記録ID: 8032272
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積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良
春の安達太良山(銚子ヶ滝登山口〜和尚山〜安達太良山周回コース)
2025年04月19日(土) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:52
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,364m
- 下り
- 1,363m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:59
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 10:52
距離 20.2km
登り 1,364m
下り 1,363m
春の安達太良山は、どのルートを選択するかで感想は全く異なるものになりますね。和尚山へのルートは灌木こぎが苦にならない方以外は雪解けまでは避けた方が無難です。一方、銚子ヶ滝登山口から船明神山を経由するルートは、同じ雪があっても締まっている状態なら全く問題はありませんでした(渡渉ポイントを除く)。
天候 | 風が強い悪天(曇り)⇒午後から晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
銚子ヶ滝へアクセスする崖道以外は、雪のない時期であれば、恐らく何の問題もないコースだと思います。滝への崖道は、手すりや階段の崩壊が進んでいて、濡れている場合は特に注意が必要です。また、銚子ヶ滝上流の渡渉ポイントと、船明神山から銚子ヶ滝登山口に戻る帰路の標高950m付近の渡渉ポイントは、雪解け水の多い時期は渡れない可能性があり、自己責任で判断することになります。 |
その他周辺情報 | 登山後は以前利用したことのある、郡山ユラックス熱海の日帰り温泉を利用しようとしたのですが、改修のための長期休業中でした。来年までかかるようです。仕方がないので、磐梯熱海の地元の人たちに愛されている、元湯に入りました。 https://www.bandaiatami.or.jp/day-stay/motoyu/ 古くて、石鹸もシャンプーもありませんが、冷泉(「霊泉」!)ですので、沸かしてある「あつ湯」と源泉の「ぬる湯」を交互に楽しむと、疲れが取れました。 |
写真
朝5時で既に明るく、ヘッドライトはつける必要がなかったです。母成グリーンライン沿いの銚子ヶ滝第3駐車場から、ショートカットで道路を挟んで反対側の斜面を登ると、銚子ヶ滝の登山口につながる舗装路に出ます。10〜15分の距離です。
視界の悪い中、ピンクテープも見当たらず、GPSを確認しながら進みます。標高1400mくらいからが登山道が埋まってしまって雪が残る灌木の中をかき分けて進む感じになり、山頂近くの岩場まではつらかったです。
和尚山から安達太良山までも尾根の登山道は中途半端に埋まっていて歩きにくくすぐに道を見失うし、東側の斜面は灌木は無いのですがこの時期は雪庇とクラックが本当に怖くて、大変でした。
安達太良山への登りです。この雪が固く締まっていれば上を普通に歩けるのですが、最近の陽気でゆるんでいて、落とし穴のように踏み抜いてばかりで、とにかく歩きにくく、短い距離でも遠く感じる場所でした。
山頂から南東方向を望む。東側は全体的に雪が少なく歩きやすそう。一人だけ、薬師岳方向に降っていく登山者を見かけました。本日は午前中は天気が悪かったので、山で他に見かけた方はいなかったです。
本来であれば鉄山を越えて箕輪山までピストンしたかったのですが、ここまでで時間を大幅超過していたので、船明神山に直接向かいました。スマホのGPSを確認しながらの登山、かつ写真も撮っていますので、この辺で残量が怪しくなり、モバイルバッテリーでチャージしながら進みました。
渡渉ポイントは、雪解け水で5mほどの川幅と50cm以上の深さがあり、上流の渡れるカ所を探しに遡りました。そして、渡れそうなカ所で倒木の橋を架け、渡ろうとして沈。ずぶ濡れです。冷たくて目が覚めました。平地では夏日の暖かい日で助かりましたが、渡渉ポイントでおとなしく足を濡らして渡るべきだったと反省。学び「渡渉ポイントは渡渉しやすいから渡渉ポイントになっている」。
銚子ヶ滝方面からの横断ルートとの分岐点の東屋。登山届の提出ボックスがこちらにもありました。
この先は、放牧地の脇を延々と下っていくだけ。服を乾かしながら、無事に帰れたことを感謝しつつ進みました。
この先は、放牧地の脇を延々と下っていくだけ。服を乾かしながら、無事に帰れたことを感謝しつつ進みました。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
スマートフォン
モバイルバッテリー
充電ケーブル
時計
軽アイゼン
タオル
ストック
折りたたみ椅子(超小型)
ハイドレーションキット
|
---|---|
備考 | まだまだ雪が深く、凍ってるところは無かったのですが軽アイゼンだけだと滑りやすい急斜面もありました。頂上付近は雪は飛ばされてしまっていて着脱が面倒になりますが、ちゃんとしたアイゼンがあった方が安心な感じはしました。 |
感想
今回は、この時期のルートについての調査不足を痛感しました。
天候についても、午後からの回復が予想されていたので登りましたが、てんきとくらすの登山指数は12時まではC、午後3時からはAで、実際もその通りでした。それが和尚山の植生と雪の状態と合わさって、安達太良山までのつらい登りとなりました。和尚山から安達太良山への尾根道も、中途半端に雪で埋まっていて歩きづらく、滑落の危険を感じながらのルート取りとなりました。
登り始めの銚子ヶ滝は見ごたえ抜群で、安達太良山山頂から先も十分に楽しめたので良かったのですが、甘い判断は遭難に直結することを体感し、反省の多い登山となりました。
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