないからだろう。
誰もいない檜洞丸を登頂。
北尾根(近道だがおそらくトレース無し)とヤタ尾根(一般コースだがピーク通過、鎖場有)どちらから下るか考えたが、安全を優先しヤタ尾根で下ることにした
2025年04月05日 15:18撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 15:18
誰もいない檜洞丸を登頂。
北尾根(近道だがおそらくトレース無し)とヤタ尾根(一般コースだがピーク通過、鎖場有)どちらから下るか考えたが、安全を優先しヤタ尾根で下ることにした
ここも🗻ドーン!な場所だが雲隠れ。
遮る物が無いので時々強風。
2025年04月05日 15:33撮影 by  DSC-HX99, SONY
5
4/5 15:33
ここも🗻ドーン!な場所だが雲隠れ。
遮る物が無いので時々強風。
ヤタ尾根分岐で右折。
鎖場はこの先だったので通らずに済んだ。
右側に「神ノ川まで1時間30分」とあるが。。
2025年04月05日 16:04撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 16:04
ヤタ尾根分岐で右折。
鎖場はこの先だったので通らずに済んだ。
右側に「神ノ川まで1時間30分」とあるが。。
ヤタ尾根も積雪しているのでチェーンスパイクを外せない。
気温が上がり高下駄になる→落としてもすぐまた高下駄。
アイゼンの方が良かった。
2025年04月05日 16:11撮影 by  DSC-HX99, SONY
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4/5 16:11
ヤタ尾根も積雪しているのでチェーンスパイクを外せない。
気温が上がり高下駄になる→落としてもすぐまた高下駄。
アイゼンの方が良かった。
何だこれは!(岡本太郎)
人工物は一切ない。
わかりにくいが〇の上に2本のワイヤーで吊っているように見えるが、これもツタ(?)。
2025年04月05日 17:16撮影 by  DSC-HX99, SONY
5
4/5 17:16
何だこれは!(岡本太郎)
人工物は一切ない。
わかりにくいが〇の上に2本のワイヤーで吊っているように見えるが、これもツタ(?)。
18時を過ぎ登山口に下山、右折して車まで行き無事終了。
久々の長距離かつ標高差2000m超えでヘトヘトになった。
2025年04月05日 18:07撮影 by  DSC-HX99, SONY
5
4/5 18:07
18時を過ぎ登山口に下山、右折して車まで行き無事終了。
久々の長距離かつ標高差2000m超えでヘトヘトになった。
撮影機器:

感想

登山を始めた頃、丹沢の地図を眺めて「蛭ヶ岳と檜洞丸を周回してみたい」と思っていた。
しかし風巻ノ頭などを通る周回路はCTが長すぎて自分には無理、かといって宿泊してまでやりたくない。
その後地蔵尾根を知り、これなら行けると計画。それでも自分には長い時間が掛かる。
24/12/7に偶然登山口で会ったSpecialさん達がこのルートを歩くと知り同行するか迷ったが、日が短い時期、かつ俊足のお二人に追い付けないことは明白だったので断念。
Sさんレコ:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7570808.html
自分レコ:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7569490.html

日が長くなってきたので今回、ようやく実行することにした。

2時起床、3時過ぎ自宅を出発。
今回は楽に通行&駐車できる神ノ川が登山口なので、亡父から譲り受けた車を初めて登山に使った。
荷物を軽くするためバーナーとボンベは荷物に入れず、昼食は焼きそば。

この週の月から水曜日まで雨だったので広河原の川が増水していないか気になっていたが、普通に渡れて一安心。

地蔵尾根の取り付きも発見できるか気になっていたが、あずきちゃんの飼い主の方に教えてもらいスムーズに取り付けた。

地蔵尾根の途中からノートレースの積雪が始まり、推定難易度1.5倍増し。
昔ノートレースの鳥ノ胸山で滑落したことが頭をよぎったが、何とか通過できた。

「積雪しているのは蛭と檜の山頂付近だけだろう」
「春の花でも見れるといいな」と呑気なことを考えていたが全然そんなことは無く、完全な雪山だった。
あずきちゃん達がいなければ相当心細かったと思う。

鹿柵手前でどこからか来た足跡と合流したが、テープが示すルートと分岐。
追いついて来たあずきちゃんの飼い主にどちらに進むべきか聞いたら、先に進んでくれたのでついて行った(すぐに引き離されたが)。

地蔵平で一般コースに合流し一安心。
蛭ヶ岳まで4人に抜かされたがさほどきつく感じなかった。
蛭ヶ岳で25分前に着いたというあずきちゃん達と再会。
あずきちゃん達出発後、5分位して再スタート。

不思議なことに臼ヶ岳まではほぼ無雪だったので、途中でチェーンスパイクを外した。
神ノ川乗越位までは10分おきくらいにハイカーとすれ違い。
既に午後、皆蛭ヶ岳に登頂したら泊まるのだろうか、それとも下山?
御一方女性で大倉まで下山すると言っていた健脚な方がいた。

途中で臼ヶ岳で休憩していたと思われる飼い主の方に追いつかれる。
檜洞丸は登頂せず(おそらく源蔵尾根から)下山するとのことで、お別れ。
あずきちゃんには辛い山行中、何度も和ませてもらった。ありがとう!

檜洞丸までが精神的にも肉体的にも一番キツかった。
自分は15分で登れる標高差が50~100mなので「あと何分で登頂できる」かが大体予測できるのだが、檜洞丸(1601m)までの標高差300mある時点で14:30頃だったので、「いくら何でも15時には登頂できるだろう」と思っていた15時をオーバーすることが確実になり凹みそうになった。
しかもその後小ピークが2つあり、せっかく稼いだ標高が下がった。

ヘッデン下山は避けたいので、それまで15分で標高差50mアップだったのを頑張って100mまで上げた。
それでも檜洞丸に登頂できたのは15時過ぎ。
誰もいない山頂のベンチでコーヒーを作り行動食と一緒に流し込み、すぐに下山開始。

積雪していなければ北尾根(VR)で下ることも考えたがおそらくノートレース。
道迷いは絶対避けたいので一般コースのヤタ尾根で下ることにした。
鎖場が2か所あるので面倒だと思っていたが、幸いその直前(大コウゲ手前)がヤタ尾根への分岐だった。
分岐にあった看板には「神ノ川まで1時間30分」とあったが、登山口まで2時間かかった。林道を横切ってからが長く感じた。

車に到着しやれやれで下山完了。
バイクでなく車だと車内でグッタリできるのがいい。
着替えずに帰れるし。
帰路のR413は渋滞なしでスムーズに帰宅できた。

10年越しの計画を実行できたが、単独では蛭ヶ岳と檜洞丸を複数回登頂し、また類似するコースを1年前に歩いていたので大した感慨は無かった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6713880.html
年に一回あるかないかの標高差2000m超え、疲れました。

地蔵尾根はアドベンチャーな感じで楽しかった。
でも積雪期はもう歩きたくない。

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コメント

積雪のマイナー尾根を使って蛭洞踏破を目指すとは!やっぱりドンソクさんは根っからのチャレンジャーなんだね(爆)厳しい山行中にあずきチャンとの出会いは山ノ神からのギフト。自分も会ってみたいなぁ。何はともあれ高低差二千越え、無事下山おめでとうございます♪
あと、車を使えて良かったね!笑
2025/4/6 10:44
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specialさん

ありがとう
積雪を予想できずマイナー尾根に挑んだ根っからのバカ者です😅
山行レンタルわんことかないかなぁ、あったら迷わず予約するね。

車の傷は車両保険対象外で未解決のまま。。
傷つけてしまったのは嫁の軽自動車でスタッドレス装着、
自分の車は普通自動車でスタッドレスなしなんです。
修理の見積もりを出してもらうのが怖い…。
2025/4/6 12:11
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無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
神ノ川ヒュッテ〜檜洞丸〜蛭ヶ岳周回ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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