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Yamareco

記録ID: 809621
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

上高地(厳冬期スノーハイク!!夜は寒かった!!)

2016年02月06日(土) 〜 2016年02月07日(日)
 - 拍手
kobee_br その他4人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:14
距離
24.5km
登り
402m
下り
370m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:16
休憩
0:32
合計
3:48
2日目
山行
3:59
休憩
1:59
合計
5:58
8:25
8:26
6
8:32
8:46
2
8:48
8:50
4
8:54
8:55
3
8:58
9:05
2
9:07
9:09
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10:03
10:03
19
10:22
11:41
7
11:48
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11:59
34
12:33
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54
13:36
13:40
0
13:40
ゴール地点
天候 2/6曇りのち晴れ、2/7晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
5:00大垣総合庁舎に集合し、1台の車で平湯温泉駐車場へ
コース状況/
危険箇所等
・中の湯(釜トンネル前)に登山ポスト有り

・朝5時に、大垣総合庁舎駐車場へ集合し、1台の車に便乗して岐阜羽島ICより
名神自動車道→東海北陸自動車道を経由し、飛騨清見ICを下りて平湯温泉駐車場へ。

・平湯温泉から松本方面への路線バスにて、中ノ湯で下車しここから登山開始
となる。

・まず、1.3km弱の真っ暗な釜トンネルの登りを進む、はっきり言って
ほぼこのルートの登りはこの中で登ることになるびっくりする程の急勾配で
冬場以外の上高地へ向かう車の有難味が判る。
 急勾配で、すぐに暑くなり1枚脱ぐメンバもいた。

・釜トンネルは、真っ暗ななのでヘッドライトは必須、途中水が流れているところ
は凍結している場合が多い、たまに車が通るので端の路肩を歩いた方が
いいかもしれない。
 また、車が通った後は、トンネル内は埃がまっているようだった。

・40分ぐらいで、釜トンネルの出口に出るそこは雪が降っており真っ白な世界で
いっそう寒く感じた。
トンネルを抜けたところで小休止し、防寒装備の確認をして先へ進みだした。

・大正池までの道は、車が通るので除雪されており若干凍って
滑りやすくなっていたが、道の端に新雪が有り端を歩けばアイゼン等は不要で
歩ける。
(注:その日の状況により軽アイゼン等で歩く方が危険は無いと思われる…)

・大正池以降の上高地エリアは、車道は除雪されているので上高地バスターミナル
辺りまでは、気温も下がっており凍結しているので軽アイゼン等は必要と思われる。
 アイゼン等を利用していない人が多数転倒していた、重い荷物を背負っており
同行メンバも転倒したので大正池を過ぎた辺りでアイゼンを装着した。
 尚、車道以外の遊歩道は雪が積もっておりワカン・スノーシューで移動した方が
楽そうだった、こちらは荷物が重いのでキャンプ場までは車道を通ることにした。

・上高地バスターミナルは、夏の面影は無く(雪で覆われており位置が
定かではなかった)強風が吹いて雪も降っていたが屋根が有り冬用トイレも有るので、ワカン・スノーシュー等を装着する起点となっており数組のグループが居た。
 昼が近かったので、屋根の下のベンチ(雪も無く乾燥していた)で強風を
建物の柱の陰でかわしながら昼食をとった。
しばらく防寒手袋から手を外すと直ぐに手先が悴んでとても辛かった。

・昼食をとった後、ワカンを装着してふわふわの雪道を進み小梨平へ向かうと
こちらも夏の雰囲気があまり無い河童橋
(大きな階段が雪で覆われていた)を左に見ながらしばらく進むとキャンプ地の
小梨平に到着した。

・小梨平キャンプ場で、トイレにも遊歩道にも近い場所にアライの6人テントと
個人持ちの荷物置き場が広い2人テントを張って、荷物を整理した。
 しばらくしてから少し小梨平周辺を散策する。
 後ろは、六百山と少し晴れ間が見えてくると霞沢岳が見え隠れしていた、
梓川辺りに出ると正面に明神岳が雪の壁のように見え風は有るが雪景色の梓川も
綺麗だった。

・散策から帰りテント内で、灯油式のストーブで初の水作りを経験する。
上澄みの雪と雪を解かすためのペットボトルの水又は、川の水を使い湯を沸かし
珈琲のサイフォン用のろ紙と百均の漏斗を使用して濾過する。

・灯油式のストーブで寒かったテント内もあっという間に温かくなり珈琲を頂いた
後は、早めの夕食作りへ。
 まず、ご飯を炊き蒸らしている間に、メインの「飛騨牛すき焼き」を作る。
今回も料理上手な女性陣によりご飯はふわふわに炊け、すき焼きも程よい甘さで
野菜も一杯で大満足だった。

・食事を済ませた後、まだ早かったがだんだんと寒くなってきてあまり天気も良く
はなかったので、早めに寝床の準備をして就寝へ。
 翌日、5時起きでの行動を予定していたのでまだ10時間程あって直ぐには
寝つけなかったが、夜中に寒さで目が覚めるまではぐっすり眠れた。
 夜中は、一度トイレに象足で行き(雪がさらさらでまったく濡れなかった)、
その後、防寒をフル装備して再度寝るが、寒さでうつらうつらとしながら
朝3時半すぎの起床をむかえた。

・2日目、4時ごろからまた水作り、途中灯油が切れガソリン式ストーブに
切り替えながら厚く凍った水を溶かしながら作業する。
朝食は、雑煮でヒガシマルのうどん出汁に、お餅と昨日余った野菜と入れて作り、
後は漬物を肴にしながら食す。
この雑煮が絶品かつ調理も簡単で、次回からのテント泊では定番にしたい
レシピだった。
(味噌汁もご飯も必要無く、一度に調理でき漬物や干物・梅干し等のトッピングで
いろいろできそうだ!!)

・食事がおいしくて少しのんびりしてしまい予定の5時を少し過ぎてしまったが、
今日は「明神池」までの散策に出かける。
昨日は、夏には通ったことが無い小梨平周辺を散策したが、今日は、夏に何回も
通っている登山道を進む。
しかし、登山道もすっかり雪に覆われており道も狭くてここでも
夏のイメージとは違っていた。

・夏とは違った雪の林道を歩いている感じで、視界も狭くやっと視界がひらけてきたのはいつもの明神岳が見える
少し登りの丘になった辺りで、そのまま進むと明神館に着いた。
 明神館から梓川方面に進み明神橋へ明神橋からは昨日も見えた「六百山と霞沢岳」が晴れ間にしっかりと見えた。
正面の明神岳が山頂に少し雲がかかっていたがまるで「マッターフォルン」の
ように雪を綺麗に纏っていた。
明神岳の奥に穂高連峰の山々が少し雲を纏っているが見えていた。

・明神橋を渡ったところで、ワカンの紐が一か所外れていたので直していると
朝日と雪が風に舞って「ダイヤモンドダスト」を見ることができた。
 ダイヤモンドダストの舞う中を先に進むと「山のひだや」の標識が有り
その先へ進むと「嘉門次小屋」「山のひだや」突き当りが「穂高神社奥宮」だった。

・穂高神社奥宮に参った後、その脇から明神池に向かい雪の積もった桟橋から
池や明神岳を眺めた。
 それから「梓川右岸」の車道や遊歩道をゆっくりと散策した、
途中滝が凍っているのか氷の塊が何個か落石ならぬ落氷?している箇所があった。
 また、遊歩道を歩いていると木の上に猿がちょこんと座ってこちらを見ていた、
この寒いのに平気で何か木の枝の割れ目に胡坐でもかいているような状態で
悠然に佇んでいた。
 この辺りで、リーダーが「デジカメ」を拾い、下山時に大正池辺りですれ違った
二人連れのものだと判り好い事をしたと皆喜んだ。

・河童橋を渡り軽い食事をとりながら名残おしく景色を堪能した、河童橋からの
焼岳は雲がかかって見えにくかった。
その後、小梨平へ戻りテント回収・パッキングしワカンからアイゼンへ付け替え、
重い荷物をまた背負って、下山へ。

・帰りは、軽い荷物の登山者には抜かれるが、上高地バスターミナル・帝国ホテルもあっという間に通り過ぎ、大正池で小休止。
大正池からは焼岳が見え、少し進んだところで大勢の猿達が木の枝に瘤のように
ぶら下がっているのを見た。
最後少し登りになって左に道を巻くと前方に釜トンネルが見えてきた、
釜トンネルでアイゼンを外しライトを点けて、少し長い降りの真っ暗なトンネルを
進んで行った。

・下山は思ったよりも時間がかからず釜トンネルを抜けることができ、
帰りのバスにも1時間前倒しで間に合った。
しかし、トンネル前で、タクシーが1台停まっておりその一台の運転手がリーダーを昔何回も乗せたことがある
平湯温泉で有名な「川上哲治」さんだった(ん…巨人軍??)。
 哲治さん曰く5人分全て乗せれるとのことで、1台に全て乗せてもらって
一人600円(3,000円)で平湯温泉まで戻ってもらった。
帰りの車内で、リーダーとの過去の話やまた平湯温泉を利用する時に便利な情報等を教えてもらった。

・平湯温泉の駐車場に着くと隣の車がバッテリ上がりしておりここでも車を移動しバッテリ充電を手伝った、また良いことをした皆感心しあった。
 その後、駐車場前の平湯温泉観光案内所の温泉に入った、600円で笠が岳も
見える露天風呂有りで貸切状態だった。
 風呂上りに、案内所の1階食堂で食事を取り家路に急いだ。
 この後も晴天で、東海北陸自動車道へ入る辺りでは、道の両側に雪で綺麗な山々の景色を楽しむことができた。
 しかし、しばらく高速を走っていると事故で高鷲IC〜白鳥ICが通行止めになり
19時には帰れると思っていたのに…
23時になってしまった…10台程の玉突き事故だったらしいが、
天気も良くいろいろ良いことをした1日だったが最後に散々な目にあってしまった。
運転してもらったメンバのIさんへご苦労様でしたありがとうございました。

その他周辺情報 ・平湯温泉\600
釜トンネル前
2016年02月06日 09:10撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
1
2/6 9:10
釜トンネル前
釜トンネル通過後
2016年02月06日 09:40撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/6 9:40
釜トンネル通過後
大正池ホテル前
2016年02月06日 10:28撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/6 10:28
大正池ホテル前
上高地観光センターへ
(風があったが柱の陰で昼食)
2016年02月06日 11:24撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
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上高地観光センターへ
(風があったが柱の陰で昼食)
河童橋
(階段は雪で埋まっていた)
2016年02月06日 12:05撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/6 12:05
河童橋
(階段は雪で埋まっていた)
小梨平のキャンプ場
(水曜どうでしょう風「ここをキャンプ地とする!!」)
2016年02月06日 12:10撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/6 12:10
小梨平のキャンプ場
(水曜どうでしょう風「ここをキャンプ地とする!!」)
明神岳
(少し晴れたので、散歩気分で!!)
2016年02月06日 15:54撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/6 15:54
明神岳
(少し晴れたので、散歩気分で!!)
本日の夕食(飛騨牛のすき焼き!!美味い!!)
2016年02月06日 17:37撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
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2/6 17:37
本日の夕食(飛騨牛のすき焼き!!美味い!!)
朝、これから明神池へ向かう
2016年02月07日 07:30撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 7:30
朝、これから明神池へ向かう
明神橋
2016年02月07日 08:32撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 8:32
明神橋
明神橋と明神岳
(マッターホルンの様に見える??)
2016年02月07日 08:33撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 8:33
明神橋と明神岳
(マッターホルンの様に見える??)
明神橋から六百山と霞沢岳を望む
2016年02月07日 08:35撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 8:35
明神橋から六百山と霞沢岳を望む
山のひだや
2016年02月07日 08:48撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 8:48
山のひだや
穂高神社 奥宮
2016年02月07日 08:53撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 8:53
穂高神社 奥宮
明神一之池
2016年02月07日 08:55撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 8:55
明神一之池
河童橋へ向かう遊歩道から見えた猿
(木の枝の上にちょこんと座りこちらを眺めていた)
2016年02月07日 10:11撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 10:11
河童橋へ向かう遊歩道から見えた猿
(木の枝の上にちょこんと座りこちらを眺めていた)
奥穂高は見えているかな??
2016年02月07日 10:20撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 10:20
奥穂高は見えているかな??
河童橋反対側
2016年02月07日 10:23撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
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河童橋反対側
河童橋から焼岳を望む
2016年02月07日 10:25撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
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河童橋から焼岳を望む
下山時、大正池辺りで木の瘤化した猿達
(見えますか…)
2016年02月07日 12:30撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 12:30
下山時、大正池辺りで木の瘤化した猿達
(見えますか…)
釜トンネル手前から焼岳を望む
2016年02月07日 13:01撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 13:01
釜トンネル手前から焼岳を望む
釜トンネルが見えてきた!!
2016年02月07日 13:11撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
2/7 13:11
釜トンネルが見えてきた!!
釜トンネル出口付近の信号機までの電光板
2016年02月07日 13:33撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
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釜トンネル出口付近の信号機までの電光板
釜トンネル出口へ
2016年02月07日 13:36撮影 by  DMC-TZ30, Panasonic
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釜トンネル出口へ
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