記録ID: 8077894
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山
GWは雪の立山、奥大日へ
2025年04月27日(日) 〜
2025年04月29日(火)


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 14:27
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,503m
- 下り
- 1,512m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 6:30
距離 9.0km
登り 727m
下り 781m
14:39
2日目
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 7:19
距離 9.3km
登り 702m
下り 713m
12:40
12:47
18分
雪の回廊
13:05
13:12
11分
雪の大谷
13:59
3日目
- 山行
- 0:30
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 0:35
距離 1.3km
登り 74m
下り 18m
1日目はケーブルカーと高原バスを乗り継ぎ、立山駅から室堂駅に入り、雷鳥荘でチェックインと荷物のデポをして、奥大日岳を目指しました。
2日目は雷鳥荘から立山室堂山荘、一ノ越山荘を経由して雄山に登頂し、室堂で雪の回廊、雪の大谷を観光してから雷鳥荘に戻りました。
3日目は雷鳥荘から室堂駅まで歩き、高原バスとケーブルカーを乗り継ぎ立山駅に到着する行程としました。
2日目は雷鳥荘から立山室堂山荘、一ノ越山荘を経由して雄山に登頂し、室堂で雪の回廊、雪の大谷を観光してから雷鳥荘に戻りました。
3日目は雷鳥荘から室堂駅まで歩き、高原バスとケーブルカーを乗り継ぎ立山駅に到着する行程としました。
天候 | 1日目:晴れ、2日目:くもりのち雪、3日目:猛吹雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
北陸自動車道の立山ICを立山方面に右折、県道3号線及び6号線を道なりに約22.5km走ると、立山駅の青看板が出てくるので右折、県道43号線を道なりに450m程走ると立山駅に到着します。 駐車場はP1〜P6とあり、P1が駅前、P2,P3は駅を過ぎて左折、P4,P5,P6は線路を渡る前にあります。 【駐車場】 立山駅P3駐車場(無料) 140台程度駐車可能 立山黒部アルペンルートのHPで満車情報が出ています。 【トイレ】 立山駅と立山駅駐車場P1にトイレ有り。 乗り物移動中は、美女平駅及び室堂駅にトイレがあります。 登山中は、この時期に空いている宿泊施設でトイレを借りることが可能です。 【ロープウェイ】 立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光株式会社) 〒930-8558 富山県富山市桜町一丁目1番36号 TEL:076-481-1500 URL:https://www.alpen-route.com/index.php 乗車券往復:7,380円/人(発券より5日間有効) ・立山駅から美女平駅から室堂駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 ◆室堂〜雷鳥荘 微妙にアップダウンを繰り返しながら下っていきます。 基本的に雪道となりますが、一部夏道が出ています。 雪は適度に締まっていて歩くのに問題はありませんでした。 (時間帯により変わります。) ◆雷鳥荘〜雷鳥沢〜新室堂乗越 雷鳥荘から雷鳥沢キャンプ場まで、雪の斜面を一気に下ります。 微妙にズボリますが、膝までは埋まりません。 キャンプ場を横目に新室堂乗越方面の斜面をトラバース気味に登ります。 それなりの傾斜があり、細いトラバース道なので慎重に登りましょう。 ◆新室堂乗越〜室堂乗越〜カガミ谷乗越 新室堂乗越から室堂乗越までは、多少のアップダウンはありますが、緩やかに下ります。 室堂乗越からカガミ谷乗越までは、緩やかな登りから徐々に傾斜がキツくなり2511mピーク手前はかなり急傾斜となり、クラックも出てきます。 2511mピークからカガミ谷乗越は少し下ります。 ◆カガミ谷乗越〜奥大日岳 カガミ谷乗越から先は山頂まで急傾斜の直登となります。 所々にクラックがあり、かなり大きなクラックも確認できました。 小さなクラックを2、3箇所横断して奥大日岳最高点を通過して山頂に至ります。 この辺りは急傾斜となっていますので、時間帯や気温等により雪質が変化しますので、雪が固いときは12本アイゼンとピッケルが安全だと思います。 ◆奥大日岳山頂 山頂は広くなっていてゆっくりと休憩することが可能です。 ただ、風が強いので私達は一段下がったところで休憩しました。 山頂からの展望も素晴らしく360度の大パノラマが広がっています。 立山三山、浄土山、剱岳、室堂はももちろん、後立山連峰や北アルプスも綺麗に見ることが可能です。 今回は天気もよく大変綺麗に展望を見ることが出来ました。 ◆奥大日岳〜カガミ谷乗越 急傾斜の雪道となります。 滑ると止まらないと思います。 アイゼンを装着し、ピッケルが良いかもしれません。 途中クラックを渡る所を間違うと、大きなクラックにたどり着き渡れない箇所がありますので、気をつけて下りましょう。 ◆カガミ谷乗越〜室堂乗越〜新室堂乗越 カガミ谷乗越から2511mピークまで登り返し、そこから室堂乗越まで急傾斜の下りとなります。 この辺りのトラバースも危険ですので気をつけて下りましょう。 室堂乗越から新室堂乗越までの登り返しがそれなりにキツイです。 ◆新室堂乗越〜雷鳥沢〜雷鳥荘 新室堂乗越から雷鳥沢までのトラバースは朝より道が大きくなっており歩きやすくなっていました。 雷鳥沢から雷鳥荘までの登り返しはかなり厳しいです。 多少ズボリますし、足が上がらない(笑) 2日目 ◆雷鳥荘〜立山室堂山荘〜一ノ越山荘 雷鳥荘を出発すると少し下りが続き、立山室堂山荘方面に緩やかに登って行きます。 立山室堂山荘直下は少しキツイ登りとなります。 立山室堂山荘前で雷鳥を発見! 立山室堂山荘から一ノ越山荘までそれなりの傾斜の斜面をトラバースして行きます。 トラバースは細くなっていますが、途中から直登となり一ノ越山荘前は急登となります。 山荘に到着前に雷鳥を3羽確認しました。 ◆一ノ越山荘〜雄山 一ノ越山荘から雄山までは、ほぼほぼ夏道で登ることができます。 赤色のマーキングに沿って登っていきましょう。 一部雪が残っている箇所がありますが、慎重に歩けば問題はありません。 雄山まではザレ場ガレ場の急登を登ります。 標高も高くなりますので、ゆっくり落石をしないように登りましょう。 ◆雄山山頂 山頂付近はそれなりに広くなっていますのでゆっくり休憩することが可能です。 山頂からの展望も素晴らしく、室堂、奥大日、北アルプス等の望むことが可能です。 ゴールデンウィーク期間はまだ雄山神社が開いておりません。 奥社で参拝のみ行って帰ってきました。 ◆雄山〜一ノ越山荘 下りは黄色のマーキングに沿って下って行きましょう。 ザレ場が多く、登りの方もいるので落石に注意しながら下りましょう。 部分的に残っている雪が滑りますので慎重に下りましょう。 滑って怖いようなら滑り止めを装着することをおすすめします。 ◆一ノ越山荘〜室堂 一ノ越山荘の直下は急傾斜の下りとなります。 雪が緩くなっているのでガシガシ降りることが可能でした。 急勾配が終わると斜面に付いたトラバース道を下ります。 細いトラバース道となりますので慎重に下りましょう。 ◆室堂〜雪の回廊〜雪の大谷〜室堂 室堂の駅から雪の回廊をとおり、雪の大谷をぐるっと回って室堂に戻れます。 雪の回廊は車道に出ずに雪の壁を体験することができます。 なかなか面白い体験です。 雪の大谷はバスが通過する際に高さが良くわかります。 今回は高い部分で16m程度の雪壁が出来ているようです。 ◆室堂〜雷鳥荘 微妙にアップダウンを繰り返しながら下っていきます。 基本的に雪道となりますが、一部夏道が出ています。 雪は適度に締まっていて歩くのに問題はありませんでした。 (時間帯により変わります。) 3日目 ◆雷鳥荘〜室堂 地味な登りが朝一にキツイです。 猛吹雪でホワイトアウトするなかみくりが池山荘を経由して室堂まで歩きました。 新雪がが積もっており、一部ラッセルしながら歩きました。 暴風猛吹雪の約30分、室堂駅に着いた時は雪まみれでした(笑) 久しぶりの猛吹雪でした〜がこれはこれで楽しかった。 |
その他周辺情報 | 【宿泊】 らいちょう温泉 雷鳥荘 〒930-1403 富山県中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂11国有林 TEL:076-463-1664 URL:https://www.raichoso.com/index.html 山小屋では無くちゃんとした旅館です。 お風呂は硫黄泉で大変素晴らしい温泉でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
登山地図
コンパス
笛
登山計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ツェルト
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
アイゼン
ピッケル
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感想
今年のゴールデンウィークは雪の奥大日岳と雄山に登ってきました。
今年は雪の大谷がかなり積雪量があるということだったので、圧巻の雪壁を見ることが目的です(笑)
今回雷鳥荘に初めて泊まりましたが温泉最高です!
私はめがねを外して入るので展望は確認できませんが、奥大日岳を眺めながらゆっくりと温泉に浸かれます。
(少し硫黄臭が体に付きますけどね・・・)
初日は天気も大変よく、奥大日岳までは快適に登ることが出来ました。
剱岳等の展望も良く、大変楽しく稜線を歩くことが出来ました。
二日目は午後から天気が崩れる予報となったので、雄山に登って室堂観光となりました。
雷鳥荘を出発し、立山室堂山荘に到着したところで、朝一番に真っ白な雄の雷鳥を発見!
奥大日岳をバックにモデルさんをしてくれた雷鳥さんありがとう〜!
天気が崩れる予報でしたが、雄山に登頂したときは天気も良く奥大日岳や北アルプス等の展望も素晴らしかったので大変満足です。
大汝山まで行けなかったのは残念ですが、何度か登っているので我慢我慢。
室堂まで下山後、雪の回廊や雪の大谷の観光をして、雷鳥荘で贅沢にもう一泊!
ゆっくり温泉を楽しみ次の日は下界の観光と思っていたのですが・・・
3日目は朝から猛吹雪!室堂駅まで戻るだけですが強風猛吹雪ホワイトアウトと真冬に逆戻りです。
ま、30分程度の歩行なので問題ありませんでしたが室堂駅に着いたときは雪まみれでした(笑)
今回の山旅は、晴天、曇り、猛吹雪とゴールデンウィークの雪山を堪能できた大変楽しい山旅となりました。
後半はどこに行こうか検討中です。
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