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Yamareco

記録ID: 8120618
全員に公開
雪山ハイキング
尾瀬・奥利根

残雪期の尾瀬から至仏山そして山ノ鼻から鳩待峠へ

2025年05月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:06
距離
11.9km
登り
910m
下り
909m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:28
休憩
1:35
合計
7:03
距離 11.9km 登り 910m 下り 909m
6:21
3
スタート地点
6:24
57
7:21
46
8:08
28
8:36
8:42
35
9:17
10:43
23
11:06
11:07
52
11:59
12:02
11
12:13
12:14
73
13:26
天候 曇りのちガスのちホワイトアウト
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
全行程残雪 ゆるくて重い雪
その他周辺情報 尾瀬戸倉温泉

装備

個人装備
チェーンスパイク、ストック

感想

ゴールデンウィークにどの山に行こうか?

残雪期の至仏山か? 雁坂小屋でテント泊して猪鍋を食らうのか?

前日ギリギリまで悩んだ末、ゴールデンウィークの

この時期にしか歩けない尾瀬に足を踏み入れることにしました。ただ軽アイゼンやアイゼンを持っておらずチェーンスパイクで行けるのか?不安はありましたが、山行記録やYouTubeの情報を確認するとチェーンスパイクで行くハイカーも多く、問題ないと判断、白銀の残雪期を楽しもうということになりました。夜、10時にと都内のある駅に連れをピックアップして尾瀬第一駐車場にむけて出発。

関越自動車道を北上していきます。途中、雨も降り出し、夜空には星も見えなかったので天気が危ぶまれました。

沼田インター出て、しばらく一般道を走り、深夜1時に尾瀬第一駐車場に到着。7割から8割がた、埋まってましたが、車を止めることが出来ました。

トイレを済ませ(清掃が行き届いていてきれいでした)仮眠をとることにしました。4時半起きにセット、エンジンを切り、アイマスクに耳栓をして、すぐに眠りにつきました。4時ころ、寒くて目が冷めました。エンジンかけっぱなしじゃエコじゃないし、毛布でも備え付けておくべきでした。寝袋もあったのですが、そこまで寒くならないだろうと、思いつくこともしませんでした。この時間になると、止まっていた車の中から、ぞくぞくと人が起き始めて準備を始めていきます。我々も、テント泊はやめめることにして、不要なものはザックから出していき準備万端、5時20分頃に並び始めて鳩待峠行きバスのチケット発券機に並びチケットを購入。

5時40分位に2台目のバスに乗車して、30〜40分の所要時間で6時過ぎに、鳩待峠に到着。

登山の玄関口の鳩待峠には星野リゾートが9月オープンに予定している「LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート」の建設途中らしき建物が見えました。

ちょっと横道にそれますが星野リゾートが、国内の国立公園を再開拓していくというニュースをやっていたのを思い出しました。計画では山小屋の常識を変える6つのプロミスを約束するのだとか、プライベートな寝室、温水洗浄トイレ、シャワーパウダールーム、肉魚卵の贅沢料理、ホテル内にラストコンビニ、充電Wi-Fi完備、山小屋の不便なのは当たり前の常識をくつがえす、新発想なビジネスモデルで運営しようとしています。今後、自然を壊さず、どう運営していくのか気になるところです。

あと、テント泊するのか? しないのか?について

最後の最後まで迷っていました。

行程的には日帰りでも余裕で行けるし、翌朝、テントを撤収してただ帰るのみというのも、何か味気ないし、1日もったいなあと、という事で出発直前にテント装備をザックから取り出し日帰りすることにしました。

鳩待峠でチェーンスパイクを早速履き、出発。

ペース良く、次々と先行者を抜かして行きました。朝靄なのか、ガスが立ち込める中、山頂を目指していきます。木の幹の周りでおおよその積雪量をはかることが出来ますが、約1m位あるでしょうか、

踏み跡はしっかりと確認出来るし、ある程度は踏み固められているので、思ったよりは歩きやすいと感じます。時より、向かい合わせの山々の姿が朝靄の隙間から覗かせます。スッキリと晴れてくれればと思いながら登っていきます。

歩行者の中にはピッケルをザックに取り付けている人も一、二割いました。皆が歩くところであれば要らないと思います。我々はストックでしたが、全く問題なかったです。途中、燧ヶ岳の方面が見え始めていたので、横道にそれ、30分ほど小休止して息を整え、行動食を口に頬張りました。

リスタートしたところから、山頂方面を眺めると

至仏山頂に近づくにつれて若干、斜度が急になりつつありました。それとともに、足への負荷も感じ始め、少しペースが落ちました。しばらくすると小至仏山頂に到着、そこは岩場で雪はありませんでした。外界の景色はやはり見え隠れてましたが、遠くを眺めると、鹿島槍ケ岳、唐松岳、白馬岳の姿が雲の上から覗かせていました。記念撮影をしてから、リスタート。ちょっと下りかけているのは、小至仏山だからでしょうか、滑って滑落しないように慎重に降り、また、そこから上を目指します。

途中、ベタ雪っぽくなり、足も取られて疲れますが、一歩一歩前進しながら、山頂に向かいます。

そうこうしている間に、山頂に無事到着しました。

ゴアテックスのレインウェアの下にはフリースを羽織、その下は2枚レイアリングしてました。行動している間は、時より暑くなったので、レインウェアを脱いだり羽織ったり、チャックを開けて温度調節したりしながらでした。山頂はちょっと風が有り、体が冷えかけていたので、また、羽織ました。

山頂では、時間もたっぷりあるので、ゆっくりしようと言うことになり、銀座カリー中辛のレトルトを煮沸し温め、そのお湯でモンベルの白ご飯(アルファ米)にお湯を入れ、15分待機してから、再度カレーを温めて、白ご飯の中で混合させて口に頬張りました。このレトルトやはり、本格的で美味かったので、この組み合わせは、必勝リレーとして今後、パターン化することに決めました。

あと、かぼちゃスープも美味しかったし、最後は温かいコーヒーで、まったりとしながら過ごすことが出来ました。山頂で満足いく煮炊きが出来たので、テント泊への未練が断ち切れました。

そこから、下山、ピストンで鳩待峠に戻ることも考えましたが、登リ時に下山者がさほどでもなかったので、やはり、時計回りで山ノ鼻方面から鳩待峠に向かう時計回りの一周コースが多いと判断し、山ノ鼻方面に下山することにしました。

ヒップスライダーをザックに縛り付けている人は、約二、三割といったところでしょうか、山頂から、山ノ鼻方面にヒップスライダーで降ろうとする人たちのあとを追うように、かかとツボ足でズボズボ降りていきます。山ノ鼻方面から登る女性に話を伺い、旗が立っているところを下ればとの情報を得て降りていきますが、旗竿は上部分しかなく、目標ルートが、いまいち、わかりづらい感じでした。

ヒップスライダーをやる人がいるため、そこらじゅうに足跡が有り、ルートをわかりづらくしていると感じました。そのせいで、途中、ルートがわからなくなり、ちょっとルートを戻って修正しました。

下山のタイミングで、吹雪いていたわけではありませんか、50m先の視界が見えないほどで、ちょっと不安を感じることもありました。

ヒップスライダーで滑ったスジ沿いを見つけ歩くのも、歩きやすいと感じました。

この雪歩きの下山も、しばらくすると、飽きてくるし、早く、山ノ鼻につかないかなぁと、必死無言でで下っていきました。しばらくすると、右方面にテント場と山小屋らしき、建物が見えて、盆地みたいな平らなエリアになりました。少し、雪解けが進んだのか、雪面の一面の一部の箇所には、すっぽりと大きな穴が開き、雪解けした水が川となり、池のようになっていました。

山小屋方面に歩き、テント場を通過した際に思いました。テント装備を車に置いていきましたが、持ってこなくて良かったなあと、テント泊して翌朝、帰るだけは、やはり気持ちが乗らないことを実感しました。水場で水を補充、トイレに立ち寄り、チェーンスパイクのフックが外れていることに気が付きました。ペンチやプライヤ工具がないので、嵌めて締め付けることが出来ませんが、家の鍵を使って広げ、嵌め込んで、とりあえず、この状態で鳩待峠に向かいました。単調なコースで雪景色もきれいと感じるのは最初だけ、しばらくするとやはり、飽きてくる。この山ノ鼻から鳩待峠までのエリアは、木の幹の周りで見ると積雪量は1mちょっとってとこでしょうか、木道なども、所々見えていましたが、雪解けが進むと、この景色も変わるのでしょうね。

途中、先行者に小さな子連れのインド系のファミリーが、歩いていました。長靴を履いており、滑り止め器具は一切着けてません。お母さんらしき人はスカートを履き、裾は濡れていました。

所々、急な斜面もあり、滑ったら数十m滑落しそうなところもあり、後ろから恐る恐る見ていました。中々、前を譲らないのも、山慣れしていないことは明らかで、どうして、こんなエリアに足を踏み入れてしまったのか?、疑問でした。途中、道を譲らないため、強引にも、追い抜かしましたが、危ないエリアは通過していたので、無事に戻れたのではないでしょうか。コースタイム的には1時間でしたが、雪歩きなので1時間20分ほどで、鳩待峠に到着しました。ベンチに座り、チェーンスパイクを外してしまい、バス時刻では1時間後の予定でしたが、すぐにしゅうさんがまとめて、バスチケットをまとめ買いしてくれ、バス乗り場に向かったことで、乗り合いタクシーの運転手から声をかけられ、すぐに乗ることが出来ました。しゅうさんの機転と判断には感謝と脱帽です。

乗り合いタクシーでは、揺られ揺られながら、思わず、疲れが出て、寝てしまいました。

30分ほどで、尾瀬第一駐車場に到着。運転手さんに、橋のたもとにある、尾瀬戸倉温泉は、営業しているのか?駐車場はあるのか?伺ったところ、やってるし、駐車場もあるから大丈夫と、車で、着替えて身支度を整えて、車で向かうと、温泉♨料金は600円と破格なやすさ、確かに、設備も老朽化しており、内風呂と外風呂各一つで、シャワーが5個しかなかったですが、こんな近くにあって、すぐに汗を流せたのは助かりました。お湯は、ぬめりがあり、ぬるすべって感じでした。湯音は内も外もぬる湯でした。ここから、帰宅の都につき、走っていて感じたのですが、日帰り温泉の数がやたらに多いなあと、また、旅館の数も多いなあと、競合がひしめくエリアで、共倒れせずに、やってけてるとしたら、すごいなあと、このエリア車で走っていて感じたこと、景色が素晴らしい、山間の間に、家々があり、美しい景色でした。考えてみると、外国人観光客が少なかったなあと、ここまでは、まだ、足を踏み入れていないんだなあと思いました。

お腹も空いたし、食事🍴をネットで探していたのですが、ネットでは、食べたいものが見つからず、走っていると、あおぞらというお店「地元に愛され50年」という看板が、沼田インターに近づくにつれて、多くなり、焼肉と中華そばと書かれていました。直感に任せて良さげな店に入ろうと思っていたので、やはり、地元民に愛されているならと、お店に到着すると、車もたくさん停まってるし、ここにしようと言うことで、店に入りました。

テーブルにおいてあったメニューに上州定食が目に入り、これボリュームもあり、良さそうだなあと、決定。

サラダもたっぷり目で、わかめスープも美味しく、豆腐もついて、また、肉もカルビと豚で、予想よりも少し多めで、とても歯ごたえもあって柔らかく、美味しかった。最高の選択でした。

今回は日帰りで良かったです。今度は、山友とも

至仏山と燧ヶ岳をテント泊して、周遊して来ようと言うことになりました。また、必ず来たいと思います。その時は、また、あおぞらに立ち寄り上州定食を食べたいなあと思いました。

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