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Yamareco

記録ID: 920996
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
ヨーロッパ

オートルート(Haute Route)・氷河を歩いてシャモニーからツェルマットまで

2016年07月10日(日) 〜 2016年07月16日(土)
 - 拍手
おーいーしー その他8人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
42:30
距離
77.8km
登り
13,664m
下り
14,773m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:51
休憩
0:00
合計
1:51
距離 3.8km 登り 495m 下り 2m
2日目
山行
8:13
休憩
1:26
合計
9:39
距離 14.9km 登り 656m 下り 1,895m
3日目
山行
3:31
休憩
0:00
合計
3:31
距離 9.1km 登り 807m 下り 238m
4日目
山行
6:22
休憩
0:01
合計
6:23
距離 13.2km 登り 855m 下り 176m
5日目
山行
6:48
休憩
0:34
合計
7:22
距離 12.2km 登り 1,263m 下り 1,129m
6日目
山行
9:01
休憩
0:01
合計
9:02
距離 12.4km 登り 708m 下り 1,281m
7日目
山行
3:48
休憩
0:00
合計
3:48
距離 12.0km 登り 50m 下り 1,114m
天候 1日目: 快晴
2日目: 晴れのち曇(小屋に到着後に雨)
3日目: 曇のち雨のち晴
4日目: 曇のち雪
5日目: 曇ときどき雪
6日目: 曇のち晴
7日目: 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
【行き】
前日はアラリンホルンに登頂し、その後シャモニーへバスと電車で移動しました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-917216.html

シャモニー → モンロック(Montroc)のSNCF駅: 電車(モンブラン・エクスプレス)で約25分。なおバス(2番)の方が電車より安いです。
モンロック → ル・トゥール(Le Tour)のリフト駅: ガイドが運転する車に便乗
ル・トゥール→レゾータンヌ: 時間短縮のためリフト利用(ツアー代に含まれる)

【帰り】
ツェルマット → ル・トゥール: ツアー会社が手配したタクシーで移動(ツアー代には含まれない)
ル・トゥール → シャモニー: ガイドが運転する車に便乗
コース状況/
危険箇所等
【レゾータンヌ→アルベール1世小屋】ほとんどハイキングコースです。一部鎖場があります。小屋の手前に割と急な雪渓がありますが、ステップが切られていてアイゼンなしで登れました。

【アルベール1世小屋→シャンペ】
スイス・フランス国境のコル・スペリウール・デュ・トゥールまでは、雪渓登りと岩場の登攀になります。雪渓はロープでアンザイレンして登り、岩場はアイゼンを装着したまま登ります(ガイドによる確保あり)。今回のルートで、ミックスの登攀はここだけでした。スイス側に大きな難所はありませんが氷河歩きとなるので、ガイドとはアンザイレンしたまま歩きます。オルニー小屋付近でロープとアイゼンを外しました。下りのリフトがあるラ・ブレーヤまでは最初はガレ場、途中からは普通の登山道を歩きます。

【モーヴォワザン湖→シャンリオン小屋】
宿泊場所のシャンペからモーヴォワザン湖まではツアー会社が手配したタクシーで移動します。モーヴォワザン湖からシャンリオン小屋は一般的な登山道歩きです。途中から雨が降ってきましたが影響はなし。雪渓が数ヶ所ありますがアイゼンは不要でした。小屋に着いたら雨は止みました。

【シャンリオン小屋→ヴィニェット小屋】
シャンリオン小屋からしばらくは前日同様の登山道歩きですがオテマ氷河に近づくと明確な道がないガレ場登りになります。オテマ氷河に入ってからはアイゼンを装着しアンザイレンで歩行。夜間、10cm程度の降雪あり。

【ヴィニェット小屋→ベルトール小屋】
ツアーの計画ではモン・コロンを取り巻く3つの氷河(コロン氷河、高いアローラ氷河、アローラ氷河)を大縦走する予定でしたが、降雪のためエスケープルートに変更。
エスケープルートと言っても、ヴィニェット小屋からエラン谷を1000m下って一度アローラの村外れまで出て、谷の反対側にあるベルトール小屋まで1200m登り返すというかなりキツいルートです。標高2500m付近までは積雪がありました。
またベルトール小屋の直下は雪が深い急坂で、2日ぶりの難所でした。ベルトール小屋に入るにはアイゼンを外してから長い梯子を登らないといけないのですが、アイゼンを外す場所を確保するのにも苦労するほどでした。
夜、前日と同程度の積雪あり。

【ベルトール小屋→シェーンビール小屋】
まずベルトール小屋の外へ出るのにまた一苦労。また長い梯子を降りるとすぐに急坂で、しかも新雪。ピッケルで支点を確保してからアイゼンを装着、次にアンザイレンして氷河に出ます。そのままモン・ミネ氷河を登ってテート・ブランシュに登頂し、シュトッキ氷河を下ってシェーンビール小屋へ降ります。途中から氷河の脇にあるモレーンでできた小さな稜線を歩きます。またシェーンビール小屋の手前には急峻な岩場があります。固定ロープもあるのですが長さが十分ではなく、ガイドがロープを出しロワーダウンしました。

【シェーンビール小屋→ツェルマット】
ごく普通の登山道です。残雪もありません。長野県のグレーディングでBくらいでしょう。
その他周辺情報 ツェルマットへ下山後はシャモニーへ戻り、モンブランに登りました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-921677.html
初日、シャモニーの近くのLe Tourという場所からリフトに乗って出発。
2016年07月10日 12:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/10 12:57
初日、シャモニーの近くのLe Tourという場所からリフトに乗って出発。
リフトを降りたら、バルムのコルとは反対側へ歩き出します。最初はハイキングです。
2016年07月10日 13:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/10 13:24
リフトを降りたら、バルムのコルとは反対側へ歩き出します。最初はハイキングです。
最初の雪渓を渡ります。
2016年07月10日 13:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/10 13:52
最初の雪渓を渡ります。
振り返ればモンブランの山群が。
2016年07月10日 14:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/10 14:18
振り返ればモンブランの山群が。
道もトラバースですが除々に本格的になってきます。
2016年07月10日 14:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/10 14:27
道もトラバースですが除々に本格的になってきます。
アルベール1世小屋への最後の登り。踏み跡が多くアイゼンは不要でした。
2016年07月10日 15:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/10 15:11
アルベール1世小屋への最後の登り。踏み跡が多くアイゼンは不要でした。
2014年に建て直された新しい小屋です。
2016年07月10日 15:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/10 15:19
2014年に建て直された新しい小屋です。
フロント。とても山小屋とは思えません。
2016年07月10日 16:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/10 16:32
フロント。とても山小屋とは思えません。
天気予報。フランス語でのみ書かれています。しあさって(水曜日)まではあまりよくないという予報。
2016年07月10日 16:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/10 16:43
天気予報。フランス語でのみ書かれています。しあさって(水曜日)まではあまりよくないという予報。
2日目は夜明け前に出発。
2016年07月11日 04:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/11 4:17
2日目は夜明け前に出発。
氷河を渡って国境を越えるため、ガイドがロープの使い方を説明します。この頃は、まだ私に対してだけ英語を使っていました。他の参加者はフランス人と仏語圏のスイス人のみで、全員英語が苦手だそうで、、
2016年07月11日 04:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/11 4:45
氷河を渡って国境を越えるため、ガイドがロープの使い方を説明します。この頃は、まだ私に対してだけ英語を使っていました。他の参加者はフランス人と仏語圏のスイス人のみで、全員英語が苦手だそうで、、
本格的な登りにかかります。
2016年07月11日 05:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/11 5:49
本格的な登りにかかります。
空が明るくなってきました。
2016年07月11日 06:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/11 6:11
空が明るくなってきました。
峠の手前の岩場。難易度的には甲斐駒直登くらいだと思いましたが、凍結箇所があり、ガイドがロープで確保してアイゼンを着けたまま登ります。
2016年07月11日 06:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/11 6:41
峠の手前の岩場。難易度的には甲斐駒直登くらいだと思いましたが、凍結箇所があり、ガイドがロープで確保してアイゼンを着けたまま登ります。
国境のCol Supérieur du Tourに到着。峠の向こうに広がる大雪原はスイスです。Supérieurとはフランス語で「高い方の」という意味で、Col du Tourという名前の峠は近くに何か所かあります。
2016年07月11日 06:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/11 6:58
国境のCol Supérieur du Tourに到着。峠の向こうに広がる大雪原はスイスです。Supérieurとはフランス語で「高い方の」という意味で、Col du Tourという名前の峠は近くに何か所かあります。
登ってきたフランス側を振り返ると、こんな感じ。
2016年07月11日 06:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/11 6:59
登ってきたフランス側を振り返ると、こんな感じ。
この先はPlateau du Trientを歩きます。風でロープがたわんでいます。
2016年07月11日 07:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/11 7:15
この先はPlateau du Trientを歩きます。風でロープがたわんでいます。
氷河を横断。
2016年07月11日 08:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/11 8:01
氷河を横断。
Orny小屋の直下を通過します。このあたりでアイゼンを外しました。
2016年07月11日 08:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/11 8:36
Orny小屋の直下を通過します。このあたりでアイゼンを外しました。
いくつか雪渓を渡りながら、モレーンのガレ場歩き。
2016年07月11日 09:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/11 9:35
いくつか雪渓を渡りながら、モレーンのガレ場歩き。
ガイドがスイスの山について説明します。この頃から「oecは、もうフランス語でいいよね? わからなかったら質問してくれ」ということで、ガイドとも他の参加者とも基本的に全てフランス語の会話になりました。
2016年07月11日 11:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/11 11:43
ガイドがスイスの山について説明します。この頃から「oecは、もうフランス語でいいよね? わからなかったら質問してくれ」ということで、ガイドとも他の参加者とも基本的に全てフランス語の会話になりました。
La Breyaのリフト乗り場に到着。今日の山行はここでおしまい。
2016年07月11日 12:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/11 12:08
La Breyaのリフト乗り場に到着。今日の山行はここでおしまい。
リフトを降りたあと、宿までショートカットして森の中を歩きます。
2016年07月11日 13:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/11 13:31
リフトを降りたあと、宿までショートカットして森の中を歩きます。
今日お宿に到着。ドミトリーは満員で全員入り切れず、私とガイドはシャレーが設営したテントで寝ました。シャワー利用可なのがありがたい。
2016年07月11日 13:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/11 13:43
今日お宿に到着。ドミトリーは満員で全員入り切れず、私とガイドはシャレーが設営したテントで寝ました。シャワー利用可なのがありがたい。
3日目の朝食。
2016年07月12日 06:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/12 6:05
3日目の朝食。
ツアー会社が手配した大型タクシーで約40分、モーヴォワザン湖の入口まで移動します。天気はいまいち。
2016年07月12日 08:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/12 8:39
ツアー会社が手配した大型タクシーで約40分、モーヴォワザン湖の入口まで移動します。天気はいまいち。
ダムを渡って左岸を歩きます。
2016年07月12日 08:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/12 8:57
ダムを渡って左岸を歩きます。
途中から雨が降り出しました。
2016年07月12日 09:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/12 9:28
途中から雨が降り出しました。
参加者の中で1名、傘をさして歩く女性がいました。強めの風の中、雪渓もすいすいと渡ります。強者です。
2016年07月12日 11:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/12 11:01
参加者の中で1名、傘をさして歩く女性がいました。強めの風の中、雪渓もすいすいと渡ります。強者です。
Tsofeiret湖の脇を通ります。
2016年07月12日 11:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/12 11:36
Tsofeiret湖の脇を通ります。
湖の先にはDyure du Brenayという川があり、一度谷を下らなければなりません。ややきつい道でした。
2016年07月12日 11:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/12 11:43
湖の先にはDyure du Brenayという川があり、一度谷を下らなければなりません。ややきつい道でした。
谷を越えたら登り返し、、
2016年07月12日 11:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/12 11:52
谷を越えたら登り返し、、
Chanrion湖が見えてきました。(追記: ここはChanrion湖ではなかったようです)
2016年07月12日 12:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/12 12:18
Chanrion湖が見えてきました。(追記: ここはChanrion湖ではなかったようです)
湖のそばにある小屋が今日のゴール。
2016年07月12日 12:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/12 12:19
湖のそばにある小屋が今日のゴール。
シャンリオン小屋は、夕方の1時間だけスマホ充電可でした。
2016年07月12日 12:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/12 12:22
シャンリオン小屋は、夕方の1時間だけスマホ充電可でした。
小屋に着くと雨が上がり、一気に晴れ間が。
2016年07月12日 16:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/12 16:51
小屋に着くと雨が上がり、一気に晴れ間が。
小屋のそばにある小さな丘。
2016年07月12日 16:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/12 16:58
小屋のそばにある小さな丘。
皆、外に出て湖と青空を眺めます。
2016年07月12日 17:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/12 17:00
皆、外に出て湖と青空を眺めます。
小屋に戻って夕食。
2016年07月12日 17:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/12 17:55
小屋に戻って夕食。
4日目。今日も天気はいまいちですが、氷河を目指します。取り付きまではガレ場を登ります。
2016年07月13日 06:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/13 6:34
4日目。今日も天気はいまいちですが、氷河を目指します。取り付きまではガレ場を登ります。
オテマ氷河に入るとアンザイレン。小さなクレバスがたくさんあり、注意しながら歩きます。
2016年07月13日 07:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/13 7:58
オテマ氷河に入るとアンザイレン。小さなクレバスがたくさんあり、注意しながら歩きます。
先行パーティに追いつきました。今日は我々とこの2パーティだけでした。
2016年07月13日 10:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/13 10:11
先行パーティに追いつきました。今日は我々とこの2パーティだけでした。
一瞬だけ晴れ間。
2016年07月13日 10:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/13 10:45
一瞬だけ晴れ間。
ヴィニェット小屋の手前は急登です。
2016年07月13日 12:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/13 12:03
ヴィニェット小屋の手前は急登です。
ヴィニェット小屋に到着。この小屋も2007年にリニューアルされていて、きれいでした。
2016年07月13日 13:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/13 13:35
ヴィニェット小屋に到着。この小屋も2007年にリニューアルされていて、きれいでした。
夕食はパスタ。
2016年07月13日 17:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/13 17:59
夕食はパスタ。
5日目。夜のうちに雪が降り、予定を変更してArollaの村へエスケープすることにします。
2016年07月14日 05:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/14 5:25
5日目。夜のうちに雪が降り、予定を変更してArollaの村へエスケープすることにします。
今いる場所が標高約3000mで、谷底に見えるのがArollaの村で標高2000mくらい。雪が降った範囲がよくわかります。Arollaまで降りてから、右手の尾根に登り直します。
2016年07月14日 05:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/14 5:54
今いる場所が標高約3000mで、谷底に見えるのがArollaの村で標高2000mくらい。雪が降った範囲がよくわかります。Arollaまで降りてから、右手の尾根に登り直します。
新雪の岩場をアイゼンなしで降りていきます。
2016年07月14日 06:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/14 6:01
新雪の岩場をアイゼンなしで降りていきます。
森林限界まで降りました。
2016年07月14日 07:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/14 7:00
森林限界まで降りました。
村外れまで来ると、雪はありません。
2016年07月14日 07:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/14 7:42
村外れまで来ると、雪はありません。
そして登り返し…高山植物も雪に埋もれています。
2016年07月14日 08:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/14 8:31
そして登り返し…高山植物も雪に埋もれています。
また一瞬だけ晴れ間。
2016年07月14日 08:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/14 8:41
また一瞬だけ晴れ間。
今日も一緒の先行パーティがぐんぐん登って行きます。
2016年07月14日 09:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/14 9:00
今日も一緒の先行パーティがぐんぐん登って行きます。
標高が上がると積雪も増えてきます。
2016年07月14日 09:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/14 9:06
標高が上がると積雪も増えてきます。
ベルトール小屋へ近づくと氷河になるので、アイゼンを付けます。また一瞬だけ晴れ間。
2016年07月14日 11:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/14 11:19
ベルトール小屋へ近づくと氷河になるので、アイゼンを付けます。また一瞬だけ晴れ間。
雪の中、きつい登りを歩いて何とかベルトール小屋の下まで到達。小屋に入るには梯子を登らなければならないのですが、アイゼンを外す場所を確保するのにも苦労する狭さでした。
2016年07月14日 12:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/14 12:24
雪の中、きつい登りを歩いて何とかベルトール小屋の下まで到達。小屋に入るには梯子を登らなければならないのですが、アイゼンを外す場所を確保するのにも苦労する狭さでした。
小屋へ続く梯子。この先にもう一つあります。凍り付いていたりするので気を抜けません。
2016年07月14日 12:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/14 12:36
小屋へ続く梯子。この先にもう一つあります。凍り付いていたりするので気を抜けません。
ベルトール小屋に着きました。小屋の手前に着いてから、建物の前まで登るのが大変でした。
2016年07月14日 12:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/14 12:42
ベルトール小屋に着きました。小屋の手前に着いてから、建物の前まで登るのが大変でした。
夕食はラザニアでした。外は吹雪になっていましたが、小屋は満員で、みんな元気。
2016年07月14日 17:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/14 17:33
夕食はラザニアでした。外は吹雪になっていましたが、小屋は満員で、みんな元気。
6日目の朝。小屋の梯子を降りる所から始まります。梯子の直下が新雪&急坂。梯子を降りたらまず前の人のピッケルをザックから外して渡す。ピッケルを受け取ったら支点を確保して平らな(安全な)場所まで降りる。
2016年07月15日 04:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/15 4:47
6日目の朝。小屋の梯子を降りる所から始まります。梯子の直下が新雪&急坂。梯子を降りたらまず前の人のピッケルをザックから外して渡す。ピッケルを受け取ったら支点を確保して平らな(安全な)場所まで降りる。
小屋を出発してからアイゼンを装着できる体制になるまで10分くらいかかりました。
2016年07月15日 04:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/15 4:58
小屋を出発してからアイゼンを装着できる体制になるまで10分くらいかかりました。
氷河を歩き始めると雲が消えはじめ、1時間ほどすると、、
2016年07月15日 06:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/15 6:35
氷河を歩き始めると雲が消えはじめ、1時間ほどすると、、
もう、雲はありません。
2016年07月15日 07:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/15 7:37
もう、雲はありません。
幻想的な風景です。言葉になりません。
2016年07月15日 07:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/15 7:37
幻想的な風景です。言葉になりません。
テート・ブランシュが見えてきました。
2016年07月15日 07:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/15 7:37
テート・ブランシュが見えてきました。
ずっと一緒だった先行パーティーが先に降りて行きます。
2016年07月15日 07:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/15 7:55
ずっと一緒だった先行パーティーが先に降りて行きます。
テート・ブランシュの山頂に到着。2日間続いた雪で、ケルンにエビのしっぽが付いていました。ケルンの左側はイタリアです。正面には、遥か彼方にモンブランも見えます。
2016年07月15日 08:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/15 8:04
テート・ブランシュの山頂に到着。2日間続いた雪で、ケルンにエビのしっぽが付いていました。ケルンの左側はイタリアです。正面には、遥か彼方にモンブランも見えます。
山頂の十字架。その先にはマッターホルン。
2016年07月15日 08:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 8:07
山頂の十字架。その先にはマッターホルン。
風が強いので記念撮影をしたらすぐに下山にかかります。正面に見えるのはWandfluehorn。
2016年07月15日 08:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 8:15
風が強いので記念撮影をしたらすぐに下山にかかります。正面に見えるのはWandfluehorn。
マッターホルンを横に眺めながらの下山。
2016年07月15日 08:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 8:20
マッターホルンを横に眺めながらの下山。
Stockji氷河を歩きます。
2016年07月15日 08:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/15 8:30
Stockji氷河を歩きます。
しばらく降りてから振り返ると、、
2016年07月15日 09:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 9:32
しばらく降りてから振り返ると、、
氷河の終わりまで来てアイゼンを外します。マッターホルンがどんどん大きくなってきます。
2016年07月15日 10:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 10:19
氷河の終わりまで来てアイゼンを外します。マッターホルンがどんどん大きくなってきます。
氷河が作ったモレーンの上を歩きます。
2016年07月15日 10:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 10:27
氷河が作ったモレーンの上を歩きます。
少し広まったところでお昼。
2016年07月15日 10:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 10:31
少し広まったところでお昼。
モレーンが作るガレた稜線。
2016年07月15日 11:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 11:40
モレーンが作るガレた稜線。
シェーンビール小屋の近くに急な下りがあります。固定ロープはあるのですが長さが十分ではなく、ガイドが全員をロワーダウンしました。
2016年07月15日 12:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 12:10
シェーンビール小屋の近くに急な下りがあります。固定ロープはあるのですが長さが十分ではなく、ガイドが全員をロワーダウンしました。
最後の雪渓渡り。
2016年07月15日 13:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 13:02
最後の雪渓渡り。
シェーンビール小屋が見える場所で記念撮影。
2016年07月15日 13:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 13:46
シェーンビール小屋が見える場所で記念撮影。
小屋に着きました。ツェルマットから登ってきた人も多く、混雑していました。今までずっとフランス語に囲まれていましたが、この小屋ではドイツ語が優勢です。
2016年07月15日 13:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/15 13:52
小屋に着きました。ツェルマットから登ってきた人も多く、混雑していました。今までずっとフランス語に囲まれていましたが、この小屋ではドイツ語が優勢です。
7日目。最終日の朝です。一般登山道を下山するだけなので、今日はお気楽。
2016年07月16日 06:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/16 6:35
7日目。最終日の朝です。一般登山道を下山するだけなので、今日はお気楽。
2016年07月16日 07:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/16 7:01
人家が見え始めました。
2016年07月16日 08:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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人家が見え始めました。
Zmuttという、小さな美しい集落を通過します。ここはもうドイツ語ばかりで、フランス語は「Merci!」の看板だけ。
2016年07月16日 08:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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Zmuttという、小さな美しい集落を通過します。ここはもうドイツ語ばかりで、フランス語は「Merci!」の看板だけ。
ついにツェルマットの街が見えてきました。
2016年07月16日 09:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/16 9:34
ついにツェルマットの街が見えてきました。
ツェルマット駅に到着。ツアーはこれでおしまい。
2016年07月16日 10:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ツェルマット駅に到着。ツアーはこれでおしまい。
全員で駅前のビュッフェに入り、ビールで乾杯。飲んでから振り返るとマッターホルンはまた遠くなっていました。
2016年07月16日 10:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/16 10:30
全員で駅前のビュッフェに入り、ビールで乾杯。飲んでから振り返るとマッターホルンはまた遠くなっていました。
撮影機器:

装備

個人装備
スカーフ バラクラバまたは毛糸の帽子 日陽け帽子 防寒インナー 長袖シャツ 防寒用の上着またはダウンジャケット 雨具 長ズボン 靴下×2(登山用&小屋用) スパッツ 二重手袋 トイレットペーパー 歯磨き 防水スタッフバッグ ヘッドランプ シュラフ用インナーシーツ 水筒(1.5L以上) ポケットナイフ 日焼け止め リップクリーム 常備薬 非常用アルミシート 貴重品入れ ザック(50〜60L) ピッケル カテゴリC2以上のアイゼン カテゴリB2以上の登山靴 ストック 昼食
備考 装備リストはツアー会社に指示されたもので、全て持って行った訳ではありません。
例えば防水スタッフバッグの代わりに45Lのゴミ袋を使いました。
またシュラフ用インナーシーツは持ち合わせがなく、現地で買う時間もなかったのですが、たまたま持っていたモンベルの撥水加工シュラフカバーが丁度よいサイズだったので代用しました(インナーシーツが必要なのは、山小屋の布団にシーツが用意されていなかったり、シーツが別料金だったりするためです)。
ハーネスと安全環付カラビナは日本から持って行ってはいたのですが、ツアー会社が用意してくれたのでシャモニーに置いて行きました。

アイゼンと登山靴にカテゴリがあるのは知らなかったのですが、手持ちの物(Petzl Vasak Flexlock + La Sportiva Trango S EVO GTX)で十分だと判断しました。後で調べたらWikipediaに説明がありました。 https://en.wikipedia.org/wiki/Crampons#Grades

食料については、朝夕は山小屋の食事。昼食についてはシャンペの商店で購入可という情報をツアー会社からもらっていたので、3日分をシャモニーから持って行き、シャンペで3日分を追加しました。

感想

オートルートは決まったコースがある訳ではなく、アルプスの麓の村々をトレッキングで渡り歩くコースや、春に山スキーで登下降を繰り返すコースなどがあります。

しかし私が狙っていたのは、夏に氷河を歩いて渡るコース。

しかしシャモニーのガイド協会のツアーは私の休みと日程が合わず、かと言って1人で行くのはリスクが高すぎ…でほとんど諦めていたのですが。

フランクフルト空港で乗り継ぎ間ちの間、空港の無料Wi-Fiで何となく検索してみたら、「Glacier Treck Haute Route - Deputure Garanteed」な7日間のツアーを催行するフランスの会社を発見。しかもシャモニーガイド協会のツアーよりも安い!
でも出発まで時間がありません。とりあえず問い合わせのメールを出して、乗り継ぎのジュネーブ行きの飛行機に乗ります。ダウンロードしておいた日程表(英語)を機内で何度も確認して、自分の技量で十分行けることを確認。

ジュネーブ空港に着いてまた無料Wi-Fiをつかまえると、「参加OKだから、今すぐに全額払って下さい」と回答のメールが来ていました。
その後の山行の予定を全て変更して、空港で支払いの手続を済ませ、シャモニーでツアー中に不要な荷物(テント等)を預けられる場所を探して、、と、何とか全て手配して無事にツアーに参加できました。

ツアーの参加者は私以外はほとんど英語を話せず、7日間ずっとフランス語ばかりしゃべっていました。というか、シェーンビール小屋以外の小屋では他の宿泊者もほとんどフランス語話者ばかり。baudrier(ハーネス), corde(ザイル), piolet(ピッケル)などの山用語は日本を出発する前に用語集を作って勉強しておいたので、私の怪しいフランス語でも何とか会話を成立させられました。ガイドも他の参加者も皆、本当に親切でいい人ばかりでした。

氷河版オートルートは日本ではほとんど知られていないと思いますが、とても素晴らしいルートだと思います。ツール・デュ・モンブランやハイキング版オートルートのような面白みが少ない(がリスクも少ない)ロングハイクに飽き足らない、でもマッターホルンのようなピークハントはあまり興味がない、という人にきっと向いています。

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