武奈ヶ岳


- GPS
- 08:45
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,484m
- 下り
- 1,483m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:44
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
当所比良起点、志賀終点のルートを考えていたが、コースタイムが長いので、比良側の方が車道が長そうに見え、下山が遅れた時の安全(車道が長ければ道は安定してるし街灯が得られるかも)を考えて、前日に逆ルートに変更する。結果、色々想定外な事もあって、これがいい方向に働いた。
志賀駅から荒川登山道までは舗装道路を歩く。高速を横切る辺りのルートが分かりづらい。大抵山ではアプローチの里道の方が迷いやすかったりもする。
荒川登山道から先は落ち葉で覆われたやや不明瞭な道を歩く。杉の倒木などもあって歩きづらい。最初は緩やかな斜面を左右から沢の心地よい音を聞きながら歩くが、やがて傾斜はキツくなる。急登と言うほどではないが、延々と続くので息も荒くなる。木々の間から陽が差してくるようになると稜線は近い。稜線に出てからも暫く歩いて荒川峠になる。ここからは縦走路に沿って進む。
南比良峠まで降りた後、堂満山をへつるように巻いて、金糞峠に。さらに下ると広場に出る。ここは沢が流れるちょっとした景勝地、木橋で沢を越えて斜面に取り付く、取りつきたいのだけど道が分からない。少し上の斜面にピンクテープが見えるので、行ける筈だが、至る道が分からない。しょうがないので適当な斜度の斜面を見つけてピンクテープまで行く。そこからは一応判別できる程度の踏み跡が繋がっている。
そこそこ疲れていた頃に、この斜面はツラいといった感じのザ・急登。ぜいぜい言いながら登り続ける。山頂に近くなって、やっと斜度が緩む。
コヤマノ岳は樹林に覆われて見晴らしはない。ただ樹間越しに武奈ヶ岳が近い。ここからはそこそこ登るように見える。実際はゆるく下り、八雲ヶ原への道を分け、武奈ヶ岳に取り付く。元々の登山道は深くえぐれてしまったようで、その両脇の滑りやすい急斜面を登る。登りはまだ良いが、下りは地獄を見そう。登り切ると山頂手前のコブに至る。ここから山頂は目と鼻の先。ほとんど標高差も無い。やっと山頂に到着。
山頂には人が沢山いる。ここに至る道中あまり人には出合わなかったが、他のルートからと言う事だろうか。
山頂を堪能して下山開始。いきなり登りに使った、ザレの急登ではなく、えぐれた旧道(?)に入り込んでしまう。最初は良かったが、途中で残雪が現れ手こずる。最終的に登りに使った道には戻ったものの、最後まで行っていたら詰んでいた道だった。さらに、本来尾根伝いで八雲ヶ原に降りる予定が、間違って谷沿いのルートを取ってしまった。このルート途中かなりの積雪が残る箇所があり、登山道通りには進めない。特に狭い高巻きに、雪がベッタリくっついていて、アイゼンを履いていても通りたくはない。
ルートファインディングして、適宜渡渉して対岸を歩くなど、テクニカルなルートとなってしまっていた。登りに来た人で途中引き返している人もいた。賢明な選択だと思う。この区間で両足の太ももが立て続けに攣った。情け無い。
八雲ヶ原はこぢんまりとした高層湿原で、雰囲気は抜群。八雲ヶ原から北比良峠までは顕著な登り返し。登った先に広がる広い峠は見晴らし抜群。このルートで一番の見所かもしれない。ただしここから大山口の登山口までは長く、退屈な下山路。疲れてペースは上がらないし、正直飽き飽きした。
イン谷口から比良の駅までは想定していた車道歩きではなく、大半は所謂山道ばりの未舗装道路。雰囲気の良い場所もある。
もし当所の予定通り比良起点としていたら、場合によっては、イブルキのコバを経由していたかもしれず(八雲ヶ原には道標のようなものは無かったと記憶している)、その場合、途中で撤退していた可能性もある。先がわからないので、無謀な事はしない。また荒川峠からコヤマノ岳のアップダウンを後半にやるのは精神的にツラい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する