景鶴山 (見晴に2泊)



- GPS
- 13:23
- 距離
- 34.1km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,141m
コースタイム
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 3:08
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:30
- 山行
- 3:01
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 3:18
天候 | 5/4曇り、5/5晴れ、5/6曇り小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
5/6 鳩待峠8:00頃(乗合タクシー)8:25頃 尾瀬戸倉9:05(関越交通バス)10:32沼田駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳩待峠〜山の鼻:ほぼ雪上、山の鼻〜牛首:一部木道浸水している箇所あり、牛首〜見晴〜東電尾瀬橋:雪原問題なく歩ける。 東電小屋〜笹山〜1653m峰:一部雪が薄くなり藪が出てき始めている。5/5はまだ大丈夫であったが、来週は無理かも。 1653m峰〜与作岳〜景鶴山東:積雪あり問題なし 景鶴山東〜景鶴山:1番目の岩は右から巻く巻いたあと木のあるところから雪壁直登ステップあり。2番目の岩も右から巻く。 アイゼンは必要。ピッケルはあった方が良い。 雨も降るし、来週はルート変わっているかも。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
半袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
テムレスグローブ
予備手袋
防寒着
雨具上下
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバ
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
連休後半、池口岳に行こうかと思っていたが、残雪が多く、他の人の記録が全く出てこない。これは登れるのか? ということで残雪が多いなら、残雪期限定の山がまだ登れるのではないかと記録を見て行くと、例年、連休後半にはすでに藪が出ている景鶴山がまだ登れそう。
はじめは見晴にテント泊で行こうかと思っていたが、燧小屋のホームページを見たら、空室有りになっているではないか。
重い荷物を背負って、尾瀬ヶ原の踏み抜き地獄は嫌であったので、直ぐに予約の電話を入れた。
以前、景鶴山には、見晴テント泊で一泊二日で向かったが藪に阻まれ、タイムアップで断念した事があるので、今回は満を持して二泊三日で臨む。
5/4 9:20、ミドレンジャー氏と待ち合わせ、沼田駅から尾瀬戸倉方面行バスに乗る。バス内は尾瀬に行くとおぼしき人は他に1名。少ない・・・やはり、連休初日の3日に皆入山しているんだろうな〜。
戸倉で鳩待峠行き乗合タクシーに乗り換えて、さて、歩き始める。
山の鼻までは、これと言って難しいことも無く、曇り空の尾瀬ヶ原に向かって、淡々と雪道を下る。
山の鼻からは、尾瀬ヶ原の木道をトレースしていると思われる雪原の踏み跡を辿る。
ヨッピ川を渡ってしばらく行くと、木道の周りの雪が溶けて、木道の上にだけ雪が腿の高さぐらい残っているところにさしかかる。
木道の周りの湿原は水をジャブジャブ湛え、積もった雪もいつ崩壊するか、わかったものじゃない。やがて、周りが雪原になってきたら、木道から外れて、雪原を歩く。今年は雪解けが遅いので、尾瀬ヶ原の大半のエリアは、雪原を歩いても問題ない。
しかし直ぐに、雪解けで木道も水没している区間にさしかかる。幸いにして深さは、足首の少し上くらいなので、木道を外れないようササッと渡れば、スパと防水の効いている冬靴のお陰で浸水はなし。むしろ、浸水するのは踏み抜いた時。
その後は雪原を淡々と進むだけ。時折、踏み抜きが襲いかかってくるが、kokudoは踏み抜きはあったものの、靴への浸水は免れた。(今日は全線ツボ足+wストック)
今日の宿、燧小屋へは、14時半頃チェックイン。
早速、缶ビールで乾杯し、16時からのお風呂を待つ。お風呂は石鹸不可だが、身体を温め、汗を洗い流せるだけでも天国である。
夕食は17時半から。とても美味しい!満足したら、瞼を開けて居られず、19時には寝てしまった。
5/5アタックの日。5時過ぎ起床、6時からの朝食は5時半過ぎには提供開始。夕飯に負けず劣らずの美味しさ。
6時20分過ぎ、出発。まずは、GPSで東電尾瀬橋を目指して雪原を直進する。
昨日、雲がかかって見えなかった、至仏山、燧ヶ岳、そして景鶴山のいずれも今日はよく見える高曇りの天気。
尾瀬ヶ原から見た景鶴山は、なだらかな山稜にポコっと飛び出た餃子のように見える。
東電尾瀬橋は冬の間も渡り板を抜かないので、ヨッピ橋のように、鉄骨に足をかけて行くようなことをしなくて済むので助かる。
橋を渡ったら、左手東電小屋を目指す。小屋でアイゼンを着けてから尾根に取り付いて、適当な踏み跡を拾いながら、基本、尾根に忠実に登って笹山ピークを目指す。
南斜面なので、ツリーホールが大きく広がって、そろそろ藪が出るかなというところもあるが、まだまだ、雪の斜面を直登出来る。
笹山から一旦下って、今度は1653m峰に向かって登る。
1653m峰までで2箇所ほど、藪が出始めている所があった。この日は回り込んで藪にはつっ込まずに済んだが、来週はもう無理かも。
1653m峰を越えてくると、時折、燧ヶ岳や会津駒ヶ岳、至仏山や、景鶴山のピークが見えてくる。
高曇りで遠望が効くので今日は良い感じ。
与作岳の山頂まで来ると、ホントに平らな平ヶ岳や、荒沢岳、守門岳など奥只見の山々が見えてきた。楽しー。
一度鞍部に下って、登り返すと景鶴山の頂上部を望む平坦な所に出る。
他の方はここで荷物をデボしていたので、我々も真似して、ここからは、Wストックをピッケルに代えて空身で頂上を目指す。
まずは急斜面のヤセ尾根にさしかかるが、ここは思ったほど怖くない。
そして、1番目の岩は、5/1までのレコでは、左を巻くとあったが、右から巻く道が出来ていて、それを辿って、木の生えているところから、雪壁に取り付く。雪壁には既に先行者のステップが切ってあり、落ちたらオシマイではあるが、慎重に進めば、問題はない。
次の2つ目の岩は事前情報通り、右から巻いて、あとは頂上へ。
頂上部は狭いが、若干の、平坦地があり、かすれた山名標識があった。
眺めは素晴らしく、至仏山から遠くに日光白根山、尾瀬ヶ原を一望する南側は言うまでもなく、北の奥只見の山々から燧ヶ岳。良い景色である。嘗て道があった頃は、夏の景色も、見えただろうに…
我々が登頂した前後がラッシュ時間帯のようで、我々を含めて10人ぐらいがこの時間に集中した。
(この日このコースで行きあったのは13人くらい)
やはり、早朝鳩待峠を出て、16時半の最終日帰りの人が多いのであろう。
登頂したころから、天気は晴れになり、景色も、ますます良くなる。
我々は、泊まりなので急がなくてもよいが、雪の下り道は捗ってしまう。
笹山の北側鞍部までは往路をそのまま戻り、そこからは他の人のログの点が多い、東側の沢沿いに下って、東電尾瀬橋の東側に下りた。 その後は、橋を渡って見晴へ。
見晴ではウッドデッキで山菜そばとビールで登頂を祝う。
「涸沢とかは、人が多くて大変だろうな〜」とか言いながら、人気が無いのを良いことに、アイゼンやら、装備を干しながら、更にチューハイまで空けてしまう。
その後、お風呂と夕食を堪能して、今日も20時頃には寝てしまった。
(今日はWストック、景鶴山付近のみピッケル。東電小屋まではツボ足、以後はアイゼン)
寝ている時に、雨が屋根を叩く音が聞こえてきた。5/6午前三時、昨日の朝の予報では雨は午後からだったはず。
慌てて、天気予報を見ると、いつの間にか朝から雨に変わっている… それで、昨日は泊まりが少なかったのか…
予定では5時半出発のつもりであったが、8時過ぎからは雨が強くなる予報。
ミドレンジャー氏も目を覚ましたので、明るくなったら出発しようと、予定を早めることにした。
尾瀬ヶ原の、雪原が雨でベチャベチャになったら、大変だし。
雨で気温があまり下がらなかったせいか、雪のコンディションは緩め、だが、心配していた木道浸水区間は、緩め凍結の状態で、靴への浸水は免れた。
だが、融雪により、木道の上にだけ雪が残っている区間では、雪原に迂回したあと木道に戻る場所を見落とし、ロスタイム… なかなか、難しい。
山の鼻からは淡々と雪道を登り、鳩待峠には8時に到着。客待ちしていた乗合タクシーに飛び乗って、戸倉には8:25頃到着。バス停前のトイレで着替えて、荷物を整理しているうちに雨が本降りに。今回は雨を逃げ切った!
(最終日は全線wストック+ツボ足)
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