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Yamareco

記録ID: 8025116
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

春の奥武蔵、アカヤシオと桜に包まれて 名郷−蕨山−有間山−日向沢ノ峰−棒ノ嶺-ゴルジューさわらびの湯

2025年04月18日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 東京都
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:58
距離
21.8km
登り
1,884m
下り
1,957m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:12
休憩
0:46
合計
8:58
距離 21.8km 登り 1,884m 下り 1,957m
8:34
3
スタート地点
8:37
37
9:14
62
10:16
6
10:22
4
10:26
10
10:36
27
11:03
24
11:27
4
11:31
25
11:56
10
12:06
12:08
30
12:38
12:57
16
13:13
4
13:20
10
13:57
13:58
13
14:11
8
14:19
51
15:10
19
15:29
15:34
8
15:42
10
15:52
15:55
3
15:58
16:05
21
16:26
16:31
26
16:57
16:58
7
17:05
17:06
8
17:14
13
17:32
ゴール地点
前回は14時台に棒の嶺まで歩けたし巻き道も使わなかった
今回はトータル2時間ぐらい遅い感じ
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
東飯能からバスで終点の名郷下車
平日でしたので空いてました。
帰りはさわらびの湯から東飯能へ
コース状況/
危険箇所等
危険個所はゴルジュ帯ぐらい
あとは落ち葉スリップはありますが概ね道も分かりやすく道迷いはしなさそう
その他周辺情報 駅前にコンビニあり。
名郷バス停にはトイレあり。
さわらびの湯にはお風呂あり。
名郷バス停にはトイレ付
1
名郷バス停にはトイレ付
ムラサキハナナかな
ムラサキハナナかな
第一野花です
定番の泣いてるやつ
数時間後の私の表情を暗示してました
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定番の泣いてるやつ
数時間後の私の表情を暗示してました
馬酔木
下の方のは終わってましたが残っているものも
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馬酔木
下の方のは終わってましたが残っているものも
ミツバツツジ
アカヤシオと交互に見続けているとだんだんどっちでもよくなって。。。w
ミツバツツジ
アカヤシオと交互に見続けているとだんだんどっちでもよくなって。。。w
本日の本命登場
終りに近いのかこんなものなのかもっと密集して木に咲いてほしいです
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終りに近いのかこんなものなのかもっと密集して木に咲いてほしいです
岩場でイワウチワ発見
1
岩場でイワウチワ発見
イワウチワって水場にいるイメージだったのだけれども
イワウチワって水場にいるイメージだったのだけれども
蕨山手前のアカヤシオとミツバツツジの締めはアカヤシオで。
1
蕨山手前のアカヤシオとミツバツツジの締めはアカヤシオで。
何度も何度も偽ピークを見せられた後の蕨山の稜線に乗ったところ
何度も何度も偽ピークを見せられた後の蕨山の稜線に乗ったところ
とりあえず展望台の方へ引く折方の蕨山山頂標識
人が食事されてたので写真撮りませんでしたがベンチとアカヤシオが用意されてました
1
とりあえず展望台の方へ引く折方の蕨山山頂標識
人が食事されてたので写真撮りませんでしたがベンチとアカヤシオが用意されてました
用意されていたアカヤシオ。ちょっとした展望付き
2
用意されていたアカヤシオ。ちょっとした展望付き
そして戻ってひっそりとして、なにも用意されていない蕨山の高い方の山頂
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そして戻ってひっそりとして、なにも用意されていない蕨山の高い方の山頂
平地散歩ができます
平地散歩ができます
平地散歩ができると思ってたのですがすぐに急登が始まってたどり着いた橋小屋の頭
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平地散歩ができると思ってたのですがすぐに急登が始まってたどり着いた橋小屋の頭
タタラノ頭
ここらへんは春景色には程遠い木の様子でした
タタラノ頭
ここらへんは春景色には程遠い木の様子でした
有間峠の道の削られ方が怖いです
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有間峠の道の削られ方が怖いです
枯れてる木だったけど何だろう
枯れてる木だったけど何だろう
林道の方には猫柳いっぱいいました
林道の方には猫柳いっぱいいました
前回もここでお食事。
馬酔木大量です
前回もここでお食事。
馬酔木大量です
日向沢ノ嶺の肩手前にも数本アカヤシオ
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日向沢ノ嶺の肩手前にも数本アカヤシオ
これからの木も
この広さが好き
ついでなので当然日向沢ノ嶺も登ります
天気よければ富士山とかも見えそうですよ
ついでなので当然日向沢ノ嶺も登ります
天気よければ富士山とかも見えそうですよ
ガンガン高度を下げつつ途中の山頂
ガンガン高度を下げつつ途中の山頂
こっちはミツバツツジ多いのかな
遠くてちゃんとは確認できませんでした
こっちはミツバツツジ多いのかな
遠くてちゃんとは確認できませんでした
カタクリ発見
直ぐ足元に生えてるので見落とすのはむつかしいかもですが
1
カタクリ発見
直ぐ足元に生えてるので見落とすのはむつかしいかもですが
花かと思ったw
誰もいない棒ノ嶺
誰もいない棒ノ嶺
サクラ、一本は満開です
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サクラ、一本は満開です
曇っているのがちょっと残念
2
曇っているのがちょっと残念
時間もかなり押しているので早々に立ち去ります
時間もかなり押しているので早々に立ち去ります
ゴルジュへ向けて途中のツツジ
ゴルジュへ向けて途中のツツジ
カタクリ
ニッコウネコノメかな?
沢にわんさか咲いてました
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ニッコウネコノメかな?
沢にわんさか咲いてました
ミツバコンロンソウ
ミツバコンロンソウ
キケマン
ナガバノスミレサイシン
ナガバノスミレサイシン
タチツボスミレ
ミツバコンロンソウは暗くなると花閉じるのかな?
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ミツバコンロンソウは暗くなると花閉じるのかな?
ハシリドコロ
ハシリドコロ
ニリンソウはこれから
ニリンソウはこれから
エイザンスミレ
花開いてるのを探しながら撮ってます
花開いてるのを探しながら撮ってます
キケマン
ついに花開いてる個体を発見!
頑張った甲斐があった
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ついに花開いてる個体を発見!
頑張った甲斐があった
エイザンスミレ
ツルネコノメ
約がなくなった花猫さんかな
約がなくなった花猫さんかな
コチャルメさん
花のアップの写真しか見てなかったのでこんなに背の高い方だとは思いませんでした
コチャルメさん
花のアップの写真しか見てなかったのでこんなに背の高い方だとは思いませんでした
コチャルメルソウ
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コチャルメルソウ
ハナネコノメ
イワウチワ
イワウチワ
イワウチワ
ニリンソウ
ニリンソウ
ミミガタナンテンショウ
ミミガタナンテンショウ
タチツボスミレ
やっと沢の花々からの脱出
やっと沢の花々からの脱出
ダムの周りはヤマブキ
ダムの周りはヤマブキ
有間の湧水
このパイプのちょっと上に別のパイプがあって、一度地面に貯められてからこのパイプへとつながってます
このパイプのちょっと上に別のパイプがあって、一度地面に貯められてからこのパイプへとつながってます
サクラも
あんまりこっちから見ないので一応
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あんまりこっちから見ないので一応
ニガイチゴ
ニガイチゴ

感想

春が山を彩り始めると、足を運びたくなるのは、やはり奥武蔵の静かな山々だ。昨年の冬が長く感じられたせいか、今年の春は特に待ち遠しかった。目的は、アカヤシオと棒ノ嶺の桜。そんな単純な動機が、実はこの日の登山を格別なものにしてくれた。

アカヤシオは、春の初めに咲く可憐な花だ。淡いピンク色の花弁が、青空を背景に山の木々を優しく包み込む様子は、まるで春の風そのもののようだった。その美しさに思わず立ち止まり、しばし見とれてしまう。花の命は短いが、その儚さがまた、山の風景に深みを与える。無事にその姿を目にできたことに、何とも言えない安堵と喜びを感じた。

その後、日向沢ノ峰へ向かう道は、視界が広がり、自然の開放感に包まれる場所だった。風が心地よく吹き抜け、空気がすがすがしく感じる。あの瞬間、何か大きな力に抱かれているような気持ちになった。日常の喧騒を忘れ、ただ自分の呼吸と、足を進める音だけが響く。山の中にいると、自然と自分の中の「静けさ」に気づくことができる。

だが、棒ノ嶺に向かう道はそう簡単ではなかった。急な下りが続き、足元を取られそうになることもあった。まるでこの山が「試練」を与えているかのように感じる。下りが長く、道が険しくなるにつれ、次第に暑さが体力を奪っていった。春の陽気といえど、歩き続けるには汗ばむほどだった。

それでも、ようやく棒ノ嶺に到着すると、目の前に広がる景色と、満開の桜が疲れを忘れさせてくれた。一本の桜が、山頂で堂々と咲き誇っている。その存在感に圧倒されつつも、周りの桜はまだ蕾を抱えているものが多く、春の途中に立ち会っているような、不思議な気持ちになった。自然は常に変化し、時を刻みながら、私たちにその瞬間を与えてくれる。

夕方、下山の道を進みながら、次第に空がオレンジ色に染まり、山の景色も変わりゆく。夕闇が迫り、沢沿いに咲く花たちがひっそりと美しい姿を見せる。花々は、まるで静かに私を呼び寄せるように、足を止めることを誘う。その誘惑に心が揺れたが、最後には山を下りるという現実を思い出し、足を進めることにした。どこか名残惜しい気持ちを抱えながら。

途中、有間の湧水に立ち寄った。少し疲れた体に、ひんやりとした水が染み渡る。その水が、パイプを通って流れ出す様子が、なぜかひときわ不思議だった。水は一度地面に落ち、再びパイプに戻ってくる。どうしてそんな風になっているのかはわからないが、自然の中にあるこうした小さな謎が、私たちを魅了するのだろう。

春の山歩きは、何か心に残るものを与えてくれる。アカヤシオの花、一本の満開の桜、夕暮れ時の沢の花たち、有間の湧水──これらすべてが、静かな時間の中で私を包み込み、ひとときの安らぎを与えてくれた。山は、私たちに多くのことを教えてくれる。時に厳しく、時に優しく、そのすべてが、心の中に深く刻まれる。

この日、歩いた道をまた歩きたくなるだろう。春の山が、次にどんな表情を見せてくれるのか。そう思いながら、私はまた歩き出すことを決めた。

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