ヨーロッパオートルート(VerbierからZermatt)

- GPS
- 37:06
- 距離
- 63.2km
- 登り
- 3,834m
- 下り
- 5,076m
コースタイム
- 山行
- 0:23
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:23
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 9:02
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:09
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:22
- 山行
- 12:04
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 12:50
天候 | 4/21 曇り 4/22 晴れ 4/23 晴れのち曇り 夕方から雪 4/24 晴れのちガス 4/25 ガスのち曇り 夕方から晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
シャモニーから電車でマルティニーへ マルティニーの駅で縦走中使わない荷物を下山地のツェルマット駅宛に送る SBB(スイス国鉄)のラゲージシステム利用。駅から駅へ荷物を運んでくれます https://swisstabinote.com/luggage-system/ ※お昼休憩時間は受付窓口はクローズするので注意 マルティニーから電車でル・シャーブル、ル・シャーブルからロープウェイを乗り継いでヴェルビエスキー場へ 【復】 下山後、ツェルマット駅で荷物を受け取りホテルへ ----------------------------------------------------------------- スイスへはスイスエアを利用しました ◆4/19(土) 成田10:55→18:20チューリッヒ21:05→21:55ジュネーブ ジュネーブからシャモニーへはタクシー(Mountain Drop-offs)利用(295ユーロ) ◆4/28(月) チューリッヒ13:00→成田4/29 9:05 ※ロストバゲージが怖かったので直行便にしました 往復で23万くらい 荷物は23キロ×2まで預け入れ可(スキー道具一式で約19キロでした) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪の状況やクレバスの状態に注意。基本的にガイドの指示に従って行動すること。 クレバスが多い場所はトレースを外さない、滑る時も大きく外さずシュプールがある辺りを滑る。 降雪や気温にもよるだろうが、大体は硬い斜面の上を行動する。急だったり硬かったりする斜面でのキックターンを確実にする、自分には滑れないと思ったところは斜滑降等で安全に下ることができることが大事。 斜面の途中や足元が不安定なところでチェンジすることもあるので、板や物を落としたり流したりしないように細心の注意を払うこと。 あと、ワックスはしっかり塗っておいた方が良い |
その他周辺情報 | 【4/21 モンフォー小屋泊】130フラン 水道の水が飲めました お湯は朝いただけます スキー場のWiFi利用可 【4/22 プラフルリ小屋泊】80フラン 水道の水は飲用不可 水はペットボトルで購入 朝は温かいフレーバーティをいただけるのでテルモスやボトルに入れて行動中の水分に WiFi利用可 【4/23 ディス小屋泊】100フラン 水はないのでペットボトルの水を購入 歯磨き用の水は洗面所に一応用意あり 朝は温かいフレーバーティがいただけます WiFiなし 電波なし 【4/24 ヴィニエット小屋泊】95フラン 水はないのでペットボトルの水を購入 朝は温かいフレーバーティがいただけます WiFiなし 電波なし ★いずれの小屋も無料で充電可(要充電器やケーブル) インナーシーツ必須です クレジットカードは基本使えるようですが、使えないこともあるので現金があった方が安心(プラフルリ小屋は使えなかった) <その他> 山岳保険は日山協の海外山岳保険(含ピッケル・アイゼン使用)に加入 11日間で12,210円 <物価> シャモニーとツェルマットではシャモニーの方がまだ良心的。 やはりスイスは物価が高い。でもパンはどちらの街も比較的リーズナブルかな。 クロワッサンとかは日本の洒落たパン屋さんと同じくらいか安いくらい♩ 山小屋は、例えばプラフルリ小屋80スイスフランだと14,000円ほどで、 日本の北アルプスと同じくらいだと思えば、スイスの山小屋はスイス内のモノやサービスの中では安いと思う。 ちなみにガイドは素泊まり料金が無料で、かかるのは食事代のみ。 ウェルカムドリンクが1本ついていたり、ガイド同士でミーティングの機会を用意している小屋もあったりして、ヨーロッパでのガイドへのリスペクトを感じた。 |
写真
結局出なくて笑 どうしても食べたかったのでガイドさんに作ってもらいました!めちゃおいしかった!!山から下りて来てうちらは疲れてるのに、お料理できちゃうってやっぱすごいや。
ちなみに茹でた乾麺の量は1キロ。6人でぺろり
装備
備考 | スティックタイプの日焼け止めは、グローブをしたまま使えるので塗り直しが楽だった スキーのインナーブーツに「グランズレメディ」を振り掛けておいたら臭い防止になった 変換プラグはCタイプ。iPhoneの充電だけなら変圧器は不要 |
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感想
4/19 成田から出発。ロストバゲージで荷物が届かずスキー一式レンタルしたという記録をみて心配で、そのリスクが少なそうなスイスエア直行便を利用。快適だしごはんもおいしかった!ロシア上空を飛べないのでなかなか珍しい?航路。グリーンランドが見れたのは得した気分♩
チューリッヒで乗換、ジュネーブに着いたのは夜遅く。ここからは予約しておいたタクシーでシャモニーへ移動。料金は最初高いかなって思ったけど、4人分のスキー道具一式も余裕で積めたし移動も楽で利用して良かった。
シャモニーの宿(アパート)に到着しガイドさんと合流。一安心♩
日本時間を知ってしまうと目が冴えてしまいそうで、日本は今何時かってことは極力考えない。普段の山行でも夜行バスで移動したり、消灯時間が早かったり、早朝とか夜中みたいな時間に起きて行動することもあるから山屋は時差にも強いと思った
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4/20 この日は高度順応も兼ねてエギーユ・デュ・ミディ展望台(3,842m)へ。
そこからバレーブランシュを滑る予定だったけど、お天気が悪く断念、観光して下る。代わりにグランモンテスキー場で滑る。シャモニーの街からバスで移動。スキーブーツ、板は手持ちでバスに乗れるのが新鮮
シャモニー・モンブラン スキーパスを使えばこれ1枚でエギーユ・デュ・ミディ展望台ロープウェイ往復やいくつかのスキー場で利用できた(1日券90ユーロ)
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4/21 シャモニーからヴェルビエスキー場、モンフォー小屋(Cab du Mont Fort 2457m)へ
朝シャモニーを出発。電車を乗り継いでスタートのヴェルビエスキー場へ向かう。公共交通機関だけで移動できるのは本当にすごいしありがたい。
国境を越えスイスに入り、マルティニーで降りて山行中使わない荷物を送る。SBB(スイス国鉄)のラゲージシステムを使うと駅から駅へと荷物を運んでくれるのは便利。お昼休憩時間は窓口が閉まるのだけど、この日はちょうどイースター休暇の最終日だったみたいで休み時間が長い…。馴染みのない祭日だしそんな休暇があることは知らなかったよ笑
マルティニーでちょっと時間が出来たのでてくてく歩いて近くのCOOPへ。海外に行くとスーパーに行くのが楽しいのでこれはこれで良かった!(お手洗いもここで借りた)
無事に荷物を預け再出発。ここからはスキーブーツ、板は手持ちで移動。いよいよだ。ルシャーブルからはロープウェイを乗り継いでヴェルビエスキー場へ。ここから少し滑って本日のお宿、モンフォー小屋へ到着!
スキー場内にある小屋で、綺麗だし温かくとても快適。小屋番さんもおちゃめな感じ。ここだけじゃなくどの小屋もだったけど、マットがふかふかで腰も痛くならなくて良かった!
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4/22 モンフォー小屋からローザブランシュ(Rosablanche3,336m)に寄りプラフルリ小屋(Cabane Prafleuri 2662m)へ
モンフォー小屋からゲレンデ内を少し登り、途中から山へ。まずはショーのコル(Col de la Chaux)をめざす。少しずつ高度を上げていくが、後から出発したヨーロピアンにどんどん抜かれる。足が長い分もあるんだろうけど強い!早い!コルの手前で急斜面をトラバースするところがあって怖かった…。最初からこんなところがあるなんて、とんでもないところに来ちゃったな感が(今更)
下を見ないようにして進んだらようやくショーのコル。ここで滑る準備。意気揚々と滑り出すものの、ちょっともなか気味で早速転ぶ…。海外の山での初めてのターンは撃沈 泣。
しばらくはなだらかなところを滑り、次はモミンのコル(Col de Momin)へ。高度に慣れないのか息が上がってキツイ。明日になれば少しは楽になるはずと思いつつ、ずっとこんな感じできつかったらどうしようかと一抹の不安が。気温が上がり、シールに雪がくっついて下駄みたいになったのも疲れた。お天気は良く景色に励まされながら進む。
モンブランやグランドジョラス等の名峰もバッチリ見えていた。
ローザブランシュへは途中で荷物をデポして登る。さらに肩で板を外しつぼ足でローザブランシュ山頂へ。短いけど雪のある岩場という感じで念のためにアンザイレンで。狭い山頂だけど360°ぐるりと絶景!遠くに小さくマッターホルンも。あそこまで行くんだって思うとワクワク7割、遠いな3割。でもきっと素晴らしい景色に出会えるはず!
肩へ戻ったら本日泊まる小屋へ向けての滑り。良さそうに見えた雪も、ところどころは良かったけれど、ほぼほぼもなか状態 笑 悪戦苦闘しながら滑るのも山スキーの醍醐味かな。最後はちょっと急で狭いところを抜けて(ここは雪が良くて助かった!)プラフルリ小屋に到着♩つ、疲れた~。
夕飯までの時間、久しぶりにUNOをやって盛り上がった。
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4/23 プラフルリ小屋からディス小屋(Cabane des DIX 2925m)へ
小屋を出たらまずはルーのコル(Col des Roux)へ150m程の登り。昨日は疲れたけどぐっすりよく眠れたおかげで調子は良さそう。少しは身体も高度に慣れてきたようで一安心。
コルからはディス湖(Lac de Dix)の脇を長い長い長いトラバース。コルからトラバースラインにまでの下りは少し怖かったけど、後は怖いところはなし。なるべく高度を下げないように進む。天気が良いので雪が緩み始めるとなかなか滑らないところもあって、必死に漕ぐところも。陽射しも強くて暑い…。
ようやくトラバースが終わり、パスドゥ・シャー(Pas du chat)からはディス小屋へ向けて400mの登り。取り付きからの標高差100m程はとても急で、クトーを着けて登る。キックターンの度にめっちゃ緊張。斜度が緩んで来たときにはホッとした。
後はほぼなだらかな登り。この日は午後からお天気が下り坂の予報。まだまだ晴れてるけど風が出て来た。ディス小屋への最後の登りは強風の中、荒れる前に滑り込みセーフ!
名物らしいレシュティを食べようと思ったら、提供時間が終わってた…笑 風に晒されて身体が冷えたのでホットチョコレートで温まる。
外はどんどん真っ白になり、夕方風が止んだら雪が降り始めた。
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4/24 ディス小屋からヴィニエット小屋(Cabane des Vignettes 3157m)へ
この日はこの縦走中の最高所ピンダローラ(Pigne d’Arolla 3796m)を越える。
だいぶ身体は高度になれてきたけれど、富士山よりも高いところへ行くのでドキドキだ。
小屋からはシェイロン氷河(Glacier de Cheilon)へ滑り込む。(2日目にも氷河はあったけど)ここからはいよいよ本格的な氷河エリア。ガイドによると氷河の上は冷えるとのこと。幸い昨夜の雪は止んで朝から快晴。新雪を纏った山々が輝いて美しい!クレバスに備えて、これまでより間隔を空けて進む。
特徴的な姿のモンブラン・ド・シェイロン(Mont Blanc Cheilon 3870m)を右手に見たり正面に見たりしながら進む。本当にカッコいい山だ。途中急なところもあったが、前日に降った雪のおかげで斜面も程よく柔らかくキックターンもそれほど緊張しなくてよかった。とはいえまだまだ下手っぴだけど。でもこれだけ毎日割とシビアな中でキックターンを繰り返したから少しはうまくなってると良いな。
ピンダローラ手前のプラトーへの登りは短いけど急で、ブーツアイゼンを着けてシートラで登る。アイゼンの安心感よ…。まだまだスキーよりアイゼンの方が登りは気が楽だ。
プラトーからピンダローラまでは、クレバスに備えてロープでつないで進む。休憩時も圧が集中しないようにそれぞれ間を空けたまま休憩。ぱっと見はクレバスの存在を感じないけど油断は禁物(たまに凹んだところがあると、もしかしてこの下にはクレバスがあるのかな?ってドキドキした。
広い斜面をゆるやかに登る。少し先でガイドが手を挙げている!ピンダローラ到着だ!ぐるりと大絶景が広がって、これまでの登りが報われたような気がした。最初は小さかったマッターホルンも少し大きくなった。ここからは目の前にマッターホルンを眺めながらの滑走!雪も良くみんな笑顔で滑る♩至福のひとときだった。やがてガスの中に入り真っ白に。
ヴィニエットのコルへは急な斜面のトラバース。ガスの中で視界もあまりなく足元も見えにくい中では怖かった。コルの平らなところで板を外し、シートラで小屋へ。岩の脇をへつるような道で少し緊張した。小屋はよくこんな場所にっ…て思ってしまうような崖の上に建っていた。
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4/25 ヴィニエット小屋からツェルマットへ
いよいよ最終日。この日はレ・エベック(l’Eveque)、モンブリュー(Mont Brule)、バルパリン(Valpelline)の3つのコルを越えてツェルマットへ下山の長丁場。
お天気はイマイチ、風はないけどガスで真っ白。前日板を外したところまで歩き、そこから滑走開始。視界もあまりないし斜面はカリカリ。「ここは絶対に転ばないでね」とのガイドの言葉に気が引き締まる。トゥーピースもロックし板が外れないようにセット。この縦走中一番の緊張感の中、慎重に斜滑降でトラバース気味に滑る。
その後は広大なアローラ氷河(Glacier d' Arolla)の中を進む。時折空が明るくなって見えた山はモンコロン(Mont Collon)、プチモンコロン(Petit MontCollon)だったのかな。
レ・エベックのコル(3378m)を越えた後は、ところどころ急なところはあるけどしばらく快適に滑る。滑る時間はあっという間でまた登り。
モンブリューのコル(3205m)へは標高差300m程。最後は急な登りでピッケルを持ちアイゼンを着けシートラで登る。しっかりと足場は出来ていたので良かったけど、かなりの斜度だった。
ここから次のバルパリンのコルまではイタリアへ入る。少し滑った後は450m程の登りだ。ここにきてこの登りは長くつらかった…。ひたすらに黙々と一歩一歩足を進めてようやくバルパリンのコル(3549m)到着!シャリバテ気味だったので、ここで行動食をもりもり食べる。食べると元気が出るね。ここではドドンとマッターホルンが迎えてくれるはずだったけど、残念ながらガスの中。しばらく待っても相変わらずだったので滑り出す。ここからはツェルマットへ向けて滑るだけだ。
硬くてぼこぼこのところもあったり急なところもあったり、懸垂氷河の麓をハラハラしながら滑ったりクレバスを避けたり、でも冒険みたいで楽しい♩
途中、ガスの中からようやくマッターホルンも姿を現してくれて、オートルートのフィナーレが近いことを感じる。無事下山出来そうでほっとしたような寂しいような。
だいぶ麓に近づくと、ボブスレーコースみたいになっているところを滑る。風を切って滑るのが気持ちいい。いつの間にか氷河はなくなり、氷河が削ったU字谷を左に見ながら進む。
そしてついに、除雪が入った林道に到着!板を外し少し歩き、最後はスキー場の中を滑って滑って、マッターヴィスプ(MatterVispa)川の横を滑りついにゴール!!
予定よりだいぶ遅くなってしまったけれど、空はすっきり晴れマッターホルンもバッチリ。これまでに見た中で一番美しいマッターホルンだった。無事歩き切った安堵感と嬉しさでみんな笑顔!ツェルマットの街を「私たちここまで山の中を滑って来たんだよ」ってほんのりと誇らしい気持ちで歩いて宿に向かった。
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ヨーロッパオートルート。
いつか行ってみたいけど憧れで終わるんだろうなって思っていました。
それが、地図読みや雪山講習、クライミング講習等で時々お世話になっているガイドさんが国際山岳ガイドの資格を取ったので「お願いしてみようかな」という話に。
1年前の春立山で技術や体力をチェックしてもらいOKをもらったので、ついに実行することになったのでした。まだ早いかなという気持ちもあったけど、年を取って体力もだんだんなくなっていくことや、また自由に渡航出来なくなっても困るので、行きたいところは行く・やりたいことはやると心を決めました。
心配だったのは時期。オートルートのベストシーズンは3月中旬から4月中旬。私たちが行く時期は少し遅い。しかも大雪で沸く日本と違って、現地は雪が少なそう?
ガイドさんに聞くと、滑れないことはないけどクレバスの状態が悪くなったり、ツェルマットに向けての下山時に雪が途切れて歩くことになるかもとのこと。
こればかりは仕方ないので、少しでも良いコンディションで行けるようにと祈るばかり。
ところが、私たちがシャモニー入りする数日前、現地では今シーズン1の大雪に。ツェルマットは停電したり、シャモニーも雪の重みであちこちで枝が折れているほど。
申し訳ないけれど、私たちにとっては恵みの雪か?!クレバスの状態も悪くなく、下山も最後まで雪がつながっていて助かりました。
縦走中は毎日が精いっぱいであまり余裕もなかったけれど、それでも憧れのルート・景色の中をスキーで移動し滑るのはかけがえのない幸せな数日間でした。
今回はこれまでの私の山の中で最大のチャレンジ。怖かったりきつかったりした分、楽しさ嬉しさも濃く魂に刻み込まれるような山旅になりました。
山をやってきて、スキーを頑張ってきて良かった!
ずっと私たちを率いてサポートしてくれたガイドさん、準備の時から一緒に頑張って来た仲間のおかげで大変だった縦走中も楽しく過ごせ歩き通すことが出来ました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
次はロフォーテンかジョージアに行きたいね♩
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